前書きって何書けばいいんですかね。
「よーし、じゃあ早速お手並み拝見と行こう。」
歓迎会が終わった翌日。
柿崎隊の面々は隊室にある訓練室に集まっていた。
「真登華。」
「はいはーい、ちゃんと綾瀬川先輩の分もできてますよ。」
「?」
宇井の言葉によくわからず首を傾げるオレに、昨日渡しておいたオレのトリガーを手渡された。
「ほらほら、トリーガーオンして。」
「あ、ああ
…トリガーオン。」
そう言うと全身が光に包まれ、3秒も経たないうちに、オレンジ色の隊服に様変わりした。
「おぉー!先輩似合う!」
巴は嬉しそうに、駆け寄ってきた。
『急いで作った甲斐があったわ〜。』
「お似合いです、綾瀬川先輩。」
「うん、ようやくちゃんと入隊したって感じだな。」
…なんと言うかむず痒いな…。
「…ありがとうございます。」
その言葉に3人は嬉しそうに笑う。
「さて!いつまでも感傷に浸ってられないな!早速始めよう。真登華。」
『はーい。』
それと同時に目の前に仮想トリオン兵が現れた。
「とりあえず簡単に射撃の腕を見る。入隊の時にやるやつだ。1分切れればいい方らしい。」
「…分かりました。」
──
「これはなんと言うか…。」
『ま、まぁ…ふ、普通っすね〜。』
──記録、1分。
無機質な機械音がそう告げた。
先程柿崎が言った、1分切れたらいい方というのは入隊時の話である。
経験を積めば積んだだけ時間は短くなる。
ましてや休隊していたとはいえ、古参、それもB級だ。
つもりこの記録は…
(遅い…わね、綾瀬川先輩には悪いけど…。)
照屋は目の前で息をついている綾瀬川を見て、そう考えていた。
申し訳ないが、古参のB級の記録とは思えなかった。
この試験、入隊時に、A級の
入隊時点でだ。
それに比べるとどうしても見劣りする結果だった。
それは柿崎も同じだったのか気を遣うように尋ねた。
「えっと…メインはアステロイド…でいいんだよな?」
「?、まあ一応射手なので。弧月も使えますけど。」
「じゃあそっちでやって見てくれ。」
──記録、1分。
またしても記録は1分ピッタリだった。
『ま、まぁ射手は援護が主な仕事だから。』
宇井が歯切れ悪く話す。
「とにかく大体の実力は分かった。攻撃用のトリガーはアステロイド、弧月にハウンド、メテオラ…だったか?」
「一応バイパーも使えますよ。個人ランク戦は長らくやってこなかったのでそこまでポイントは高くないですけど。」
「なるほど…分かった。…さて、そろそろ防衛任務の準備をしよう。」
今日の夕方から柿崎隊は防衛任務が入っているため、柿崎のその言葉でお開きとなる。
「…真登華、悪いが清澄の個人ポイントとか、戦績をまとめられるだけまとめといて貰っていいか?」
柿崎は宇井に耳打ちでそう頼んだ。
「あ〜…了解です。」
ボーダー基地南部。
そこが柿崎隊の今日の防衛担当地区だった。
「文香は虎太郎と。清澄はこの隊での防衛任務は初めてだからな、俺と一緒だ。真登華、文香と虎太郎の支援を頼むぞ。」
『分かってますって〜。』
──
「清澄!バムスターそっち行くぞ!」
「了解。」
弧月を一閃。
瞬時にバムスターの目を切り裂く。
「アステロイド。」
トリオンキューブを展開し、アステロイドで柿崎の援護射撃をする。
『トリオン兵、綾瀬川先輩とザキさんのところに向かってるよ。それで最後だと思う。虎太郎と文香のところはもう片付いてる。』
「了解、清澄。」
「はい、援護します。」
「…いや、お前がやれ。俺が援護する。」
「…了解。」
その言葉に、オレは弧月を構え直す。
そしてトリオン兵目指して駆け出すと、柿崎さんが銃のアステロイドで援護射撃をしてくれる。
体勢を崩した隙に、弧月でバムスターを真っ二つに切り裂いた。
「結構動けるじゃないか。」
「まぁ一応古参ですから。」
柿崎さんにそう返すと、照屋と巴がこっちにやって来た。
「お疲れ様です。」
「お疲れっす。そっちはどうでした?」
「ああ、清澄の援護のおかげで大分楽だった。そっちは大丈夫だったか?」
「ええ、いつも通りです。」
「そうか、真登華もよくやってくれた。」
『どーもでーす。』
「じゃあ戻るか。」
そうして初めての防衛任務も終わり、今日はお開きとなった。
翌日。
隊員が揃うまで時間がかなりあるためオレは三輪に言われた通りランク戦のフロアに来ていた。
