場所はお馴染み西風騎士団団長室。
そこでクレーちゃん、俺、バブル、キース、グレイは並んで代理団長からお説教を受けていた。
「ごめんなさいジン団長!」
「「「 隊長に命令されました 」」」
「この部下どもに頼まれました」
ちゃんと謝れる幼女に反して、社会人組は罪をなすりつけ合う。なんと醜い。
「「「「 …………っ 」」」」
そして胸ぐらを掴み合う俺たち。掴み合うって言ってもクレーちゃんを除いた3対1だけど。もちろん俺は1の方。
なんだこいつら。“部下の手柄は上司の手柄。上司のミスは部下のミス”という言葉を知らないのか?
「ひどいよ隊長! 誘ったの隊長じゃん!」
3人を代表してグレイが抗議の声を上げる。チッ、クレーちゃんの手前、生物学的には女のこいつを殴るわけにはいかない。無駄な知恵を回しやがって。
「それに私が隊に配属した時、『どんな失敗も俺が庇ってやる』って言ってくれたじゃん!」
「それはお前が可愛い顔してたからツバ付けとこうと思っただけだよ。蓋を開けてみたら中身がとんでもねぇゲテモノじゃねえか。詐欺だろこんなの」
「詐欺はこっちのセリフだよ! あの時はチョロいのが隊長になってラッキーって思ったのに!」
一切反省することなく白熱する責任の押し付け合いは、代理団長の冷え切った一言で強制的に幕を閉じた。
「お前らはどうして怒られているか、本当に分かっているのか?」
「「「「 はい! 」」」」
「何故返事だけはそんなに良いんだ……?」
何を言ってるんだ代理団長。返事は社会人の基本だろ。
そこに、コンコンと団長室の扉がノックされる。代理団長に来客だな。…ということは、この長いお説教も終わりだ。やったぜ。
「失礼。ジン、少し図書館の蔵書について話したいことが……あら?」
「あっ! リサおば……」
「リサさん! こんにちは!」
入ってきたのは西風騎士団の図書館司書を務める魔性のセクシーストッキングこと、リサ・ミンツちゃん。昔はスメール教令院という頭良さそうな学校で天才と持て囃され、大体なんでも知ってる凄い人だ。
クレーちゃんがおばさん呼ばわりしそうになったが、実際おばさんということはない。詳しい年齢を聞こうとすると文字通り雷が落ちるの知らんけど。たぶんジン代理団長と同年代だろうな。
それはそうとグレイ、ナイスカバー。リサちゃんに一瞬睨まれたクレーちゃんはめちゃくちゃ怯えてるけど、もし『おばさん』と言い切っていたら俺たち全員地獄を見ていたところだったよ。
「もしかしてお邪魔だったかしら?」
「いやいやいやいや! どうぞ座ってください、リサ女史」
「もしよろしければお茶淹れてきますぜ?」
「あ、椅子が無いね! 私で良ければ椅子になるよ!」
救いの手を逃すものかと、部下3人は見事な連携でリサちゃんを団長室に留めることに成功。我が部下ながら、自己保身という面で見れば騎士団の中でもトップクラスの実力を持つと言っても過言ではない。まあ、俺には敵わないがな。
「えっと……わたくし、ここにいてもいいのかしら?」
「言っておくが、リサが私を窘めてくれると思ったら大間違いだからな。彼女はそういった面倒事を嫌うことを知らないわけではないだろう?」
「聞いてくれよリサちゃん。代理団長がひどいんだ」
「私を悪者にしようとするな!」
「でも俺はただ……クレーちゃんがひもじい想いをしてるんじゃないかと思ってやっただけですよ。言っちまえば、そう! 奉仕の精神!」
「お前に1番似合わない言葉が出てきたな」
仮にも騎士団に所属してるのだから、最低限の奉仕の精神は持ち合わせているつもりなんだけどな。使うかどうかは別として。
俺はクレーちゃんの背後に回り、肩に手を置いて弁護することに。
