…まあ決着は着く予定です。
まあ見てやってくださいな。
『ここで東隊長のアイビス狙撃が炸裂!影浦隊長が緊急脱出!!』
『遠くで戦況を見ていましたね。綾瀬川隊員ギリギリの狙撃。影浦隊長のサイドエフェクトを考慮してギリギリで撃ったんでしょうか。』
嵐山はそう考察する。
『いや…あいつの仕業だろ。』
『と、言いますと?』
『…あいつ、東さんを利用しやがった。影浦隊も鈴鳴も東隊も全部あの化け物の手のひらの上で踊らされてるに過ぎないって訳だ…。』
──
緊急脱出した影浦。
その事に一番驚いていたのは他でもない、影浦を撃ち抜いた東本人だった。
(綾瀬川を狙ったつもりだった…。まさか俺があそこで狙撃することを読んでいたのか?)
点にはなったものの落としたのは綾瀬川と言っても良いだろう。
「本当に…恐ろしい奴だな…。」
そう呟きながら東はアイビスを向けた。
──
影浦が落とされた瞬間、ここにいる人間は東の射線が通らないようにしゃがむ。
『真登華、鈴鳴の狙撃手も狙える位置にいるはずだ。予測でいい、ある程度絞ってくれ。』
『分かりました…!!』
そう言うとオレは屋上の塀に立つ。
「じゃあオレはこの辺で。生きてたらまた戦闘になるかもしれませんね。」
そう言って後ろに倒れ込み落下する。
『!、太一!!』
来馬は2時の方向で待機していた別役に通信を入れる。
『了解っす…!!』
すぐさまライトニングを向けて放つ。
ギィン…!!
一瞬こちらに目を向けたかと思うと、極小の集中シールドで防がれる。
『見つけた。真登華、マーク付けてくれ。』
『は、はいっ。』
そして建物で射線を切ると着地し、バッグワームを羽織り、別役のいるマンションに駆け出した。
──
一方のマンション屋上は綾瀬川が消えたことにより、鈴鳴と影浦隊で2対1になる。
「ちょ、鋼くーん?太一くんがまずいんじゃない?さっきまでみたいに共闘して綾瀬川くんやろーよ。こ、弧月降ろして…!!」
「悪いなゾエ。うちはまだ0ポイントなんだ。…旋空弧月。」
「どひ〜!!」
ここで北添が緊急脱出。
しかし、北添は死に際にメテオラを鈴鳴第一の足元目掛けて射出。
屋上の床が崩壊し始めた。
──
『北添隊員緊急脱出!!鈴鳴第一1ポイント獲得し、ここで影浦隊が全滅した!死に際のメテオラで点を取ろうと試みるも得点にはならず!しかしマンションが崩れ始めたぞ…!!』
『鈴鳴は全員残っていますからね。別役隊員の元に向かった綾瀬川隊員を追う形になるでしょう。…まあこの隙を東さんが逃すとは思いませんが。』
アイビスの銃声1発。
瓦礫の隙間を縫って来馬を吹き飛ばす。
ここで来馬は緊急脱出し、東隊が2ポイント目をあげた。
「っ…!!」
村上は何とか体制を立て直すとバッグワームを羽織り、建物で射線を切った。
そして別役の元に向かうべく走り出した。
『村上先輩!やばばっス!!綾瀬川先輩がこっち来てます〜!!』
『撒けそうか?』
『やってみるッス!!』
『すぐに向かう。今、ルート表示してくれ。』
『了解。』
──
『…清澄先輩、東さんがレーダーに写ったり映らなかったりするんですけど…これどうします?』
『…真登華への嫌がらせだろ。無視しておけばいい。』
『あ、なるほど…。清澄先輩は凄いですね。1人で3点取って…私なんて必要ないかも。』
『…馬鹿言うな。まだ働いて貰うぞ。射線はお前に任せるからな。』
『…了解です。』
そう言う真登華はやはり暗かった。
加わってこない柿崎隊の面々からも重い空気を感じた。
『!、村上先輩がレーダーから消えました。気を付けてください。』
『ああ。少し集中する。真登華はなにか動きがあったらすぐに教えてくれ。』
『了解。』
情報を記憶に絞りこむ。
ランク戦前に見たマップの建物の配置、さっき撃った時の別役の位置。
そこからの動きを計算して位置を割り当てる。
…見つけた。
オレはトリオンキューブを2つ取り出すと2つを合わせる。
その瞬間、目前に弧月が現れる。
「っ…!!」
俺はどうにか後ろに飛び退いて躱す。
バッグワームを羽織った村上だった。
『ご、ごめんなさい先輩!アラートミスです…!!』
『…問題ない。射線が通らない道はあっちも分かってるだろ。…真登華は東さんと別役だけを警戒しててくれ。』
『分かり…ました…。』
──
『ここでついに綾瀬川隊員と村上隊員が衝突!勝負の命運を分ける一騎打ちとなるか!』
『一見すると村上隊員有利ですが…東さんも潜んでる以上お互い攻めづらいでしょう。射線は通らないとはいえ、東さんは近距離でも当ててきますからね。バッグワームで近づかれたら気付かないでしょう。』
──
「やっぱりなにかやってただろう、綾瀬川。」
