白い部屋の最高傑作、ボーダーにて   作:齏琥梦

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お久しぶりです。
長らく投稿出来ずにすいません。

そしてお待たせ致しました。
実は退院するまで休載しておりました。
退院したので投稿再開致します。



…てかこういう時こそ活動報告使うべきですよねw


大規模侵攻 〜三重奏〜

本部基地付近の南西部

 

「三雲くんが?!」

 

「オサムが死ぬ?」

 

「最悪の場合…だ。」

 

嵐山の前に現れたA級ソロ隊員、迅悠一は三雲修が死ぬ未来を予知していた。

 

「そんでそうならない為に俺たちが行く。」

 

「ふむ。」

 

迅の言葉にC級、空閑遊真は頷く。

 

「遊真を連れてって城戸司令とかは大丈夫なんですか?」

 

嵐山隊万能手、時枝充が迅に尋ねた。

 

「さっき本部で許可をとってるよ。警戒区域から出なきゃ大丈夫だって。」

 

「!、それじゃ結局助けに行けないじゃないか!」

 

嵐山の言葉はご尤もだ。

玉狛、三雲がいるのは警戒区域外なのだから。

 

「警戒区域ギリギリでオサム達を待つってこと?」

 

遊真が尋ねる。

 

「いや、メガネくん達も基地に向かってるからな。俺たちと合流する頃には警戒区域に入ってるはずだ。

 

 

…レイジさん達がメガネくん達をそこまで連れて来てくれる。」

 

 

 

 

 

 

本部基地南部

 

「よねやんセンパイ、どうすんの?本部長は玉狛を援護しろって言ってるよ?」

 

迅と嵐山隊、遊真との会話から数分後。

烏丸、三雲の両隊員が逃げ遅れた南西のC級隊員を連れ本部基地に向かう。

それを援護すべく付近の隊員に招集がかかった。

 

「んー、どうすっかな。」

 

「もうこっち来ちまったからなー。」

 

太刀川隊射手、出水公平、三輪隊攻撃手、米屋陽介は人型ネイバー、ランバネインを見ながら考える。

 

「放っといたら玉狛の方行くかもしんねーし、ここであいつ倒しとく方がいいだろ。」

 

「だよなー、賛成。」

 

『柚宇さん、柚宇さん、ヤツの情報頂戴。米屋と緑川の分も。』

 

そう言って出水は通信を入れる。

 

『ほ〜い。東さんたちの戦闘記録送るよ。詳しいことは東さんたちに聞いてね。』

 

太刀川隊オペレーター、国近柚宇は出水、米屋、緑川に戦闘記録を送る。

出水達が見たのは茶野隊や別役、荒船隊の2人を派手に蹴散らすランバネインの戦い方だった。

 

「あちゃー。」

 

「おー。」

 

「ごついのに意外と射撃系じゃん。いずみんセンパイと同じタイプだ。」

 

「弾バカ族だな。」

 

「誰が弾バカだ、槍バカ。」

 

米屋の言葉にそう返すと出水は東に通信を入れる。

 

『東さん、出水です。米屋と緑川も一緒です。角付きと()るんでサポートお願いします。』

 

『!…わかった。相手の射撃トリガーは性能が段違いだ。射程、威力、弾速…速射性も高い。撃ち合うなら足を止めるなよ。火力勝負になると厳しいぞ。』

 

『だいじょぶです。弾除けが2個あるんで。』

 

「「おいこら。」」

 

米屋と緑川は声を揃えた。

 

『!…おい、出水。あいつもお前らの作戦の内か?』

 

『荒船さん…。あいつって…。』

 

荒船隊隊長、荒船哲次の通信に出水は視線を落とす。

 

そこにはランバネイン目掛けて走る少女の姿が。

諏訪隊の隊服を着ている。

 

「おいおいおいおい…!そこは奇襲だろ…!」

 

「えのさわセンパイ?!」

 

「じゃあねえ。俺らも行くぞ。」

 

そう言って3人は榎沢の援護に向かうべく飛び降りた。

 

──

 

「!…新手か…!!」

 

