因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ!   作:アマノジャック

12 / 158
今回からオリジナルウマ娘がちょいちょい出てきます。しかし、『因子合成』の対象外です。


第9話 花の妖精 + 漆黒の刺客 = 予期せぬ出会い 、貴公子は天皇賞(秋)へ出走する

本日もアグネスタキオン主催の特別レースが行われようとしていた。

 

「今回のレースも特別ゲストがいるよ…『ローズゼラニウム』君だ!」

 

(ワァァァーッ!)

 

「久しぶりのゲストだ!」

「体が大きいのに…子犬みたいで可愛い!」

 

走るのは『ローズゼラニウム』を飲んだソウジこと『ウマ人』。

 

「さて、今回の条件だが…距離は1200m、バ場は重、天気は晴れだ。短距離のウマ娘の参加を望むよ。」

 

「はーい♪カレン参加しまーす♪」

 

1人目に手を上げたのはカレンチャン。

 

「短距離なら負けませんよ!」

 

2人目にサクラバクシンオー。

 

「おっ!例のレースだな!私も出るぞ!」

 

3人目にビコーペガサス。その後も参加者は集まり、7人でのレースが行われることが決まった。

 

ーーー

 

「ピスピース、実況担当のゴルシちゃんだぞ!お前ら、前回のレースは見てくれたか?ゴルシちゃんの活躍、凄かっただろ?」

「あなたはゲートを嫌がったあげく、大きく出遅れて順位もボロボロだったでしょう!それでアグネスタキオンさん自身が参加していた復帰レースでしたわよね?」

「マックイーン、お前はあれがタキオンに見えたのか?」

「髪を黒く染めただけでしょ?普通に分かりましたわよ。」

「そんなレベルの話じゃないんだけどな…。今回のレースはタキオンのトレーナーが復帰か…骨折は治ったようだな!」

「その妄想まだ続けてましたの?ほら、ゴールドシップさん!早く出走ウマ娘の紹介を!」

 

「1番、シーキングザパール!」

「誰に付き、どこから仕掛けてくるかに注目ですわ。」

 

「2番、タイキシャトル!」

「マイラー最強の走りを短距離でどうするのか期待ができますわ!」

 

「3番、ビコーペガサス!」

「うまく位置取りが出来るかが勝利への鍵となるでしょう。」

 

「4番、カレンチャン!」

「どこで抜け出してくるかに注目です。」

 

「5番、今日のゲストのローズゼラニウム!」

「未知のウマ娘です。どんな走りを見せてくれるのかが楽しみですわ。」

 

「6番、ヒシアケボノ!」

「この重バ場で彼女のビッグボディが吉と出ると凶と出るか…」

 

「最後、サクラバクシンオー!」

「今レースの有力候補ですわね。その力を存分に発揮してください。」

 

「以上、この7人で競ってもらうぜ!んじゃ、全員ゲートに入ってくれ!」

 

紹介が終わった各ウマ娘たちがゲートに入っていき…レースが始まった!

 

………

 

「スタートしたな!前からサクラバクシンオー、タイキシャトル、ヒシアケボノ、カレンチャン、ローズゼラニウム、シーキングザパール、ビコーペガサスってところだな。」

「ローズゼラニウムさんは"先行"もしくは"差し"といったところでしょうか?」

「先頭は変わらずサクラバクシンオー。前の集団はタイキシャトル、カレンチャン、ローズゼラニウム、ヒシアケボノ、後ろの集団にビコーペガサス、シーキングザパールってところだな。」

「ビコーペガサスさんが良い位置を取れてますわ。」

 

「さて唯一のコーナーをカーブ…おっと!タイキシャトルとビコーペガサス以外は膨らんだか!?」

「重バ場ですからね…ダートの経験が活かされたのでしょう。最後の直線、前に出てきたのはタイキシャトルさん、その後ろについたローズゼラニウムさん、体制を立て直したカレンチャンさん、ビコーペガサスさんも大外につき、堅実に足を溜めてますわね。」

「この4人の争いか?ここでローズゼラニウムが仕掛けて、抜け出した!少し遅れタイキシャトル、カレンチャンも仕掛けてきた!しかし、1バ身キープしたまま残り100!」

「…」

「おい、マックイーン!解説しろって!っと、大外からビコーペガサスだ!ビコーペガサスが差しきった!ビコーペガサスが1着ゴールイン!…急に黙り込んでどうしたマックイーン?」

「この抜け方は…ライスさん…」

「何言ってんだよ?…ん?あー、そういうことか。そうだぞ、多分今回のタキオンのトレーナーはライスシャワーの力を使ったんだと思うぞ!」

「ライスさんの力を…?意味が分かりませんわ!コホン、1着はビコーペガサスさんです。」

「まぁ、そのうち分かるか…。んじゃあ、今回のレースはここまでだ!またな~!」

 

ーーー

 

レースが終わったソウジは研究室でタキオンと合流した。

 

「モルモット君、『ウマ人』としての走りにかなり慣れてきたのではないかね?」

「あぁ、前回よりもペースは早かったはずなのだが…特に身体に違和感とはないな。この『合成因子』のお陰かな?」

「前回もそう言って骨折があったじゃないか。大丈夫かもしれないが、今回も精密検査は受けて貰うよ。」

「しかし、何で痛みとか違和感が無かったんだろ?」

「多分だがドーパミンによる誤魔化しだろうさ。おそらく『ウマ人』となっていることで、その量は人間時と異なってると考えられるね。」

「そうか…」

「分かったら早く大人しく検査されてくれ。そして、私のご飯を作ってくれたまえ!」

「はいはい…」

 

その後、検査により右足に捻挫が見つかった。

 

ーーー

 

別の日、アグネスタキオンは秋の天皇賞に出走していた。

 

『天皇賞(秋)、1着になったのはアグネスタキオン!

その速さに衰え無し!

復帰後のレースを勝ち取った!』

 

(ワアァァァー!)

 

「はぁ…はぁ…よし!」

「チッ、普通に絶好調かよォ。」

「アグネスタキオンさん、おめでとうございます!」

 

アグネスタキオンがガッツポーズを取っていると、エアシャカールとナリタトップロードが声をかけてくる。そこにもう1人のウマ娘が現れた。

 

「タキオンちゃん…1着おめでとう。」

「お姉ちゃん!」

「復帰するなら一言くらい言って欲しかったな…。お姉ちゃんもタキオンちゃんと走りたかったから…。」

 

同じくケガにより、同じ天皇賞(秋)にて復帰予定だったアグネスタキオンの姉、アグネスフライト。彼女の顔は妹がいたことで天皇賞(秋)に出走出来なかった悔しさと妹の勝利を喜ぶ複雑な顔だった。




ニシノフラワー(花)とライスシャワー(帽子にある青いバラ)から『ローズ』の付く花が良いと思い、『ローズゼラニウム』という名前にしました。

ライスシャワー産駒は現実では出来ませんでしたが…リアルシャダイにマルゼンスキーの血も入っているので需要は高いと思います。しかし、ライスシャワーが小柄だったので種付け出来た繁殖牝馬は限定されたかもしれません。そのため、小柄なニシノフラワーとの相性は良かったのではないかと思ってます。

・おまけ
アグネスフライト…アグネスタキオンの全兄。主な勝利は京都新聞杯と東京優駿。東京優駿後は勝ちに恵まれず、産経大阪杯(現在の大阪杯)後にケガをしたため長期休養をしていた。その後も勝ちは無く、6歳の阪神大賞典を最後に引退。種牡馬になるも、重賞馬は地方競馬のエトワールカップを勝利したインザエアのみ。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。