「だって可哀想だろ! 朝から晩まで反省室に監禁され、1日の自由を奪われる。あまつさえ、反省文を書かせるなんていう労働を科す! そんな非道を、あんたはこんな小さな子に強いるのか!」
「ひ、人聞きの悪い言い方をするな! そもそもクレーが性懲りも無く湖で爆弾を使わなければ反省室に入れられることもないんだ」
「3日連続で反省室にぶち込まれたら反省くらいできるだろ」
「反省できていないから3日連続で反省室に入る羽目になっているんだ」
「それでもクレーちゃんくらいの年頃にとって、外での活動は成長に不可欠だ」
「それに関してはその通りだと思う。だから今日は昼には出て良いと言っておいた」
「だが、それだとお腹を空かしているだろ? すぐにでも何か食べたいはずだ」
「まぁ、そうだろうな」
「だったら! ———反省室でバーベキューすることの何がダメだって言うんだ!」
俺たち5人が怒られている理由がこれだ。
最初は単純に、反省室の掃除をすることから始まった。いつもの雑用だな。
掃除のため反省室に入ったら、いたのは案の定クレーちゃん。本日の反省はお昼で終わりだと言うので相手をしてあげていた。掃除は後でノエルちゃんに頼めば人知れずやってくれるし。
そして時間になったので、2人で昼飯でも食べに行こうということになったのだが、ここで俺に問題が起きたわけだ。
『あ、焼きたての肉超食いてぇ』
そういう時、あるよね。
もちろん鹿狩りに行けば肉料理はある。しかし、この時間は昼時とあってめちゃくちゃ混んでることだろう。だいぶ待たされる。
ならばと、俺の天才的な頭脳は閃いた。“頼めないなら、自分で焼けばいいじゃない”と。
しかし、ここでまた別の問題が発生した。
モンドの建築物は岩作りだが、支柱部分は木製だ。その上年がら年中風が吹いてるので、屋外での火の扱いには少々面倒な手続きがある。
ならば簡単だ。屋外で焼けないなら、屋内で焼けばいい。
「だから反省室でやったと?」
「イエス! いや、迷ったよ? 団長室か図書館か反省室か、どこで焼こうかなって。んで、結局1番人が来なさそうな反省室に決めたってわけだ」
「お前は……っ」
「そんなに怒らないでくださいよ〜」
「すぅ…はぁ……。わかった。じゃあお前は次からどうするんだ?」
深呼吸で落ち着きを取り戻した代理団長は、まるで幼い子どもに反省を促すような尋ね方をしてくるよ。忘れてるかもだけど、俺あんたより年上よ?
とはいえ、あまりここで長話をしても仕方ないしな。今回の反省点を告げて、このお説教は終わりにしてもらうとするか。
「次からはちゃんと代理団長も誘うよ。だから機嫌直してくれって。な?」
代理団長からブチッという何かが切れる音がした直後から、何故か俺の記憶は飛んだ。
「で、俺はあと半日、リサちゃんのお手伝いをすることになったと?」
「あなたならわざわざ教える必要もないから」
気付いたら図書館にいた。うん、マジで記憶ないわ。
左頬に鈍い痛みがあるところから、たぶん代理団長にぶん殴られたね。最近彼女の俺に対する暴力がどんどん容赦無くなってる気がするよ。
「クレーちゃん達は?」
「反省室の掃除よ。煙たいわ焼いたお肉の匂いがついてるわでどうしようもなくなってたもの」
「まだ肉余ってたんだけどなぁ……」
あの連中のことだ。どうせ最後は自分たちが掃除するんだから、余ってる肉も全部焼いちまおうってことで懲りずにバーベキュー再開してるだろう。チッ、肉買ったの俺なのに。
「まぁ、過ぎたことはしゃーないか。んで、俺は何すればいいんだ? また返却期限が過ぎた本の回収か?」
図書館司書のリサちゃんの仕事は多岐にわたる。
蔵書の管理はもちろん、本の貸し借りに関する手続きや彼女の知識を求めて訪れた客の相手、さらには昼寝にアフタヌーンティー。最後の2つは仕事じゃないかもしれないが、これを邪魔するとブチギレるのでその認識でいた方が安全だ。美人がキレると怖いからな。
