これまでにない感想の量に、待っていてくださった事への感謝と心配をかけてしまった申し訳なさで胸がいっぱいになります。
ですが1番は回復を喜んでくれて嬉しい!です。
本当にありがとうございます。
…感想返すの大変そうw
さて、幕間はバレンタイン回の続きになります。
バレンタインに間に合わなかったけどw
2月14日
ランク戦ブース
「よーよー、綾瀬川。収穫はどーよ?」
そう言って綾瀬川に肩を組むのはA級1位太刀川隊射手、出水公平。
「?、収穫?」
綾瀬川は疑問符を浮かべた。
「ばーか、今日はバレンタインだぜ?チョコレートに決まってんだろ。」
出水は呆れたようにそう言った。
「で?」
「どうなんだよ?」
「…いつの間にランク戦ブースに来たんだ?お前。」
出水とは逆の肩に腕を回すのは、A級7位三輪隊攻撃手、米屋陽介だった。
「…3つ貰ったな。どれも美味しかった。」
「3つって…柿崎隊で2つだろ?…もう1つは?」
出水が尋ねる。
「ああ、朝一で小南に貰ったな。」
「小南って…玉狛だろ?わざわざ持ってくるってことはお前…。」
米屋がニヤニヤとそう言う。
「?、カレーと一緒に持って来たぞ?」
「「はぁ…。」」
出水と米屋は呆れた様にため息を吐く。
「ほら、コイツ鈍感だろ?」
「いや、鈍感以前の問題じゃね?察せなくて女の子を泣かせるタイプだな。」
「何コソコソ話してるんだ?どうせランク戦だろ?早くしてくれ。」
「あー、その前に綾瀬川、お前の事呼んできて欲しいって言われてるんだが…。」
「オレを…?」
米屋の言葉に綾瀬川は疑問符を浮かべた。
──
・月見蓮の場合
三輪隊作戦室
「ごめんなさいね、綾瀬川くん。私の方から出向けば良かったのだけれど、手が離せなくて。」
そう言って作戦室のソファに座るオレに謝罪をしたのは、三輪隊オペレーターの月見蓮だった。
「いえ…月見さんにはお世話になったので。」
そう言いながら作戦室を見渡すが、月見以外の姿は見当たらなかった。
「三輪くんは城戸司令に用事、奈良坂くんと古寺くんは狙撃手の合同訓練よ。」
そんなオレを見て、月見は察した様にそう言った。
「米屋くんは一緒じゃなかったかしら?」
「あいつは弾バカとランク戦ですね。」
「そう。フフ、そう固くならないで。大した用事じゃないから。」
そう言いながら月見はラッピングされた小さな箱をオレの前に置いた。
「ハッピーバレンタイン。綾瀬川くんに。」
「…どうも。」
大きさから何となく察しが付いたオレは、月見にお礼を言う。
「あら?嬉しくなかったかしら?」
「いや、嬉しいしありがたいですけど…わざわざ呼び出して渡すものですか?それこそ米屋にでも渡してもらえば。」
「フフ、世間知らずなのは相変わらずね。」
オレの言葉に月見は、口元に手を当てながら上品に笑う。
「こういうのは直接渡すことに意味があるのよ。それに…私から機器操作の技術を盗むだけ盗んで、それ以降顔を出さなくなった誰かさんと久々にお喋りしたかったの。」
「…すいません…。」
「冗談よ。」
そう言うと月見は立ち上がる。
「お茶を入れるわ。…ぜひ食べて行って。」
「…じゃあお言葉に甘えて。」
月見蓮との小さなお茶会は三輪が戻ってくるまで続いた。
──
・仁礼光の場合
「おー!いたいた!綾瀬川〜!」
時刻はまもなく短針が時計の真上を刺す頃。
ラウンジで先程までランク戦をしていた二宮隊の辻と、昼食を食べていたところに何やら騒がしい声が響いた。
その騒がしい声の正体は、B級3位影浦隊オペレーター、仁礼光だった。
仁礼の登場に辻はこちらに助けを求めるような顔をするが、どうにも出来ないし知ったこっちゃないので無視をする。
「何か用か?ヒカリ。」
「いやー、今チョコ配っててよー。綾瀬川にもあげようと思ってなー。」
片手には紙袋を持っていた。
「おっ、辻ちゃんも一緒じゃねーか。ん、辻ちゃんにもやるよー!」
そう言って仁礼は机の上にラッピングされた小さな袋を2つ置く。
「ああ、わざわざありがとう。」
「あ…えと…お、俺に…?ド…ドウモアリガトウゴザイマス…。」
しりすぼみするような声で辻は、何故か片言でお礼を言った。
「おー!100倍のお返し期待してっからなー!」
そう言って仁礼は去っていく。
…嵐みたいな奴だな。
「お、お返しって…
…どうしよう?!」
目の前で縋るようにそう言う辻を見て、オレはそう思った。
──
・黒江双葉の場合
「ようやく見つけたわ。清澄くん。」
「ひっ…。」
口元の黒子が特徴の女性隊員、A級6位加古隊隊長、加古望の登場にオレは思わず悲鳴を抑える。
「あら?驚かせちゃったかしら。」
「えっと…生憎昼食を済ませたばかりですので…。」
オレはそそくさと加古の前から逃げようとする。
「ああ、用があるのは私じゃなくて、双葉の方よ。」
加古はそう言って視線を加古の後ろに隠れるツインテールの女子隊員に向けた。
「…びっくりした。いたのか、双葉。」
加古隊攻撃手、黒江双葉。
不本意ながらオレの弟子にあたる攻撃手だ。
「むぅ、最初からいました!」
黒江の存在に気付かなかったオレに、黒江はそう言ってむくれた。
「気配を消すのが上手くなったな。」
「!、当然です!この調子でししょーに不意打ちを決めてみせますから!」
チョロい。
