「ダンゾウにうちは滅亡を命じられたか。」
イタチはまだ誰も殺していない。命令が下された事には間に合わなかったが実際に手を下す前に間に合った。
「ムラクモ。俺は既に覚悟を決めた。木の葉を戦争に巻き込まないためにはこれしか方法はない。」
「シスイやイズミさんも殺すのか?」
「...それが任務だ。」
面の向こうのイタチの顔が見えない。
「...人質をとられたのか?」
「ふっ、やはり鋭いな。ああ、うちはがクーデターを起こして木の葉に鎮圧されれば全滅だろう。仮に俺やシスイがうちは側についてもだ。だがうちはがクーデターを起こす前に俺が手を下せばサスケだけは生かしてくれるそうだ。」
単純な人員の差だ。仮にイタチとシスイがうちは側についても三代目、ダンゾウ、三忍やマイトガイなどなるほど、確かに全滅という未来は変わらないな。
「イタチ。まずは俺の話を聞け。」
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それは九尾事件以来、木の葉の里に与えた大きな事件だった。うちはの大火。木の葉の里の外れに位置するうちは地区が一夜にして全焼した事件。里の忍が水遁を使用してもその炎は消えず、ようやく消火できた後には
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「すまないなシスイ、苦労をかけた。」
両目の瞳術を使って助けてくれたシスイに感謝を。
「イタチ、本当に行くんだな。」
「ああ。木の葉上層部はうちはの大火を俺
お前はどこまでも木の葉のイタチなんだな。
「だからサスケの事は頼む。」
「ああ、任された。」
サスケも他のうちはの人たちと同様、里から姿を消せばダンゾウは間違いなく不信を抱く。イタチはサスケの命と引き換えにこの残酷な任務を引き受けたからな。これは命令を下される場に間に合わなかった俺の責任だ。
「そろそろ
「ああ。イタチ、気をつけろよ。」
「もう弥彦達に話は通してある。何かあればうちはのみんながいるところに。」
もう時間もない。
「「「散!」」」
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「サスケ!今日こそは絶対に負けないぞ!」
「フン!うすらとんかちがほざいてろ!」
うちはの大火から数年経った。ナルトとサスケはアカデミー帰りに今日も日向に中庭で組手を行っている。ナルトはイタズラなど特にしないため里の一般市民には冷たい目で見られているが事情を知るであろう人間からは普通の子どもとして接しられている。幼い頃からたまに俺が修行をつけてはいるがサスケにはまだ一歩届かないようだ。サスケはあの大火の時に背後からイタチに気絶させられて木の葉病院に運ばれたのでよく覚えてないようだ。うちはの大火を誰かが行ったテロだという説を信じているらしく犯人を暴き出す事に躍起になっているらしい。...それじゃ俺が犯人になってしまうが...。今日も二人は何もないな。よし、それじゃあ店に戻ろう。
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商店マツキヨ。店も開店してからもうしばらく経つな。あちこちの国にも支店ができるようになって結構成功したと言えるのではないだろうか。
「あ、今日も来たんだねテンテンちゃん。」
「あ!店長!ここの忍具はよそよりも珍しいものが置いてるからね。」
彼女はテンテン。俺よりも二つ年下で先日アカデミーを卒業して無事木の葉の下忍になれたそうだ。一応他の里からも仕入れているから忍具も珍しいものを置いていて、それを見た瞬間から彼女は常連客となって毎日のように足を運んでくれていた。...まあほとんど購入しないで試し打ちして帰るだけなんだけど...。
「それは今まではアカデミー生だったからで...。これから下忍になってお給金も出るんだからちゃんと買えるわよ!じゃあ店長、これ頂戴ね。」
「はい、毎度あり。」
うちは大火の詳細は今後明かされるのでその時まで予想してみて下さい。
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