白い部屋の最高傑作、ボーダーにて   作:齏琥梦

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遅くなりすいません!
今回より大規模侵攻編が開始致します!
まず先に言っておくとオリジナルです!
マジでめちゃくちゃオリジナルになるかもしれません。
色々構想していた為投稿が遅れました。
賛否両論あると思いますが私自身が書きたいと思ったので。
それでもいいよって方はどうぞ。


大規模侵攻 〜開戦〜

ゲートの数は依然増していく。

そこからは今までに見た事もない数のトリオン兵が出てくる。

市街地に入られないよう、大規模な防衛作戦が忍田本部長により発令された。

 

『諏訪隊、現着した!近界民の駆除を開始する!』

 

『鈴鳴第一現着!戦闘開始…!』

 

『東隊現着。攻撃を開始する。』

 

『生駒隊現着。近界民の処理を開始する。…今のめっちゃカッコよない?あ、通信切ってへんかっ…』

 

『二宮隊現着した。…処理を開始する。』

 

『柿崎隊現着した!戦闘開始する!』

 

その他にも、風間隊、嵐山隊のA級二部隊。

荒船隊、茶野隊などのB級部隊数隊が現着する。

 

 

 

 

──

 

B級11位諏訪隊

 

「おい榎沢、単独で動くんじゃねえよ!」

 

「…」

 

諏訪の制止の声を無視して諏訪隊銃手、榎沢一華はトリオン兵の群れに単身突撃。

次々とトリオン兵を蜂の巣にして行く。

 

 

 

 

「あたしと綾瀬川センパイの時間を邪魔したんだから…まだまだ憂さ晴らしの相手になってもらわないとね〜?」

 

 

──

 

B級4位生駒隊

 

「旋空弧月…!」

 

生駒隊隊長、生駒達人の旋空がトリオン兵をまとめて両断する。

 

「イコさん、ここ仮想マップやないんやからそんなバカスカ家切っちゃダメですよ。」

 

射手の水上敏志が忠告を入れる。

 

「マジで?…じゃあ…」

 

そう言うと生駒は縦に弧月を振った。

 

 

「縦なら問題ないやろ…!」

 

 

「いや結局家切れてますやん。」

 

 

 

──

 

B級2位二宮隊

 

「辻、犬飼。今までの防衛任務とは訳が違う。囲まれないように注意して戦え。単体が弱くても囲まれれば一気に落とされるぞ。氷見、他のチームの状況や、戦況は逐一報告しろ。」

 

二宮隊隊長、二宮匡貴は部下の3人にそう指示した。

 

「犬飼、了解。」

 

「辻、了解。」

 

「氷見、了解。」

 

B級トップクラスの部隊は目の前の敵に視線を向ける。

 

…そして、射手の王の蹂躙劇が幕を開けた。

 

 

──

 

B級1位柿崎隊

 

「うじゃうじゃいやがるな…。」

 

大量のトリオン兵を前に柿崎は呆れたように言った。

 

「二手に分かれますか?」

 

柿崎隊万能手、巴虎太郎が柿崎隊隊長、柿崎国治に尋ねた。

 

「そうだな。清澄は虎太郎と、文香は俺。いつも通りで行くぞ。」

 

「「「了解。」」」

 

 

──

 

「ちっ…榎沢の奴…。」

 

少し離れた場所で、トリオン兵を駆逐する榎沢に視線を向けて、諏訪は悪態を吐いた。

 

「どうしますか?俺、援護に回った方がいいですか?」

 

諏訪隊銃手、堤大地が諏訪に尋ねた。

 

「あー…ほっとけほっとけ。あいつはムカつくが実力は確かだ。…ムカつくがなァ。あいつが暴れる事で他の隊の負担も減らせる。…だがまァ…小佐野、あいつに何かあったら直ぐに報告しろ。」

 

『ほいほーい。』

 

 

『諏訪さーん。』

 

すると榎沢本人からの通信が入る。

 

『あ?どうした?限界か?』

 

『違うし。…来るよ。』

 

『は?』

 

『…ヤバいのが。

 

 

…あたしの()だけどね。でも…』

 

 

 

その瞬間、諏訪の近くのバムスターの装甲がひび割れた。

 

 

 

 

『あたしの勘ってよく当たるから。』

 

 

──

 

B級7位東隊

 

 

「なんだ?こいつもトリオン兵か?」

 

東隊攻撃手、奥寺常幸はバムスターの中から出てきた見たことも無いトリオン兵に身構える。

 

