「なあ、ここは一体どこなんだ?」
物心ついた時には既に両親はおらず、親代わりになってくれてたおじさんもつい先日流行り病で亡くなってしまった。おじさんは最後に「少し遠くなるが木の葉隠れの里に行け。そこで猿飛ヒルゼンという火影を訪ねよ。儂の古い友人でとても頼りになる男じゃ。文は出しておいた故心配はいらぬ。」と俺に言い残して死んだ。それからすれ違う人々に木の葉隠れの里の場所を聞いて辿り着き、忍ではない俺は簡単に里に入る事ができた。しかし火影の場所は分からなかったのでこうして里の近くにいた子どもに尋ねたのだ。
「火影のじいちゃん?兄ちゃん、火影のじいちゃんに用があるんだってば?」
黄色い髪の少年は語尾が特徴的であったが親切に教えてくれた。
「ちょうど俺も用事があったからさ、一緒に行くってばよ!」
そう言ってくれたので少年に着いていく。
「俺は松樹ムラクモだ。少年は?」
「俺はうずまきナルト。将来は火影になる男だってばよ!」
歩きながら少年、ナルトに聞いたが火影とはこの木の葉隠れの里で最も偉くて強い忍の事らしい。そしてあの大きな里に顔岩を掘られている人たちが歴代の火影らしい。左から初代、二代目、三代目、四代目と四人の顔岩が掘られている。それともう一つ、気になるのが...
「ねぇ見て、例の子よ」 「あの化け狐と一緒に歩くなんて頭がおかしいわね、あの子も」
この里中の人間のナルトに対する悪意だ。
「なあナルト。お前なんか悪い事でもしたのか?」
「ううん。俺、ちっさい時からなんか知らないけどみんなに嫌われてる。俺...なんもしてないのに...」
これだけの悪意を持たれるんだから何かあるんだろうな...里に来たばかりの俺にはその正体を知る術はなく、向けられる視線を煩わしいと思いながらも火影がいる場所へと向かう。
「着いたってばよ!ここが火影のじいちゃんがいる場所だってばよ!」
「じゃあ行くか。」
俺たちは火影執務室のある建物へと入る。ナルトへの悪意は建物に入っても続いていた。
「失礼します。」
「来たの。ヨシユキから文は受けておる。ここまで疲れたじゃろう。ひとまずかけて休んだらどうじゃ。」
ヨシユキとはおじさんの事である。火影室に入ってすぐにそう言われるという事は俺たちがこの部屋に来るという事が分かっていたという事だろう。流石この里で最も強い忍、火影である。
「そうか。お主も色々大変じゃったの...」
俺がここまでの経緯を大まかに話すと火影、ヒルゼン様はそう言ってくれる。
「して、ムラクモよ。外から来てこの里で思ったところは何かあったかの?」
果たしてこれは火影様にいう事なのか...。しかし言うべきなのだろう。
「俺は外からの人間として、何も事情を知らないという前提で話すとやっぱりナルトへの悪意が気になりました。一人や二人なら全然分かります。ただすれ違う人達が全員ナルトに対して悪意を持っているのは...異常...だと思いました。ナルトに聞いても原因は分からないと言ってますし、何か里全体に対する重大な何かが根底にあるのでは、と感じました。」
「そうか。」
里の悪いところを言ったのだから怒られると思ったが予想に反してヒルゼン様は悲しそうな、自分の不甲斐なさをやるせなく思っているような、自分の無力さを恨んでいる、そんな顔を浮かべた。
「ナルトは俺と同じで両親がいないと聞きました。もしよかったらナルトと共にいさせてくれませんか?出会ってまだ数時間しか経っていませんが俺はナルトがそこまで悪い事をしたような人間だとは思えません。それなのに周りの人間から浴びせられるその悪意。ナルトを救えるとしたら里の人間ではなく外から来た人間だと思います。」
「そうか、頼めるかの。」
こうして俺はナルトの家にお世話になる事になった。後でナルトにこの事を話すとめちゃくちゃ喜ばれた。
Q, ムラクモはこの先のインフレにちゃんと着いてこれますか?
A, もちのろん
次回も読んでくれると嬉しいです!
生存報告を兼ねたアンケート(文字数の関係から詳細は活動報告を見てね!)
-
上書き更新してもいいよ!
-
リメイク更新ならいいよ!
-
百年早いわこの未熟者!
-
興味ないorどうでもいいor作者に任せる
-
結果閲覧用