ちなみに俺が挙げた返却期限が過ぎた本の回収は、以前にも頼まれたことがある。
リサちゃんは面倒くさがりなので、極力仕事は図書館から出ずに済ませたいらしいが、これに関してはどうしても借りた本人の元に出向かないといけないからな。それに対して、生まれも育ちもモンドの俺は本を借りた人間の名前さえ教えてもらえればある程度どこにいるか察しがつくので、重宝されてるってわけだ。
「借りたもんを返さないって最低だよな」
「あなたに貸したお金の返済期限はとうに過ぎてるのだけど?」
「過ぎたことをあーだこーだ言うのは良くないぞ?」」
「都合の良いこと。……あぁ、あと今は返却期限切れの本は無いから安心なさい」
「なんだ残念。本の延滞を理由に借金減らせるのに」
「……それ、普通に公私混同なのだけど?」
「借りたもん返さない奴が悪い」
「鏡って知ってるかしら?」
俺が毎日30分は見惚れてるもんだな。
「で、本の取り立てが無いなら俺は一体何をすればいいんだ?」
「新しく蔵書しようと思っているリストの記入を頼もうと思っていたの。書き出すのが面倒なのよね、あれ」
「あー確かにな。書式とか無駄に凝り固まってるし。何冊くらいあるの?」
「約400冊」
「そっか。また今度な」
図書館を後にしようとドアノブを掴むと———バチィ! 髪が逆立つほどの静電気が奔る。
「次逃げようとしたらショック死させるわよ」
「手伝い断っただけで命の危機⁉︎」
「大丈夫。もれなく蘇生もセットで付いてくるから」
「じゃあ最初から殺さないでほしいんだけど……」
「はい?」
「なんでもないです!」
大人しそうに見えても、やっぱりリサちゃんも騎士団の一員。
暴力を背景にした交渉の上手なこと。一応俺、君の先輩なんだけどなぁ……。
でもこういうタイプが怒らせると1番怖いし、素直に言うこと聞いとくか。
蔵書予定の本をリストに書き込むというのは以前からちょいちょい請け負っている。といっても、多くても大体20冊程度だったけどな。
俺はリサちゃんの執務机に椅子を持って来て、彼女と向かい合うように座る。そこには既に専用の用紙とペン、あと簡素なアフタヌーンティーセットが置かれていた。
「んで、なんでまたそんなに本を増やすんだよ」
リサちゃんのなんとも言えない美声が紡ぐ本のタイトルを用紙に書き込みながら、邪魔にならないタイミングで質問。
流石に一気に400冊は異常すぎるからな。ちなみにタイトルを言うリサちゃんは本を読んでいるが、それはまた別物らしい。
視線を手元の本に固定したまま、リサちゃんは言う。
「可愛い子ちゃんのことは知ってるかしら?」
「可愛い子ちゃん? ……あぁ、『栄誉騎士』か」
「そう。あの子記憶が無いみたいだし、この世界のことをもっと知れれば旅の助けになるかなって思ったのよ」
「リサちゃんが教えてやればいいじゃん」
「それも魅力的だけど、どうしても時間がかかるから。それなら空いた時間に本で情報を得られた方がお互い楽でしょ? 幸い可愛い子ちゃんは旅人だから時間はたっぷりあるわけだもの」
「……意外だな。リサちゃんがただの一個人にそこまで肩入れするなんて」
実を言うと、なんでリサちゃんが騎士団に入ったのか俺は理解出来ていない。代理団長やエウルアちゃんとはお茶会はするみたいだし、なんだかんだでアンバーちゃんやクレーちゃんみたいな後輩の面倒見もいいけど、彼女は根本的に他人に興味が無いように見えるんだ。
まぁ、天才なんて大体そんなもんだろうけどさ。
「……そうね。なんでかしら」
「あ、自分でも分かってないんだ。ならいいや」
「あら、自分から聞いたのに?」
