普通に行き詰まりましてw
何とか書ききったので読んでやってください!
──数日前
ボーダー本部
「綾瀬川、お前…風刃使って見る気ない?」
「…」
その言葉に綾瀬川は迅に目を向けた。
「…冗談か?」
「いやいや、こんな事冗談で言わないよ。マジマジ。」
「じゃあ何を企んでるんだ?」
「ちょ…信用ないな…。別に何も企んでなんかいないよ。俺は風刃を本部に提出したんだ。ブラックトリガーを使わず放置しとくなんて勿体ないだろ。」
迅はぼんち揚げを齧りながらそう言う。
「…何でオレなんですか?」
「理由は色々あるけど、大きな理由は…
…風刃の適合者の中で最も風刃を使いこなせるであろう隊員がお前だからだよ、綾瀬川。」
「…買い被りすぎですよ。それに…オレはS級隊員になるつもりは無い。柿崎隊…気に入ってるんですよ。」
そう言って綾瀬川は立ち上がる。
「なら仕方ない。
…この前の借り…返してくれ。」
迅のその言葉に綾瀬川は足を止める。
「…確かにオレはあんたに借りを返すと言った。…だが柿崎隊を辞めてまで返す義理はない。」
「落ち着けよ。何も柿崎隊を辞めろとまでは言わないさ。…ただ…今度の大規模侵攻…やばいレベルの敵がやって来る。…風刃を使った俺でも敵わない程の。ぶっちゃけ言ってお手上げなんだよね。風刃を使ったお前なら勝てるかもしれない。…大規模侵攻の時だけでいい。風刃を使ってそのやばい敵を倒して欲しい。」
迅はいつになく真面目な表情で綾瀬川に頼む。
「…迅さん、あんたは未来が見えるんだろ?」
綾瀬川はベンチに腰かけ、虚空を見上げながら迅に尋ねる。
「ああ。見えるよ。」
「あんたがここまで頼むってことは…それが最善の未来なのか?」
「ああ、そうだ。」
「…そうか…。」
──
「風刃、起動。」
その言葉と共に薄緑の刀身が姿を現す。
「なんであんたがそれを…。」
「話はあとだ。」
綾瀬川はこちらに笑みを向ける老人に視線を移した。
「おや、姿が変わっているようだ。…それにそのトリガー…。ふふ、やはりあなたは面白い。」
そう言いながら、ヴィザは杖から剣を抜く。
「小南、引け。」
そう言いながら、綾瀬川は駆け出す。
そして、ヴィザの星の杖と風刃の刀身が合わさった。
「広範囲の斬撃は使わないのか?近界民。」
「この一振だけです。ほんの戯れ。あなたと剣を交わしたかった。強さと言うのは剣に表れるのですよ。」
そう言うとヴィザは距離を取るように後ろに下がる。
「星の杖。」
その言葉と同時に、綾瀬川はしゃがみ込む。
そして、綾瀬川の周りの建物は無慈悲に切り裂かれた。
「…反則だろ。」
「今の一振で分かりました。あなたを仕留めるには私も本気を出さなければならなそうだ。」
「買いかぶるなよ…。」
瞬きの刹那。
情報を絞り込む。視覚、肌で感じる風、聞こえる音を絞り込む。
そして目を開けた時。
その目に映るのはモノクロの、色のない停止した世界だった。
──
「始まったか…。」
そう言うと迅は木崎に通信を入れる。
『レイジさん、綾瀬川とブラックトリガーが交戦を始めた。もう1人を綾瀬川の所には絶対に行かせないで欲しい。』
『それは分かっているが…大丈夫なのか?一応距離をとったがとんでもない威力のブラックトリガーだぞ?2対2にはなるが俺も綾瀬川の援護に入った方がいいんじゃないか?』
『俺たちが加わっても綾瀬川の邪魔になるだけだよ。綾瀬川と戦ったレイジさんなら分かってるでしょ?』
『…そうだな。もう1人の人型は全力で食い止める。お前はどうするんだ?』
木崎が尋ねる。
『遊真と一緒に京介とメガネくんの所に向かってる。小南もいるから大丈夫だとは思うけど一応ね。メガネくんと千佳ちゃんを逃がせたら俺と遊真もレイジさんの所に行くよ。…もし仮に綾瀬川が負けた場合は俺と遊真でブラックトリガーの相手をする。敵の狙いが千佳ちゃんである以上千佳ちゃんさえ逃がせれば敵も深追いはしてこないでしょ。』
『…綾瀬川とブラックトリガー使い…どっちが勝つ未来が見えてるんだ?』
『五分だ。相当な手練だよ。』
『…そうか。』
『大丈夫。風刃を使った俺とレイジさん達を無傷で圧倒したのがあいつだ。あいつで無理ならどの道無理だよ。』
迅はおちゃらけた様子でそう言った。
『宇佐美。』
木崎はスパイダーとメテオラでトラップを作りながら宇佐美に通信を入れる。
『はいはーい。』
『京介と修のところには小南、迅、遊真が向かってる。お前は綾瀬川をサポートしてやれ。ブラックトリガーの解析もな。』
『りょーかいっ!』
『!…未来がまた変わった。…これは…南部、東さんの所か?』
──
本部基地南部
「エスクード。」
地面からせり上がった盾に足をかけ、榎沢は飛び上がる。
「さっきから逃げてばっかじゃん。さっきまでの威勢はどうしたのかにゃー?」
