言い訳というか仕方ないんですけど…私はauユーザーでして…。
しかも運悪く出張中でWiFiが無い環境だったんですね。
もうお分かりですよねw
遅れを取り戻す形ですが明日も出します。
それではどうぞ。
『弓場隊の2人と綾瀬川隊員の戦いに犬飼隊員が乱入!綾瀬川隊員に仕掛けた!』
『弓場隊と挟み撃ちにする作戦ですね~。』
『犬飼はこういう所ちゃっかりしてっからな。盤面をよく見てやがる。』
『と、言いますと?』
『弓場さんと二宮隊の戦闘に綾瀬川を介入させたくねえんだろ。弓場さん相手に辻ちゃんは不利すぎる、二宮さんの援護に入るだろ?二宮さんなら火力でごり押せるかもしれねえが、弓場さんも奇襲目的でここに来てんだ…見ろよ、弓場さんの間合いに二宮隊が2人とも入ってやがる。弓場隊と綾瀬川の戦いは人数差があるが…おそらく綾瀬川が勝つ。そんで綾瀬川が二宮隊の後ろから回り込みでもしたら一気に不利になっちまう。』
『でも、その場合辻ちゃんが綾瀬川くんを抑えればいいんじゃ?』
『それは得策では無いかもしれません。…辻隊員と綾瀬川隊員は日々ランク戦でしのぎを削るランク戦仲間。辻隊員の援護に重きを置いた弧月と超攻撃型の綾瀬川隊員の弧月では辻隊員が不利ですね。勝率は綾瀬川隊員が80%に対して辻隊員が20%。1対1では無理があるかと…。』
『そんなことも調べてあるのね…。』
『辻もそれを分かってて犬飼に任せたんだろ。せめて弓場さんをどうにかするまでは綾瀬川を抑えておきたいだろーぜ。』
──
弓場は得意の早撃ちで辻のシールドを削る。
「っ」
完全に弓場の優勢。
狭い路地、20mと言う距離に辻は攻めあぐねていた。
「ちっ…。」
二宮も狭い路地という事もあり、距離を取ろうと動き出す。
しかしそれを許す弓場ではなかった。
拳銃から放たれた弾は辻を躱すように弾道を変える。
弓場の放ったバイパーが二宮の動きを止める。
辻を狙うアステロイドの早撃ちと二宮を狙うバイパーが二宮隊を襲う。
(外岡が潜んでいる以上開けた場所に出るのは得策では無いか。)
弓場のバイパーを受けながら二宮は考える。
(辻が邪魔だなァ…。さすがは二宮隊。全員が曲者揃いだ。だったら…)
ここで弓場は仕掛ける。
二宮を狙ったバイパーをさらに曲げる弾道を設定する。
アステロイドでの早撃ちと、後ろからのバイパーが辻を襲う。
弓場はここで辻を落としに来たのだ。
──
『弓場隊長上手い!ここでアステロイドとバイパーが辻隊員を襲う!』
『こう言う搦手も使うから弓場さんは強いんだよねぇ~!』
里見は興奮気味にそういった。
──
「…」
しかし、辻はそれを読んでいたかのように後ろにシールドを張り、防ぐ。
「テメェ…。」
「失礼かもしれませんが…
…弓場さんより切れのあるバイパーは何度も見てるんで。」
攻撃の手が止んだ隙に、辻は一気に距離を詰める。
「ちっ!」
弓場は後ろに飛びながらアステロイドをフルアタック。
辻はトリオン供給機関以外への被弾を気にすることなくシールド1枚で弧月を構えながら距離を詰める。
そして無言で弧月を振り抜いた。
鋭い旋空は弓場の左手を落とす。
「クソ…!」
そしてもう1つの戦場から緊急脱出の光が。
『氷見。』
『弓場隊の外岡くんです。…自発的な緊急脱出のようです。』
『分かった。』
片腕でもボーダートップクラスの銃手。
辻との間合いを一気に引き離すと、片腕での早撃ち。
シールドを打ち砕くと、辻のトリオン体は胸部を穴だらけにされる。
「俺の仕事はここまでですから。
…後、任せます。」
そう言って辻のトリオン体にヒビが入る。
それと同時にいつの間にか家屋の屋根に立っていた二宮のハウンドのフルアタックが弓場に降り注いだ。
次いでもう1つの戦場から弓場隊、神田が緊急脱出した。
──
『ここで辻隊員、弓場隊長、神田隊員が緊急脱出!!』
『流石辻ちゃん。あくまで援護が仕事…か。』
『二宮さんも上手かったな~。狙撃がないって分かってからの動き。しっかり自分の形に持ってった所は流石だよ。』
『つーか綾瀬川の奴…グラスホッパーをあんな使い方するのな…。』
当真は賞賛半分、呆れ半分でそう言った。
『確かに。グラスホッパーで落とした弧月を飛ばすとは…。』
結束も感心したように頷く。
『失礼しました。…続けます、弓場隊長、神田隊員が緊急脱出したことにより、弓場隊はここで全滅、ROUND8夜の部の勝敗は柿崎隊、綾瀬川隊員と二宮隊、二宮隊長に託された!』
──
「随分と急いでここに来たようだな。」
二宮はスーツのポケットに手を入れたまま振り返る。
「B級1位…狙ってるんで。」
「お前は1位にこだわっているようには見えんがな。」
「不可抗力ですよ。オレにかかってるみたいなんで。申し訳ないですけど逃がしませんよ。」
「ふん、元より逃げるつもりは無い。かかって来い。たとえお前が相手だろうと撃ち落とす。」