「天才のリサちゃんが自分でも分かっていないことを無理に聞こうとしたら、絶対に面倒じゃん。面倒は嫌だろ?」
「おっしゃる通り」
ペラリと読んでいる本のページを捲りながら、リサちゃんはふと壁掛け時計に目をやった。
「そろそろアフタヌーンティーの時間ね」
「いや、さっきからずっと飲んでただろ」
「あれは読書のお供。アフタヌーンティーとは別物よ」
「あっそ」
「…………」
「なんだよ」
会話してる時は一切こちらに向いていなかった若竹色の瞳が、今はじっと俺の顔を捉えていた。たぶん俺の顔に見惚れているんだろう。モテる男は辛いぜ。
「淹れてきてくれないかしら。わたくし、本の続きが気になってしまって」
違った。普通にパシらせようとしてるだけだったわ。
「リサちゃんが淹れた方が美味いんじゃないか?」
「それはそうかもしれないけれど、せっかく使えるものがあるなら使わないと」
「悪いな。俺は美人の顔を見るのに忙しい」
「それってわたくしのことかしら?」
「もちろん。瞬きするのすら億劫になるほどだよ」
「なら、ティータイム中はわたくしを見ていて構わないわ」
面倒くさがりが2人揃うと、当然ながらこういった相手を使い走りにしようとする舌戦が勃発する。
お互い相手に気を遣っているようで、実際のところ意地でも相手にお茶を淹れさせようとしているわけだ。
しかし、頭の回転で俺がリサちゃんに勝てる道理は無く……俺は笑顔で手を振るリサちゃんに見送られて騎士団本部の厨房に向かう羽目になった。……このまま逃げちゃおうかな。
「ほら、お待たせ」
「あら? これって……チャイ?」
執務机に置かれたティーカップから漂う香りに、リサちゃんは思わずといった様子で本から顔を上げた。
「正確には“チャイもどき”だな。ミルクティーにそれっぽい香辛料を振りかけただけだよ」
「ふふ……懐かしいわね。でもどうしてチャイなの?」
「スメールだとよく飲まれるってどっかで聞いてな。それに、俺にとってもこれは思い出の味なんだよ」
「あなたの思い出の味……?」
「璃月のな。あっちで暮らし始めたばかりの時は、香辛料に慣れなくて毎日腹壊しててさ。それを見かねたのか、世話になってた飯屋の店主が腹を慣らすために作ってくれたのがコレなんだ」
元気かなぁ、卯師匠とその娘さん。特に娘さんの方は食材を求めてたまにモンドの近くまで来るって言うし、機会があれば会いたいな。
「スメールの飲み物が、モンド育ちのあなたを璃月の食文化に馴染ませたのね」
「そう聞くと奇妙な縁にも思えるな」
「味の保証は?」
「ここに持ってくる前に代理団長とクレーちゃんで実験したから大丈夫なはず」
加えてバカ3人にも淹れてやったが、あいつらは胃に入ればなんでも良いのでコメントには期待していない。
「璃月で思い出したんだけど、1つ聞いてもいいかな?」
「わたくしに答えられることであれば。ただ、璃月に関してはあなたの方が詳しいと思うのだけど」
「いや、璃月についてじゃないよ。俺自身のことなんだけど———」
———
「…………」
リサちゃんは答えない。ただ無表情のまま、その知性溢れる瞳で俺を射抜くのみ。
いやまぁ、奇妙な質問をしてる自覚はあるよ。なんで俺自身のことを、同僚とはいえ赤の他人であるリサちゃんに聞いてるのか。
でも、リサちゃんはなんでも知ってる人だからな。この機会に、ずっと気になっていたことを解決しておきたい。
図書館の静寂だけが無言の間を埋める中、リサちゃんは瞬きを1つ。それは葛藤を掃いて捨てたかのように見えた。
「それは、わたくしが答えないといけないことかしら?」
「誰も教えてくれないんだよ。代理団長も、ディルックも、ガイアもな」
「ならそれが答えなのではなくて? 教えないのか、教えられないのか。どちらなのかは、流石のあなたにも見当が付いているでしょう?」
