問題児たちと世話焼きが異世界から来るそうですよ?   作:W・W

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 第二話です!
 見て下さい!m(_ _)m

 あ、あと原作の会話とか描写を結構削ったりします。原作未読の方、すみません。
 一応分かりやすくまとめたつもりですが、何かあれば指摘してください。

 それではどうぞ!


平和だなぁ…―箱庭

 お世話になりました方々、元気にやっていますか。歌詠黒地です。

 僕は今、所謂『異世界』にいるようなのです。

 何故それが分かるかって?

 

 

 何となく頭の中で孤児院の人達への手紙もどきを考えましたが、いい加減現実を見ようと思います、はい。

 で、視線を空から地面へ戻します。――また、空に視線を戻しました。

 まあ理由としてはですね、

 

 

 バニーの姿で(本物らしい)ウサ耳・尻尾を付けているナイスバディな女性、

 

 それ(ウサ耳)を弄りに弄っている学生(と思われる年齢)三人、

 

 弄られて、声にならない声を出すウサ耳な女性。

 

 

 うん、なんかおかしいが気にしない、てかおかしいところなんて一つもない。うん、そうだそうなんだ。デモなんか編なのが見えるんだけど、どうしてだろう? 幻覚なのだろうか。それともただの過労かな?

「み、見てないで助けてください~~~!!!」

 とうとう幻聴まで起きたか。仕方ない、少し落ち着こう。

 四次元リュックから魔法瓶と湯飲みを出し、湯飲みに魔法瓶を注ぐ。ちなみに中身は緑茶です。

 そして景色を楽しみながらズズッと一服、何となく老けたように感じるが別に大丈夫、まだまだいける、と自己暗示。そして一言。

「ああ……平和だなぁ。」

「てこのおバカ様~~~!!!」

 …うん、現実逃避はこれくらいにしよう。これじゃあいつまで経っても進まない。

 落ち着いた気分を壊され、ため息をつきながら混沌と化した一幕を眺める。

 …ホンとに、どうしてこうなった。

 

 

 

 ――手紙を読んだ直後

 

 

 

 現在、真っ逆さまに落下中。

 そんな現実を知った瞬間、真っ先に思ったのはたった一つ。――ああ、死ぬな、と。

 そして次に思ったのは、育ててくれた人達への感謝でも、子ども達への侘びでもなく、確立された一つの行動選択。――手を合わせて、アーメン、と。

 (あ、なんか違う。)

 そう思った瞬間、ドボンッという音と共に浮遊感を感じた。そしてここが水の中であることと大きな水がある所―例えば湖―に落ちたと理解。そして瞬時に見回し、自分以外にも落ちてきた人達がいることを確認。それを終えると、急いで浮上した。

 浮上すると、他に落ちてきた人の容姿を確認。比率は男子が1で女子が2、てか皆さん若いな、学生か? まあ男子は学ランだからすぐ分かるが。そんで女子のうちの一人は溺れている猫を助けていた。というか、猫が溺れているの初めて見たのだが。

 そのまま陸に上がると、学ランともう一人のお嬢様みたいな子が話しているのを聞いていたが、なあ。てか学ランよ、さすがに石の中は一般ピープルには無理だわ。

 と、そう言えば濡れていたわとリュックを下ろし、中からタオルを人数分(猫の分もあるから+一匹分)を出す。そんでそれぞれに渡しまわる。てかすごいな、全然タオル濡れてないわ。さすが四次元、何でもありだなぁ。

「ほい、タオル。これは猫の分な。」

「ん。ありがとう。」

「ほら、二人も。」

「ん? ほう、気が利くな。」

「あら、気が利くのね。」

 おーい、なんかこの子達怖いんだけど。何故か分からないが怖いんだけど。

 と、タメ口のことは特に気にしないようにして、と。…よし、乾いた。そんで他の子も乾いたらしいので回収。なんか弟子という名のパシリだな、しかも年下に。別にいいけど。そしてそのときも礼を言ったのは猫抱えた子だけだった、くすん。

 んで状況確認と自己紹介となった。手か皆さん手紙に呼ばれたらしい。

 お嬢様みたいな子は久遠飛鳥。なんかカッコいいなおい。

 猫を抱えた子は春日部耀。無駄が嫌いなのか、結構無口。

 んで学ランは「見たまんま野蛮で凶暴な」逆廻十六夜と言うらしい。しかも「粗野で凶悪で快楽主義と三拍子揃ったダメ人間」て、お前ホンとに学生かと疑いたくなる言葉の数々。それに返した久遠さん(女の子は大人だろうと子どもだろうと取り敢えず「さん」付け、ちなみに男子は名字で呼ぶ)もすごいと思う。

