因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ!   作:アマノジャック

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どうも、今日のレースが楽しみ過ぎて過去のジャパンCをメアジードーツから全部みた作者です。個人的には2020年のジャパンCが好きですね…『キセキとヨシオの先行争い!』って実況が頭から離れません。

今日はジャパンC…応援するのは『イクイノックス』と『ディープボンド』と『インプレス』!『リバティアイランド』とか『スターズオンアース』とか『タイトルホルダー』とかいるけど…頑張ってください!

勝ったのはイクイノックス…もう、言えることがないです!…お疲れ様でした。


第111話 吹雪は確実に距離を詰める

「ブリザードさん…大丈夫ですか?」

「ノープロブレム。まだまだ元気だけど…今日でトレセンの食堂はラストね。コーンの研究の方も落ち着いたからしばらくはお休みね。」

「…」

「フフフ…お腹が気になるね?まだそこまで目立たないね。でもここから一気に大きくなるらしいね。」

「…1人でいても大丈夫ですか?アメリカの両親を呼べないなら私の家の使用人を何人か…」

「フライト、その気持ちは嬉しいね。でも大丈夫…入る病院もソウジが決めてくれたね。」

「そうですか…」

「そんなことより、今日は中央トレーナーの筆記試験ね!頑張ってくるね!」 

「…満点取ってきます。」

 

ーーー

 

場所はどこかの牧場…ナリタブライアン、ヒシアマゾン、タイキブリザードなど多くのウマ娘たちがBBQを楽しんでいた。サクラローレルが提案した同期の集まりである。タイキブリザードがトウモロコシを次々と焼いていく。

 

「ベイクドコーン…完成ね。どんどん食べるね!」

「おぉ!凄い香ばしい匂い…美味そうだな!」

「美味そうじゃなくて、美味いんだよ!」モグモグ

「…」じー

「何だいブライアン。気になるのかい?」

「ブーちゃん、あーん!」

「…」モグモグ

「おっ!これなら食うのか?ブリザード、タレのレシピを教えてくれるかい!ついでにこのトウモロコシはどこに売っているかも知りたいねえ。」

「タレは市販のに竹炭をちょっと加えただけね。コーンは私オリジナルの品種の試作品だから…まだ売ってないね。」

「そうなのか!自分で作るとか凄えな!」

「サンキュービコー!いっぱい食べるね!復職したらまた食堂に持っていくかもしれないね。」

「それは楽しみだな!」

「となれば後は焼き加減か。実際に焼いてる所をじっくりと観察させてもらおうかね…」

「うぅ…ジロジロ見られるのは恥ずかしいね…」

 

タイキブリザードがトウモロコシを焼いてる場所から少し離れた所でサクラローレルがニンジンを焼いていた。

 

「出来たよ!コクオーちゃん、ローマンちゃん!食べてみて!」

「美味しい!ローレルちゃん、もっとちょうだい!」モグモグ

「…うまい。」モグモグ

「本当?フフフ…もっと焼いていくね♪」

 

食事を楽しみつつ、その場の会話も盛り上がる。

 

「アマさん…肉はまだか?」

「気が早いよブライアン…野菜もちゃんと食いなよ。」

「ブーちゃん!ニンジン焼きもらってきたよ!」

「…要らん。」プイッ

「ブリザードの焼きトウモロコシだけじゃなくてローレルのニンジン焼きも食いなって…」

 

「ビコーちゃん!ビコーちゃん!お姉ちゃんってトレセンではどんな感じなの?」

「んー、いっぱい食べてるな。後、よく迷子になってる。」

「お姉ちゃんはやっぱりお姉ちゃんか。えーと、その…アグネスデジタルさんはどうしてますか?」もじもじ

「アグネスデジタルか?いつも通り急に気絶してはウォーエンブレムに保健室に運ばれてるな。」

「次の有マ記念がラストランになるのですよね…絶対に現地に行きますよ!」

「いいな!喜ぶと思うぞ!」

 