射手の王と無機質な天才万能手。
2人の強者は向かい合う。
二宮のトリオンキューブが分割される。
それと同時に綾瀬川は深く息を吸い、弧月を構える。
そして二宮のアステロイドが炸裂。
そのタイミングで綾瀬川は深く踏み込み、アステロイドを走りながら躱す。
圧倒的なトリオンの暴力に綾瀬川は近づくことすら出来ず、二宮との距離を離される。
──
『二宮隊長のアステロイドが綾瀬川隊員に炸裂!綾瀬川隊員、近づけない!』
『タイマン最強だからね、二宮さんは。綾瀬川くんの回避能力は驚異的だけどあのトリオンから放たれる広範囲攻撃はさすがに避けきれないでしょ。』
『しかも距離を取っちまったってことは…』
──
目の前の二宮はさらにトリオンキューブを生成する。
二宮のフルアタック。
知っているものからしたら悪夢でしかない。
おいおい、勘弁してくれよ。
俺はグラスホッパーを複数展開して、空中も使って二宮のアステロイドを避ける。
「ハウンド。」
今度は威力重視のアステロイドとは違う、こちらを追尾する、ハウンドがアステロイドに紛れ込むようにオレに襲いかかる。
反則だろ…。
オレはシールドと遮蔽物を利用してどうにかハウンドを千切る。
「バイパー。」
遮蔽物が2人を遮った間にオレはトリオンキューブを分割。
山なりにバイパーを撃つ。
しかし、それでも二宮はポケットから手を出すことはなく、シールドで簡単に防がれる。
そしてさらにトリオンキューブを分割。
フルアタックがオレに襲いかかる。
これが射手NO.1。
弾トリガーの扱い、センスで言えば出水の方が上なのかもしれない。
それでもNO.1はこの男、二宮匡貴だ。
撃ち合えるのは出水だけ。
高揚がオレの体を支配する。
オレはアステロイドが着弾する刹那に飛び上がり、家屋の屋根に着地する。
無防備に立ち尽くすオレを見て二宮は攻撃の手を止めた。
そしてオレの行動に二宮は目を見開く。
メインにバイパー。
そしてサブトリガーでオレはもう1つトリオンキューブを生成した。
──
『フルアタック?!』
解説の里見が声を上げる。
『悪手も悪手だろ。二宮さんと撃ち合いをする気か?あいつ。』
『二宮隊長のトリオン量14に対して綾瀬川隊員のトリオン量は…5?いや…それにしてはトリオンキューブが大きい…?…兎に角、トリオンの差は2倍以上。にも関わらず綾瀬川隊員はフルアタックの構えをとった!』
──
「何考えてんのよあいつ!!いくらバイパーが上手いからって二宮さんと撃ち合い?!」
小南は頭を抱えながらそう叫ぶ。
「知らないんですか?綾瀬川先輩は相手とのトリオン量の差が倍以上ある時だけに使える特殊トリガーのおかげでトリオン量が一時的に100まで上がるんですよ?」
烏丸はそう返した。
「…そーなの?!なら安心ね!行けっ!綾瀬川!!100になったトリオンで二宮さんをゴリ押すのよ!!」
「…まあ嘘ですけど。」
「…え…?」
「だから嘘です。…2倍以上のトリオン量の差がある二宮さんに撃ち合いは悪手ですよね。どうする気なんでしょう。」
そう言って烏丸は考え込む。
「…騙したわね?!」
──
「どう言うつもりだ?まさか撃ち合いで俺に勝てると思ってるんじゃないだろうな。」
二宮は射殺すように綾瀬川を睨む。
「さあ?やってみなくちゃ分からないでしょ。アンタは射手1位。あの出水を抑えて…だ。オレは元射手でね。撃ち合いは好きなんですよ。米屋や出水みたいな戦闘狂と同列にされるのは不本意ですが…撃ち合い…しましょうよ。」
「ふん、良いだろう。二度とそんな気が起きぬよう真正面から叩き潰してやる。」
そう言うと二宮が分割したトリオンキューブが光り輝く。
それに対して綾瀬川のトリオンキューブも光り輝いた。
「二宮さん、アンタは俺に敗北を教えてくれるのか?」
トリガーセット
メイン:弧月、旋空、バイパー、シールド
サブ:バイパー、グラスホッパー、バッグワーム、シールド
まさかここまでROUND8が続くとは…。
次回決着予定です。
感想、評価等お待ちしております。
幕間何読みたいんじゃワレェ!
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誰かの独白。多分榎沢か三輪。
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掲示板形式のやつ。(作者無知)
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日常小話。
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if(綾瀬川VSボーダー)
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住民税高すぎ。