因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ!   作:アマノジャック

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明けましておめでとうございます…競馬から完全に引退してますがウマ娘は続けていますね。


その後の話12 『合成因子』は貴公子を目指す(弥生賞)

「ねぇねぇ、今日のレースってタキオンちゃんとプイちゃんが勝ったレースなんだよね~?ミックちゃんも勝てるよね~?」

「…あぁ。フライトが指導をしたんだ…きっとな。」

「おやおやソウジ…弱気な発言だねぇ?」

「レースに絶対は無い…タキオン、お前を除いてな。それに朝日杯FSを勝った『ドウデュース』の参戦…G1ウマ娘同士がぶつかり合うから簡単には勝たせてはくれないだろうな。」

「さらにプイ君は別のウマ娘を推していたねぇ…『アスクビクターモア』だったか。彼女がミック以上に期待しているウマ娘とくれば…あぁ、レースが楽しみだよ。」

「それでそれで?パパとタキオンちゃんは誰が勝つと思ってるの?」

「「ミックの圧勝。」」

「…今までの会話は何だったの?絶対は無いとか言ってなかった?」

「ククク…ウララ君。これはミックやその他出走ウマ娘のあらゆるデータと照らし合わせた結論だよ。絶対じゃないだけで数値的にはほぼカンストに近い…さぁ、未来の3冠ウマ娘のレースを見届けようじゃないか!」

「そうだね♪一生懸命、応援するよー♪」

「ミックが勝ったら帰りは3人で朝までホテルだよ!」

「おー♪」

「ちょっと待てッ!!……でも大歓迎。」

 

───

 

中山レース場…ミックスエレメンツは皐月賞の前哨戦となる弥生賞へと出走する。

 

「ミックちゃん…無理はしないでね。本番は次の皐月賞…仮に今回負けても出走は可能だから。」

「フライトさん!?そんな応援がありますか!?」

「しょうがないでしょ!皐月賞に直行予定だったのにタキオンちゃんが走ってたからって理由で出走したいとか言ってきたんだから!登録しただけでも温情があると思いなさいよ!」

「…分かってる。ありがとう…勝ってくる。」

 

ミックスエレメンツはターフへと足を運んだ。

 

………

 

『さぁ、G2弥生賞が始まります…これは本当にG2レースなのでしょうか?

各ウマ娘たちがそれぞれのゲートへと入っています。

しかし、G1ウマ娘であるミックスエレメンツとドウデュースがここでぶつかり合うとは…解説のディープインパクトさん。

このレースはあなたの名前であるディープインパクト記念とも呼ばれていますが…誰に注目をしていますか?』

『…アスクビクターモア、底力がかなりあるから個人的に推してるウマ娘。

…今回、ミックスエレメンツに勝てるとしたら彼女だけと思っている。』

『そのG1ウマ娘でありますミックスエレメンツとドウデュースについてはどうお思いですか?』

『…ミックスエレメンツは前走からもコースも距離も適性があることは分かってる。

…今回の1番人気も納得の強さ…けど、虜の娘と言えど私程では無い。』

『…虜?』

『…何でもない。

…ドウデュースにとっては前回のレースよりも距離が長い。

…自慢の末脚をどこまで伸ばせるかが勝負の鍵。』

『なるほど、ありがとうございます。

っと、最後に12番ゲートにロジハービンが収まりました。

ゲートオープン、スタートしました!

ドウデュース、いいスタート!』

 

「(…ボーンディスウェイが私をマークしてきた。なら、私はこのまま2番手をキープ…!?)」

 

『リューベックを先頭に第1コーナーをカーブ。

2番手は無敗のG1ウマ娘のミックスエレメンツ…おっと!

アスクビクターモアがかわして、向こう正面に入ります!

3番手ミックスエレメンツ、そのすぐに後ろにボーンディスウェイ。

メイショウゲキリンに…ここにいました、G1ウマ娘のドウデュース!

5番手に上がってきています。

マテンロウレオとラーグルフも追走。

2バ身開いて…ジャスティンロックとインダストリア。

アケルナルスターがいて…最後方はロジハービン。

前半通過タイムは61.1秒です。』

 

「(ペースはゆっくり……足を溜めよう。ここで抜け出してもいいけど…合わせられる可能性もある。最終コーナーまで様子見と行こうかな。)」

 

『ここでロジハービンが仕掛けてきた!

外からドウデュースをかわして…一気に2番手まで上がってきた!