「コクオー!試験…お疲れ様ね!」

「タイキブリザードか…やれるだけのことはしたよ。あとは結果を待つだけだ。」

「実は私の後輩も試験を受けていたね!合格したら同僚ね!」

「トレセン学園にいながら受けるって…その娘はかなり賢いのだな。しかし、今回のを突破したとしてもまだまだ試験はあるし…流石に私が1回で受かるとは思っていないが…」

「ノンノン!弱気じゃダメね!焼けた黒いコーンをあげるから自信を持つね!…あ、元が黒いだけだから焦げてはないね!」

「…モチモチだ。」モグモグ

 

「…」ザクザクザク

 

皆が会話をしていく中で"オフサイドトラップ"は少し離れた所で野菜を切っていた。その様子をみたサクラローレルが近くへと寄り、声をかける。

 

「あれ?オフサイドちゃん。誰とも話さなくていいの?」

「そろそろ焼く分も無くなる頃だから追加が必要だろ。それに…誰と何を話せばいいか分からなくて…」

「じゃあ、私と話そっか♪今のオフサイドちゃんについて聞かせてよ。」

「…就職したのはいいけど帰って寝るだけの生活になっている。たまに休日の公園でサッカーボールでリフティングしてるくらいで…」

「なるほど…卒業したら私もそうなるかもしれないね。」

「ローレル…お前の方はどうだ?」

「えーと、学園全体で凱旋門賞に向けてのプロジェクトが始まってて…トレーナーさんやエルちゃんらと一緒に特訓の毎日だよ。といっても来年参加出来るかは怪しいけど…絶対に代表になるよ!」

「ドリームでも大変なんだな…あ!エアグルーヴがトレーナーと結婚したとか噂で聞いたのだが…」

「んー、まだ式はあげてなかったはずだけど。でも子供は出来たのは事実だし…その時はオフサイドちゃんにも招待状が来ると思うよ。」

「ようやくか…私が卒業してから長過ぎるだろ…」

「そんなに前からだったの?」

「最初から相性は良かったんだ。特にオークス終わってからのエアグルーヴの様子が露骨に変わったのだが……何も進展もしなかった!がっかりだよ!」

「まぁ、大人と学生だから…しょうがないか。私たちからみたらトレーナーって大人の魅力を感じるし…」

「私には厳しかった思い出しかな…いや、必死にケガの治療に付き添ってくれた最高のトレーナーだったな。ローレルも自分の担当トレーナーをそう思うのか?」

「んー、私のトレーナーは大人の魅力って感じじゃないし…どうなのだろう?…けど、最高のトレーナーだと思っているよ。」

「大人か…私も大人になった筈なのだが…実感は来ないものだ。」

「レースを走っているウマ娘は所属している学園を卒業したら大人扱いだからね…」

「学園にいるためには強さを維持し続ける必要があるし、卒業するということはレースから離れることになる…難しい話だな。…さて、これくらいでいいだろ…そろそろ持っていこう。おーい、切った野菜を焼いていくぞ!」

 

ーーー

 

BBQも終わりが近づき…"オグリローマン"がクーラーボックスからあるものを取り出した。

 

「じゃーん!飛騨牛ですよ!!」

「ー!ブリザード、早く焼け!」

「慌てないねブライアン。お肉は逃げないね………ソーリー、ヒシアマ。代わりに焼いて欲しいね…」

「…あー、そうだな。アタシに任せな。」

「ちょっと…お手洗いに行ってくるね…」

 

そう言うとタイキブリザードその場を離れていった。

 

「ブリザードさん?…もしかして、お肉嫌いだった?」

「いや、アイツは今…妊娠中だからな…ちょっとタイミングが悪かっただけだよ。ローマンが気にする必要は無いさ。」

「うぅ…後で謝らないと…」

「だから気にする必要は無いってば!ブリザードも同じこと思っていそうだな…」

「アマさん、早く焼いてくれ。」

「ブライアン、アンタね…」

「…ローレルが向かった。だから問題は無い。」

「はぁ…ローマン、あまりクヨクヨするんじゃないよ。とりあえず焼かせて貰おうかね。」

「ヒシアマちゃん!あたしも手伝うよ!とりあえず、お肉を出して…」

「って塊のままじゃないか!アタシが切っていくからビッグはそれらを各プレートに均等に置いてくれるかい?焼くのはブリザードが戻ってきてからだ!」

「まかせて!」

 

