そしてROUND5、2話目になりますが、ROUND5ばこの話で決着が着きます。
王子の虎太郎のあだ名なんですけど調べた感じまだ出てきていないのでオリジナルにしました。
『一方の対岸、王子隊長と蔵内隊員が合流、橋を目指し対岸へ渡る動きでしょうか。』
『おそらくそうだろう。樫尾は対岸に1人の状態だ。綾瀬川もバッグワームを羽織って隠れているから動きにくいだろう。』
『王子や蔵っちからすれば対岸の香取隊と柿崎隊の方に向かったと思うやろーしね。』
『成程…一方の香取隊サイド、照屋隊員により香取隊長、右足を失う大ダメージ!これは一体…?』
『エスクード越しのモールクロー。分かっていなければこれは避けれないだろう。香取がスコーピオンに切り替えた後の動きからしても柿崎隊は随分と作戦を練って来ているんだろう。』
──
「っ…!!しまった!!」
香取は右足を失ったことでその場に崩れる。
「葉子!!」
若村と三浦が助けに入ろうとするも、柿崎のレイガストに阻まれる。
照屋はそのまま、香取との間に現れたエスクードを切り裂き、香取に弧月を振り下ろす。
香取はその場でどうにか転がり弧月を躱す。
そしてハンドガンを照屋に向けるも、地面から現れた刃に、胸を貫かれた。
「っ…ムカつく!!」
そのまま光となって空に打ち上がる。
──
『ここで香取隊長が緊急脱出!初得点を挙げたのは柿崎隊!』
『あら、香取隊はここまでかもな〜。香取ちゃん一強の部隊やから香取ちゃんいなくなったらキツイやろ。』
──
「おいおい…嘘だろ、葉子…!!」
若村は冷や汗を浮かべ、信じられないといった様子で香取の居なくなった地面を見る。
「ろっくん危ない!!」
「っ?!」
柿崎から放たれたアステロイドをどうにかシールドで受ける。
『2人とも一旦引いて。』
染井の通信が入る。
『このまま引き下がれってのか?!』
若村は声を荒らげる。
『冷静になって。柿崎隊がもう1人こっちに向かってるかもしれない。葉子を落とされた2人で柿崎隊の連携に勝てるって本気で思ってるの?』
『行こう!ろっくん!!』
「っ〜!!クッソが…!!」
若村、三浦はフルガードに切り替えて走り出す。
『よし、予想通りだ。文香、行くぞ。』
『…了解。』
2人は焦ることなく2人を追いかけた。
──
『今の緊急脱出は?』
『香取隊の香取さんね。柿崎隊の得点になったわ。』
王子の質問に王子隊オペレーター、
それを聞いて王子は足を止める。
(カトリーヌが柿崎隊に?まさか利根川はそっちにいるのかな?)
『照屋さんの得点よ。』
『てるてるの?』
その言葉に王子はさらに考える。
『なるほど、腕を上げたって訳か。だったらカシオを早く迎えに行こうか。』
『今橋の手前に着きました。ここで合流してこちら側の柿崎隊に仕掛けましょう。』
『!、気をつけて!橋に誰かいる。』
『…僕も見えたよ。あれは…』
橋には弧月を構えた巴が立っていた。
『巴タイガーだね。逃げ遅れたのかな?丁度いい、1点もらおうか。カシオ挟み撃ちだ。』
『気をつけてね、綾瀬川くんがどこにいるか分からないから。』
『了解。見た感じ橋にはいなそうだけどね。』
通信を切り王子、蔵内は駆け出す。
巴は焦ったように左右を見て慌てふためく。
王子隊はスピードを挙げ、巴に接近。
蔵内の射程と言う所まで来ていた。
──
『…真登華先輩、清澄先輩、今です!』
『了解。』
『了解!
