因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ!   作:アマノジャック

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どうも、『イクイノックス』の引退により競馬熱が冷めてしまった作者です。…しばらくはポケモンでもするか。

今日は阪神JF…応援するのは『スウィープフィート』と『テリオスルル』です。後は香港での国際競走…日本馬の活躍期待します。特に香港マイルの『ダノンザキッド』を応援します!

阪神JF、勝ったのは『アスコリピチェーノ』…スウィープフィートは出遅れたか…残念。


香港ヴァーズを勝ったのはフランスの『ジュンコ』。『ゼッフィーロ』が2着、『ジェラルディーナ』は4着、『レーベンスティール』は…8着。

香港スプリントを勝ったのは『ラッキースワイネス』…強すぎるだろ。『ジャスパークローネ』が7着、『マッドクール』は8着。

香港マイルを勝ったのは『ゴールデンシックス』。『ナミュール』が3着、『ソウルラッシュ』が4着、『セリフォス』が7着、『ディヴィーナ』が11着、『ダノンザキッド』が12着。

香港カップを勝ったのは『ロマンチックウォリアー』。『ヒシイグアス』が3着、『プログノーシス』が5着、『ローシャムパーク』が8着。

出走した全馬に…お疲れ様でした。


第113話 有マ記念に備えし者たち(前編)

有マ記念に備えて、シンボリクリスエスとゼンノロブロイは"模擬レース"を行っていた。

 

「………」ダッ

「やあぁぁぁ!!」ダッ

 

「…」ポチッ

 

「はぁ…はぁ…今回も届きませんでした…シャカールさん。タイムは…どうでした?」

「ほらよ…」ポイッ

「あ、あ…あー!」ワタワタ

「…キャッチしたぞ。なるほど、これは…」パシッ

「タイム更新だね。お疲れ様、ボリクリちゃん、ロブロイちゃん。」

 

エアシャカールから投げられたストップウォッチをシンボリクリスエスが掴み、タイムを見る。そして、アグネスフライトがその結果を褒めた。

 

「やった…あのボリクリさん、もう1度よろしいでしょうか?」

「…もう遅い。併走くらいにしておこう。」

「はい!」

「じゃあ、今度は私がタイム測るよ!」

「よろしく頼む。」

「お願いします!」

 

そして、再びシンボリクリスエスとゼンノロブロイが走り出した。

 

「で…てめぇは何でここにいるンだフライト?」

「筆記試験、突破したんだよ…顔くらい見せにきてもいいでしょ?」

「そうだよ!シャカールだってフライトに会えなくて寂しかったでしょ?」

「ンな訳ねェだろ!…タキオンの方には行かなくていいのか?」

「…有マ記念が終わるまで、私から会いに行こうとは思わないかな。」

「どうして?」

「ラストランだからね。本番でどんな走りを見せてくれるか…楽しみをとっておきたいの。」

「フフフ…いいと思うよ。あ、そういえばお姉さまがまた年末に日本に来るの。フライトは会ったりする?」

「んー、今回は時間的に厳しいかな…タキオンちゃんの話をしたらクリスマスはファインちゃんと過ごしたいって言ってたから…」

「そうなの!?…うぅ、トレーナーも一緒じゃダメかな…でもお姉さまがそう言ってくれて嬉しいし…うーん…」

「おい、そろそろアイツらがゴールするぞ。」

「分かってる分かってる。全部記録して……ん?」ポチッ

 

「はぁ…はぁ…」

「ロブロイ、飛ばしすぎだ…」

 

「ロブロイちゃん…ラップタイムがすごく乱れているよ…」

「はぁ…はぁ…えへへ。ついにボリクリさんと大舞台で走れると思うと嬉しくて…」

「私も嬉しいが…走りに影響するのはダメだ。」

「すみません…」

「今日はここまでにしましょう。ゴルシちゃんから焼きそばの差し入れがあるわ。」

「本当ですか!楽しみです!」

「いいよね焼きそば。ラーメンもいいのだけど…あのソースの香りに湯気で踊る鰹節…早く食べたいな。」

「オレは帰…」

「らないでシャカール。一緒に食べよ。ね?」

「…ちッ。食えばいいンだろ。食えば。」

「フハハハ!待たせたな!ゴールドシップ(黄金船)焼きそば(テオブルマ)…受け取ってきた!さらに…配膳も俺がした!さぁ、篤と味わうがいい!」

「ありがとうギムレット。では…」

「って雨降ってきたよ!急いで屋根のあるところに行かないと!」

「こっちだ!」

 

冬の空の下、激しい湯気を出す焼きそばを食べるウマ娘たちがそこにいた。

 

ーーー

 

同時刻、ヒシミラクルとナリタトップロードが模擬レースを行っていた。

 

「はあぁぁぁ!!」ダッダッダッ

「ここでもう来ますか…いいでしょう!私も…やあぁぁぁ!!」ダッダッダッ

 