「あれ?綾瀬川じゃん。ランク戦のフロアにいるのは珍しいな。」
そう言ってオレに声をかけるのはA級1位太刀川隊の
「三輪に万能手目指すんだったらランク戦をしろと言われて様子を見に来たんだ。」
「お、じゃあ俺とやるか?」
「断る。NO.1部隊の射手と個人ランク戦なんてしたら万能手への道が遠ざかる一方だろ。」
オレがそう言って断ると出水の名前を呼ぶ声がした。
「おーい、いずみんせんぱーい!」
「よ、緑川。相変わらずお前もランク戦か?」
「うん!あれ?この人は…」
「柿崎隊射手の綾瀬川だ。」
オレの自己紹介に驚いたのは出水だった。
「え?お前柿崎隊に入ったのか?」
「ああ、三輪に相談に乗って貰ってな。」
「へぇ〜、俺は
「お、確かに。緑川はまだ戦ったことないだろ?やってみたらどうだ?」
出水のその言葉にオレは少し考える。
「…分かった。頼めるか?緑川。」
「モッチロン!」
──柿崎隊隊室
「ザキさん!」
「?、どうした?真登華。」
隊室にやってきた、柿崎に宇井は慌てた様子で話した。
「昨日頼まれた綾瀬川先輩の資料、集めてみたんですけどおかしいんですよ。」
「おかしい?」
「ほら!」
そう言ってパソコンを開き、画面を柿崎に見せる宇井。
「!…おいおい…こりゃあ…」
『トリオン供給機関破損、緑川
「へえ、やるね、綾瀬川先輩。」
「?、これでも古参だからな。中学生に負けてやる気は無い。」
にしてもこの新入り強すぎないか?
グラスホッパーの使い方がいやらしい。
てかポイント見てなかったけどかなり強いんじゃないか?
まぁさすがにマスタークラスってことは無いだろう。
中学生だし。
「アステロイド。」
「!」
オレの周りに展開されたグラスホッパーをアステロイドで相殺する。
「…」
そのまま弧月で緑川に斬り掛かる。
「…メテオラ。」
その言葉と同時にオレはしゃがむ。
「!、置き玉?!ちょ、待っ…」
そのまま緑川は爆撃に包まれた。
『トリオン供給機関破損、緑川
「ふぅ…。」
一息着いてフロアに戻ると、出水ともう1人、三輪隊の隊服を着た男が待っていた。
「よ、綾瀬川。」
「米屋か。来てたんだな。」
出水と一緒に待っていたのは
「…ギャラリーが多いな…。どうしたんだ?」
「そりゃお前…入隊式で4秒って言う最速記録を出した緑川と互角以上にやり合って勝ったんだ。注目されるだろ。」
「…あいつそんなにすごいやつだったのか?」
「ああ、スコーピオンはもうマスタークラスだぞ。」
「…」
そうして自分のポイントを見るとかなり点が上がっていた。
「…まじかよ。」
「もう1回!!綾瀬川先輩もう1回!!」
戻ってきた緑川は駄々をこねるようにそう言った。
「…そうだな、やろう。」
──柿崎隊隊室
「これ…狙って揃えたんですかね…。」
「いや、それはさすがに…だが…このポイントは…」
綾瀬川 清澄
弧月 5000Pt
アステロイド 5000P
ハウンド 5000P
メテオラ 5000P
バイパー 5000P
緑川とは10本勝負を5回して1回目は俺が勝ち、他は緑川の勝ちという結果になった。
出水公平←同い年の射手仲間。弾バカ。
米屋陽介←三輪経由の知り合い。槍バカ。
緑川駿←初対面。こんな強いと思わなかった。
出水公平→同い年の射手仲間。万能手より射手で上目指そうぜ。
米屋陽介→三輪経由の知り合い。ランク戦しよーぜ。
緑川駿→初対面。最初取られた時はびっくりした。結構強いね。
感想、評価等よろしくお願いします。
幕間何読みたいんじゃワレェ!
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誰かの独白。多分榎沢か三輪。
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掲示板形式のやつ。(作者無知)
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日常小話。
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if(綾瀬川VSボーダー)
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住民税高すぎ。