因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ! 作:アマノジャック
…どうぞ。
トレセン学園にて、今日もアグネスタキオンによる特別レースが始まろうとしていた。
「さぁさぁ、『タンブラーブロンド』君をゲストに今日も特別レースを行っていくよ。」
「…」
パチパチパチパチ
周りのウマ娘たちの拍手と共にゲストのウマ娘が入ってくる。
「条件は2500mの芝、バ場状態は良、天気は晴れ…参加者はいるかね?」
アグネスタキオンが参加者の有無を聞くと次々と手が上がった。
「はいはいはいはーーーい!!絶対に走る!!」
1人目、ツインターボ。
「…では、私も。」
2人目、メジロマックイーン。
「私もね!!」
3人目、タイキブリザード。
他にもたくさんの手が上がっていたものの…アグネスタキオンにより参加者は17人までに絞られた。
ーーー
「ピスピース、毎度おなじみ実況担当のゴルシちゃんだぞ!」
「今回も解説させていただくグラスワンダーです~。」
「しゃっ!最近のあの界隈は暗いことばっかりだからな!これで少しくらいは元気にしてやるぜ!」
「それはいいことですね。しかし…わざわざコレを読みに来る方は少ないのでは?最近、投稿する度に読者減ってるようですし…」
「誰が作者の悲しい現実を解説しろと言った!?まぁ、まだ半分も経ってないが…今年は色々はあったからな。」
「…えぇ。ネイチャさん、フライトさん、チケゾーさん…」
「フライトは非公式キャラだからな?」
「そうですけど…」
「暗くしちまったな…空気を変えるために出走メンバーの紹介だ!1番、ウイニングチケット!」
「さっき名前を出したばかりなのですが…」
「って言われてもこの枠に決まったからな…おら、解説しろ!後16人はいるんだから!」
「ダービーウマ娘の実力に期待です。」
「2番、メジロパーマー!」
「グランプリウマ娘の実力に期待です。」
「3番、ナイスネイチャ!今日の主役!」
「有マ記念で3年連続3着…あら?今、気づいたのですが…」
「4番、ビワハヤヒデ!」
「今日の参加してるメンバーって…」
「5番、イクノディクタス!」
「ネイチャさんが有マで戦ったメンバーのような…」
「6番、メジロライアン!あぁ、そうだぞ!まぁ、タキオンが手を上げた中から選んだメンバーではあるけどな。」
「ですよね…」
「だから、お前は解説しろって…7番、ダイタクヘリオス!」
「はい!パーマーさんとの大逃げに期待です。」
「8番、マチカネタンホイザ!」
「G1勝利こそないもののそれに勝るとも劣らない走りを持っています。その力を見せてください。」
「9番、ナリタブライアン!」
「この中ですと…唯一の3冠ウマ娘ですね。ハヤヒデさんとの姉妹対決に注目です。」
「10番、トウカイテイオー!」
「有マでの奇跡の復活の印象が強いですが…G1を4勝している実力者です。」
「11番、『タンブラーブロンド』!」
「ネイチャさんと…タンブラー…タンブラー…グラス?…もしかして私ですか?」
「違ぇよ!まさかお前、そっちの気が…」
「むぅ…ではどなたですか?」
「ウオッカ。」
「…なるほど。差しを得意とする2人の組み合わせですから…後ろからのレースになりそうです。と、なれば…末脚勝負に注目していただければ。」
「12番、マヤノトップガン。」
「変幻自在な彼女が今回選ぶ脚質とは…」
「13番、ライスシャワー。」
「強者が集まる今回のレースは誰をマークするかに注目です。」
「14番、ツインターボ。」
「ヘリオスさんとパーマーさんの爆逃げ以上の方がいましたか…」
「15番、ヒシアマゾン。」
「おそらく…最後方から一気に来るかと。先行や差しの脚質のウマ娘が多いこのレースでは…どうなるのでしょうか?」
「16番、タイキブリザード。」
「引退はしているものの力強さは未だに現役…今回はどんな走りをするのか。」
「ラスト、メジロマックイーン。」
「先行を得意とする彼女ですが…大外からいいポジションをとれるかどうか…」
「これで全員だ!お前ら、ゲートに入ってくれ!」
各ウマ娘たちがゲートへと入っていき…レースが始まった!