そして、ヒシアマゾンと"サムソンビッグ"が準備を進める。一方のタイキブリザードはお手洗いへ来ていた。

 

「うぷっ…ブライアンとローマンには悪いことをしたね…」

「ブリザードちゃん、大丈夫?」

「ローレル…」

「お水飲める?」

「イエス…」ゴクゴク

「…」

 

サクラローレルから水受け取りそれを一本全て飲みきる。

 

「…ふぅ。サンキュー、ローレル。少し楽になったね…食べ過ぎたね。」

「いや、ブリザードちゃんって焼いてるだけで食べてなかったよね?」

「オゥ…ノォ…そういえばそうね。焼いてるだけでお腹いっぱいね…」

「食べ過ぎはダメかもしれないけど食べないのはそれはそれでダメだよ。…これ、コクオーちゃんの焼いたニンジン焼きだけど食べれる?」

「サンキュー……ん…ヤミー!」モグモグ

「良かった~、戻れそう?」

「イエス!ローマンのお肉焼いていくね!」

「その前にあのお肉を食べてみようっか♪ブライアンちゃんに全部食べられる前に。」

 

そして、タイキブリザードはサクラローレルと共に戻り…

 

「んん~!ベリーデリシャス!ローマン、柔らかくて食べやすいね!」

「えぇ!当然ですよ!いっぱい…はダメでしたね。でも好きなだけ食べてくださいね!」

「美味しいねブーちゃん♪」モグモグ

「……♪」モグモグ

「フフフ…ブライアンちゃんいい笑顔…」

「…ローレル、あんまり見てやるな。」

 

肉を食べる。それを見たナリタブライアンも肉を食べる。そして、お肉が全てなくなった辺りで…

 

「ほら!締めの焼きおにぎりだよ!」

「後は…温かい緑茶。」

 

オフサイドトラップとナムラコクオーが最後のメニューを持ってくる。それらも全て食べて無くなり…同期でのBBQパーティは解散となった。

 

ーーー

 

「ってことがあったねソウジ!」

「楽しかったようで何よりだブリザード。…んで、何で俺の部屋にいるんだ?合鍵とか無かったと思うのだけど…」

「管理人さんからもらったね!」

「…後で文句言っておかないと。」

「ホワイ?私、ここに引っ越したね!キーが必要ね。もう前住んでた所は無いね!」

「…え?」

「覚えてないね?前にサインしてもらったね!」

「あれって病院のやつじゃ…」

「…控えね。」

 

そこには確かに部屋に同居人の追加についてソウジが同意している内容だった。

 

「フフフ…いっぱい空き部屋があるし…どの部屋にするか…迷うね♪」

「…マジかよ。」

 

ソウジは頭を抱えながらもトレセン学園に提出する書類を作成した。




・おまけ
オグリローマン…ナリタブライアンと同期の芦毛の牝馬でオグリキャップの半妹。地方競馬出身で初めて桜花賞を制覇した。その後は目立った活躍は無いまま引退…繁殖牝馬となる。主な産駒はウイナーカップを勝ったオグリホット。

オフサイドトラップ…ナリタブライアンと同期の栗毛の牡馬。競走馬にとっては致命的な屈腱炎を3度発症しながらも現役を続けてG1を勝ち取った。主なG1勝利は天皇賞(秋)。その後は種牡馬になるも目立った活躍の産駒は出来ず、乗馬になった。

サムソンビッグ…ナリタブライアンと同期の鹿毛の牡馬。公式に追加されているため説明は省く。

ーーー
▼登場人物にオグリローマンとオフサイドトラップが追加されました。
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