さぁ、バ群がぎゅっと固まってきました…そのまま第3コーナーへと入ります!』

 

「(…うん。リューベックとアスクビクターモアが壁になってて…外には垂れ始めたロジハービン、後ろは私をマークしているボーンディスウェイとドウデュース。……私のやることは前の2人との間に生じるであろう隙間。そこで…仕掛ける!)」

 

『中山最後の直線に入ります!

先頭は…アスクビクターモア!

アスクビクターモア…』

 

「(チャンス…来たっ!!)」

 

ダンッ

 

『ミックスエレメンツ、ここで仕掛けたか!

リューベックとアスクビクターモアの間を突いて一気に先頭へと立った!

外からはドウデュースとボーンディスウェイが伸びてきている!

しかし、先頭はミックスエレメンツ!

後続を突き放しにかかる!』

 

「はぁああああ!!!」

 

「なっ…!」

「…速っ!?」

 

『ミックスエレメンツ速い速い!

アスクビクターモアとドウデュースが追いかけるが…その差は2バ身、3バ身……これはもう届かない!

ミックスエレメンツ、今、楽勝のゴールイン!

2着にアスクビクターモア、3着にドウデュース!

G1ウマ娘同士との初対決はホープフルSを勝利したミックスエレメンツに軍配が上がった!』

 

「…よしっ。けど、ママには届かないか…」

 

『いやー、見事な走りでしたねディープインパクトさん。』

『…私程じゃない。

…けど…世代最強の1人であることは認めざるを得ない。

…皐月賞でどうなるかに注目。

…ミックスエレメンツは勿論、私が注目しているウマ娘たちがミックスエレメンツへのリベンジすることに期待する。』

『リベンジ…ですか?』

『…今回の弥生賞でのアスクビクターモア、ホープフルSでの『ジャスティンパレス』、『キラーアビリティ』…私への憧れを持つウマ娘たち。

…どうか、虜の…タキオンの娘に敗北をプレゼントして欲しい。

…虜の愛は…私の娘(ディープラバー)だけに向けばいい。

…訂正、私にだけ向けばいい。』

『な、なるほど…ありがとうございました。』

 

───

 

「やったね!ミックちゃんが勝ったよ!…パパ♡」ダキッ

「ウララ君、まだ盛るには早い…何、時間はたっぷりある。そうだろうソウジ!」

「…」

「…パパ?」

「…ソウジ?」

 

返事が無いため、ハルウララとアグネスタキオンが顔を向けると…そこいるのはスマホを見つつ、顔面を蒼白させているソウジの姿。

 

「…ディープインパクトが…出口で待ってるらしい。」

「じゃあ、プイちゃんも一緒にホテル行こっか♡」

「…えぇ。彼女は順番を守らないから一緒にスるのは嫌なのだが…」

「大丈夫!プイちゃんならわたしが引き受けるから!プイちゃんね、脇がすっごく弱いの!ペロペロ~ってしたら、可愛い顔でクタ~って力が抜けちゃうの!タキオンちゃんも試してみたらいいよ~!」

「…ソウジ?」

「…」プイッ

「パパ、タキオンちゃん…早く行こっか♡」シュルッ

「ウララ…尻尾を巻き付けない。」

「だってだって…この前サウジから帰ってきたのに~、またドバイに行っちゃうのでしょ?寂しいよ~!」

「『クリンチャー』のレースが終わったらね。でも、月末のレース後にはちゃんと帰るから…」

「確か出走するのは…『クラウンプライド』君だっけ?彼女もちゃんと勝たせてあげるんだよ?」

「…あぁ。」

「早ーくー行ーこー!」

「引っ張るなって…」

「ククク…ソウジ、夜道は背中に気をつけたまえよ!」

「もう5回も刺されて慣れたよ…」

「パパ!?それは慣れちゃダメだよ!?」

 

その後、ソウジたちが家に帰ったのは翌日の早朝だった。

 

───

 

「ミックちゃん、ウイニングライブお疲れ様。」

「フライトママ…」

「ここではトレーナーね。」

「…トレーナー、出走させてくれてありがとう。次のレースを…皐月賞を勝てたら…ママと並べるのかな?」

「そうね…"ケガする前の"タキオンちゃんに並べれるわ。」

「…」

「答えは見えた?」

「…分からない。皐月賞の後は…コンちゃんみたい無敗の3冠ウマ娘になればいいのかな?」

「さぁね…まっ、次が本番。足を見せてね。」

「はい。」

「…熱はそこそこ。アイシングの処置をするわ。」

「お願いします。」

 

「…タキオンちゃん、見てて。この娘は…アナタを越えるわ。」

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