因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ! 作:アマノジャック
今日からヤエノムテキが実装か…しかし、スイープトウショウ、ユキノビジン、イクノディクタス、シーキングザパール、アストンマーチャンまで貯めておきたい…。
アーモンドアイやリスグラシュー、ジェンティルドンナ…とまではいかなくてもシーザリオやブエナビスタ(没になったらしい)の実装を期待する自分が…。
「お帰りタキ…オーン!?」
「んー!んん!」バタバタ
「待たせたねモルモット君。早速、実験を始めようか。」
ある程度実験の準備を済ませていたソウジであったが、目に入ったのはアグネスタキオンと激しく動いている大きな麻袋。
「いや、その袋何?動いてるの何?まさか、またマンハッタンカフェを無理やり連れてきたんじゃないだろな?俺が1週間、悪夢にうなされたことを忘れてないだろな?」
「カフェは今、フランスだよ?大丈夫、ただの釣りの好きな子猫さ。寝るくらい退屈なようだったから誘ってみると喜んで付いてきたんだ。」
「んんー!んんんん!」バタバタ
「思いっきり否定してるよね?彼女多分助けて、って言ってるよね?」
「そんなことは無いさ。ねぇ、セイウンスカイ君?君は私に同意して付いてきた?これで合ってる?………ソウデスヨ、タキオンサンノトレーナーサン。…ほらね?」
「んんんー!」じたばた
「お前の裏声じゃねぇか!…まぁ、マンハッタンカフェじゃないならいっか。」
「んー!?」
予想外の返しに戸惑うセイウンスカイであったが、アグネスタキオンにより麻袋と口枷を取られ、椅子へと拘束される。
「大声出しますよ?」
「モルモット君、防音対策は?」
「もう終わってる。」
「という訳だよセイウンスカイ君。ここでどれだけ叫ぼうとも助けは来ない。」
「何て悪役臭い台詞を…。でも、私のトレーナーさんが今頃…」
「タキオン、実験するので今日はお借りしますって連絡終わったよ。了解、たっぷりしごいてやってくれ、って返事も来た。」
「ありがとうモルモット君。」
「ついでにサボり癖も矯正して欲しいってさ。」
「…救いは無いのですか?」
無い。
………
セイウンスカイを拘束しつつもアグネスタキオンたちが始めたのは『因子』の選別からだった。『因子』が入った腕輪を2つ装置に設置し、タキオンの『因子』と今まで採取した『因子』をぶつけ合う。しかし、N極の『因子』は見つからない。
「後はさっき手に入れたビコーペガサス君とフラワー君のみか…どっちかはN極であってくれよ…。」
「まぁ、N極は希少みたいだしな…」
「では、ビコーペガサスと私は…」
バチーン
「S極か…」
「残念だ。後はニシノフラワーだけだな。」
反発したビコーペガサスの『因子』を腕輪から取り出し容器へと移す。
「あのー、提案なのですけど…フラワーのじゃなくて、私の『因子』が求めてる物なのか調べてもらってもいいですか?」
「今回、私が求めるのは短距離のウマ娘の『因子』だ。しかし、君の『因子』は貰っておこう。さて、この腕輪を…」
「待てタキオン!それは体内全ての『因子』を吸い取った改造腕輪だろ!?セイウンスカイを殺す気か?」
「アー、タキオンマチガエタ。コレハウッカリウッカリ…」
「うわぁ…セイちゃんもしかしなくても大ピンチ?」
「タキオンが飽きるまでは諦めてくれセイウンスカイ。ったく、さっきのビコーペガサスの腕輪でいいだろ。ほらよ!」ポイッ
「っとっと!精密機器なのだから投げないでくれたまえ!…装着して…」
ピッ、ピッ、ピー
「採取完了っと。では腕輪の回収を…」
「えい!」
ブンッ…スポッ
一瞬の隙を突き、セイウンスカイは自身の『因子』の入った腕輪を釣りで得たテクニックで、タキオンの『因子』が入っていた腕輪の場所へと入れ替えるように投げたのだ。そして、合成が始まった。
「あぁ、何てことを!これではセイウンスカイ君とフラワー君の『因子』で合成が………!?」
ピカーン、ドーン、ビューン
「え?」
「は?」
「はい?」
『合成因子』が完成したと同時に爆発し、何処かへと飛んでいってしまった。その日は解散となり、セイウンスカイは真面目に練習へといった。
