乙女ゲーの世界のモブ令嬢に転生?そんなことよりもラーメンだ!!   作:サクラモッチー

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ラーメンが食べたい!!
あ、どうせだったらラーメンに関連する話を書こう。
てな感じで書いた話です。
続くかどうかは分かりません。



プロローグ

グツグツと沸騰する寸胴鍋。

そしてその寸胴鍋からほのかに香る豚骨の匂い。

 

マーヤ「いい感じね〜」

 

そう、今使っているのはラーメンの要となる重要なアイテム、『豚骨スープ』なのだ。

どうして豚骨スープを作っているのかって?

この世界にラーメンが無いからに決まっているじゃない!!

 

☆☆☆

 

私の前世は超がつくほどのラーメン好きだった。

休日にはラーメン屋巡りやラーメン作り、カップラーメンを爆買いしたり...................などなど、三食ラーメンでもいいぐらいラーメンが大好きだった。

あの日も新発売のカップラーメンを買おうとコンビニに向かっていた.................のだが、その時に信号無視のトラックに轢かれて私は死んでしまった。

が、何故か私は転生していた。

私が昔ハマっていた乙女ゲー『ラブ♡プリ』の世界に.................。

分からない人のために『ラブ♡プリ』について解説しよう。

『ラブ♡プリ』とは中世ヨーロッパ風の世界、いわゆるナーロッパのとある魔法学校に入学したヒロインがイケメンたちに愛される.................てな感じのゲームで、この流れだと私が転生したのは悪役令嬢だと思っているだろう、しかし.................私が転生したのは悪役令嬢やヒロインではない!!

私が転生したのは『マーヤ・ルヴェール』、『ラブ♡プリ』のモブキャラの代表格として有名なキャラクターだったのだ。

だけどそんなのは関係ない!!

問題はこの世界にラーメンが無いということだ!!

まぁ、ヨーロッパみたいな世界だからラーメンが無くて当たり前だけれども!!

やっぱり耐えきれない!!

ということで、齢12歳の私は豚骨スープを作るに至ったのだ。

 

☆☆☆

 

マーヤ「うん!!美味しい!!」

 

これだよ!!これを求めていたのよ!!

いや〜、やっぱり豚骨スープっていいなぁ。

あとは職人さんに頼んで作ってもらった製麺機で作った麺を茹でて....................完成!!

 

マヤ「ではでは.................いただきます!!」

 

ズルズル

 

マーヤ「.................ラーメン最高!!」

 

うーん、豚骨スープの濃厚な味に麺が絡んで.................めちゃくちゃ美味しい!!

生まれてからラーメンを食べてないから感動もひとしおだわ〜。

ちょうど醤油と味噌が完成したし、今度は煮卵とかチャーシューを作ろっと。

やることがいっぱいすぎて忙しくなりそう。

 

デイジー「.................何やっているんですか」

マーヤ「あれ?デイジーじゃない、どうかしたの?」

デイジー「マーヤ様のラーメン小屋からいい匂いがしていたので匂いを辿ってきただけです」

マーヤ「やっぱ犬の獣人だから鼻がいいんだね」

 

犬の獣人のメイドことデイジーは私の専属メイドをしている人物で、私が転生者だということを知っている唯一の人物だ。

 

マーヤ「それより見て!!豚骨ラーメンが出来たんだ!!」

デイジー「これがトンコツラーメンですか.................」

 

ラーメン皿に顔を近づけ、匂いを嗅ぐデイジー。

 

デイジー「いい匂いですね」

マーヤ「デイジーも食べる?」

デイジー「...................いいんですか?」

マーヤ「いいのいいの、だって私とあなたの仲でしょ?」

デイジー「.................ありがとうございます」

 

ズルズル

 

デイジー「!?」

マーヤ「ね?美味しいでしょ」

デイジー「これがトンコツラーメン.................コッテリとしつつコクがあって.................まるで生クリームみたいです!!」

マーヤ「よかった〜、デイジーの口に合わなかったら異世界人の口にも合わないかと思ったんだよね」

デイジー「それに麺も美味しいです!!」

マーヤ「麺の原材料の小麦もこだわって選んだからね。まぁ、具材は後々作るけど」

デイジー「ラーメンの具材って具体的にどんなものがあるんですか?」

マーヤ「基本的にはネギとチャーシューと煮卵。チャーシューは焼いた豚肉を醤油に漬け込んだやつで、煮卵はそれの卵版みたいなやつだよ」

デイジー「ショーユって、確かマーヤ様が開発された豆が原材料の調味料ですよね?」

マーヤ「そ、近いうちにチャーシューと煮卵を作ろうかなって思ってるんだけど.................一緒にやる?」

デイジー「やります」

マーヤ「即答だね」

デイジー「マーヤ様のサポートをするのが私の役目ですから」

マーヤ「ありがとう、デイジー」

 

つくづく私はいいメイドと巡り会えたな。

豚骨臭が充満する小屋で私はそう思うのだった。

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