璃月での生活は覚えている。老舗が幅を利かせる璃月の飲食業界で、新進気鋭として名高い万民堂で住み込みで働きながら劇団で手伝いをして生活費を稼ぎ、空いた時間は万民堂の娘さんと一緒に武術の修行をする。
娘さんの武術の師匠が璃月では顔が広いことから、その縁で多くの人と知り合った。
怠惰を嫌うお偉いさんからは当然嫌われ、その秘書からは何故か残業に付き合わされ、その賃金に関して揉めた為に法律家に相談し、最終的に葬儀屋の手伝いまでさせられた。
忙しくも充実した毎日だったし、なんだかんだで楽しかったさ。
……でも、そもそもどうして西風騎士団の俺が長期間もモンドを離れて璃月でそんな生活を送っていたのか。
その原因が、不思議と記憶の中には見当たらないんだ。
「たぶん教えられないんだろうっていうのは察しがついてるよ。この質問をすると、みんな同情するような顔をするしな」
「…………」
「そう。ちょうど今のリサちゃんみたいに」
「……ごめんなさい」
「謝ることじゃないさ」
モンドにおいて、騎士団の地位はそれなりに高い。それはノエルちゃんのような見習いや、クレーちゃんみたいな幼女でも同じ。
なにより、今モンドに残っているメンバーの中では比較的古参にあたる俺なんかは、やろうと思えばかなりの融通を利かせられる。やらんけど。
そんな俺がわりと本気で探ってもわからないということは、知らない方がいいことなんだろうな。だったらこれ以上探るのは、リサちゃんにとっても迷惑だろうし。
璃月のお転婆も言ってたっけな。『知らない方がいいことは、知らない方がいい』って。
「よし! さっさと片付けちまおうぜ。あと何冊だっけ?」
「256冊ね」
「もう明日でいい?」
「ダメよ。引き受けた以上、責任を持って終わらせなさい」
「俺、『責任』って言葉きら〜い」
「奇遇ね。わたくしもよ。責任と面倒は同意義語だもの」
「今更ながら、面倒を人に押し付けるのはどうかと思うぜ?」
「わたくしもこう見えて忙しいのよ」
「無責任な」
「あら? 責任って言葉が嫌いなんじゃなかったかしら?」
「人に言うのは好きなんだよ」
「最悪ね」
「お互い様じゃい」
軽口を叩きながら、俺たちは小さく笑みを交わし合う。
人に言えないことは誰にだってある。それを隠すことを一方的に不誠実だと断言はしないし、開示するように強要するつもりもない。
リサちゃんからすれば秘密を知ると言うことは相手の面倒に踏み込むことだからってものもあるんだろうけど、それだけじゃないってのはなんとなく分かるよ。そんな彼女の回り道な優しさが、今は心地良い。
と、いつもミステリアスはヴェールで本心を隠してるリサちゃんのことをほんの少し知れたことに優越感を感じていると———バァン!
図書館の扉が乱暴に開ける音が、優美なリサちゃんの額に青筋を生み出した。チッ、せっかく良い雰囲気たったのに……って、あれ? なんか変な匂いすんぞ?
「大変だよ隊長! クレーの爆弾がバーベキューになって反省室がどかーんしちゃったぁ‼︎」
「何言ってるかまったく分からんがその状況に俺を引き込んで責任取らせようって言うのは分かったぞグレイ!」
「私達は急いで消火活動するから、責任はよろしくね!」
それだけ言い残して、グレイはあせあせとバケツ片手に厨房へと向かっていった。
どうやら扉を開けた瞬間から漂ってきていた異臭は、反省室がバーベキューされてる香りらしい。やっべぇ……。
後日。俺たち番外部隊とクレーちゃんは半焼した反省室にぶち込まれ、復旧作業に勤しむのであった。
はい、いかがでしたか?少しだけノアの過去に触れました。リサちゃんメイン回はだいぶ難しい。
今後もリサちゃんは物語の導入としてちょいちょい登場する予定です。