ーーー
後日、再びニシノフラワーから『因子』を貰った。そして再び拘束したセイウンスカイの『因子』とともに解析を行うも、共通する『因子』は見つからなかった。
「ふむ…なぜこうなったのか…?」
「そもそもセイウンスカイだけかな?君のでも試してみるのは?」
「そうだね…」
「ダメ!」
セイウンスカイが止めようと叫ぶもアグネスタキオンは無視し、合成を始める。
「さて…どうなるか…!」
ピカーン、ドーン、ビューン
「前と同じじゃないか!」
「タキオンとダイワスカーレットを混ぜた時と似ている…のか?」
「せめて、『合成因子』の行方が追えればな…また『例外』が増えてしまったよ…。」
「私のフラワーが…」
「しかし、光ったということは久々のN極じゃないか?」
「今さらだが言われれば…そうだね!良し、フラワー君をメインに合成開始だ!」
「フラワーの『因子』が特殊で、他のでも同じことが起きるかもしれませんよ?」
「その時はその時だよ。」
「…救いは無いのでしょうか?」
無い。この後、爆発は起こらず、ニシノフラワーがメインの『合成因子』が5つ作成された。
………
「はぁ…はぁ…」
「もう、無理…」
「ふむ…本命のサクラバクシンオー君との合成も短距離適正は無し、と。」
ニシノフラワーと様々な『合成因子』よりソウジは20分くらいの間隔で別の『ウマ人』となっていた。完全に夜遅くなっているものの、次が最後の『合成因子』になる。
「最後はこれだね…モルモット君、ちょっとくすぐったいよ?『タニウツギ』回収…からのあーん♪」
「こぼっ!」
ゴクッ
「がっ!あ、あぁぁぁ…あー!あああ…」
「ねぇ、タキオンさん?セイちゃん毎回これ見るの怖いんですけど?」
「慣れたまえ。大丈夫だ、モルモット君が理性を無くし襲ってくるなんてもうないから。」
「過去にはあったんですか!?」
ソウジの身体がまた別の『ウマ人』になる。体毛の鹿毛が黒鹿毛へ、目が銀色へと変化する。しかし、ソウジも慣れたためか、叫び声が出るだけに抑えられている。
「さて、10分後に最後の計測を行う。」
「セイちゃん、短距離苦手なんですけど…」
「最後の実験だ。付き合ってくれたまえ。」
「こうなるなら、見つかる前にさっさとトレーニングに行けば良かったな…」
………
「おりゃぁぁぁ!」
「ウソでしょ!?」
『ウマ人』はついにセイウンスカイに勝利した。
「これは…適正有りだよ!まさかこの組み合わせで出来るなんて…流石はモルモット君だ!」
「じゃあ、名前も決めないとな!」
「フラワーがメインだから、また花の名前ですか?」
「『ローズゼラニウム』というのはどうだい?」
「蚊除けのあの花か…」
「その花言葉の意味は?」
「予期せぬ出会い、さ。」
「選択、恋煩い、とかじゃなかったか?」
「ほほぉ、モルモット君は意外にも花言葉を知っているのだね。しかし、フラワー君の勝負服は黄色だろ?ならこれでいいのだよ。」
「『ローズゼラニウム』で予期せぬ出会い…意味が違う気がしますけど、いい名前じゃないですか。」
「では、また特別レースを行っていこう!」
こうして、また新たな合成因子『ローズゼラニウム』が誕生したのだ。
「はいはい~、お疲れ様でーす。長居したくないのでセイちゃんはクールに帰りますよ~。」
「あぁ、今度は…邪魔をしないでくれたまえよ?」
「…何のことでしょう?」
「クククッ、今度はあの腕輪で『セイウンスカイ』としての『因子』を全て回収した君の様子を観察したいねモルモット君三号。」
「…その呼び方はやめてください。」
その後、『ブレジーケン』のレポートをシンボリルドルフに見せたアグネスタキオンだったが実験で研究室を爆発したことをうっかり喋ってしまった。結果、エアグルーヴによりアグネスタキオンとセイウンスカイは罰として反省文を10枚、ソウジはその後始末をすることとなった。
本文で書く予定がないのでここに詳細を…。
『因子合成』で交配のある組み合わせは不受胎以外は『例外』になる予定です。飛んでいった『因子』は誰かの母体に入り受精した卵子と結合し、その名を持つウマ娘になる…って設定でお願いします!