後、読者の感想で「俺」→「オレ」の方がいいのでは?という感想を頂いたんですよ。
実は50話くらい出した時に私も同じこと考えてたんですけど…ほら、修正めんどくせぇじゃないですかw
だからいっかなーって思って放置してたんですよね〜。
…ところで話変わるんですけど皆さん「誤字報告」という機能はお使いになられているでしょうか。
何が言いたいかって言うと「皆誤字報告で修正送ってちょ。」
…って事ですw
勝手な話ではありますが何卒よろしくお願いします!いやまじで勝手な話ですけど!<(_ _)>〈 ゴン!〕
ちなみにみんなが協力してくれると信じて今回の話から「オレ」になってますw
ゆっくりと緊急脱出用のベッドから起き上がる。
「…」
「…らしくないね、清澄さん。一発喰らうなんて。」
戻ると、紙パックのジュースを啜る天羽が待っていた。
「…悪かったな、仕事させられなくて。」
「気にしてないよ。根付さんと鬼怒田さんは反対してたんだ。どの道俺は出れなかったと思うよ。」
「…そうか。」
「城戸さんが呼んでたよ、清澄さん。」
「ああ。」
──
「この結末が不服か…?清澄。」
ボーダー本部司令室。
城戸がオレに尋ねた。
「アンタが決めた事だ。文句なんて無いですよ…。」
そう言ってオレは出口に向けて振り返る。
「…でも…疑問だな。何故、諦めたんだ?あのまま行けばブラックトリガーは回収出来た。…それに、風刃なんてオレ一人で問題なく対処できる。未知のブラックトリガーを回収しておく方が将来的に城戸派が有利になるはずだ。」
ブラックトリガー捕獲作戦はS級隊員、迅悠一がボーダー本部に風刃を渡すことにより作戦中止という事になったらしい。
これで本部には天羽と風刃。
ブラックトリガーが2本になった。
「…」
「…まぁ…理由なんて今更どうでも良いですけど。」
「清澄…最後手傷を負っていたな。あれはわざとか?」
「…」
「いや、忘れてくれ。ご苦労だった。」
「…いえ。」
──
「「「…あ。」」」
「…」
ボーダー基地の出口に向かう途中。
自販機の前でぼんち揚げを食べている、迅、風間、太刀川と目が合った。
オレは一瞬止まって3人を見ると、すぐに出口に向かって歩き始めた。
「「「待てコラ。」」」
「…何ですか…?」
「何ですかもクソもあるか。この作戦…なんでてめぇが出て来やがった。目立つのは嫌いっつってただろーが。」
そう言って太刀川はオレの胸ぐらを掴む。
「なんでって…オレは城戸さんの命令に従っただけだ。…アンタ達と同じ理由だろ?」
そう言ってオレは胸ぐらを掴む太刀川の手を払う。
「風間さんにも言った通り…オレはアンタ達の尻拭いをしただけだ。…それ以外に理由なんて無いですよ。」
そう言ってオレは太刀川の横を通り抜ける。
「あれがお前の本当の実力か…?綾瀬川。」
そう尋ねた風間に視線を落とした。
「正直半信半疑だった。太刀川の興味を引く男がどれほどの強さなのか。…だが…蓋を開けてみればこれ程の化け物だったとはな。…能ある鷹は爪を隠す…これ程お前に合う言葉はないだろう。…何故お前ほどの男がボーダーにいる?
…お前は一体何者だ?」
風間の視線が鋭くなる。
「…何者も何もオレはただのB級万能手ですよ。」
そう言ってオレは風間、そして迅の横を抜ける。
「なあ綾瀬川…
…お前
「「!」」
太刀川、風間は目を見開く。
「おい、迅。てめぇどう言う「オレが玉狛に入る未来でも見えたのか?」」
太刀川の言葉を遮るように迅に尋ねた。
「うーん、五分五分ってとこかな。でも…今のお前からは色々な未来が見える。…悪く言えば不安定だ。」
「…この未来はアンタが仕組んだ未来だろ?オレには柿崎隊が…いや、でもまあ…
…柿崎隊を追い出されたらまた誘ってください。」
そう言ってオレは今度こそ歩き出す。
「そうか。
…そりゃ残念だ。」
その言葉を背に歩いていると、携帯が震える。
相手は柿崎だった。
──
ボーダー本部柿崎隊作戦室
「よう、来たな。清澄。」
「こんばんは。清澄先輩。」
作戦室に行くと、柿崎の他に、文香、真登華が待っていた。
「…早く帰って寝た方がいいんじゃないのか?文香、真登華。」
そう言ってオレは、作戦室の椅子に座る。
「それを言うなら清澄先輩もでしょ〜?」
そう言って真登華はオレの前にお茶を置いた。
「…」
「何も言わなくて良いぞ。清澄。」
「!」
柿崎のその言葉にお茶を持ち上げる手を止める。
「普段表情の読めないお前だが…今はハッキリ分かるぜ。迷ってんだろ?このまま柿崎隊にいても良いのかどうか。」
「…」
「そんなの迷うまでもねえ。お前は柿崎隊の一員だ。…事情があるんだろ?お前が実力を隠してたのも、城戸派として迅の前に出てきたのも。…俺は元嵐山隊だからそのまま本部長派だが…俺の隊は別に派閥なんか気にしちゃいねーよ。
…だがまあ…いつか教えてくれよ?虎太郎も交えてな。」
「…」
「…んじゃ、帰るか。お前は真登華を送ってやれよ。」
「…はい。」
──