「言ったでしょ?ピアノと茶道やってたって。」
「ふっ…前に聞いた時は書道だったがな。」
「…茶道もやってたんですよ。」
「…そうか。」
村上はそう言うとレイガストと弧月を両手に持ちオレに切りかかる。
それに対してオレは弧月を2本抜いた。
「!…流石に…お前に
「…」
村上先輩の攻撃を弧月2本で受ける。
「スラスター。」
村上先輩は距離をとるとレイガストをスラスターで射出する。
弧月てそれを弾くと、隙を突いて村上先輩が切りかかる。
上体を傾け、それを避けると、村上先輩はさらに連撃を繰り出してくる。
それを弧月で受けるか躱して捌く。
そうやって村上先輩の攻撃を
弧月を振る速度、切り返しのタイミング、レイガストの動き。
それを分析した脳は相手の動きを演算する。
「…旋空弧月。」
「!」
その言葉に村上先輩は一歩引く。
しかし、旋空は放たれず、弧月はただ空を切る。
「っ?!」
オレはその隙を逃さない。
視界を覆うようにガードのスタイルを取る村上先輩の視界のさらに下から切り込む。
そして2本目の弧月が下から村上先輩の弧月を持つ手首を切り裂く。
「っ?!」
村上先輩はどうにか後ろに飛び退きレイガストを構え直す。
──
『で、出た〜!!綾瀬川隊員のブラフ!…からの奇襲で村上隊員、利き手を失ってしまう!!』
『さすがの鋼も初見のあれはビビるだろ。これは綾瀬川の勝ちだな。』
──
レイガストを構えどうにか飛び退き、引き気味にオレの弧月を受ける村上先輩。
防御が上手いな。
サイドエフェクトで読んでも、鉄壁の守りに隙は後ろしかない。
オレは弧月で村上先輩のレイガストを止めながらトリオンキューブを分割する。
「っ…スラスター…!!」
村上先輩はスラスターでオレの弧月を弾くと、その勢いのまま上に飛び退く。
瞬間、村上先輩を貫くアイビスが襲いかかった。
その方向を見るとバッグワームを羽織り、アイビスを構えた東さんの姿があった。
「ちっ…。」
流石にこれだけおこぼれを拾われると腹が立つな。
距離は35mってとこか…
「旋空弧月。」
放たれたそれは建物を切り倒しながら東さんに迫る。
東さんはアイビスを盾にしてどうにかそれを受ける。
そのままオレは距離を詰める。
「っ…!!」
東さんはすぐさまアイビスを取り出しオレに向ける…
「!」
ことは無かった。
オレの斜め後ろ?
そこに目をやるとトリオンキューブが置かれている。
置き玉か?
だがその距離じゃあ巻き込めない…。
そう思った時、視界のすぐ右に大量のトリオンキューブが目に入る。
撃たれたトリオンキューブが爆発すると、連動するようにいくつものトリオンキューブが爆発を起こす。
メテオラの連鎖爆発だった。
東さんは爆発に気を取られたオレにライトニングを向けた。
「…やられましたよ。だけど勝ちは譲らない。」
オレはそのライトニングを蹴り飛ばす。
「おいおい、大人しくやられてくれよ。」
そのままオレは東さんの首を切り飛ばした。
そして爆風がオレを包み込んだ。
──
『こ、ここで試合終了!!結果は4対4対3対3!東隊と柿崎隊の同率1位という結果になった…!!』
柿崎隊
柿崎 0P
照屋 0P
巴 0P
綾瀬川 4P
合計 4P
東隊
東 4P
小荒井 0P
奥寺 0P
合計 4P
影浦隊
影浦 2P
北添 0P
絵馬 1P
合計 3P
鈴鳴第一
来馬 0P
村上 1P
別役 0P
生存点+2P
合計 3P
東さん凄いやつ設定は崩したくないんだよなぁ。
綾瀬川無双と見せ掛けた綾瀬川&東さん無双。
各キャラからの印象&各キャラへの印象
宇井真登華→凄い。私なんて…
東春秋→とんでもないな。
小荒井登→怖い。まじでトラウマ。
宇井真登華←後輩。頑張ってる。
東春秋←やられた。俺がしてやられるとは思わなかった。
小荒井登←ちょっとやりすぎたと思ってる。
感想、評価等よろしくお願いします!!
幕間何読みたいんじゃワレェ!
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誰かの独白。多分榎沢か三輪。
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掲示板形式のやつ。(作者無知)
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日常小話。
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if(綾瀬川VSボーダー)
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住民税高すぎ。