白い部屋の最高傑作、ボーダーにて   作:齏琥梦

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遅くなりました!
投稿致します。

ひよりの声優、高橋李依さんですって!!
めっちゃ合う!
よう実の中で1番好きなキャラなんで登場が楽しみです!
ちなみに2番目は天沢。


B級ランク戦ROUND8 VS二宮隊、弓場隊、王子隊④

『ここで柿崎隊の2人が到着!綾瀬川隊員の旋空により樫尾隊員が緊急脱出!帯島隊員も緊急脱出には至らなかったが右腕を失う大ダメージ!トリオンも結構漏れているか!』

 

『ヒュウ〜、なっげえ!』

 

『綾瀬川隊員の旋空の射程は35m。生駒旋空には及びませんが攻撃手トリガーの中ではトップクラスの射程を誇ります。樫尾隊員を失ったことで蔵内隊員が一気にピンチになった!』

 

──

 

「ちっ…家越しだと狙いづらいな…。」

 

切り倒された建物の瓦礫の上を弧月を持った怪物が歩いてくる。

 

『虎太郎、お前は蔵内だ。』

 

『了解です!』

 

柿崎からの通信で、巴は蔵内の方に振り返る。

 

「っ…。」

 

蔵内はすぐさまハウンドを放つと距離をとる。

虎太郎はシールドでそれを受けると蔵内を追った。

 

『清澄、お前は弓場隊だ。2対1だが…行けるな?』

 

『無茶振りしないでくださいよ。…まぁ…了解です。』

 

「…ってことはお前の相手は俺らかよ…。」

 

神田は冷や汗を浮かべながらそう言った。

 

「隊長からの司令なんで。2対1なんで手加減してくださいよ…。」

 

そう言って綾瀬川は弧月を構え、トリオンキューブを生成する。

 

「よく言うぜ。そりゃこっちのセリフだよ。」

 

帯島はもう弧月を握れない。

それにトリオンも漏れていた。

 

『トノ…!』

 

『…すんません、上手く射線切られてます。狙えません。』

 

「わかった。帯島、弾で援護してくれ。」

 

「了解ッス!」

 

神田は弧月を抜く。

 

「バイパー。」

 

綾瀬川のトリオンキューブが輝くと、神田目掛けてバイパーが襲い掛かる。

 

「っ!」

 

バイパーを受けようとすぐさまフルガードに切り替える。

 

「帯島!」

 

「ハウンド!!」

 

帯島は綾瀬川の横に飛びながら、ハウンドを放つ。

 

それを見た綾瀬川はバイパーの弾道を変えると弧月を神田目掛けて振り下ろす。

 

帯島のハウンドをバイパーで相殺しながら、神田と鍔迫り合いをする。

 

「相変わらずの鋭さだな、嫌んなるぜまったく…!」

 

弧月で受けながら神田は片手でアサルトライフルを綾瀬川に向ける。

 

「っと…。」

 

綾瀬川は弧月を弾くと後ろにバク転しながら飛び退く。

 

「ハウンド!」

 

飛び退いた綾瀬川目掛けて帯島のハウンドが放たれる。

 

それをシールドで受けると綾瀬川は弧月を構え直した。

 

──

 

『弓場隊の連携!綾瀬川隊員攻めあぐねているか!』

 

『まあ2対1だからな。神田が受けつつ綾瀬川の動きを止めて帯島のハウンド。地味にうぜえ連携してやがるな。』

 

『でも、綾瀬川くんはまだ様子見してるみたいですよ?こんなもんじゃないでしょ、綾瀬川くんは。』

 

『確かに。いつもより動きが遅いな。』

 

『そして一方のマップ中央!巴隊員が蔵内隊員を追い詰める!』

 

 

──

 

「ハウンド!」

 

走りながら放たれたハウンドをシールドで受けると、巴はハンドガンでハウンドを放ち、蔵内の弾トリガーを封じる。

 

その間にグラスホッパーで距離を詰めた。

そして蔵内に切りかかる。

 

「くっ…!」

 

蔵内は転がるように避けると走り出す。

 

──

 

『こりゃヤベーな。』

 

『そうですね…

 

 

 

 

 

…このままじゃ二宮隊の点だ。』

 

 

 

 

──

 

キンッ…

 

 

「!」

 

聞き覚えのあるその音に巴は飛び退く。

 

その瞬間、蔵内を切り裂くように弧月が通り抜けた。

 

『やっばいです!清澄先輩!こっちに辻先輩がいました!!』

 