ランバネインはこちらに走ってくる榎沢に銃口を向けた。

その瞬間榎沢はグレネードガンを地面に向けて放ち地面を抉る。

メテオラは土埃を上げ、ランバネインの視界を奪った。

 

「陽動か?」

 

ランバネインは全方向に意識を向ける。

 

 

その瞬間、土埃を切り裂きながらハンドガンをランバネインに向けた榎沢が猛スピードで飛んでくる。

 

「!」

 

ランバネインはすぐさま1発榎沢に向けて放つ。

 

榎沢は空中で体を逸らしそれを避けると、ランバネイン目掛けて3回発砲。

シールドを誘った隙にランバネインの懐に潜り込んだ。

 

そして拳銃を2丁ランバネインに向ける。

 

「死んじゃえ。」

 

そしてフルアタック。

弾幕がランバネインを包み込む。

 

「うわ、手応えないな〜。」

 

榎沢はフルアタックを終えるとグラスホッパーですぐに離脱。

少し離れた地面に着地する。

 

「いい火力だ。」

 

ランバネインはそれを全てシールドで防いでいた。

 

 

 

 

『えのさわセンパイ!いずみんセンパイが撃つから離れて!』

 

『あれ?駿くんじゃん。なんだか分からないけどりょーかーい。』

 

そう言って榎沢はランバネインから距離をとる。

 

 

「メテオラ+バイパー。

 

 

 

…トマホーク。」

 

ランバネインの死角から放たれた合成弾、「トマホーク」。

それは軌道を変えてランバネインのいる地面に着弾。

その隙に緑川が飛び出す。

 

「グラスホッパー!」

 

「!…陽動か…!」

 

グラスホッパーで直ぐに離脱した緑川にランバネインは後ろに視線を移した。

 

そこには槍を構えた米屋が。

 

「幻踊弧月。」

 

「!」

 

突き出された槍はシールドを避けるように形を変えるが避けられてしまう。

 

「やっぱいきなり首は無理か。」

 

するとその瞬間、米屋がいることをお構い無しに弾丸の嵐がランバネインを襲う。

 

 

『ちょ、おい!危ねーだろーが!』

 

米屋はそう言いながらガトリング砲を構える榎沢に通信を入れる。

 

『ごめんごめん。邪魔だから退いて〜。』

 

『あのなぁ…!』

 

『邪魔しないでよ。こいつはあたしが倒すんだから。

 

 

…そうしたら綾瀬川センパイが褒めてくれるんだぁ♡』

 

うっとりとした様子でそう言った榎沢に米屋だけでなく緑川、出水も冷や汗を浮かべる。

 

 

「綾瀬川のヤロー、厄介なヤツ置いていきやがって…。」

 

 

──

本部基地東部

 

「ちぃ…!うぜえな猿どもが!そんな攻撃効かねえんだよ…!」

 

繰り出される弾幕。

エネドラは防ぐでもなく受けるが、まるで水に攻撃しているかのように通じない。

 

『三上、氷見。戦闘映像を解析班に回せ。』

 

戦闘の最中に二宮はオペレーター2人に通信を入れた。

 

「全然効いてないじゃん。大丈夫なわけ?」

 

菊地原が尋ねる。

 

「伝達能と供給機関はどっかにあるはずやろ。俺らは黙って二宮さん守ってればええねん。…っとに酔いそうやな…聴覚共有。」

 

そう言いながら水上は二宮目掛けて放たれる地面からの攻撃を遠くからフルガードで防ぐ。

 

「ちっ…雑魚が力合わせたところで俺には敵わねえんだよ…!」

 

地面から斬撃が飛び出す。

しかし、菊地原と聴覚共有をしている水上にとって躱すのは容易だった。

 

『分かってきましたよ、二宮さん。あいつのブラックトリガー、屋内戦有利っぽいですわ。』

 

『そのようだな。だが風間さんがやられた未知の攻撃がある。警戒を怠るな。菊地原、お前が作戦の要だ。歌川、犬飼は菊地原を死んでも守れ。』

 

『…はぁ…ほんと疲れるんだけど。』

 

『歌川、了解です。』

 

『犬飼了解。』

 

『水上は気付いたことはなんでも良い、報告しつつ俺の援護だ。』

 

