投稿致します。
それと前回の話少し修正しました。
話っていうかあとがきの印象を書くコーナーで他の話はフルネームなのに前回だけ苗字のみになっていたので修正しました。
──トリオン供給機関破損、照屋、緊急脱出。
照屋の緊急脱出を告げる機械音が響く。
「ふぅ、いい感じじゃないか?結構ヒヤヒヤしたぞ。」
「…」
綾瀬川の言葉に照屋はジト目で睨む。
「攻撃当たらなすぎじゃないですか?私の初見殺し全部効かないじゃないですか…。」
「拗ねるなよ…。オレにはサイドエフェクトがある。オレ以外の相手なら何発かは引っかかるだろ。」
「…そう言えば清澄先輩のサイドエフェクトって結局何なんですか?あの後も後で話すとか言ってまだ聞いてませんよ?」
「そうだな…。それは皆の前で話した方が良さそうだ。」
そう言って綾瀬川はこちらに歩いてくる柿崎と巴に目をやった。
──
「なるほど、分からん。」
オレの説明に柿崎はキッパリとそう言った。
「でしょうね。オレが説明をしなかった理由に言っても意味が無いって言う理由があるんですよ。虎太郎、分かったか?」
「え?いや、俺は…分かろうと努力はしました。」
「それに話した所でオレにしか使えないんじゃ意味無いでしょう。」
「それもそうだな…。」
柿崎は苦笑いでそう言った。
「でも攻撃手にとっては喉から手が出る程欲しいものかもしれませんけど…使いこなせる人は少なそうですね。」
照屋は考え込むように言った。
「確かに…それ使いこなしてる清澄先輩って何者なんですか?…人間やめてます?」
「失礼な奴だな…。まあ…あれだ。
…古参だからな。」
「またそれかよ…。一応俺もかなりの古参なんだがなぁ…。」
柿崎は呆れるように言った。
「…ま、そのサイドエフェクトを持ってる奴がうちの隊に来てくれて良かったよ。…それよかまだ何か隠してる訳じゃねーよな?」
柿崎が疑るような目でオレを見る。
「…どうでしょうね。」
「お前なぁ…。ま、無理には聞かねえよ。人には事情ってもんもあるからな。」
オレのとぼけるような言葉に柿崎はそう返した。
「よし、じゃあそろそろ休憩は終わり。新戦術の練習始めるぞ!」
「「「「了解です。」」」」
──
「それじゃあそろそろお開きにするか。明日の夕方は防衛任務だからな。忘れるなよ。それが終わったら明後日のROUND5の最終調整だ。」
「分かってますって。」
「じゃ、私この後綾辻先輩と約束あるので失礼しまーす。」
そう言って真登華は手を振る。
「私玉狛行くんですけど清澄先輩はどうします?そろそろ行かないと小南先輩が…。」
文香はそう言ってオレに尋ねた。
「…そうだな。オレも行くよ。」
「じゃあ俺も行くかな。迅とも久々に会いたいし文香を見てもらってる礼を言いに行かなきゃな。」
オレに続いて柿崎もそう言った。
「じゃあ俺は母が迎えに来てくれるので。」
虎太郎は親が迎えに来てくれるらしい。
柿崎隊の作戦室の前でお開きとなった。
──
「やっと!やっと来たわね!!綾瀬川!!」
そう言って小南はオレにヘッドロックをする。
「悪かったからやめてくれ…。」
「なんで!あれから!1度も!顔を出さないのよ?!」
しかし小南は緩めることなくオレを押さえつける。
「まあ色々忙しくてな。…主にランク戦。」
「それなら来れる時間あったじゃないのよー!!」
小南は涙目でさらに強める。
「ま、まあまあ小南、清澄も次のROUND5のために色々腕を磨いてたんだ。転校のこともあったんだし許してやってくれ。な?」
柿崎がまるで子供をあやすように言った。
「その辺にしとけ小南。入口の前でみっともないぞ。」
そう言うのは
ボーダー唯一の完璧万能手だ。
「…何事っすか?」
木崎の後ろからやって来たのは
玉狛の万能手だ。
「ちょっと訳ありでして。大人数で押しかけてすいません。お邪魔して大丈夫ですか?」
柿崎は木崎に申し訳なさそうに言った。
──
「なるほど。最近照屋がここに来るようになったのにはそう言う訳があったのか。」
木崎はキッチンで料理をしながら言う。
「…うちの小南がすまなかったな綾瀬川。」
「いえ、オレが顔を出さなかったのが悪いんで。」
小南はリビングの端でオペレーターの
「なんだ、ずいぶんとさわがしいでわないか。」
そこにカピバラに乗った幼児が現れる。
「…」
なんだ、カピバラに乗った子供か…。
2度見する。
「…なんすか?これ。」
「
「そうだ、きにするな。」
「…気になりますけどね。…てかオレ木崎さんに名前言いましたっけ?」
オレは木崎に尋ねた。
「お前は最近何かと話題になってるからな。荒船からも良く聞いてる。なんでもあいつよりも完璧万能手に近い奴らしいからな。」
「あー…オレは別に興味ないんですけどね…。」
「荒船は負けず嫌いだからな。」
話しているとあちらの話も終わったようだ。
小南は不機嫌そうにオレの前のソファーに座る。
「その…あれだ。悪かったな、中々顔出せなくて。」