蔵内は横取りされたものの、何とか体を傾かせて、二宮隊、辻の奇襲を防いだ巴は綾瀬川に通信を入れる。

 

『ごめん!私のミスだ〜!』

 

『問題ないです!グラスホッパーで離脱して清澄先輩の援護に入ります!』

 

そう言って巴は後退りながらグラスホッパーを展開、辻から距離をとる。

その瞬間レーダーに映るもう1つの反応。

 

そこにはトリオンキューブを分割した二宮がたっていた。

 

『虎太郎!逃げて!』

 

「やっば…!!」

 

巴はグラスホッパーを両手で展開。

重ねると急加速する。

 

 

──

 

『これは…ROUND4で綾瀬川隊員が見せたダブルグラスホッパー?!』

 

『ほー、確かにスピードは上がるだろうが身体の使い方が難しいだろーに。成長したのは照屋とザキさんだけじゃねえって訳ね。』

 

『だがこれは…?』

 

『なるほど、蔵内の横取りを狙ってたのは二宮隊だけじゃないって訳ね。』

 

 

『うおお〜!弓場さぁん!!』

 

里見はマイクが入っているのにも関わらず興奮気味に声を上げた。

 

──

 

屋根の上から、弓場の早撃ちが炸裂。

シールドも間に合わず、巴は蜂の巣にされてしまった。

 

『クソ…すいません!清澄先輩!』

 

巴もここで緊急脱出。

弓場隊が2点目を獲得した。

 

──

 

『巴隊員緊急脱出!弓場隊の得点となりました!』

 

『さすが弓場さん!巴くんのシールドを寄せ付けない早撃ちだったね!』

 

『これで弓場隊は2点目!現在のポイントは柿崎隊、弓場隊が2ポイント!二宮隊、王子隊は1ポイントとなります!』

 

『綾瀬川がかなりやべえな。弓場隊、二宮隊はフルで残ってやがる。』

 

『でも弓場さんもかなりやばいですよ。これじゃ二宮隊からは逃げられない。』

 

『そーだな。でも弓場さんなら引かねえだろ。おっ、犬飼は弓場隊と綾瀬川の戦いに茶々入れる気だぞ…。』

 

 

──

 

「お前の後輩落ちたみたいだぜ。」

 

そう言いながら片腕になった神田は弧月を振るう。

 

「そうみたいですね。」

 

それを避けながらオレは帯島目掛けてバイパーを放った。

 

『真登華、弓場さんと二宮隊は?』

 

『あっちでやり合うみたい。犬飼先輩は…やっば、清澄先輩後ろ~。』

 

『おい。』

 

通信を切って飛び退く。

 

オレが避けたことで犬飼先輩のアステロイドは代わりに帯島に襲いかかり、帯島はどうにかシールドで受けた。

 

 

「やっほー、清澄くん。ピンチ?助けに来てあげたよ。」

 

「アンタ今オレ狙ってたでしょーが。」

 

「あれ?気のせいじゃない?」

 

そう言いながらも犬飼はこちらに銃口を向け、アステロイドを放った。

 

「避けるなよ〜、澄同士仲良くやろーぜー。」

 

「じゃあ避けないでください…よっ。」

 

そう言いながら弧月を振り抜き、旋空を放つ。

 

「おわっ!あっぶね〜。」

 

「帯島、畳み掛けるぞ!」

 

「はいッス!」

 

そう言って2人はオレ目掛けてハウンドを放った。

 

「ちっ…。」

 

これは賭けだな…。

 

俺はグラスホッパーを使って飛び上がる。

 

その状態で辺りを見渡すと、予測した建物の方から、一瞬光が反射する。

 

ビンゴだな…。

 

そのまま、シールドを張ってハウンドを受け切ると、サイドエフェクトをフル活用。

10時の方向のマンション。

そこから放たれたイーグレット狙撃を俺は空中で体を捻って躱す。

 

「っ…ぶね…。」

 

体を捻ったまま、弧月に手をかける。

 

「!、帯島!」

 

 

「旋空弧月。」

 

 

帯島は縦向きに放たれる旋空を予測し飛び退く。

 

 

 

 

──

 

『空中で狙撃を躱しながらの旋空弧月?!』

 

『外岡の奴綾瀬川とは相性悪ぃ見てえだな。どう言う訳か撃つ場所予測してやがる。』

 

『いや、それでも空中で躱すとか化け物過ぎますって。』

 

──

 

「うひょー、流石だね、清澄くん。」

 