………
「スタートしたな!さぁ誰がハナを取るかだが…やはりツインターボ!そのすぐ後ろにメジロパーマーとダイタクヘリオス!!後続を大きく離していく大逃げだ!」
「先行集団がすごいです…4番手のタイキブリザードを筆頭にメジロマックイーン、ライスシャワー、ビワハヤヒデ、トウカイテイオー、マヤノトップガン…誰も今のポジションから動く気配がありません…少し不気味です。」
「後続にウイニングチケット、イクノディクタス、に続いてナイスネイチャ、『タンブラーブロンド』…さらに1バ身離れメジロライアン、ナリタブライアン、最後方にヒシアマゾン!」
「後続集団は…激しくポジションを取りあってますね。最後まで持つのでしょうか?」
「先頭のツインターボとの差は…20バ身くらいか?というかダイタクヘリオスも掛かっているな…3番のメジロパーマーとも5バ身差があるな。」
「後続の先行集団は…メジロパーマーを捉えにペースを上げてきましたね。…6人が息が揃い過ぎていて不気味です。」
「さぁ、向正面にきて…ツインターボとダイタクヘリオスはまだ粘っている!…ここで先行集団の6人がメジロパーマーを捉えたか!一気にかわす!」
「後ろからは…ナイスネイチャと『タンブラーブロンド』がペースを大きく上げてきましたね。ロングスパートか前の集団に入ろうとしているのでしょうか。」
「第3コーナーカーブ!ツインターボとダイタクヘリオスは…ここまでだな。先頭変わってタイキブリザード!ここで先行集団がバラバラになったぞ!」
「誰が抜けてくるのでしょうか…後続も仕掛けてきましたね。ナリタブライアンが大外に回ってきました。」
「さぁ、最後の直線…抜け出してきたのはビワハヤヒデだ!しかし、タイキブリザードも負けじとまた伸びる!外を取った『タンブラーブロンド』もいい伸びだ!」
「ー!大外からナリタブライアン!ナリタブライアン、すごい末脚です!」
「先頭はビワハヤヒデ!タイキブリザード、『タンブラーブロンド』が続く!ナリタブライアン、前の3人を差しきるか!残り200!」
「『タンブラーブロンド』がタイキブリザードに並びました!前のビワハヤヒデに届くのでしょうか…ナリタブライアンも迫っています。」
「さぁ、ビワハヤヒデ逃げきるか…ナリタブライアンが来る!来た!来た!ナリタブライアン差しきった!ナリタブライアン、最速の末脚で1着ゴールイン!2着にビワハヤヒデ…姉妹のワンツーだ!」
パチパチパチパチ
「おぉ!大きな拍手が聞こえるな!」
「…あら?3番争いですけど…ナイスネイチャも上がって…『タンブラーブロンド』と並んでいますね。」
「あん?…ここでこの2人の3着争いか…カメラで確認…完全に同着じゃね?」
「えーと…私にもそう見えますね…」
「3着が同着か…まぁ、らしいといえばらしいか。…グラス、1ついいか?」
「何でしょうか?」
「お前は既に長生きしてるだろ?何か長生きしてくれ、って言うのは違うと思うんだ。」
「まぁ、そうですね。」
「だから、前の発言は撤回だ。幸せに生きてくれ…もしかしたら私の方が早く逝ってしまうかもしれないが…」
「…ゴルシさん。ダメですよ…ここで暗い話をするのは。」
「…悪い。」
「ですので…あなたが来るのを待ちますよ。それも私の幸せですので。」
「グラス…んん!んじゃ、特別レースはここまでだ!またな!」
ーーー
タキオンメモ:『合成因子第七十七号タンブラーブロンドについて』
XX月XX日
・誕生
→ナイスネイチャ君の『因子』とウオッカ君の『因子』を合成し、完成した第七十七号の『合成因子』に『タンブラーブロンド』と名付けた。
XX月XX日
・身体能力
→アグネスフライトとの並走による計測結果より『タンブラーブロンド』の適正バ場は芝のみ。また、適正距離はマイル~長距離と判断する。
・適正脚質
→身体能力同様の方法で計測した結果、差し>先行>>逃げ>>追い込みと判断する。
XX月XX日
・レース実行
→イクノディクタス、ウイニングチケット、タイキブリザード、ダイタクヘリオス、ツインターボ、トウカイテイオー、ナイスネイチャ、ナリタブライアン、ヒシアマゾン、ビワハヤヒデ、マチカネタンホイザ、マヤノトップガン、メジロパーマー、メジロマックイーン、メジロライアン、ライスシャワー、との特別レースに出走。ゴール直前でビワハヤヒデに次ぐ2番まで上がるもナリタブライアンに差しきられ敗北。それに続いたナイスネイチャと並び同着3着。
以上が『タンブラーブロンド』の記録である。