因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ! 作:アマノジャック
今日からG1シーズンになり…まずはスプリンターズSですね。私が応援するのは『ピクシーナイト』です。1度ケガをしたら元通りの走りをするのは厳しいと言いますが…それでもまた勝って欲しいですね。他にも『マッドクール』、『ママコチャ』、『メイケイエール』も応援したいところ…
勝ったのは『ソダシ』の全妹の『ママコチャ』…『ピクシーナイト』は8着…お疲れ様でした。
さらには凱旋門賞…日本からは『スルーセブンシーズ』が参戦です。好枠とのことですので彼女に勝って欲しいです!気になるのは無敗の『エースインパクト』をはじめ、『イクイノックス』とドバイで戦った『ウエストオーバー』、レーティング128を記録した『フクム』、ハーツクライ産駒の『コンティニュアス』も気になるところ。…頑張れ『スルーセブンシーズ』!
勝ったのは『エースインパクト』。『スルーセブンシーズ』も最後に伸びてきたけど4着…お疲れ様でした。良いレースをありがとうございます。
余談ですが『ソダシ』の引退が発表されました。『ママコチャ』の勝利による馬主の判断とのこと…お疲れ様でした。繁殖牝馬としての活躍を期待しています。
「おはようトレーナー君…おや?随分とやつれているようだね…何かあったのかい?昨日はヴォルポニ君のレースを見に行っていたようだが…」
「ヴォルポニとなら勝った祝いに回転寿司を奢ってそのまま解散したよ。」
「ほほお。堂々と自身の不倫を報告するその度胸は認めよう。」
「不倫じゃねぇからな!それよりヴォルポニは『ジャパンC』そのものを理解していなくてだな…お前が昨日の『ジャパンCダート』いなかったことに混乱していたよ。」
「いや、それを聞いた私も混乱するのだが…」
「とりあえず、レース場へと行くぞ。…勝つんだろ?」
「あぁ…私に敗北を与えた唯一の心残りだ。ラストランに相応しい走りを行おう。」
ーーー
場所は東京レース場…『ジャパンカップ』が行われる。アグネスタキオンは控え室に…ソウジはタイキブリザードとヴォルポニと共に観客席におり、後は出走時間を待つだけとなっている。
「『やぁ、ヴォルポニ。見に来てくれて嬉しいよ。』」
「『この『スター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スターズ』な私に2度も敗北をくれたライバルだ…見に来ない訳が無い。…それに寿司、奢ってくれたし。』」
「『ハッハッハッ!満足してくれたならファンとして嬉しいよ!』」
「『…』」ギロッ
「『あのー、ミスターソウジ?あなたの奥さんが私を睨んでくるのだけど?』」
「『ん?ブリザードのことか?確かに俺との子供が最近できたけど嫁じゃないぞ?』」
「『……はい?』」
「『俺の嫁はタキオンだからな~』」
「『ソウジは渡さないね!』」
「『要らないよ!…え?待って。色々と待って。頭の整理が追い付かないのだけど…』」サッ
「『何で距離を取る…とりあえず、タキオンのレースは見てくれよ。』」
「『こんな状況でレースを見ろと!?』」
………
同時刻、場所はアグネスタキオンの控え室。中にはアグネスタキオンが1人いる。すると扉のノック音が聞こえた。
「どうぞ。そろそろ来ると思っていたよ…ジャンポケ君。」
「…やぁ、タキオン。先日のインタビューの件だけど…」
「『ジャパンカップを最後にレースから引退する。』…のところかな。」
「…あぁ。理由も『本格化』の完全終了と誰もが納得できる理由だ。こればっかりは私たちも避けられない。だが…本当にいいのか?」
「何が言いたい。」
「君が得意なのは中山だろ?だから初めての東京でラストランじゃなくても…」
「+1.4秒。」
「ん?」
「この1ヶ月で私の走りが衰退したことを表すタイムだ。そして…さっき君が言っていたように初めてのレース場に加えて得意ではない重バ場、客観的に不安な要素しかないだろ?」
「…それでも君なら勝てるはずだ!」
「ふっ…簡単に言ってくれるね…その通りになるだろうが。」
「本当か!?」
「大口を言っておいてなんだが…100%可能という訳ではない。それに『本格化』が終わっているという事実は変わらない。…待てよ。去年、お姉ちゃんが『本格化』が終わった状態でレースに出走して勝った…その謎が分かるかもしれない。」ブツブツ