「それじゃあ最後に、やたら気の利いたあなたは?」

と久遠さんに聞かれ、何となく空気になりたかったのになあと思いつつ、取り敢えず自己紹介。

「あー、名前は歌詠黒地。やたら気の利くお兄さんです。どうぞよろしく。」

「あら、あなたは普通ね。ええ、こちらこそよろしく。」

そう言うと、そっぽを向いてしまった久遠さん。そしてなんか怪しく笑っている逆廻。猫と一緒にボーっとしている春日部さん。

 個性が強いなぁと思いつつ、僕もリュックを片手に近場の石に腰掛けてのんびりする。

 ふと、近くの茂みに人の気配を感知。すると本当に小さいが、独り言のような声がかすかに聞こえた。

(うわぁ……なんか問題児ばっかりみたですねぇ……)

 …分かったことが二つ。

 一つ、この人が呼び出した張本人。

 二つ、まさかの彼らと同類と思われている。

 …ちょっとショックです。

 落ち込んでると、イライラした逆廻が呼び出した本人が来ないことに愚痴りだした。それに同意する久遠さん。呆れた声を出す春日部さん。いやいやあなたもですよと思わずツッコミたくなるセリフに脱力する僕。なんか茂みも同意した雰囲気を感じた。

 すると逆廻は茂みのほうを向き、言い放った。

「仕方がねえな。こうなったそこにいる奴にでも話を聞くか?」

 …おおう、まさか気づいてたのか。まあ、なんか雰囲気が普通じゃないから納得ですが。

「あら、貴方も気づいていたの?」

 なんと、あなたもですか久遠さん!?

「当然。かくれんぼなら負け無しだぜ? そっちの二人も気づいていたんだろ。」

 って、急に僕にも振らないでくれ、吃驚したわ。てかかくれんぼて。

「風上に立たれたら嫌でもわかる。」

いやいや風上てあなた。風を読める少女? あ、違う? そう…。

「あー、まあ、こんだけ近ければ流石に分かるよ。後なんか独り言聞こえたし。」

「……へえ? 面白いなお前ら」

 いやいや面白くないよ~。僕は普通の人だよ~、ってどうしたの春日部さん、なんか驚いた顔して。

「……(じ~っ)」

 え、ホンと何? あ、視線そらした。ああ、茂みにいる人な。てか皆さんすごいうらみこもってそうな顔ですね。僕は時に気にしてないけど、やっぱ大空にスカイ・ダイブは嫌だよね~。

 …うわ~お、まさかのバニーですか。亜然ですよ。しかもなんかバニーなお姉さんの名前は黒ウサギて、芸名? え、違います? 古来より孤独と狼はウサギの天敵でございます? 脆弱な心臓に免じてここは一つ穏便に御話を聞いていただけたら嬉しいでございますヨ?

「断る」

「却下」

「お断りします」

「黒ウサギ、アウト~」

「あっは、取り付く島もないって最後の方何がアウトなのですよ!?」

 取り敢えずスルー。しかもなんか冷静に分析している感じだし。

 ん? 何やってんだ春日部さん。

「えい」

「フギャ!」

 おお、ウサ耳を掴んだ! しかも躊躇無く!

 それで黒ウサギは大慌て、春日部さんは「好奇心の為せる業」と嘯き、それに便乗したお二人がガシッと耳の根元を掴んでいる。そして涙目でこちらを見る黒ウサギ。何でしょうか、僕は関係ありませんよと言う勢いで百八十度回転、視界に入れないようにした。

 …後ろから声にならない悲鳴と、「薄情者」という視線を感じながら。

 

 

 

 ――現在

 

 

 

 そして弄りまくっている三人。その度声にならない声を上げる黒ウサギ。そしてお茶を飲みくつろぐ僕。

 はい、混沌定食一丁。

 そんな妄言を吐きながら、彼等が大人しくなる迄見て見ぬ振りをする僕でした。

 ――ちなみに、黒ウサギが開放されたのは一時間後でした。




 はぁーい、W・Wです(笑)
 取り敢えず、主人公のポジションは空気でした(笑)

 まあ、こんな風に主人公視点で適当に(?)行きます!

 ではまた次回お会いしましょう! さようなら!
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