白い部屋の最高傑作、ボーダーにて   作:齏琥梦

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投稿遅れましてすいませんです。

後めちゃくちゃどうでもいい話なんですがこの度Twitterを開設致しまして。
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ROUND6に向けて

──トリオン供給機関破損、影浦、緊急脱出。ランク戦終了6-4、勝者、綾瀬川。

 

 

 

「ふぅ…。」

 

一息ついて起き上がる。

 

ROUND5翌日。

日曜日の為、学校は休みだ。

いつも通りランク戦ブースに顔を出したオレは暇そうにソファに座っていた影浦に絡まれ、勝負を挑まれた。

 

スコーピオンを2つ繋ぎ合わせた荒業『マンティス』か…。

サイドエフェクトがあっても避けるのは至難の業だな。

 

そんなことを考えながら戻ると、既に戻っていた影浦とその隣にはNo.4攻撃手の村上が立っていた。

 

「よう、綾瀬川。」

 

「どうも。」

 

「カゲとやってたんだな。」

 

「ランク戦ブース入った途端絡まれたんで。不本意ながら。」

 

村上の言葉にオレはそう返した。

 

「カゲに勝つなんて凄いな。」

 

「いや、No.4攻撃手にそんな事言われても。」

 

「…」

 

オレのその言葉に村上は黙る。

 

「?、どうしました。」

 

「確かに俺はNo.4攻撃手だが…カゲに勝ち越した事はない。」

 

「…いやいや、No.4攻撃手でしょ。影浦先輩個人ポイント6000くらいしかないですよ。」

 

「ああ?!」

 

オレのその言葉に影浦はオレを威嚇するが村上は無視して続ける。

 

「こいつはこう言う性格だからな。上と問題起こしてポイント没収喰らってる。確か-8000…だったか?」

 

「…ケッ…」

 

影浦は目を逸らしてそう言った。

 

「実力はマスタークラスどころか10000ポイント越えだ。」

 

「…」

 

「そのカゲに勝ったんだ。凄いことだろ?俺が勝てないカゲに…だ。」

 

「そうっすね。」

 

オレのその言葉に村上は笑みを浮かべる。

 

「…だとすると俺がお前に9-1で勝てるのはおかしいよな?」

 

「相性の問題でしょ。オレには影浦先輩のサイドエフェクトが効かないらしいですよ?」

 

そう言ってオレは影浦に視線を向けた。

 

「…ハッ、確かにそうだな。

 

 

…だがそれだけじゃねえ。こいつは体術も1級品だ。生身の戦闘だったらウチのゾエより…いや、玉狛の木崎さんより動けんじゃねえか?もし俺のクソサイドエフェクトがこいつに機能したとしても俺はこいつに勝てるかは分からねえ。」

 

「…って言ってるが?」

 

「それなら村上先輩も弾トリガー使えば勝てるんじゃないですか?バイパーとかオススメですよ。」

 

「リアルタイムで弾道を引けるのは3人しかいないらしいな。

 

 

…お前含めて。」

 

「…村上先輩の鋭い旋空ならスコーピオン壊せるでしょ。」

 

「そういえばお前の旋空は長く伸ばせたな。最大射程35mだったか?」

 

逃げ道が少なくなってきたな…。

 

「…何が言いたいんです?」

 

「分かってるだろう?…ランク戦をしよう。本気のお前とやってみたい。」

 

よく見るとギャラリーも集まってきている。

 

「次は生駒隊とやるんだ。生駒さんを想定した練習相手は中々見つからなくてな。」

 

「ンなもんこいつしかいねーだろ…。」

 

影浦は呆れたようにつっこんだ。

 

「…いや、この後作戦会議あるんで。」

 

「時間は取らせない。1本だけでいい。カゲと10本やる時間があるんだ。俺とやっても大丈夫だよな?」

 

どうやら逃げ道はないらしい。

 

 

──

 

「どうして!手を!抜いてるんだ?」

 

