『おーっと〜!ここで柿崎隊と生駒隊の戦闘に二宮隊と戦っていた綾瀬川隊員が合流〜。』
『いこまセンパイは右手やられてるしここであやせセンパイが加わると生駒隊はしんどいかもね。』
『あれ?でも綾瀬川くんがここに来たってことは…』
『『…あ。』』
──
『きよぽんバケモンっすわ。あの状況でライトニング避けれます?』
隠岐はグラスホッパーを使って距離をとる。
『ごちゃごちゃ言ってないで早く高台とりーや。このままじゃウチが不利やで。』
隠岐の悪態に細井が返した。
『ハイハイ。もう着きますわ。イコさ…
…嘘やん。』
そんな隠岐の視線に飛び込んだのはこちらに放たれる弾の雨。
隠岐は急いでグラスホッパーを展開し、離脱を図る。
しかし降り注ぐ弾に次第にガードを優先し、動けなくなる。
「ごめんね、隠岐くん。ウチは1人やられちゃったから…1点貰ってくよ。」
「ホンマ勘弁してくださいよ…。」
そのまま、隠岐は犬飼のアステロイドで緊急脱出した。
──
『二宮隊からは逃げられず〜、ここで隠岐隊員が緊急脱出〜。』
『ていうか普通受けきれないよね。二宮さんと犬飼くんの連携なんて。』
『そーだよね〜…。』
そう言って国近は生駒隊の前で弧月を構える綾瀬川に目を向けた。
──
『隠岐が落ちたで。』
細井からの通信が生駒隊に入る。
『すんません。ありゃ無理ですわ。』
作戦室に戻った隠岐は謝る。
『てかきよぽんあの二人から逃げてきたん?辻ちゃん落として?ヤバない?』
『ヤバいっす〜!』
『戦闘中やろ。仕掛けて来ますよ、きよぽん。』
綾瀬川はトリオンキューブを分割するとバイパーを放つ。
『イコさん、引きますよ。さすがにしんどいでしょ。』
「…せやな。」
生駒はシールドを構えて飛び退く。
「ホンマは戦いたかったわ。今度は右手がある時にやろな、きよぽん。」
「…きよぽん…?」
首を傾げながらも綾瀬川は逃がすまいとバイパーで追う。
しかし陽動の為に放たれた水上のアステロイドに阻まれる。
「直ぐに追いましょう!」
照屋は片手で弧月を構えた。
「いや、2手に分かれよう。」
照屋の意見に柿崎はそう返した。
「二宮隊が消えた。下手すりゃ二宮さんの弾幕で全滅だ。清澄は生駒隊を追ってくれ。俺たちはバッグワームで回り込む。」
「「「了解。」」」
「二宮隊がどこにいるか分からねえ。気をつけて動けよ。」
『真登華、清澄のサポート頼むぞ。』
『りょーかい。』
──
『清澄先輩、生駒さんは手負いです。』
真登華の通信が入る。
『…了解。文香か?』
『そうです。もぐら爪使ってて…本当に凄かったんですよ?』
真登華が興奮気味に言った。
『…そうか。』
『…真登華、こっちにも聞こえてる…。』
照屋の恥ずかしそうな通信が入った。
『あ、ごめんごめん。』
メテオラでの陽動から弧月を囮にしたスコーピオン奇襲…ってところか。
小南に預けて正解だったな。
大方予想通りの方向に進んだ。
予想外なのはその成長速度。
これは化けるかもな。
そう考えているとレーダーに動きが。
誰かがレーダーに入った。
『生駒先輩がレーダーに移った。他の2人もバッグワームつけて一緒にいるかも。』
オレは足を止める。
いや、この場合は…
オレは隠れられそうな建物の陰に視線を移す。
そこにはバッグワームを羽織り、弧月を構えた南沢が。
「ちょ…バレてます〜!!」
南沢の奇襲を弧月で受ける。
鍔迫り合いになり、オレは南沢の腹を蹴飛ばす。
後ろに飛ばされるも、グラスホッパーで直ぐに体制を立て直す。
「ダメっすわ、イコさん。バレました。」
そのすぐ後ろの建物から水上が顔を出す。
話している相手は生駒なのだろう。
こちらにアステロイドを放って来た。
…いや、メテオラか。
シールドを解き、オレは飛び退く。
