因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ!   作:アマノジャック

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間は埋めるべき…


第100話 銀河と密林と奇跡と… 火

「『アハハ…栗毛だ…』」

「ウォーエン☆…ウォーエン?」ダキッ

「『…あぁ、これが…新世界への扉…』」

「ねぇ!ウォーエン…ダメか。バトラーさん、ウォーエンに何があったの?」

「…知らない方がいいかな。あえて言うなら…ガスが抜けて萎んでる、って感じ。」

「なるほど…閃いた☆コーラを一気飲みさせたらいいんだね!」

「コメディアンじゃないんだから…」

 

ジャパンCが終わり、ネオユニヴァースはウォーエンブレムを見つけて抱きつきにいくも彼女は真っ白になっていた。原因をペイザバトラーに聞くも気まずそうに目をそらすだけだ。

 

「…はぁ、協力してほしいことがあったのにな☆」

「…協力?」

「ユーニヴァース☆ヒシミラクルをお迎えにいくの!学園長からは必要なものは預かってるから☆」

「ヒシミラクルを迎えに?必要なもの?」

「うん☆前にワタシが行方不明になった時、別のトレセン学園にいたの★だから、ヒシミラクルもそこにいると思うんだ!」

「…その話って本当なの?」

「ワタシだけじゃない!シンボリクリスエスも体験したの☆だから…もう一度あのトレセン学園に行く!!」

「…そのためウォーエンと同じことを再現すると………私個人としては止めて欲しいのだけど。」

「ユーニヴァース☆…なら、1人でそこに向かうだけだよ★また帰ってこれる保証は無いけどね。」

「ネオちゃん…」

「ワタシ、トレーナーとのミーティングで…今年は走り過ぎたから有マ記念はパスすることになったの☆だから…実行するなら今しかないの!」

「…今からすることはトレーナーに言ったの?」

 

その瞬間、ネオユニヴァースの星の瞳が曇りガラスへと変わった。

 

「言うわけないじゃん。」

 

………

 

場所はトレセン学園の大樹のウロ近く…前にネオユニヴァースが行方不明になった場所だ。

 

「数日分の着替え、おこづかい、学園長からの荷物………ヨシ☆準備オーケー!」

「…本当にするの?もし、またその違う世界に行ったとしたら…ウォーエンと会えなくなる可能性も…」

「大丈夫☆ワタシは帰ってくるよ!ウォーエンにはヒシミラクルを探してくるって伝えてね★」

「…あなたのトレーナーには?」

「何も言わなくていい。」

「そう…」

 

ペイザバトラーに見守られながらネオユニヴァースはウロへと歩く。

 

「花壇への水やり完了っと…さて、エアグルーヴがしていたことはこんなところか。ん…、あれはネオユニヴァースか。凄い荷物だな…」

 

その様子が1人のウマ娘…ジャングルポケットの目に入る。

 

「ユーニヴァース☆」ピョン

 

ピカーン

 

「嘘…」

「おい!何をしているんだ!!」ダッ

「ーーージャングルポケット!?」キーン

 

ネオユニヴァースがウロへと飛び込むと辺りは光に包まれる。ペイザバトラーが驚いている横からジャングルポケットが通ったと同時に大声をあげてネオユニヴァースの元へと突っ込んだ。そして次の瞬間、ペイザバトラーの前には大樹のウロのみが残っていた。

 

 

ーーー

 

「ミラ子殿、起きるである!」

「ん…後、2時間…」

「どれだけ寝るつもりであるか!?早く、起きるである!」カンカン

「んんっ!!起きたから…それ、やめて…」

 

葦毛のウマ娘が寝ていると、もう1人の葦毛のウマ娘により起こされる。

 

「ってまだ7時じゃん。早すぎるよ!」

「今日は日直であろう?我輩と一緒に行くである!」

「それにしても早いよ…というかミラクルにとっても早過ぎない?」

「何を言ってるであるか?我輩、普段はもっと早く出てるである。今日はミラ子殿に合わせただけ…寝癖酷っ!じっとしてて!」

「うへぇ……同じわたしのはずなのに…というか、わたしの方が年上なのに…」

「はい、直したである。早く着替えて食堂に行くである!」

「待って!そんなに急かさないで!」

 

ヒシミラクル()はヒシミラクルと共に部屋を出る。

 

………

 

「それにしても…ミラクルが来てもう1年か…」

「我輩の足も完治して…本当、理事長殿には頭が上がらないである。」

「わたしもあなたに頭が上がらないよ…何で高等部の授業内容がもう分かるの?」

「これもまた人事である。」

「人事って凄いね…あ!ミラクルちゃんだ!おーい!」

 

ヒシミラクル()はケイエスミラクルへと声をかけた。

 

「おはよう、ミラ子にミラクル。今日は2人お揃い?」

「そういうミラクル殿も早いであるな…リハビリは順調?」

「まだまだかな。今日はちょっと早くに目が覚めて…あ!いつも更衣室の掃除ありがとう。今日も気持ち良く使えたよ。」

「あそこの掃除は週一であるからな…これもまた我輩の人事である。それはそうと早起きはミラ子殿にも見習って欲しいであるな。」

「いや、わたしは普通のウマ娘だし…」

「普通のウマ娘はG1レースを…それも3勝も出来ないである………はぁ。」

「ミラクル、気持ちは分かるよ。ちなみにおれはG1レース勝ててないからね?」

「いや、去年の『BCスプリント』で勝って………すまない。我輩の世界の話であった。」

「フフフ…おれにとっては嬉しい話だよ。一緒に食べようか。」

「そうだよ。早く、朝ごはんにしようよ~…お、今日の日替わりは干物か。ミラクル、骨取って~」

「自分で取れ、である。」

 

ざわざわざわざわ

 

「ユニヴァースさん、見てください!今日は3人揃っています…何か凄いことが起きるかもしれませんね。」

「凄い…こと?」

「そうですね…今食べている納豆が踊りだすとか?」

「『踊る納豆定食』……それ…"ANOI"(食べたい)かも。」

「…やっぱり無いですね。自分で言っておいてなんですが…あ、ミラクルです!卵が双子…当たりですね!」パカッ

「ビッグバン。ネオユニヴァースの『タマゴ』は"ハズレ"だよ。」パカッ

「ハズレって何ですか!?白身しか入ってなかったのですか!?まさか私の卵に移動して…いや、それこそあり得ませ…」

「フラッシュ…落ち着いて。」

「コホン、すみません。ユニヴァースさん、2つありますので私の黄身を1つどうぞ。」

「フラッシュ、ありがとう。」

 

今日もトレセン学園は平和である。

 

………

 

「…こちらナリタブライアン、大樹のそばに倒れているウマ娘を2人発見。1人は前にも来ていた別世界のネオユニヴァース、もう1人は…学生証にジャングルポケットの名前が書かれている…とりあえず生徒会室に連れていく。どうするかは任せる。」

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