そう尋ねながら村上の連撃はさらにスピードが上がる。

 

「…知ってるからですよ。あなたが『強化睡眠記憶』のサイドエフェクトを持ってるって。そりゃそんな相手に手の内は晒さないでしょ。」

 

そう言いながら村上の弧月を受ける。

 

「俺だけじゃないだろ?最初は緑川や米屋にも手を抜いていただろ?どうしてなんだ?」

 

「…オレをあいつらみたいな戦闘狂と一緒にしないでください…。手を抜いていたんじゃなくて相手の動きに慣れていただけです。」

 

「どうかな。」

 

村上が少し距離を取り溜めた一撃を切り出した。

 

「お前の戦闘スタイルはかなり戦闘狂っぽく見えるぞ。」

 

右手に弧月、左手にトリオンキューブを構えるオレを見て村上は笑みを浮かべる。

 

「…心外です。」

 

トリオンキューブはオレの周りに散らばりながら浮くと光り輝く。

 

「バイパー。」

 

レイガストとシールドで防ぎながら村上は下がる。

 

それを見るや否やオレは抜刀の構え。

 

「旋空弧月。」

 

村上はレイガストを構える。

 

しかし旋空は放たれることなく、オレの後ろのトリオンキューブが輝く。

放たれたバイパーは村上のレイガストを躱して村上に襲いかかった。

 

「なるほど、これがお前の勝ちパターンか。確かに攻略は難しそうだ。」

 

そう言って村上は緊急脱出した。

 

 

 

 

「確かにサイドエフェクトが効かないならカゲが負けるのも頷ける。強いな、綾瀬川。」

 

「どうも。」

 

オレが短く答えると村上は笑みを浮かべる。

 

「今の動きはもう憶えた。次は負けない。またやろう、綾瀬川。」

 

「勘弁してください…。」

 

そう言いながらオレは差し出された村上の手を取った。

 

 

──

 

「清澄先輩。この後玉狛行くんですけど清澄先輩も来ますか?」

 

作戦会議を一通り終えた後、文香がオレに尋ねた。

 

「いや、遠慮しとく。駿と辻とランク戦の約束があるんだ。」

 

「そうですか。でもそろそろ顔出してあげてくださいね?昨日小南先輩に清澄先輩は来てないのか聞かれましたから。あの感じじゃ明日くらいにはぐずり始めますよ。」

 

後輩に散々な言われようだなあいつ。

 

「了解。近いうちに顔出すよ。」

 

 

 

 

 

ランク戦ブース

 

いつも通り駿が待っているであろう場所に向かうと、そこには駿、辻の他に2人の女性隊員が立っていた。

那須隊の那須と熊谷だ。

 

「お、やっと来たわね。綾瀬川。」

 

「あ、綾瀬川くん…!」

 

辻は駆け足でオレの元によってくるとオレの後ろに隠れる。

 

「…何したんだ?」

 

「ふふ、綾瀬川くんが早く来ないから辻くんで遊ん…辻くんとお話してたのよ。」

 

今遊んでたって言いかけなかったか?

 

「あんまりからかってやるなよ…。それで?なんで2人はここにいるんだ?」

 

「綾瀬川くんを待ってたの。明後日のランク戦の前に綾瀬川くんと戦っておきたくて。」

 

「それは構わないが…。」

 

そう言いながらオレはオレにしがみついて隠れている辻に視線を向ける。

辻は全力で首を横に振った。

 

「…駿、辻とランク戦でもしてきたらどうだ?」

 

「そうだね。つじセンパイとは今日一勝一敗だし!100本勝負でもする?」

 

辻は全力で首を縦に振ると、熊谷、那須と目を合わせないように緑川の方に向かう。

 

「辻くん!」

 

唐突に話しかけられ辻は肩を弾ませる。

 

 

「またお話しましょうね。」

 

 

「…は、ははは…はぃ!!」

 

そう言って辻は走り出す。

 

