因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ!   作:アマノジャック

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本日ゼンノロブロイ号が眠ったまま亡くなりました。22歳での老衰…長生きだとは分かっているのですが…。天国でゆっくり休んでください。

今回も特別編です。今日中に書きたかった…それだけですが、どうぞ!


第EX話 強酒 + 大器の英雄 = 酒神の宴

今日もアグネスタキオンによる特別レースが始まろうとしていた。

 

「さぁさぁ、『マッドネスグレープ』君をゲストに今日も特別レースを行っていくよ。」

「…」

 

ザワザワザワザワ

 

「顔が赤くない?」

「マッドネス…やっぱり…タキオンさんとうまぴょ…」

「んな訳あるか!」

「あの娘…風邪ひいてない?大丈夫?」

 

回りの反応は様々だ。

 

「条件はジャパンCと同様に2400mの芝、バ場状態は良、天気は晴れ、といったところだ。参加者はいるかね?」

 

次々とウマ娘たちが手を上げた!

 

「ニシシ…ボクの得意分野じゃないか!」

 

1人目、トウカイテイオー。

 

「むん!シュババっと行きますよ~!」

 

2人目、マチカネタンホイザ。

 

「ほぉ…面白そうやんけ!」

 

3人目、タマモクロス。

 

「覇王のボクの出番かな。」

 

4人目、テイエムオペラオー。

 

その後、多くのウマ娘の手が上がり…最終的には11人でのレースとなった。

 

ーーー

 

「ピスピース、実況担当のゴルシちゃんだぞ!」

「解説担当のグラスワンダーです~」

「さてさて…わりと最近で開かれた気もするけど特別レースだぜ!」

「たくさんのウマ娘が参加出来ますからね~。こういうことであれば何度行われても良いことかと…」

「んじゃ、早速出走メンバーの紹介だ!1番、アイネスフウジン!」

「最内に逃げのウマ娘…いい枠を取れましたね。」

 

「2番、メジロマックイーン!」

「今回私が解説の理由です。さて…最強ステイヤーさんはここではどんな走りを見せてくれるのか楽しみです。」

 

「3番、トウカイテイオー!」

「ダービー、ジャパンCと勝利経験がある分、このレースで非常に有利なウマ娘と言えるでしょう~」

 

「4番、『マッドネスグレープ』!」

「えーと、ウオッカさんとゼンノロブロイさんの『合成因子』でしたね?…フラフラしていませんか?」

「んー、昨日飲み過ぎたんじゃね?知らんけど!」

「…公式の大会ならアウトですよ。」

 

「5番、エイシンフラッシュ!」

「鋭い末脚…やはり、最後の直線が勝利へのカギとなるのでしょうか…」

 

「6番、マチカネタンホイザ!」

「鼻血、蕁麻疹、と不幸なことに会いレースへの出走出来るかが勝負とも言えた彼女ですが…今回の調子は絶好調のようですね。好走を期待したいです。」

 

「7番、テイエムオペラオー!」

「秋の三冠を勝ち取ったウマ娘ですね…どこで仕掛けてくるのか…私でも読めませんね。」

 

「8番、ナリタタイシン!」

「末脚はフラッシュさん以上…彼女もどこで仕掛けてくるのやら…」

 

「9番、ゼンノロブロイ!」

「あら?合成元の彼女も…」

「皆まで言うな…理由は分かるだろ?」

「…そうですね。全力で挑む彼女を見守りましょうか。」

 

「10番、タマモクロス!」

「バチバチと闘走心を燃やしての参戦ですね。彼女も今回は後ろから来るのでしょうか?」

 

「ラスト、スイープトウショウ!」

「…あら?いつものスイープさんに比べては大人しいような…」

「アイツもアイツで思うことがあるんだろ。…以上、この11人だ!全員ゲートに入ってくれ!」

 

各ウマ娘たち(スイープトウショウも含め)が綺麗にゲートへと入り…レースが始まった!