土埃をかき分けて、南沢が飛び込んできた。
「気いつけや海。辻ちゃん倒した相手やで。」
「分かってますって〜!」
本当に分かっているのか、舌を出しながら楽しそうに俺に斬りかかってくる。
オレは弧月を交えつつ、それを避ける。
そして飛び退くと旋空の構え。
「旋空弧月。」
「!、やば…!!」
南沢は直ぐに飛び退く。
しかしオレが放つのは隠れて作っておいたバイパー。
オレの後ろにあるトリオンキューブが輝き、オレを避けるようにそれが放たれる。
「ちょ、マジでやばい!」
南沢は直ぐにシールドを張るも、バイパーは弾道を変えてシールドを躱すように曲がる。
「なんや水上。お前の嘘つき真似られとるやん。」
しかし現れた生駒により張られたシールドにそれは防がれる。
「つーかヤバない?3対1でも負けそうやん。」
「…いや、さすがにしんどいでしょ…」
そう言ってオレはグラスホッパーを展開。
「…もう1度二宮隊とやるのはごめんなんで。」
「「「!」」」
生駒隊の後ろの貯水タンクが破壊される。
「おいおい、嘘やん。」
水上がポツリと零した。
その奥には、両手をポケットに入れ、トリオンキューブを分割する二宮が立っていた。
その隣には犬飼が二宮を守るように立っている。
オレはグラスホッパーで柿崎達の元に向かいつつ、イーグレットを二宮に向け放つ。
しかし犬飼の集中シールドに防がる。
「っと…油断も隙もないね、綾瀬川くんは。」
「放っておけ。今は生駒隊だ。点を取るぞ。」
「了解。」
二宮はハウンドを放つ。
「ちょ、きよぽん逃げる気かいな!」
「最悪やな…。」
「覚えときやきよぽん!絶対その変わらん面笑わせたるからな!!」
生駒のよく分からないセリフを背にオレは戦線を離脱した。
──
『うわ!綾瀬川くん上手い!っていうかえげつない!手負いの生駒隊に二宮隊をぶつけちゃったよ。』
『本人はさっさと離脱しちゃうしね〜。』
『生駒さんは旋空なしでも強いけど利き手失ってちゃさすがに無理だよね…。』
──
『二宮隊を生駒隊にぶつけました。今からそっち向かいます。』
『清澄先輩えげつな〜。絶対生駒隊清澄先輩の事許しませんよ。』
『知るか。…て言うかきよぽんってなんだ?』
『あだ名でしょ。いいじゃないですか。私もきよぽん先輩って呼びましょうか?』
『絶対にやめろ。』
すると離脱した戦場から緊急脱出の光が上がる。
『今のは誰だ?』
『生駒隊の水上先輩だね。二宮さんの点になったよ。』
柿崎の質問に真登華が返した。
そのタイミングでオレは3人と合流する。
「決着が付いたタイミングを見計らって俺達も行くぞ。」
「了解。」
そう言ってオレはバッグワームを羽織った。
さらに緊急脱出の光が上がる。
『…不味いよ、少しペースが早い…今落ちたのが海くんで生駒さんだけになっちゃった。』
そういった直後さらに光が2つ上がる。
『生駒さんと犬飼先輩が相打ちになった。急がないと…!』
オレはグラスホッパーで急加速する。
しかし、もう1つの光が空に上がってしまった。
『二宮隊長が自発的に緊急脱出〜。そしてここで試合終了〜。4対3対1B級ランクROUND4は二宮隊の勝利と言う結果になった〜。』
二宮隊
二宮 3P
犬飼 1P
辻 0P
合計 4P
柿崎隊
柿崎 0P
照屋 0P
巴 0P
綾瀬川 1P
生存点+2P
合計 3P
生駒隊
生駒 1P
水上 0P
隠岐 0P
南沢 0P
合計 1P
──
「…すいません。間に合いませんでした。」
「…まあしょうがないさ。新しいスタイルも試せたし問題ないだろ。…皆よくやってくれた。戻るぞ。」
「「「了解。」」」
──
『二宮さんの勝ち逃げだね〜。水上くんが落ちる時二宮さんの片腕奪って無かったら二宮さんも柿崎隊とやり合うつもりだったかもね。』