『りょーかい。二宮さんはどうします?このままじゃジリ貧ですよ。』

 

『関係ない。お前の言う通りトリオン供給機関と伝達能は必ず存在する。それを破壊するまで削り落とすだけだ。』

 

そう言って二宮はトリオンキューブを生成した。

 

『…りょーかい。援護しますわ。』

 

 

──

 

本部基地南西部

 

玉狛の攻撃手、小南桐絵は人型ネイバー、ヴィザに切りかかる。

 

「ふむ、中々の腕前ですな。それに女性相手はやりにくい。」

 

そう言いながらもヴィザはのらりくらり、小南の連撃を捌く。

 

「っ…。」

(こいつ…。)

 

笑みを崩さないヴィザ。

明らかに舐められてる。

それでもこちらの攻撃は届かなかった。

 

(この感じ…。)

 

圧倒的強者の余裕。

以前にも味わったことのある感覚。

 

(この感覚はまるで…

 

 

…あいつみたい。)

 

 

カサリ…

 

そんな音が背後から。

 

そこには小型トリオン兵『ラッド』が。

 

「!…こいつは…!」

 

…ラッドの役割は戦闘では無い。

 

こちらに門を開くことだ。

 

背後の門から現れたのは2体の新型トリオン兵だった。

 

「っ…このタイミングで…!」

 

 

 

 

 

…その刹那。

 

2体のトリオン兵は真っ二つに切り裂かれる。

 

 

 

「ほう…これはこれは。」

 

「…オレが一番乗りか。…ああ、C級を逃がしてるのか。…だがまあ…

 

 

…こっちに来て正解だったみたいだな。」

 

2体のラービットを瞬殺した怪物は小南に歩みよる。

 

「綾瀬川!」

 

 

 

「これは…

 

 

 

…面白い戦士が来たものだ。」

 

ヴィザはその閉じられた目を少し開き綾瀬川を一瞥する。

 

『こちら綾瀬川。南西に到着。

 

 

 

…玉狛に加勢する。』

 

 

 

怪物VS怪物。

 

 

その戦いの火蓋が切られた。




やべえ…あとがきに書くことねぇ。

というわけて綾瀬川くんのトリガー構成一覧を。

そのうち質問がありそうな、

「綾瀬川ってトリガー滅茶苦茶変えてるけど咄嗟の時ごっちゃにならないの?」

に対する返答です。

「いくつかトリガー構成のパターンを用意しておいてそれを使い回してます。綾瀬川は天才なので少し使えばそれに慣れます。」

というのが返答です。


…まだ質問来てねえけどw


射手特化(ROUND1、6)
メイン:アステロイド、弧月(スコーピオン)、メテオラ、シールド
サブ:バイパー(ハウンド)、free、バッグワーム、シールド

射手特化②(変化弾主体)ROUND2
メイン:バイパー、弧月(スコーピオン)、free、シールド
サブ:バイパー、メテオラ、バッグワーム、シールド

攻撃手特化(ROUND3とか)
メイン:弧月(スコーピオン)、旋空(free)、ハウンド(バイパー)、シールド
サブ:弧月(スコーピオン)、メテオラ、バッグワーム、シールド

綾瀬川の基本スタイル
メイン:弧月、旋空、メテオラ、シールド
サブ:アステロイド(free)、バイパー、バッグワーム、シールド

綾瀬川の本気
メイン:弧月、旋空、スコーピオン、シールド
サブ:アステロイド(ハンドガン)、バイパー、スコーピオン、シールド

トラッパー時
メイン:スイッチボックス、シールド、カメレオン、弧月
サブ:バッグワームタグ

多分まだ見ぬトリガー構成も出てくると思われる。

感想、評価等お待ちしております!

freeは状況に応じて変えてます。
主にイーグレットが多いかな。
エスクードとか、カメレオンの時もあります。

感想、評価等お待ちしております。

幕間何読みたいんじゃワレェ!

  • 誰かの独白。多分榎沢か三輪。
  • 掲示板形式のやつ。(作者無知)
  • 日常小話。
  • if(綾瀬川VSボーダー)
  • 住民税高すぎ。
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