「あ!待ってよつじセンパイ!!あやせセンパイ、後で俺ともやってよね!」

 

「ああ。」

 

「ふふ、仲良いのね。」

 

「…まあな。時間も惜しい、始めるか。」

 

──

 

「見たよ、綾瀬川くん。ROUND5でトマホーク使ってたの。」

 

「…合成弾は一通り出水に習ったからな。」

 

そう言いながら2人は向かい合い、トリオンキューブを作り出す。

 

「…私ね、生まれつき体が弱くて…運動なんかはやらせて貰えなかった。近所の子達が楽しそうに鬼ごっこなんかしてるのを見てると羨ましくて堪らなかったわ。…そんな時にボーダーについて知ったのよ。」

 

そう言うと那須は手を広げて自分の体に目をやる。

 

「このトリオン体なら私は自由に動ける。ボーダーに入ったおかげでくまちゃんだけじゃなくて茜ちゃん、小夜ちゃんにも会えて…今がとっても楽しいの。…私は今のチームが好き。このチームで上に行くために柿崎隊…いえ、綾瀬川くん、あなたには負けない。」

 

「…まあオレも勝ちを譲る気は無い。」

 

一拍置いて2人のトリオンキューブが光り輝く。

 

「「バイパー。」」

 

2人の声が重なると一斉にバイパーが放たれた。

 

 

──

 

「そういえば綾瀬川くんと撃ち合うのは久しぶりだったわ。」

 

「…まあお互い忙しかっただろ。…ほら。」

 

そう言ってオレはお茶を那須に手渡すと隣に座る。

 

「ありがとう。優しいのね。」

 

「女子の前で格好付けたいだけの男だと笑ってくれてもいいぞ。」

 

そう言ってオレはお茶のキャップを開けると1口飲む。

 

「そんな事ないわ。ありがとう。…綾瀬川くんとこうやってちゃんと話すのは初めてだね。」

 

「そうだな。」

 

「くまちゃんからよく聞くの。学校では出水くん達とバカやってるって。」

 

「バカやってるのは出水と米屋だけなんだがな…。」

 

オレがため息混じりに言うと那須は笑う。

 

「ふふ、いいなぁ…。私はあまり学校には行けないから。」

 

那須は上を見ながらそう言った。

 

「私ね、ボーダーでトリオンを使った治療の研究に協力してるの。」

 

「…そういえばテレビにも出てたな。」

 

「うん。研究が上手く進めば私もみんなと一緒に学校に行ったり、色んな物直接見たり触ったり出来るから。」

 

「…健康体のオレが言うのも筋違いかもしれないが…良くなるといいな。応援してる。」

 

「うん、ありがとう。」

 

 

「おーい、玲〜。戻って作戦会議!」

 

「うん、今行くね、くまちゃん。」

 

熊谷に呼ばれ那須は立ち上がる。

 

「今日は付き合ってくれてありがとう。ROUND6、楽しい試合にしましょうね。…次は絶対に負けない。」

 

「…そうだな。こっちも負けてやる気はない。」

 

「楽しみにしているわ。」

 

そう言ってオレは差し出された那須の手を取った。




各キャラからの印象&各キャラへの印象

影浦雅人→強い。戦いがいがある。
村上鋼→強い。手加減してたな?
辻新之助→友人。女子とあんなに話せてすごい。
那須玲→ライバル。優しいのね。

影浦雅人←マンティスやべえ。8000点没収って。
村上鋼←警戒。やばいサイドエフェクト。
辻新之助←友人。女子苦手だからって俺にしがみつくな。
那須玲←色々大変だな…。話上手だし聞き上手で話しやすい。


BBF風は次の話でやろうと思います。

これからも読んでいただけると嬉しいです。

幕間何読みたいんじゃワレェ!

  • 誰かの独白。多分榎沢か三輪。
  • 掲示板形式のやつ。(作者無知)
  • 日常小話。
  • if(綾瀬川VSボーダー)
  • 住民税高すぎ。
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