白い部屋の最高傑作、ボーダーにて   作:齏琥梦

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遅くなり申し訳ございません。

最後に柿崎隊のBBF風の紹介を乗せてあります。
暇な時に見てみてください。

今回なんですがお試しで特殊フォントを使ってみました。
揺れて動くやつです。
お試しなので違和感等あれば教えて欲しいです。
好評であれば使います。
不評であればやめます。



ROUND6前日(BBF風人物紹介)

「今日も本部行くだろ?」

 

授業を終えた放課後。

出水がオレに尋ねてきた。

 

「ああ、明日はランク戦だからな。」

 

「んじゃ一緒に行こーぜ。米屋、お前も行くだろ?」

 

「もちろん。緑川と100本やる約束してんだ〜。」

 

「はは、相変わらずの戦闘狂だな。」

 

「…オレも最後の調整が終わったらランク戦ブースに顔を出すつもりだ。暇だったら誘ってくれ。」

 

「OK。」

 

 

──

 

「そういえば清澄って銃手トリガーは使えないのか?」

 

連携の練習を終えたあと、柿崎がオレに尋ねた。

 

「使えないかで言ったら使えますよ。ただトリオンキューブの方がオレには合ってるってだけです。入隊して1週間くらいは今の虎太郎みたいにハンドガンと弧月でやってましたから。」

 

「ほえ〜、さすが清澄先輩なんでも出来る〜。」

 

「器用貧乏なだけなんだけどな…。」

 

「清澄先輩が器用貧乏なら殆どの万能手が器用貧乏ってことになりますよ…。」

 

虎太郎は呆れたようにそう言った。

 

「そういえば虎太郎は万能手目指してたな。どんな感じだ?」

 

「弧月がもうちょっとなんですけど…。…すいません。」

 

そう言って虎太郎は謝る。

 

「別に焦ることないだろ。オレだって入ったばっかの頃は射手だったし、銃手が弧月使っちゃダメなんてルールないしな。逆に万能手名乗らない方がランク戦では有利だろ。」

 

オレのその言葉に他の4人は頭に疑問符を浮かべる。

 

「有利って…何がですか?」

 

文香が尋ねる。

 

「簡単な話だ。荒船さんなんかがいい例だな。狙撃手が弧月を急に抜けばびっくりするだろ。…どの生物にも言えることだが…有利な対面ほど人間っていうのは油断する。狙撃手相手に近づけば勝ちを確信するだろ?そんな相手に弧月でのカウンター。知らないやつはまず間違いなく引っかかる。この前の文香のモールクローが生駒さんに刺さったのだって文香がスコーピオンを使うなんて思ってなかったからだ。ましてやモールクローなんて初見じゃ避けれない。」

 

「なるほど…。」

 

柿崎は納得したように頷く。

 

「それなら清澄はなんで万能手になったんだ?」

 

「オレの場合は相手の隙を増やすためですね。」

 

「隙を…増やす?」

 

真登華は訳が分からないと言ったように首を傾げる。

 

「オレは一応、遠・中・近距離全てのトリガーが使える。どのトリガーのポイントも6000超えててある程度使えるって思わせておけば相手はこっちが何を使ってくるか分からないだろ?そうすれば相手は嫌でも考える時間ができる。慎重な相手にはよく効くと思うぞ。」

 

「「「「…」」」」

 

オレの言葉に4人は黙ってしまう。

 

「?、どうしました?」

 

「いや、俺が万能手になった時はそんなこと微塵も考えなかったから…。」

 

「そうですね。私も近距離と中距離どっちも使えればいいなくらいにしか思ってなかったので。」

 

柿崎と文香は苦笑いを浮かべる。

 

「て言うかそれが普通ですよ。」

 

「…まあそうでしょうね。でも、射手でも狙撃手でも弧月やスコーピオンが使えるなら万能手って言うポジションはいらないじゃないですか。…だけど万能手って言うポジションがある…利用しないと勿体ないでしょ。勝つためなら使えるものは使う。それが俺のモットーなんで。」

 

「なんか清澄先輩が強い理由…分かった気がします。」

 

オレの言葉に虎太郎は納得した表情で頷く。

 

「清澄先輩、今度俺に狙撃手トリガー教えてください。」

 

「いや、無理。」

 

「…えぇ?!」

 