 

(新手の群れか?…少し間合いが近すぎるな…。)

 

東隊隊長、東春秋はじっくりと新型を見定める。

 

「東さんは向こうをやってください。ここは俺らが…「奥寺!!」」

 

東の声に振り返ると、そこにはいつの間にか距離を詰めた新型が立っていた。

そしてその大きな腕を奥寺目掛けて振るった。

 

「なっ…!」

 

とんでもない衝撃に、奥寺は家屋をいくつも突き破りながら吹き飛ばされる。

 

『奥寺!応答しろ!!』

 

『だ、大丈夫です…!』

 

「この野郎…!!」

 

奥寺と同じく、東隊の攻撃手である、小荒井登は新型目掛けて切りかかる。

 

「止せ!小荒井!奴の狙いはチームの分断だ!奥寺が戻るまで待て!」

 

しかし、東の制止虚しく、小荒井は新型に簡単に捕まってしまう。

 

そのまま新型は小荒井の腕をもいだ後、胸部を広げた。

 

「な、なんだこれ?!東さん…!!」

 

「ちっ…!」

 

東は新型目掛けてアイビスを放つ。

 

 

 

…しかし、アイビスは手の装甲に弾かれた。

 

 

(!…アイビスを弾いただと…?)

 

「…」

 

東は小荒井に標準を合わせて、小荒井の頭部を撃ち抜いた。

 

 

 

『…忍田さん、こちら東!』

 

東は本部長である、忍田に通信を入れる。

 

『新型トリオン兵と遭遇した!サイズは3m強、人に近い形態で二足歩行。小さいが戦闘能力は高い!…特徴として隊員を捕らえようとする動きがある!各隊警戒されたし!以上!』

 

『隊員を捕らえる?…分かった、増援まで凌いでくれ!』

 

 

──

 

「隊員を捕らえる新型トリオン兵…?」

 

「なるほど、そういうことか。」

 

三雲修の問いに答えたのは、空閑遊真のお目付け役である、自立型トリオン兵、『レプリカ』だった。

 

 

『シノダ本部長。その新型はおそらくかつてアフトクラトルで開発中だった捕獲用トリオン兵、「ラービット」だ。』

 

『!…捕獲用?…捕獲は大型の役目じゃないのか…?!』

 

レプリカの言葉に忍田は尋ねた。

 

『役目は同じだが標的が違う。

 

 

 

…ラービットはトリガー使いを捕獲する為のトリオン兵だ。』

 

『なんだと…?!』

 

『他のトリオン兵とは別物の性能と思った方がいい。A級であっても単独で挑めば食われるぞ。』

 

 

 

──

 

「新型?まさかこいつの事ちゃうやろーな?」

 

基地南東部。

他のトリオン兵の残骸から出てきた新型を目の前に生駒隊は警戒態勢を整える。

 

「アイビスも凌ぐくらい硬いらしいですわ。」

 

『ありゃ?じゃあ俺のライトニングとイーグレットじゃ意味なそうですやん。』

 

水上の言葉に、遠くで狙撃をしていた、生駒隊狙撃手、隠岐孝二は冷や汗をうかべる。

 

 

忍田の通信を聞いた生駒隊は新型トリオン兵、ラービットと対峙していた。

 

「海、先走ったらアカンで。連携攻撃でやりましょう。」

 

「せやな、俺の旋空も効くか分からへんし。

 

 

…こいつは全員でやらなヤバそうやな。」

 

 

 

生駒隊VS新型トリオン兵ラービット

 

 

──

 

同じく南東、二宮隊

 

『二宮さん、生駒隊、東隊、諏訪隊、柿崎隊、鈴鳴第一が新型との戦闘を開始しました。』

 

『ああ。そのようだな。』

 

そう言いながら二宮は目の前に現れた新型に視線を移す。

 

「辻、犬飼。掴まれないように警戒しろ。辻は予期せぬ攻撃に備え俺の援護、犬飼は時間を稼げ。…火力で削り殺す。」

 

そう言いながら二宮はトリオンキューブを2つ作り出した。

 

「「了解…!」」

 

 

 

二宮隊VS新型トリオン兵ラービット

 

──

 

『隊長、新型が現れました。戦闘開始します。』

 

本部基地南。

柿崎隊の万能手である綾瀬川清澄と巴虎太郎は新型トリオン兵と対峙していた。

 