「いやー、それにしても凄かったね、清澄先輩。迅さんを圧倒するだけじゃなくて玉狛まで1人で相手しちゃうんだもん。」
隣を歩く真登華が興奮気味に言った。
「その前には嵐山隊と諏訪隊も全滅させちゃったんでしょ?ザキさんと文香は戦いたがってたけど私は御免だわ〜。」
「…」
「…」
何も言わないオレに真登華は黙る。
「…ザキさんも色々考えてああ言ったんだよ?清澄先輩って分からないことだらけだったから。…本当は私と文香は清澄先輩がうちに入るの最初は反対だったたし。」
「…そうなのか?」
「最初は…だよ?実力も分からないし。4人に増えて私がちゃんとオペ出来るかも分からないし。…でも三輪先輩の紹介だったしうちも負け続きだったからザキさんが思い切って入隊を許可したの。」
「…」
「今じゃ清澄先輩のおかげでB級1位。ザキさんも文香も虎太郎もみんな強くなって…。私も清澄先輩のおかげで結構オペの腕上がったと思うし。…みんな清澄先輩に感謝してるんだよ?今じゃ清澄先輩が居ないなんて考えられないから。」
「…そうか…。」
真登華の家の近くに着いた。
「…じゃ、また明日ね、清澄先輩。」
「…ああ。」
「清澄先輩…
…隠し事…もうあんまりしないでね?
…ほら、後で知ったらその…寂しいじゃん?」
「!」
「それだけだから!じゃ!」
「…」
泣きそうな、悲しそうな…そんな顔だった。
(私のカレーを嬉しそうに食べてた…あれも嘘なわけ…?)
先程の小南の表情を思い浮かべる。
「玉狛なんて…行けるわけないな。」
迅の誘いを思い出して1人で否定する。
そして、こちらを隠れるように見ている男に視線を向けた。
「…真登華のストーカーか?」
「…ふん、気付いていたのか。…実の父親にストーカー呼ばわりか?」
曲がり角から現れたのはオレの父親だった。
「後ろからつけてたんだ。変わらないだろ?」
「…乗れ。」
視線の先には車が停まっていた。
──
「今回の戦績でハッキリした。やはりお前はボーダーにいるべきではない。」
「…そんな事…アンタが勝手に決めるな。」
父親の言葉にそう返す。
「元々前シーズンまでの予定を繰り下げたんだ。今回のブラックトリガー捕獲作戦でお前の実力は証明された。
…だが…何故最後右腕を失った?」
「…」
「…小南桐絵…玉狛所属の攻撃手。元攻撃手1位…か。ボーダーでの実力は確かに評価に値する。だがお前が傷を負うほどの相手では無いはずだ。」
父親は続ける。
「…下らん情でも芽生えたか?」
「アンタには関係ない。」
「今のお前は見てられん。清澄、お前…
…弱くなったな。」
「!」
「中途半端にボーダーの人間と関わったからか?やはりあの場所は私にとって不利益でしかない。…お前にとってもだ。柿崎隊もだ。ボーダーの人間と関わってお前は弱くなった。…何故あのまま忍田の一撃を受けた?何故ブラックトリガーを回収しなかった?何故力を隠す?命令だからか?違う。教えてやろう、お前は皆に恐れられるのが怖かった…
…違うか?」
「…っ…」
「人間関係ほど脆く、己を弱体化させる物はない。全くもって不利益。お前には必要の無い物だ。」
着いたのはあの場所。
無機質な怪物を産んだ鳥籠だった。
「言ったはずだぞ?お前は道具だと。道具ならば道具に徹しろ。だがまあ…面白い事例ではあった。
…今のお前は人間にも道具にもなりきれない哀れな怪物だな。
…お前はもう、道具に戻れ。」
「…オレは…」
ブラックトリガー捕獲作戦報告書(綾瀬川清澄、天羽月彦について)
・綾瀬川の投入は秘密裏に行うものとする。(とあるボーダー協力者による指示。)
・未知のブラックトリガーの相手は天羽とする。
・民間人へのイメージ保持、上層部2名の反対により、天羽の投入は作戦を妨害する戦力を排除してからとする。(根付栄蔵、鬼怒田本吉の反対。)
事後報告
・S級隊員、迅悠一の持つ風刃の本部提出により、空閑遊真のボーダー入隊を認め、ブラックトリガー捕獲作戦を中止。
・太刀川隊隊長、太刀川慶の命令違反は、敵味方の分別不可、情報の無さ、綾瀬川清澄の希望により、免除とする。
城戸さんと迅さんの取り引きについては後々書くつもりです。
感想、評価等お待ちしております。
幕間何読みたいんじゃワレェ!
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誰かの独白。多分榎沢か三輪。
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掲示板形式のやつ。(作者無知)
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日常小話。
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if(綾瀬川VSボーダー)
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住民税高すぎ。