…ダミービーコン、起動…!!』
──
『こ、これは!橋の上に柿崎隊全員の反応が?!』
『ダミービーコン。虎太郎は元々ダミービーコン入れとったはずやからそれやろ。』
──
『ダミーだ!なんのつもりかは知らないけど巴タイガーは見えてる。騙されずに行こう。』
『王子くん待って!1つ、トリオン反応が重なっている場所がある!!』
レーダーに記された箇所。
確かにそこだけ反応が重なっている。
『でも隠れる場所なんて…』
王子はそこで気付く、ダミービーコンは不自然に橋の支柱の周りに散らばっている事に。
『上だ!!』
そう言って上に視線をやる。
しかしそこには誰もいない。
…キンッ…
抜刀の音が響く。
それと同時に注入されたトリオンが切れ、ビーコンは落下。
起動時間わずか5秒。
目の前にいる巴と後ろに現れた存在の2つのトリオン反応だけが残る。
後ろに目をやると先程まで誰もいなかった場所に弧月を構えた綾瀬川が。
「…旋空弧月。」
王子は何とか反応、間一髪でそれを避ける。
しかし、蔵内は反応出来ずに真っ二つに切り裂かれてしまった。
──
『蔵内隊員緊急脱出!!柿崎隊、綾瀬川隊員の得点となった!!』
『なんやこれ?誰も居ないところから急にきよぽん現れよったで?』
生駒は訳が分からないと言ったように首を傾げた。
──
『すまん、1人逃した。』
『問題ないです、射手の蔵内さんを落とせましたから!畳み掛けましょう!』
『ああ。』
頼もしい虎太郎の合図で2人は王子に切りかかる。
「この!!」
反対から詰めてきた樫尾がこちらに向かってハウンドを放った。
『…アカンやろ、そこは。
…きよぽんの射程や。』
「カシオ!離れるんだ!!」
虎太郎はグラスホッパーで空に飛び上がる。
王子も何とか橋から川に落ちることで離脱する。
「旋空弧月。」
グラスホッパーで虎太郎が飛び退いたと同時に、オレの放った旋空が、樫尾目掛けて放たれた。
「くっ…そ…!!」
樫尾との距離は26m。
その距離を通り抜けた旋空は樫尾がガードをする暇もなく切り裂いた。
──
『樫尾隊員もここで緊急脱出!!綾瀬川隊員がさらに得点を挙げた!』
『やっぱなっが。イコさん特技取られてますやん。』
『なんでや!まだ俺の方が長いやろ!』
『一気に2人を失った王子隊長は川へエスケープ。柿崎隊は一気に3得点、独走状態となった!』
『て言うか結局きよぽん出現マジックのカラクリはなんなん?』
生駒は尋ねた。
『…大体の見当は着くが…ここで言うのはフェアじゃないだろう。』
『なんでやー!風間さんケチやなー。』
──
「王子先輩を逃がしましたね…。」
「問題ないだろ。離れたところで離脱するんじゃないか?…まあ仕掛けてきたところでこっちには2人残ってる。…そろそろ隊長達がこっちに来る頃だ。」
「そうですね。俺は行きます。」
そう言って虎太郎はバッグワームを羽織った。
「じゃあオレはここで。っと…見えたな。」
目をやると川の岸に柿崎と文香から逃げる若村、三浦の姿が。
「
──
『爆撃警戒!2人とも、合成弾よ!』
「おいおい嘘だろ…!!」
若村、三浦の2人はその場に止まり、2人で固定シールドを張り、何とかトマホークを受け切る。
爆風に包まれる中、バッグワームを着た巴と、照屋が2人に切り掛る。
「くっそ…野郎が!!」
若村はアステロイドを乱射。
しかし視覚支援のある2人は颯爽とその中を駆け抜ける。
「まず1点。」
巴の弧月が三浦の胸を貫いた。
「クソ…!!」
若村は爆風からどうにか巻いて外に出る。
しかし弧月を構えた綾瀬川がすぐそこに迫っていた。
「ちくしょう!!」
最後の最後フルアタックに切り替え、綾瀬川向けてアサルトライフルを乱射。
だが、単調な動きを綾瀬川が見切れないはずもなく、躱され接近を許した。
…が、ここで綾瀬川はその場を飛び退く。
そして何者かのハウンドが若村に刺さった。
「ごめんね利根川。うちにもポイント分けてくれると嬉しいかな。」
川から上がってきた王子。
そこから放たれたハウンドが若村を落とした。
「利根川?オレは綾瀬川ですが…。」
「細かいことは気にしない。もう1点、貰ってくよ…!!」
王子は片手にスコーピオン、もう片方の手に弧月を構えて切りかかる。
『2人とも近づくなよ、置き玉もある。』