真剣な表情だった虎太郎が拍子抜けした声でそう言った。

 

「オレの狙撃はサイドエフェクトありきなんだよ…。でもまあ…基礎くらいなら教えられるか…。」

 

「本当ですか!?約束ですよ!!」

 

「ああ。」

 

嬉しそうにはしゃぐ虎太郎の頭を軽く撫でる。

そんなオレと虎太郎を見た柿崎は立ち上がる。

 

「よし、じゃあ休憩は終わりだ。ラストスパート行くか!」

 

 

その言葉にオレたちは立ち上がった。

 

 

──

 

「あ、あの…綾瀬川センパイ!!」

 

最終調整を終え、ランク戦ブースに向かう途中、後ろから声をかけられた。

 

「こんにちは…自分は弓場隊の帯島(おびしま) ユカリっスッ!」

 

「…ご丁寧にどうも。何か用事か?」

 

「あの…綾瀬川センパイの戦闘スタイルと自分の戦闘スタイル…実は似てまして…。」

 

「そう言えばそうだったな。」

 

ログの映像を思い出してそう返した。

 

「その…えっと…」

 

帯島は言い淀む。

 

 

 

 

「帯島ァ!!」

 

 

 

オレの後ろから物凄い声量で帯島を呼ぶ声が響いた。

 

「お前…何ウジウジ下向いてんだァ?まさか…

 

 

 

…ブルってんのか?テメェ。シャキッとしろやコラァ!!」

 

「スッ!!

 

 

…綾瀬川センパイ!明日のランク戦の前に、1つ手合わせお願いします!!」

 

帯島は声を張ってそう叫んだ。

 

 

「…分かったらから声量抑えてくれ…。」

 

 

 

 

 

 

「ウチの帯島がいきなり悪かったなァ。驚かせちまっただろ。弓場(ゆば) 拓磨(たくま)だ。」

 

どっちかって言うとオレはこの人の声に驚いたんだけどな。

 

「綾瀬川清澄です。」

 

弓場隊の作戦室に案内されたオレはそう自己紹介する。

 

「帯島もお前と同じでトリオンキューブと弧月を使う万能手でなァ…お前の戦いを見て痺れちまったらしい。」

 

「それはどうも。」

 

「つーわけで綾瀬川ァ…。帯島の腕見てやってくれるよなァ?」

 

サングラスを光らせて弓場はオレに顔を近づけた。

こっわ。ボーダーっていつからヤクザの入隊OKになったんだ?

断れない雰囲気だなこれは。

 

「…1本だけなら。明日やる相手にあまり手の内は晒したくないんで。」

 

「スッ!ありがとうございますっ!!」

 

 

 

──

 

「じゃあ俺が合図をする。帯島、気合い入れていけよ。」

 

「スッ。」

 

そう言って帯島は弧月を構える。

 

「…始めッ…!!」

 

合図と同時に帯島は綾瀬川に切りかかる。

それを少しの動きで避けながらトリオンキューブを2つ作り出す。

 

「この間合いでフルアタック?!」

 

帯島はさせまいとさらに距離を詰める。

 

「っ…なんで…当たらない…!!」

 

 

 

通常弾(アステロイド)通常弾(アステロイド)。」

 

 

次の綾瀬川の行動に帯島だけでなく弓場も目を見開く。

 

(これだけ距離を詰められてるのに合成弾?無防備すぎんだろ。)

 

弓場はサングラスのブリッジを押し上げる。

 

 

「ハウンド…!!」

 

帯島もトリオンキューブを生成、ハウンドを放つ。

しかし綾瀬川は引きつけると、電柱1つで防いでしまう。

 

 

 

「…徹甲弾(ギムレット)。」

 

そして合成弾は出来上がってしまう。

 

「っ?!」

 

帯島はフルガードで受けるが、貫通力の増した弾に為す術なく削り落とされてしまった。

 

 

──

 

「面白ェ。どんな反射神経してやがんだ、綾瀬川ァ。あぁ?」

 

「…逃げるのが上手いだけですよ。」

 

「綾瀬川センパイ、ありがとうございました!!」

 

帯島は頭を下げる。

 

「気にするな。…明日はよろしく頼む。」

 

「はいっス!!」

 

「じゃあオレはこれで失礼します。」

 