「悪かったな…じゃないわよ!私と戦いなさい!そうじゃないと許さないわ!!」
ビシッとオレに指をさしながらそう言う。
「…分かった。それで収まるならそうしてくれ。」
オレは諦めたように立ち上がった。
──
「メテオラッ!!」
小南の放ったメテオラを躱すと、爆風をかき分けるように小南が双月を振るう。
双月は玉狛特製のトリガー。
コネクターという専用のトリガーで連結させて威力を増すことができる。
その軌道に当たらないよう、上半身を傾ける。
そのまま後ろにバク転で躱すとトリオンキューブを分割。
アステロイドを放つ。
「なかなかやるじゃない!でもまだまだこれからよ!!」
アステロイドをシールドで受け切るとこちらに双月を構えて向かってくる。
「…旋空弧月。」
オレは抜刀の構えでそう呟く。
小南はすぐさま後ろに飛び退く。
だがオレが放つのはバイパー。
「!、はあ?!」
小南はすぐにシールドを張るが、自在に曲がる弾に足を削られる。
「残念だがオレは今回旋空を入れてないんでな。」
オレはもう一本の弧月を抜刀。
二刀流の弧月で小南と斬り合う。
「面白いじゃない…!!」
弧月と双月が激しくぶつかり合う。
小南は距離をとると、双月を連結させる。
「それ反則じゃないか?」
「問答無用よ!!」
そうして振り下ろされた大斧に、オレはたまらず飛び退く。
弧月で受けたら絶対折れるな。
「…メテオラ!!」
距離を取ったオレにすぐさまメテオラを放った。
「…おいおい勘弁してくれ。」
オレはどうにか距離を取りそれを躱し、牽制のアステロイドでさらに距離をとる。
「終わりよ!!」
小南は体制の崩れたオレに双月を構えで突撃してくる。
「バイパー。」
「それはもうくらわないわよ!」
シールドを全方位を覆うように張ると小南は飛び上がる。
「…旋空弧月。」
「ちょ…はぁ?!」
小南はオレの放った旋空で切断される。
「すまん、嘘だ。旋空は入れてる。」
「だ、騙したわね?!」
そのまま小南は緊急脱出した。
「もう1回よ!!あんな騙し討ち卑怯よ!!」
小南はオレの胸ぐらを掴み叫ぶ。
「いや、騙される方が悪いでしょ。」
「うんうん。」
見ていた烏丸はそう言い、宇佐美は頷く。
「そうだとしてももう1回よ!!次は負けないわ!!」
「後輩待たせるなよ…。文香とやる時間無くなるぞ…。」
苦笑いをしている文香に顔を向ける。
「ぐぬぬぬぬ…!!いーい?!まだ帰っちゃダメよ!!文香の特訓したらアンタともう1回やるんだから!!」
「分かったから…。文香を頼むぞ。」
「言われるまでもないわよ!私はアンタの師・匠!なんだから!」
「ああ、師匠。」
「そ、それで良いのよ!!」
小南は嬉しそうに文香と一緒に歩いていった。
「ずいぶん小南先輩の事扱い慣れてるんスね…。」
「えっと…」
「烏丸京介です。よろしくお願いします。」
烏丸は礼儀だだしくオレに頭を下げた。
「…綾瀬川清澄だ。悪かったな、オレのせいであいつ随分騒がしかっただろ。」
「いえ、あの人いつもあんな感じなんで。」
「…確かにそうかもな。」
「お茶どーぞ、綾瀬川くん。」
話しているとオレの前にお茶が差し出される。
「ああ、ありがとう。」
「私は宇佐美栞。こなみに勝つなんてすごいね〜。」
「…まあ古参…いや、何でもない。綾瀬川だ。よろしく頼む。」
宇佐美にそう返す。
「凄かったです。今度俺ともやってもらっていいですか?」
「まあここに来たらな。」
「お、小南との戦いは終わったのか、清澄。」
そうしていると、出ていた柿崎が戻ってくる。
その後ろにはゴーグルをかけた隊員が。
「初めまして…だな。ザキから話は聞いたよ。俺は迅悠一。よろしく頼むよ、綾瀬川清澄くん。」
これがオレの最も警戒する人物、迅悠一との初対面だった。
各キャラからの印象&各キャラへの印象
小南桐絵→ようやく来たわね!勝負よ!!…もう1回〜!!
木崎レイジ→荒船が認める奴。
烏丸京介→小南先輩に勝った凄い人。今度俺ともやりましょう。
宇佐美栞→眼鏡かけません?
林道陽太郎→なにかかくしてそうだな。
迅悠一→初めまして。
小南桐絵←チョロい人。なんだかんだ一緒にいて楽しい。
木崎レイジ←完璧万能手ゴリラ。
烏丸京介←イケメン。礼儀だだしくて良い奴そう。
宇佐美栞←俺の顔何かついてるか?
林道陽太郎←なにこれ?
迅悠一←最警戒。
ちなみに小南とやった時のトリガーセットはこんな感じ。
メイン:弧月、アステロイド、旋空、シールド
サブ:弧月、バイパー、シールド、free
次回1話挟んでからROUND5に行く予定です。
ランク戦を楽しみにしてくださっている方はあと1話お付き合いください。
感想、評価よろしくお願いします。
幕間何読みたいんじゃワレェ!
-
誰かの独白。多分榎沢か三輪。
-
掲示板形式のやつ。(作者無知)
-
日常小話。
-
if(綾瀬川VSボーダー)
-
住民税高すぎ。