綾瀬川は冷静に分析しながら王子の攻撃を捌く。
「2人が寄ってこないって事は置き玉もバレてるね…。やられたよ利根川。」
「バイパー。」
王子はバイパーを警戒して覆う様にシールドを展開。
…だが、
『得意パターンやな。きよぽんの勝ちや。』
「そう来ると思ったよ。個人戦のログはよく見てるよ。」
王子はシールドを張りながらその場に倒れ込み、旋空を避ける。
「いいんですか?オレだけじゃないですよ。柿崎隊は。」
下から現れたエスクード。
オレはそれを利用して飛び上がる。
「旋空弧月。」
照屋から放たれた一手。
王子はシールドごと切り裂かれた。
「やるね、てるてる。僕の…僕らの負けだ。」
『ここで試合終了!7対1対0!圧倒的点差で柿崎隊の勝利となります!!』
『つっよ。まともにやり合いたくないわ、柿崎隊。…何してるんです?イコさん。』
水上は顔を覆って恥ずかしそうにしている生駒に尋ねた。
『ドヤ顔できよぽんの勝ちやとか言ってもた!実際は王子躱したのに…!照屋ちゃんの点になったのに…!』
柿崎隊
柿崎 0P
照屋 2P
巴 1P
綾瀬川 2P
生存点+2P
合計 7P
王子隊
王子 1P
蔵内 0P
樫尾 0P
合計 1P
香取隊
香取 0P
若村 0P
三浦 0P
合計 0P
『さて、今回の結果を受けて柿崎隊は暫定ではありますが2位に順位up!夜の部の結果次第ではこのまま暫定2位に食い込むことになります。』
『やっば。イコさん俺ら抜かされましたやん。』
『やばいな。柿崎隊やばいな。』
『さて、解説の皆さん、総評をお願いします。』
『いやー、柿崎隊の新戦術モリモリやったなー。ザキのエスクード+照屋ちゃんのエスクード越しのモールクロー、そんできよぽんと虎太郎の出現マジックやろ?王子隊と香取隊は負けてもしょうがないやろ。実際王子は1点取ってるしよくやったと思うで?』
『香取隊、王子隊は常に柿崎隊に振り回されていた。文句なしの柿崎隊の勝利だ。』
『なるほど…。』
『そんで風間さん、結局きよぽんの出現マジックの種教えてくれへんの?』
『言っただろ。フェアじゃないと。知りたければ本人に直接聞け。』
『ケチぃ。』
『イコさんの「ケチぃ」誰にも需要ないっすよ。気持ち悪いし生駒隊の恥なんでとっとと帰りますよ。』
『…言い過ぎやない?』
『それではB級ランク戦ROUND5上位昼の部を終了します。ここまでの実況は片桐隊の結束でした。』
各キャラからの印象&各キャラへの印象
王子一彰→やられた。
蔵内和紀→わけもわからず落とされた。無理。
樫尾由多嘉→このっ!!
王子一彰←利根川?…利根川?
蔵内和紀←作戦を考える中で1番先に落としたかった。
樫尾由多嘉←…いたのか?
虎太郎のあだ名は「巴タイガー」です。巴+虎太郎の虎から取って「巴タイガー」です。
さて、綾瀬川くんと虎太郎の出現マジックの種ですが…
クイズ形式にしようかと。
次の話で種明かしをするので感想に予想を書いてみてください。
まあ分かると思いますけど…。
ヒントとして2人のトリガーセットを載せておきます。
綾瀬川清澄
メイン:弧月、旋空、メテオラ、シールド
サブ:バイパー、カメレオン、バッグワーム、シールド。
巴虎太郎
メイン:ハウンド(ハンドガン)、アステロイド(ハンドガン)、グラスホッパー、シールド
サブ:弧月、ダミービーコン(試作)、バッグワーム、シールド
感想、評価等お待ちしております。
幕間何読みたいんじゃワレェ!
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誰かの独白。多分榎沢か三輪。
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掲示板形式のやつ。(作者無知)
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日常小話。
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if(綾瀬川VSボーダー)
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住民税高すぎ。