「…あぁ。ありがとよ、綾瀬川ァ。」

 

 

 

 

 

「帯島ァ…どうだ?」

 

「攻撃が全く当たらなかったッス。まるで未来でも見えてるみたいで…。」

 

綾瀬川が去った後弓場と帯島は綾瀬川の動きについて話していた。

 

「あいつには生駒と同じ伸びる旋空がある。俺がタイマンで相手しても勝てる保証はねぇなァ…。おもしれぇ…神田と外岡を呼べ。〆の調整すんぞ。」

 

「はいっス!!」

 

 

──

 

「へえ、遅いと思ったら帯島ちゃんとやったんだ。」

 

先程のことを緑川に話すと興味深そうに返した。

 

「弧月の一撃も鋭かったしハウンドへの切り替えも良かった。中学生なのに大したもんだな…。…ちゃん?」

 

「え、帯島ちゃんは女の子だよ?」

 

緑川の言葉に目を点にする。

 

「弓場さんの前で言うと怖いから気をつけなよ…。」

 

「…教えてくれて助かった。」

 

 

 

 

そうして翌日。

 

ROUND6当日。

 

 

弓場隊との初試合、東隊、那須隊との再戦の日がやってきた。

 

 

 


 

B級3位(暫定)

 

柿崎(かきざき)

 

B級では珍しい4人編成の部隊。

最初は万能手2人、銃手1人の3人編成だったが、射手の綾瀬川が加入。

その後、綾瀬川の活躍で着実に勝利を重ね上位入り。

照屋の攻撃手への転向もあり、現在は万能手2人、攻撃手、銃手が1人の中・近距離寄りの部隊。

照屋、綾瀬川の点取り屋を柿崎、巴がサポートする戦闘スタイル。

 

 

 

 

MEMBER※パラメーターは強化後

隊長

AR 柿崎(かきざき) 国治(くにはる)

TRIGGER

メイン:レイガスト、スラスター、メテオラ(アサルトライフル)、シールド

サブ:アステロイド(アサルトライフル)、エスクード、シールド、バックワーム

 

トリオン 7

攻撃 6

防御・援護 9

機動 5

技術 8

射程 4

指揮 7

特殊戦術 3

TOTAL 49

 

 

隊員

AT 照屋(てるや) 文香(ふみか)

TRIGGER

メイン:弧月、旋空、メテオラ、シールド

サブ:スコーピオン、アステロイド(ハンドガン)、バックワーム、シールド

 

トリオン 7

攻撃 8

防御・援護 5

機動 7

技術 8

射程 3

指揮 5

特殊戦術 4

TOTAL 47

 

 

GU (ともえ) 虎太郎(こたろう)

TRIGGER

メイン:ハウンド(ハンドガン)、アステロイド(ハンドガン)、グラスホッパー、シールド

サブ:弧月、ダミービーコン(試作)、バッグワーム、シールド

 

トリオン 5

攻撃 7

防御・援護 7

機動 8

技術 7

射程 2

指揮 3

特殊戦術 3

TOTAL 42

 

AR 綾瀬川(あやせがわ) 清澄(きよすみ)

 

OP 宇井(うい) 真登華(まどか)

 

トリオン 2

機器操作 8

情報分析 7

並列処理 8

戦術 6

指揮 6

TOTAL 35(トリオンは除く)

 

 

 

PARAMETERS

遠 2

近 3

中 5

 

 

 




各キャラからの印象&各キャラへの印象

巴虎太郎→尊敬。
帯島ユカリ→戦闘スタイルが似てる。
弓場拓磨→回避能力に痺れる。


巴虎太郎←可愛い後輩。
帯島ユカリ←女の子…?
弓場拓磨←ヤクザ。怖い。


弓場隊についてですが、この頃はオールラウンダーの神田がいるので、コミックでの神田や、説明のあった弓場隊の戦闘スタイルを参考に想像で書いてみたいと思ってます。
何かアドバイスがあれば感想で教えていただけると嬉しいです。

感想、アドバイス、評価等お待ちしております。

幕間何読みたいんじゃワレェ!

  • 誰かの独白。多分榎沢か三輪。
  • 掲示板形式のやつ。(作者無知)
  • 日常小話。
  • if(綾瀬川VSボーダー)
  • 住民税高すぎ。
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