ナルト達は休憩を終わらせまた波の国へと歩き出した。ん? 何で最近雨が降ってないのにポツンと水溜りが?
「白眼!」
すると水溜りの中に忍が二人潜んでいるのが見える。カカシさんも気づいてるな。じゃあ静観するべきか。俺はいつでも助勢に行けるように準備をする。
「カカシ先生!」
その忍達にカカシさんは不意打ちを喰らい身体を切り裂かれてしまう。
「くらえ!」
「フンッ!」
しかしそれにナルトとサスケは対応する。二人はクナイを投げて彼らの武器、鎖を無力化する。ナルトも俺たちと修行をしてサスケには及ばないが強くなった。問題なく対処する。しかし相手は見るからに中忍以上。
意外に二人がデキる事に最初は驚いていたがすぐに平静を取り戻し、今度はサクラが守っているタズナさん目がけて突進していく。なるほど、だからカカシさんはあえて変わり身の術を使ってまで死んだフリなんてしたのか。
サスケはそれを見て即座にサクラを守ろうとする。しかしそれではサスケが危ない!
「白眼!」
二人いた忍の内一人は俺が休止の点穴を突き、もう一人はカカシさんがラリアットをして止めた。
「やーっぱり着いてきてたんだね」
「ムラクモの兄ちゃん!」
「おうナルト! 奇遇だな!」
「大方ナルトが心配で着いてきたんだろうが」
サスケも心配だったんだけど。まあそれ言ったら怒るな。
「じゃああなたがナルトが言ってたムラクモさん?」
「そうだってばよサクラちゃん! サクラちゃんも商店マツキヨって知ってるよね? あれ、ムラクモ兄ちゃんのお店なんだってばよ!」
「まあ、それは置いておいて。カカシさん、何かタヅナさんに言う事があるんですよね?」
「そうだったな。タヅナさん、ちょっとお話があります」
その一言で緩んでいた雰囲気は引き締まった。
「霧隠れの中忍ってところです。こいつらはいかなる犠牲を払ってでも戦い続ける事で有名な忍だ」
霧隠れは先代水影、やぐらの影響か血霧の里と呼ばれ、やはり他の里よりもその忍の異常性は際立っている。メイさんが水影に就任してからまだ時間は経っていない。これから霧を変えていくとメイさんは強い志を抱いてたな。
「私がその気になればこの程度、瞬殺できます。...おそらく後ろの店長さんも。ですが私には知る必要があったんです。この二人の狙い、ターゲットを。つまり狙われているのがあなたなのか、それとも我々忍の誰かなのか。
我々はあなたが忍に狙われている事など聞いてない」
まあそうなれば任務ランクはBクラス以上。いくらナルトがゴネても無理だろう。
「ナルト。ここは我慢の時だ帰──」
「俺ってば強くなったはずだ! 特訓だってしてる! 俺ってば二度と誰かに助けられねぇ! サスケにも負けねぇ! 俺がおっさんを守る! ムラクモの兄ちゃん、俺を信じてくれ!」
タヅナが原作みたいに煽るような事を言えなかったのはムラクモがいたからです。ムラクモは波の国に同情して格安で物資を提供しています。まあ武力という手段を用いる事ができないのでガトーを倒すという根本的な解決にはなりませんが。ガトーから波の国の人たちを守るくらいはできますが武力を奮えば中立という立場に立てません。中立という立場だからこそムラクモは世界を股にかけて商売をする事ができます。
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