因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ!   作:アマノジャック

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…多くは語りません。

『ディープボンド』頑張れ。

勝ったのは『ドゥデュース』…後方はダメだって…


第117話 貴公子、ラストラン 転

場所は中山レース場…

 

『さぁ、出走ウマ娘たちがターフへと入ってきました。』

 

パチパチパチパチ

 

レースが次々と行われ…メインである第9R『有マ記念』の出走時刻となった。パドックが終わり、出走するウマ娘たちが観客の大きな拍手と共にターフへと入ってくる。そして…出走ウマ娘の紹介が入った。

 

『ファン投票9位に入り参戦…今回で何と100戦目!今年覚醒した星はこのグランプリでも輝くことが出来るのか…ハルウララ!』

 

『不完全燃焼だった菊花賞をここで一気に完全燃焼したい…ゼンノロブロイ!』

 

『重賞勝利こそまだ無いもののその能力は他の重賞ウマ娘に引けに取らない…リンカーン!』

 

『去年から才能開花か…だからこそ!今度こそ逃げきってG1を勝ち取りたい…タップダンスシチー!』

 

『ケガを乗り越え、天皇賞(春)同様にまたミラクルを起こすのか…ヒシミラクル!』

 

『G1を8勝、今年無敗…まさに歴代最強!ラストランとなったこのレースでさらに伝説を広げにきた…アグネスタキオン!』

 

『2冠ウマ娘がこの中山で再びG1勝利となるか…ネオユニヴァース!』

 

『このレースがラストラン。G1を6勝した意地を最後に見せて欲しい…アグネスデジタル!』

 

『今年の天皇賞(秋)で念願の初G1勝利!ラストランとなるこのレースで再び主役の座を掴めるか…シンボリクリスエス!』

 

入場共に次々と紹介されるウマ娘たち…惜しみ無い拍手が送られて…次々とゲートへと収まっていく。

 

『他の15人はゲートへと収まっていきます…最後にシンボリクリスエスが16番ゲートに収まりまして…スタートしました!』

 

ゲートが開く。各ウマ娘が一気に前へと出てきた。

 

『さぁ、誰が前に行くのか…やはり、タップダンスシチーが来たか!

それに並びにかかるアクティブバイオ!

3番争いには…ハルウララとザッツザプレンティ!

アグネスタキオンは…6番手辺りか。』

 

「ウララちゃん!いけっー!」

「タップ!焦るなよ!」

 

『最初のコーナーを曲がって…タップダンスシチー下がったか!

先頭争いはハルウララ、ザッツザプレンティ、アクティブバイオの3人が並ぶ!

タップダンスシチーは4番手!

それらにゼンノロブロイ、アグネスタキオン、リンカーンが続く。

その後ろにウインブレイズとネオユニヴァース!

距離が大きく空いてアグネスデジタルはこの位置!

さらに数バ身離れ、ファストタテヤマとヒシミラクル!

最後方に…シンボリクリスエスだ!

向こう正面に入ります!』

 

「いいぞハルウララーー!!」

「いけっ!アグネスタキオン!」

「『ネオォォォ!!』」

「ロブロイちゃんもクリスエスちゃんも頑張って!!」

「タップ!お前のペースを取り戻せ!!」

 

『先頭になったのは…ハルウララだ!!

ザッツザプレンティ、アクティブバイオがそれに続く!

大きく離れて4番にタップダンスシチー!

さらに距離が開き…アグネスタキオン、ゼンノロブロイ、リンカーンと並ぶ!

1バ身離れ、内にウインブレイズ、外にネオユニヴァース!

さらに距離が開き…っとここでロングスパートか!ヒシミラクルがジワジワと上がってきているぞ!

アグネスデジタルをかわし、前へと進んできた!

さらに後方…シンボリクリスエスもペースを上げてきた!

それに、チャクラ、ダービーレグノ、ファストタテヤマが続き…最後方は末脚に掛けるツルマルボーイ!

先頭から最後方までは25バ身くらいという縦長な展開になった!

しかし、前がだんだんと固まってきたか!』

 

「ハルウララ!頑張れー!!」

「ゼンノロブロイ!抜け出すなら今だ!」

「ミラクル!いけっ!」

「…おい、シンボリクリスエスの伸び…ヤバくないか?」

「デジタルさん!頑張れーー!!」

 

『先頭は僅かにハルウララ…だが、リンカーンが捉えたぞ!

ここで前の集団が入れ代わる!

アグネスタキオンはリンカーンの後ろ!

最後の直線に入る!

先頭はリンカーン、リンカーンだ!

ネオユニヴァースがアグネスタキオンをかわした!

アグネスタキオンはここまでか!

先頭リンカーン!

さらに外からヒシミラクル!

大外からシンボリクリスエスが伸びてきている!』

 

「…くっ!」

 

アグネスタキオンのスピードが落ち…

 

「タキオン!!」

「タキオンさんっ!」

「タキオンちゃん!!」

 

自身の名前が聞こえた。その刹那、アグネスタキオンの頭に何かが走る…ちょうどソウジにキスされた額から脳へとマグマのような熱が流れ込んできたのだ。

 

『ラストラン、楽しんでこいよ。』

 

「ーーっぁ!!」

 

ダアンンッッ!!

 

『アグネスタキオン、ここで盛り返したっ!!

ネオユニヴァース、リンカーンをかわして一気に加速!

アグネスタキオンが先頭にたった!

後続を大きく離しにかかる!

しかし、それに迫るヒシミラクルとシンボリクリスエス!

シンボリクリスエスがヒシミラクルをかわした!

粘るアグネスタキオン、それを追うシンボリクリスエス!

その差は6バ身にまで縮まっている!』

 

「いけっ!アグネスタキオン!!」

「シンボリクリスエス!捉えろ!!」

「粘れ!タキオンーー!!」

「クリスエスーー!!差せ!!」

 

「……かぁぁあっ!」

「はあぁぁぁぁ!!」

 

『完全にこの2人の一騎討ちだ!

アグネスタキオンもシンボリクリスエス大きく伸びる!

だがアグネスタキオン、差を縮ませない!

5バ身離したまま…アグネスタキオンが…アグネスタキオンが連覇達成!ゴールイン!!

2着にシンボリクリスエス、3着にヒシミラクル!

タイムは……2分29秒8!?…レコードです!!

アグネスタキオン、2分30秒の壁を超えた衝撃的なラストラン!!』

 

ワァーーーッ!!

 

「……っ!」ガクッ

 

「タキオン!」ダキッ

 

フラフラになり、倒れかけたアグネスタキオンをターフへと乱入してきた『ジンソニック(ソウジ)』が支えた。

 

「ソウジ…」

「頑張った…最後まで本当によく頑張った…」

「…」

 

タキオン!タキオン!タキオン!

 

その場から聞こえる自身へのコール…アグネスタキオンは精一杯、観客席へと手を振った。その後、検査により数分遅れがあったものの、ウイニングライブが無事に行われた。




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