「で?用事ってなんだ?ランク戦の誘いなら悪いな、明日はROUND4だからこの後作戦室に戻るんだ。」
「違います。ししょーにえっと…その…」
黒江は両手を後ろに隠しながら、照れた様に言い淀む。
「…チョコレートか?」
「!、そ、そうです!」
そう言って黒江は持っていた紙袋を差し出す。
「あら、清澄くん。それを言っちゃうのは野暮じゃなくて?」
加古はそう言って笑う。
「…まぁ今日は行く先々で貰ってるので察しは付きますよ…。」
「まあ。モテモテね。」
そう言って加古は笑う。
「ししょー、その話詳しく。あのツインテにも貰ったんですか?」
…ツインテって…お前もだろ。
と言うツッコミは黒江の圧に押し殺された。
ついでに加古さんからも貰った。
…怖すぎる。
──
・三上歌歩の場合
「なあ、なんか機嫌悪くないか?」
「別に悪くありませんよ?」
そう言いながらも前を歩く柿崎隊オペレーター、宇井真登華の歩く足は速い気がする。
それなりに宇井との付き合いも長くなったオレの経験からするに、こういう時の宇井は放って置いても、変に突いてもめんどくさい。
どうしたものかと考えながら、心当たりを探す。
昨日はあの後、熊谷、綾辻、何故か顔も知らないC級の女子隊員2人からチョコレートを手渡された。
ちなみに熊谷からは、今日は本部に来れないからと那須の物も渡されている。
「あっ、綾瀬川くん。丁度いい所に。」
色々考えていると、そう声をかけられる。
「…三上。」
「三上先輩!」
「こんにちは。真登華ちゃんも。」
声をかけて来たのはA級3位風間隊オペレーターの三上歌歩だった。
「丁度柿崎隊の作戦室に行こうと思ってたんだ。」
そう言って三上は紙袋を差し出す。
「ハッピーバレンタイン。1日遅れだけど…。」
三上は申し訳なさそうにそう言った。
「…オレにか?」
「うん。綾瀬川くんには色々お世話になってるから。」
「大した事はしてないと思うが…。」
「そんな事ないよ。よく歌川くんとランク戦してくれてるでしょ?この前も私が落とした書類拾って、一緒に運んでくれたし、ROUND1ではランク戦があるのに解説引き受けてくれたよね。」
こうも細かく言われると、何も言い返せなくなる。
「じゃあお言葉に甘えて。」
そう言って三上から紙袋を受け取る。
「綾瀬川くんのおかげで歌川くん、弾トリガーの扱いが上手くなったって風間さんが褒めてたよ。」
「ただランク戦してるだけなんだけどな。」
「でも歌川くん綾瀬川くんとのランク戦の後いつもログ見直してるから。」
そう言って三上は笑う。
「それは…ライバルを増やしてるみたいで複雑な気分だな…。」
そう言ってオレは頭を搔く。
「ふふ、そう言わずこれからも歌川くんをお願いね。」
「まぁ、ランク戦をするくらいしか出来ないけどな。」
「それがありがたいんだってば。…あっ!私これから中位の方で実況やるんだった。夜の部は見に行くから頑張ってね!」
そう言って三上は可愛らしくガッツポーズを作る。
「ああ、ありがとう。」
「じゃ、またね。綾瀬川くん、真登華ちゃん!」
三上は駆け足気味に歩いて行った。
「じゃ、行くか。真登華。」
「…はい。」
「え…やっぱり怒ってるよな?それもさっきより。」
「べ!つ!にー?
…怒ってませんよーだ!」
なお、この30秒後、国近、米屋に捕まった綾瀬川が、宇井の機嫌をさらに損ねるのは、別の話である。
各キャラからの印象&各キャラへの印象
月見蓮→弟子。久しぶりに話せた。
仁礼光→友達。お返しは弁当な!
加古望→双葉がお世話になってるわね。ひっ!って。失礼しちゃうわね。
黒江双葉→ししょー!…他に誰からチョコ貰ったんですか?
三上歌歩→友達。歌川くんがお世話になってます。
宇井真登華→だーかーらー…怒ってませんよ〜?
月見蓮←師匠。頭が上がらない。
仁礼光←友人。嵐みたいなやつ。
加古望←ボーダー最強(恐もしくは狂)。あのチャーハンには勝てる気がしない。
黒江双葉←弟子。チョロい。
三上歌歩←友人。聖人ミカミエル。
宇井真登華←後輩。なんで怒ってるん?ごめんて。
那須さんはちゃんと書こうか迷ったんですが、迷った結果まぁ直接は渡さないよねと言うことになりました。
ifだったら書いてるけど、原作に寄せるとこうかなと。
見たかった人すいません。
あとは小佐野と真木理佐を書こうと思ったけど、途中まで書いてこの2人は絶対にチョコ渡す性格じゃねえわということで断念です。
感想、評価等お待ちしております。
幕間何読みたいんじゃワレェ!
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誰かの独白。多分榎沢か三輪。
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掲示板形式のやつ。(作者無知)
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日常小話。
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if(綾瀬川VSボーダー)
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住民税高すぎ。