1人の世界に入るアグネスタキオン。
「タキオン?」
「…ククッ。最後かもしれないというに…私はこの通りだ。ジャンポケ君、君もいつも通りに観戦してくれたまえ。」
「分かったよ…ほら、今回の作品だ。」
「これは…扇子かい?」
「…調子が悪い、というのは前から知ってたから。何か出来ないかと調べてたらこれになったよ。えーと、邪気を祓う効果がある、とかゴールドシップが言っていたな。」
「ジャンポケ君…君は私のこと嫌いだったのか…」
「え?は?いや、何で…」
手で顔を隠したアグネスタキオン…その様子にジャングルポケットが慌てだす。隠した手の下でアグネスタキオンの口はにやけていた。
「ジャンポケ君…覚えておくといいよ。扇子には"散らばる"、"縁が遠のく"と関係性に対してマイナスの意味があるからね…」
「違っ…!そんなつもりじゃ…」
「傘や置き時計もダメらしい………中国では。」
「いや、だから…は?中国?」
「ハッハッハッ!ちょっと君を困らせたくなっただけだよ。この贈り物はありがたく頂くよ。」
「ったく、ビビらせるなよ!…絶対に勝ってきて。」
「おや、随分と強気なことをいうね…」
「君がいつも通りにしろとさっき言ったじゃないか。」
「そうだったね…行ってくるよ。君はどこから見る予定かな?」
「ジョーダンらと上の指定席から…じゃあな。」
「あぁ。」
2人は控え室を後にする。
ーーー
東京レース場の入場口に1人、巨体のウマ娘が立っていた。
「あなたは…ファルブラヴさん!?どうされましたか?」
「レースミタイ。ハイルチケットホシイ。」
「す、すみません。既に当日販売のチケットは既に売り切れでして…」
「ワカタ…ソレナラシカタナイ。アキラメル…」ズーン
「『…あら?あなたは…』」
「『ー!BCクラシックを走っていたメダグリアドーロか。残念ながら入場券はもう売り切れだそうだ。』」
「『私は既に購入済みよ。そうだ!良かったら一緒に見る?指定席が1人分余っているの。お代は結構よ。』」
「『入れるだけでもありがたい話だけど…いいのか?』」
「『いいのよ。まさかこのレースに出走するとは思ってなかったから…』」
「『出走?BCターフを勝ったジョハーか?』」
「『違うわ、ネオユニヴァース…日本人よ。ウォーエンのお友達。』」
「『ウォーエン………ブレム?』」
「『正解…っと、無駄話はここまでね。ウォーエンやバトラーたちを待たせているから早く行きましょう。』」
メダグリアドーロはそういうとチケットを2枚取り出して、ファルブラヴと共に入場した。
ーーー
とある観客席では…
「ねぇグラスちゃん…尻尾離してくれない?完全に尻尾ハグになってて恥ずかしいのだけど…」
「ダメですよ~。フライトさん、私が目を離すとすぐにどこかに行ってしまうじゃないですか~。」
「尻尾ハグ。同じ栗毛同士。けど、微妙に違う色。いいコントラスト。」じー
「じろじろ見ないの…ほら、ワールドちゃんも一緒にいるし尻尾だけでも離して…」
「グラス。強情。諦めて。」
「…うぅ、ソウジさん…」
「…」キュッ
「ちょっ!?急に尻尾に力込めないでよ!」
「すみません、つい…」
アグネスフライトがグラスワンダーとアグネスワールドと共にいた。そして…ついにメインレースの出走時刻となる。
ーーー
『さぁ、『ジャパンカップ』が始まろうとしています。
午前は雨が降っていましたが、現在は曇りとなっています。
海外からは9名のウマ娘が参戦…それに対して日本も9名の参戦…計18人フルゲートでのレース。
1番人気は日本の総大将にて現在フェブラリーS、宝塚記念、ホイットニーH、BCクラシックとG1レースを4連勝中のアグネスタキオン、2番人気にクラシック2冠のネオユニヴァースと日本勢が続きます。
3番人気はフランスのアンジュガブリエル…サンクルー賞を連覇した猛者…今回のジャパンCがラストランとのことですがどのような走りを見せてくれるか注目です。
さぁ、最後にタップダンスシチーがゲートが収まりまして…ゲートオープン!』
ついに『ジャパンカップ』が始まった。
「先手必勝!!」
「『なっ…!』」
「こんなバ場だってのに…」
「『もう行くのか!?』」
「…」
『最内のタップダンスシチー!
いきなり前へときた!
2番目に争いにアグネスタキオン、ザッツザプレンティ、アクティブバイオと日本勢が前へと行く!』
「こっからが私のステージだ!」