実況の国近がそう説明する。
『さてさて、今回のランク戦2人はどう見るかね〜?』
『うーん、ほとんど1人で生駒隊を全滅させちゃう二宮さんは相変わらずヤバかったね〜。』
『生駒隊もいつも通り動けてたと思うよ。ただ後手に回っちゃってた感はあるかな〜。特にイコさんが利き手失っちゃったのが大きかったかな〜。』
北添は口をとがらせて説明する。
『あ!それで思い出したけど照屋センパイの新しい戦い方が面白かったね!柿崎センパイもレイガスト使ってたし!』
『確かにそーだね。今シーズン初めての負けだったけどこのスタイルを確立させれば柿崎隊はもっと強くなりそうだよね。…相変わらず綾瀬川くんもやばかったし。二宮隊3人と戦って生き残るなんて…うちの隊長でも無理なんじゃない?』
『…確かに。太刀川さんでも無理かも…。っと、話が逸れちゃったね。じゃあ今回ランク戦は柿崎隊にとって良い学びの場になったかもね。さて!今回のランク戦の結果を受けて順位が変動〜。柿崎隊は5位に躍り出ました。そして次の相手は王子隊と香取隊だね。』
『お、香取隊と柿崎隊が当たるのは久々だね。今は鈴鳴に抜かれちゃったけど元々は上位で柿崎隊が上位入りして押し出される形で中位になっちゃったから勝ちたいとこだよね。』
北添はそう話した。
『そうだね〜。さて、じゃあこの辺で終わろっか。次はROUND5で会いましよ〜う。さよーならー。』
ROUND4終了後
1位 二宮隊 28P
2位 影浦隊 25P
3位 生駒隊 21P
4位 弓場隊 21P
5位 柿崎隊 20P
6位 王子隊 19P
7位 東隊 19P
8位 鈴鳴第一 18P
9位 香取隊 17P
10位 荒船隊 15P
11位 漆間隊 14P
12位 那須隊 14P
13位 諏訪隊 13P
各キャラからの印象&各キャラへの印象
生駒達人→許さん!笑わせなきゃ気がすまんわ!こっちみいや!…生駒達人、歌います!
水上敏志→頭ええな。よく見たらイケメンやん。↑なんでやねん。
隠岐孝二→ヤバいな。きよぽんやばいな。今度ノールック狙撃教えてもらわな気がすまんわ。
南沢海→ヤバいっす…!今回のランク戦のログ2万回見るっす!!
二宮匡貴→戦闘能力の高さを認める。頭の良さも。
犬飼澄晴→興味。予想以上にすごい。
辻新之助→強い。
生駒達人←…きよぽん?
水上敏志←嘘つきブロッコリー先輩。
隠岐孝二←グラスホッパースナイパー。バイザー俺もつけようかな。
南沢海←元気。いい子そう。
二宮匡貴←さすがNO.1射手。強い。
犬飼澄晴←仲良くなれそう。
辻新之助←太刀筋がいい。話しやすそう。
ちょっと雑な感じに終わりましたがROUND5はこれで終わりです。
あの二宮が勝ち逃げする訳ない!って思う方もいると思いますが私は普通に二宮はすると思ってます。
4点も取って片腕失ってるんで。
感想、評価等よろしくお願いします。
幕間何読みたいんじゃワレェ!
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誰かの独白。多分榎沢か三輪。
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掲示板形式のやつ。(作者無知)
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日常小話。
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if(綾瀬川VSボーダー)
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住民税高すぎ。