羽からトリオンを噴出して飛び回るように逃げるランバネインに榎沢はハンドガンとPDWを向けながら話しかける。
(ほかの隊員の動きが変わった。明らかにこの少女を援護する動き…援護のタイミングにも無駄がない。かと言って地上に降りれば白兵戦に持ち込まれる。特にあの3人は危険だ…。)
ランバネインは地上で時を待つ米屋、緑川、照屋に視線を向ける。
それだけでなく、緑川はグラスホッパーによる榎沢の足場作り、照屋は状況に応じてメテオラでの援護を行っている。
(…連携にも隙がない。この戦場を遠くから見ている優秀な指揮官がいるな…。)
ランバネインは周りの建物に視線を向ける。
「はい、よそ見〜。」
その声は下から。
そこには空中で仰向けになりながら、こちらにハンドガンを2丁向けている榎沢が。
「落ちろ。」
スっと目を細めた榎沢。
ハンドガンが火を噴く。
「ぬう…!」
咄嗟のシールドを張るが、榎沢が狙ったのはトリオンを噴出している羽。
「!」
そのままランバネインは残った羽で榎沢から距離を取ろうとする。
『今だ荒船。残りの羽を狙え。やつを落とすぞ。』
『了解だ、東さん。』
その言葉の直後にイーグレットが火を噴く。
しかし、読んでいたランバネインのシールドに防がれる。
『よし、いい釣りだ、荒船。』
遅れてライトニングの銃声が1発。
『ちっ、美味しい所持ってってるじゃないスか。』
東のライトニングはランバネインの残りの羽を撃ち抜く。
「っ…!?」
落ちた先には既に攻撃手3人が待ち構えている。
「エスクード!」
そして5つの盾がバリケードとして米屋、緑川、照屋を隠す。
(っ…目くらまし目的の地面からの盾…当の本人は大きな盾で身を守っている…。地味だがいやらしい戦法だ。)
ランバネインは攻撃手組の後ろにいる柿崎を見て悪態をつく。
視線を戻すとランバネインは1番大きな的である米屋に銃口を向けた。
「お、俺みたいだぜ、ザキさん。」
そう言った瞬間、地面から時間差で盾が現れる。
「幻踊弧月…!」
その盾を躱すように米屋の槍は変形。
ランバネインの頬を切り裂く。
「やっぱ首はそう簡単に取れねーな。」
「グラスホッパー。」
今度は盾の隙間に展開されるグラスホッパー。
エスクードを利用した、立体高速起動が展開される。
(盾が邪魔で目で追い切れない…!)
「片足もーらいっ!」
そのまま、緑川のスコーピオンがランバネインの片足を切り裂く。
「っ?!」
ランバネインは片膝を突く。
「…旋空弧月。」
エスクードを切り裂きながら、柿崎隊エース攻撃手、照屋の旋空がランバネインに襲いかかる。
「ぬうぅ…!」
ランバネインは転がるようにそれを躱すが、片腕が落とされる。
「ナイスだぜ、照屋ちゃん!…トマホーク!」
そこに出水の爆撃が襲いかかった。
「やったか!?」
『バカお前。そりゃフラグだ。』
荒船はそう通信を入れるとイーグレットを構える。
「ふぅ…ヒヤヒヤしたぞ。見事な連携であった。」
そう言いながらランバネインは背中から砲台を出す。
「マジか〜。これも防ぐのかよ…。」
米屋が冷や汗を浮かべる。
「…と、思うじゃん?」
「!?」
(銃使いの少女がいない…?!)
いつの間にか背後にあった盾。
その後ろから榎沢が飛び出す。
ランバネインはすぐさま手の銃口を榎沢に向けるが、榎沢はそれを蹴り上げる。
放とうとした一撃は虚空に放たれる。
そのままアサルトライフルを乱射。
高いトリオンから放たれる弾幕。
ランバネインは穴だらけにされる。
しかし、致命傷には至らなかった。
「タフだね〜。でも…
…連携も意外と悪くないかも♡」
「…俺たちはチームなんで。
…悪いな。」
「見事。」
緑川のグラスホッパーで一気に距離を詰めた米屋の槍がランバネインを貫いた。
ちなみに榎沢の使ってるアサルトライフルはPDW。
犬飼が使ってるやつですね。片手でも撃てる利便性から。
榎沢のカバー裏風人物紹介
ツインテ(病)
えのさわ
オッサムと同期の突撃系銃手。
綾瀬川のことを一方的に崇拝する、綾瀬川大好きツインテ2号。
トリオン13と言う高い数値を叩き出すが、入隊後はあまり基地に来なくなった為、そこまで話題にならなかった。
綾瀬川の事以外は基本興味がなく、学校でもクラスメイトで名前を覚えているのは同じ隊の笹森だけ。
友達もおらず、香取が最初の友達()。
モチーフがモチーフなだけに下手な設定は出せない扱いが割と困るキャラだが作者は割と突っ走って書いてる。
もう自由に書こうかな。
カップ数とか、誕生日とか調べても出てこなかったけど明かされてないよね?Cくらいあんのかな。
感想、評価等お待ちしております!
幕間何読みたいんじゃワレェ!
-
誰かの独白。多分榎沢か三輪。
-
掲示板形式のやつ。(作者無知)
-
日常小話。
-
if(綾瀬川VSボーダー)
-
住民税高すぎ。