『分かった!こっちは新型はまだいねえがトリオン兵の数が多い。そのトリオン兵は分かってないことが多い。…無理はするな。俺と文香が着くまで持ちこたえてくれ!』

 

『『了解。』』

 

 

「…まずは様子見…か。」

 

そう言いながら綾瀬川はトリオンキューブを生成する。

 

「捕獲用なら近距離はやめておいた方が良さそうですね。」

 

そう言いながら巴はハンドガンを構える。

 

「装甲が硬いらしい、合成弾で崩す。虎太郎は援護してくれ。」

 

「了解。」

 

 

 

 

綾瀬川&巴VS新型トリオン兵ラービット

 

 

──

 

本部基地北東。

 

諏訪隊は現れた新型トリオン兵、ラービットと交戦していた。

 

「くそっ!アホみてーに堅えなオイ!」

 

諏訪、堤によるショットガン乱射。

しかしそれでもラービットの硬い装甲は崩せずにいた。

 

「日佐人、こじ開けろ!」

 

 

『了解…!』

 

諏訪隊の攻撃手笹森日佐人がラービットの上から弧月を突き立てた。

 

 

しかし、その瞬間、ラービットの頭から突起が現れる。

 

 

「なっ…!」

 

 

そしてその突起から放たれたのは電撃だった。

 

「かっ…」

 

 

「日佐人…!」

 

『くそっ、榎沢!てめぇ今どこにいやがる?!』

 

『あー…新型?と交戦中〜。2体いるからそっちには行けないかも。』

 

「2体?!くっそ…野郎…」

 

そう言いながら諏訪はラービットにショットガンを向ける。

 

「吹っ飛べ…!」

 

そう言って諏訪はラービットにショットガンを放った。

その間に堤は笹森を回収。

 

 

しかし、その爆風を抜けて、ラービットの大きな腕が諏訪を捕らえた。

 

「うおっ…!」

 

そのまま諏訪はラービットの胸部に取り込まれてしまった。

 

 

「諏訪さん…!」

 

そして、ラービットは次なる標的、堤と笹森に襲いかかった。

 

 

 

 

 

「あれ?思ったより小さいですね。」

 

「舐めてかかるなよ。見た目より手強いぞ。」

 

「分かってますよ。いきなり退場はもうコリゴリだ。」

 

そう言いながら諏訪隊の3人はラービットに視線を向ける。

菊地原、歌川が笹森と堤を救出していた。

 

「か、風間さん…!俺らより榎沢を!少し南に行ったところで榎沢が…ツインテールの隊員が新型2体と交戦しています!」

 

堤は風間にそう訴える。

 

「ああ。だが加勢は必要ないと判断した。…それだけだ。」

 

 

 

A級3位風間隊VS新型トリオン兵ラービット

 

 

 

──

 

「ふう…少し休憩っと…。」

 

そう言って諏訪隊銃手榎沢は近くの瓦礫に腰をかける。

 

「綾瀬川センパイは基地南部かあ…諏訪さんたちのところには小さい人が向かったし…あたしも南に行こーかなぁ?」

 

そう言って榎沢は立ち上がる。

 

「それにしても…」

 

榎沢は後ろに視線を向ける。

 

 

 

 

そこには穴だらけになったラービットが2体転がっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「思ったより弱かったなぁ…。」

 




オリジナル要素として、二宮隊、生駒隊が参戦しております。
使わなきゃ勿体ねぇよ忍田さん…!
まあB級は全員揃うまで待機だったらしいですけどね。
全員揃ったってことで。



大規模侵攻各隊員トリガー構成

綾瀬川清澄

メイン:弧月、旋空、アステロイド、シールド
サブ:バイパー、アステロイド、スコーピオン、シールド


巴虎太郎

メイン:アステロイド(ハンドガン)、弧月、グラスホッパー、シールド
サブ:アステロイド(ハンドガン)、ハウンド(アサルトライフル)、グラスホッパー、シールド


榎沢一華

メイン:アステロイド(ハンドガン)、ハウンド(アサルトライフル)、メテオラ(グレネードガン)、シールド
サブ:アステロイド(ガトリング砲)、ハウンド(ハンドガン)、グラスホッパー、シールド


感想、評価等お待ちしております!

幕間何読みたいんじゃワレェ!

  • 誰かの独白。多分榎沢か三輪。
  • 掲示板形式のやつ。(作者無知)
  • 日常小話。
  • if(綾瀬川VSボーダー)
  • 住民税高すぎ。
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