結果はヒシミラクルの差し切っての勝利。それを見ていたメジロマックイーンの頬が緩む。

 

「フフフ…ミラクルさん。またロングスパートに磨きがかかりましたわね。」

「治療だけの1年では無かったのである!向こうのミラ子殿との共同逃走劇は本当に毎回凄まじかった…」

「あなたは逃げウマ娘ではありませんわよね?いえ、あちらの世界のミラクルさんが逃げウマ娘だという可能性も…」

「…もしかして向こうでもプールトレーニングから逃げていたのですか?」

「ー!?………ノーコメントである。」

「図星のようですわね。」

「ミラクルさん…」

「うるさいである!マックイーン殿、次の模擬レースの準備……!?」

 

突然にヒシミラクルの動きが止まる。

 

「あら?雨ですわね。あ…」

「み、ミラクルさん?今日はここま…」

 

「み、水であるっ!!我輩、水は…水は嫌いであるっ!!水怖い!水怖い!水怖い!」

 

そして、叫びながら一瞬で練習場を後にした。

 

「…」

「…」

「あのスピード…タキオンさんよりも速くありません?」

「あはは…菊花賞の時も最後の直線でゴール板が見えた瞬間に急加速しましたしね…」

「…本番でまたあれが出来ればと思ってしまいますわね。」

「マックイーンさん、私たちも解散にしましょうか。」

「そうですわね。風邪をひかないうちに戻りましょう。」

 

ナリタトップロードとメジロマックイーンもその場を後にした。一方のヒシミラクルはというと…

 

「水怖い!水怖い!水怖い!」ザザザザク…

「おぉ!キャベツ10玉を一瞬で…いいスピードだミラクル!後300玉くらい頼んだぜ!」

「水怖い!」ザザザ…

 

ゴールドシップのそばで大量のキャベツを切っていた。

 

ーーー

 

さらに同時刻、ネオユニヴァースはペイザバトラーと共に併走をしていた。

 

「ふぅー…こんなところかな…」

「併走ありがとうバトラーさん☆」

「いいのよ。年末には帰っちゃうから…その前にオグリたちとレースするんだ。完治してないから無理は出来ないけど…少しでも感覚は取り戻さないとね。」

「『ネオ、私も走ろうか?』」

「ウォーエンが?日本の芝だから合わないと思うけど☆」

「『何、アグネスタキオンがこっちのコースに上手く適応したんだ…私も何とかなるだろ。』」

「無理はしないでよウォーエン。」

「『分かってるって。ゴアさんはタイムをお願いします。』」コキコキ

 

ウォーエンブレムは肩を回しつつ、足でバ場の状態を確かめる。

 

「じゃあじゃあ、模擬レースしようよ☆ウォーエンがワタシに勝ったらこのカチューシャを付けてデートしてあげる★」

「『…付けなくていい。』」ボソッ

「…え?」

「『何でもない。バトラーさんもいるしそういうのは無しだ……よしっ!このバ場なら普通に走れそうだな…ちょっと本気出してみるか!』」

「…本当!?ユーニヴァース☆」

 

「本気……バトラー、私スコップと芝を買ってくる…」

「私も…被害が出来るだけ最小限になるように動いてみるわ…」

 

数分後、荒れに荒れたバ場を直すネオユニヴァースたちの姿がそこにあった。

 

ーーー

 

さらにさらに同時刻、タップダンスシチーはコースを1人走っていた。

 

「…セイハーッ!!アリュール、タイムは?」

「んー、悪くはないって感じだ。」

「…そっか。はぁ…超変身までまだまだか…」

「ジャパンCでは後一歩、って所まで来ていたのにね。」

「……負けは負けだ。だが、私はまだ成長出来る…フライトやシャカールの分も走らないと。」

「"エイシンプレストン"が最近引退して、アグネスデジタルも次がラストランだからもう同期で残ってるのは君とイーグルカフェくらいか。そういえばそのアグネスデジタルも参戦するのだっけ?羨ましいな…私も彼女と走りたかったな…」

「ダートじゃなくて芝だよ?…いや、どっちも走れる時点でヤバいけど。」

「アグネスデジタルといいアグネスタキオンといいアグネスフライトといい…アグネスってヤバい奴しかいないのかな…」

「フライトのヤバいは意味が違くない?」

 

そうこう言いつつ、タップダンスシチーのトレーニングは雨が激しくなるまで続いた。




・おまけ
エイシンプレストン…アグネスフライトと同期で鹿毛の牡馬。3歳時(現在の2歳)にG1レースである朝日杯Sで勝ち、3歳の最優秀牡馬へと選ばれた。また、香港での国際競走(全てG1)を3勝したことで『香港魔王』と呼ばれた。レース引退後は種牡馬になるも、重賞産駒を出せないまま種牡馬も引退。馬主の牧場で余生を過ごしている。
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