地面に着地する瞬間を狙った犬飼の射撃。

それをシールドで受けながら綾瀬川は帯島に食いつく。

 

「っ…!」

 

「帯島!」

 

神田はこちらにアサルトライフルを向ける。

それをシールドで受けながら距離を取る。

それと同時に綾瀬川に目掛けて放たれた犬飼のアステロイドが距離をとった綾瀬川を通り抜けて帯島を貫いた。

 

それを見た綾瀬川は犬飼を睨む。

そして犬飼に斬りかかった。

 

 

「っ…やば…!横取り怒っちゃった?」

 

右腕を飛ばされ、犬飼は飛び退く。

 

そのタイミングで綾瀬川はグラスホッパーを展開。

 

「ちょ、追撃?怒りすぎじゃない?神田くんの方が…えっ…?」

 

言いかけて犬飼は浮遊感に襲われる。

 

そのまま犬飼の体は空高く打ち上がる。

 

──

 

『これは…!犬飼隊員にグラスホッパーを踏ませた?!』

 

『考えることがおもしれえな。こんな隙外岡なら逃さねえだろ。』

 

──

 

ダンッ!

 

渇いた銃声1発。

それと同時に綾瀬川はバイパーを犬飼目掛けて放った。

 

「やるね。でも柿崎隊にはもう点はあげられないかな。」

 

そう言って犬飼は囲うように丸くシールドを展開。

 

綾瀬川のバイパーを防ぎ切るが、削られたシールドを外岡の狙撃で破られてしまった。

 

──

 

『犬飼隊員緊急脱出!これは弓場隊の得点になりました。』

 

『犬飼先輩は柿崎隊の点にならないようにあえてシールド広げてバイパーを防いだね。』

 

『妥当な判断だろ。これ以上柿崎隊に点をやる訳にはいかねーしな。』

 

──

 

そのまま綾瀬川はグラスホッパーを複数展開。近くのグラスホッパーに目掛けて駆ける。

その軌道の先には先程狙撃で位置が割れた外岡が。

 

『!、トノ!緊急脱出しろ!綾瀬川が行くぞ!』

 

「っ…くそ、緊急脱出!」

 

外岡は自発的に緊急脱出。

 

 

 

 

「…でしょうね。オレでもそうする。」

 

 

「!」

 

綾瀬川はグラスホッパーに足をかける事無く、地面に足をつけ、方向を変えると神田に切りかかる。

 

「ぐっ…!」

 

神田は弧月で受けるが、既に片腕を失った神田では力不足であった。

 

「くそ…負ける訳にはいかねえ…!」

 

神田にとってこれは最後のランク戦。

 

神田の弧月を持つ手に力が篭もる。

 

 

…しかし綾瀬川の押す力が急になくなり、神田はバランスを崩す。

 

綾瀬川は弧月を手放していた。

 

 

(くそ…バイパーか…?!)

 

神田はバランスを崩しながらシールドを展開する。

 

 

しかし綾瀬川からバイパーは放たれることは無かった。

その手には青色のトリガー反応。

 

「グラスホッパー?!」

 

 

展開されたグラスホッパーに手放した弧月が落ちると、弧月は急加速し、神田の胸を貫いた。

 

(グラスホッパーで落とした弧月を?!)

 

「はっ…そんなのありかよ…。」

 

 

神田の緊急脱出と共に、マップの南から2筋の緊急脱出の光が空に上がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…そして柿崎隊、二宮隊、弓場隊にそれぞれポイントが入った。

 

 




感想で言われそうなんで先に書いとくと弓場さんVS二宮さん、辻ちゃんの戦いは次回でちゃんと書きます。

ポイントおさらい

柿崎隊
 
 
柿崎 0P
照屋 1P
巴 0P
綾瀬川 2P
 
合計 3P
 
 
 
二宮隊
 
 
二宮 0P
犬飼 1P
辻 1P

合計 2P
 
 
弓場隊
 
 
弓場 1P
神田 1P
外岡 1P
帯島 0P
 
合計 3P
 
 
王子隊
 
 
王子 0P
蔵内 0P
樫尾 1P
 
合計 1P
 

綾瀬川のトリガー構成

メイン:弧月、旋空、???、シールド
サブ:バイパー、グラスホッパー、バッグワーム、シールド

感想、評価等お待ちしております!

幕間何読みたいんじゃワレェ!

  • 誰かの独白。多分榎沢か三輪。
  • 掲示板形式のやつ。(作者無知)
  • 日常小話。
  • if(綾瀬川VSボーダー)
  • 住民税高すぎ。
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