 

………

 

「スタートだ!先頭は…やはりアイネスフウジン!2番にトウカイテイオー、その後ろにメジロマックイーンとテイエムオペラオーが続く!」

「後ろにマチカネタンホイザ、『マッドネスグレープ』…!!『マッドネスグレープ』がいきなりペースを上げてきました!前の3人をかわし、アイネスフウジンへと迫ります!まさか、ここから仕掛ける気でしょうか?」

「おいおい!まだ1コーナーだ…って何かペース落ちてね?また3人にかわされて…マチカネタンホイザの前に落ち着いた?何なんだ?」

「ここまで安定しない走りは見たことないですね…」

 

「さて第3コーナーまで長めの直線があるが…先頭はアイネスフウジン。その後ろにトウカイテイオー、メジロマックイーン、テイエムオペラオー。」

「後ろに『マッドネスグレープ』、マチカネタンホイザ、ゼンノロブロイ…1バ身離れタマモクロスとエイシンフラッシュが並んでいます。さらに少し間が開いてナリタタイシン。スイープトウショウが最後方ですね…。」

「おい、『マッドネスグレープ』がまた下がったぞ?何をする気だ?」

「分かりません。スイープトウショウのところまで下がって…一気に前へとスパートをかけた!?」

「何なんだよアイツ!」

 

「さぁ、最終コーナーを曲がって残るは2メートルの坂がある直線!先頭は『マッドネスグレープ』だが…またペースが落ちた!先頭変わってアイネスフウジン、しかし後続もペースを上げてきた!」

「トウカイテイオーとメジロマックイーンも仕掛けてきました。しかし、後ろの伸びには届きません…ドンドン、差を詰められてきています。」

「ゼンノロブロイがここで伸びきた!『マッドネスグレープ』をかわした!前のトウカイテイオーとメジロマックイーンも捉えにかかる!」

「後ろはエイシンフラッシュとナリタタイシンも伸びてますけど…これは厳しいですね。」

「ゼンノロブロイが前の2人をかわし…ここでまた『マッドネスグレープ』!?どうやったらそんな走りが出きんだよ?」

「…残りは100m。もう後がありませんね。」

「ここで大外からスイープトウショウ!?スイープトウショウが前の2人を一気にかわして…1着ゴールイン!2着に『マッドネスグレープ』!3着にゼンノロブロイ!」

 

「…スイープさん!?…忘れていた訳ではありませんが…途中の姿が見えなくなっていました。」

「…多分、今走ってた奴らもそうだと思う。『マッドネスグレープ』の悪目立ちもあるだろうが…スイープに1本取られたな。」

「えぇ…魔法みたいでしたね。」

「今回はここまでだ。…ロブロイ、お疲れ様。本当にお疲れ様………はぁ。」

「ゴルシさん…私も同じ気持ちですよ。」

「グラス…今年だけでもいい。まだ…こっちにいてくれよ…!」

「えぇ。あなたとまた会う日まで…ずっと待っていますから。」

「…あぁ。」

 

ーーー

 

タキオンメモ:『合成因子第XXX号マッドネスグレープについて』

 

XX月XX日

・誕生

→ゼンノロブロイの『因子』とウオッカの『因子』を合成し、完成した第XXX号の『合成因子』に『マッドネスグレープ』と名付けた。

 

 

XX月XX日

・身体能力

→アグネスフライトとの並走による計測結果より『マッドネスグレープ』は適正バ場は芝のみ。また、適正距離は中距離~長距離と判断する。

 

・適正脚質

→身体能力同様の方法で計測するも…全てがメチャクチャなペースであったため参考にならなかった。よって、適正脚質は不明とする。

 

 

XX月XX日

・レース実行

→アイネスフウジン、エイシンフラッシュ、スイープトウショウ、ゼンノロブロイ、タマモクロス、テイエムオペラオー、トウカイテイオー、ナリタタイシン、マチカネタンホイザ、メジロマックイーンとの特別レースに出走。メチャクチャなペースでの走法でレースをかき乱すし、最後の直線で先頭に立つもスイープトウショウにかわされ敗北。

 

 

余談(他の特徴)

・泥酔?

→顔が赤く、酔っ払ているようにみえる。これは体温が他の『合成因子』より高いことが理由だ。ちなみにモルモット君はお酒にかなり強い…あのスピリタスもグイグイ飲める。

 

・長めの尻尾

→私たちウマ娘の尻尾と比べて30%ほど長く、地面に擦れるほどだ。前述の体温が高い理由もこれによるものだと考えられる。しかし…なぜ長くなったか不明だ。

 

 

以上が『マッドネスグレープ』の記録である。

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