因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ! 作:アマノジャック
トレセン学園にて…アグネスタキオンによる特別レースが始まろうとしていた。
「…さて、今日も特別レースをしていこう。条件は2000mの右回り、晴れの良バ場だ。今回は…出来るだけ3冠ウマ娘に参加して欲しいかな。…参加者を求めるよ。」
その場の雰囲気は暗く覆われてる…その中で参加を希望するウマ娘たちが次々と手を上げた。
───
「よぉ…お前ら久しぶり。実況担当のゴルシちゃんだ。」
「…今回、解説担当をするドゥラメンテだ。すまない、早く出走ウマ娘の紹介を頼む。」
「………あぁ、そうだな。」
「1番、コントレイル。」
「憧れのディープインパクトに続いて無敗の3冠を取ったウマ娘だな。だが今回のメンバーで思い通りのレースが出来るかどうかに注目だな。」
「2番、メジロラモーヌ。」
「ティアラにてトライアルレースを含めて最初に完全3冠を取ったウマ娘。現在は桜花賞や皐月賞を勝利した場合は殆どのウマ娘がオークスかダービーに直行するから今後そのようなウマ娘は現れないと思っていたが…んん!彼女も思い通りのレースが出来るかどうかだな。」
「3番、ジェンティルドンナ。」
「ゴールドシップとは同期のティアラ3冠ウマ娘だったな。彼女はパワーがある…3冠ウマ娘たちの中でも力強い走りでいいポジションにつけそうだな。」
「4番、ナリタブライアン。」
「勝利への渇望と我慢強さを加えた3冠ウマ娘だな。理由は何であれ、ここまでのメンバーだ…彼女の渇望も満たされるだろう。注目はやっぱり末脚か?」
「5番、スティルインラブ。」
「…メジロラモーヌから17年ぶりのティアラ3冠ウマ娘。いつもの抑えたキャラではなく、いますぐにでも吸血しそうな勢いだ。…全力を出してくれ。」
「6番、オルフェーヴル。」
「自身を王として振る舞い、そのまま3冠を勝ち取ったウマ娘。…スティルインラブとは逆に大人しいところが少し怖い。前を走るウマ娘が多い中で後方からどこまで伸びてくるかに注目だな。」
「7番、ミスターシービー。」
「19年ぶりに現れた3人目の3冠ウマ娘だ。得意のロングスパートをどこから仕掛けてくるかに注目だな。」
「8番、デアリングタクト。」
「ティアラで初の無敗3冠を勝ち取ったウマ娘。中団の後ろに入ることが予想されるな…前の壁をいかに抜け出すか。」
「9番、ミックスエレメンツ。」
「クラシック3冠にて唯一トライアルを含めて無敗の完全3冠を達成したウマ娘。…彼女についてはこれ以上に語れることはない。」
「10番、シンボリルドルフ。」
「初めて無敗の3冠を達成したウマ娘。今もその強さは健在…今回のレースでは他のウマ娘にその強さを見せつけ欲しいと思う。」
「11番、『バイフィンレー』…今回のゲストだ。」
「ミックスエレメンツと…"あの娘"の『合成因子』で三女神から名前を取ったようだな。…いい名前を付けてくれてありがとう。」
「12番、アーモンドアイ。」
「ジェンティルドンナから2年後に現れたティアラ3冠のウマ娘。負けん気で限界を超えた強さを見せてくれる…ここでも見せて欲しいと思う。」
「ラスト、ディープインパクト。」
「…無敗の3冠ウマ娘だ。…彼女も語れることはあまりない。」
「…もう一人ティアラ3冠のハワイ鳥なウマ娘を連れてくる予定だったが…まぁ、今回は辞退したってことでメンバーはこの13人だ。それじゃあ、ゲートに入ってくれ!」
「…全員の完走を祈る。」
それぞれが自身のゲートに収まり…レースが始まった。
───
「スタートしたな…流石は3冠ウマ娘たち。全員いいスタート…先頭に立ったのはまさかのシンボリルドルフ。それらをミックスエレメンツとコントレイルがマークする!」
「4番手に…ジェンティルドンナ。いや、アーモンドアイがかわしたな。続くメジロラモーヌと『バイフィンレー』までが前団だ。」
「2バ身空いて中団は…デアリングタクトとスティルインラブと並んで、ナリタブライアン。ミスターシービー、オルフェーヴル…最後方にディープインパクト。さて、向こう正面だな。」
「先頭は…ミックスエレメンツに代わっているな。シンボリルドルフが2番手…3番争いにジェンティルドンナとコントレイル。アーモンドアイと『バイフィンレー』も先頭との距離を詰めに来ている。」
「メジロラモーヌは垂れてきているな。後方の集団は……お?ミスターシービーとオルフェーヴルがロングスパートをかけてきた!デアリングタクト、スティルインラブ、ナリタブライアンを捲りにかかる!ディープインパクトは…まだ仕掛ける様子はない!」
「先頭は…もう最終コーナーか。ミックスエレメンツが先頭のまま、シンボリルドルフとジェンティルドンナが仕掛けたのか外から迫る。……ここで来るか『バイフィンレー』。オルフェーヴルと……ディープインパクトも一気に末脚を伸ばしてきた。」
「さぁ!泣いても最後の直線だ!先頭はミックスエレメンツ!ミックスエレメンツが離しにかかるが…外からシンボリルドルフとジェンティルドンナが!さらにオルフェーヴルも来ているぞ!ディープインパクトは大外に回ったが…これは届くのか!?残り100!粘るミックスエレメンツ!外から来るシンボリルドルフを並ばせない!大外からオルフェ…」
「内から『バイフィンレー』!内の『バイフィンレー』が鋭い末脚を出している!ディープインパクトも負けない末脚だ!………やった!『バイフィンレー』勝ったぞ!」
「あー、1着はまさかのイン突きで全員を差しきった『バイフィンレー』。2着にミックスエレメンツ、3着にシンボリルドルフだ。…レースはここまでだ。…私よりも先に逝きやがって…早過ぎだ!」
………
「…パパ、足は大丈夫?うわぁ…酷い血…」
「骨ごとイってるな…完治には明日までかかりそうだ。」
「複雑骨折なのに明日に完治って回復するの早すぎでしょ…流石はママの
「…何としても勝たないといけない、って頭の中に声が流れてきたんだ。ズルいと思うが…身体の限界以上の力を出した。」
「だろうね…はぁ、3冠ウマ娘たちのトップになりかけたのに…」
「…ならチートな俺を超えないとな。」
「パパが私たちの走りを知ってる以上は無理でしょ…それで私の『因子』はどうだった?」
「…今のサンプルはこれだけだからな…ただ、スピードはタキオンに劣る…へぶっ!?」バキッ
「…ママのを褒めるために私の短所を言う鮎カス理論はダメ。」
「そんなつもりは無かったが…まぁ、タキオンと比較するとコントロールはしやすいかな。俺の血が入ってるからだろうけど。」
「そっか…」
「それでミック…お前はこれからどうするつもりだ?」
「目標が出来た…来年、香港に行く。それで…あの娘に勝利を見てもらう。」
「…そっか、無理はするなよ?」
「パパがそれを言う?」
「俺は…いいんだよ。
───
タキオンメモ:『合成因子第XXX号バイフィンレーについて』
XX月XX日
・誕生
→3冠ウマ娘ミックスエレメンツの『因子』とティアラ3冠ウマ娘リバティアイランドの『因子』を合成し、完成した『合成因子』に三女神たちからそれぞれ名前を取っていき『バイフィンレー』と名付けた。
XX月XX日
・身体能力
→『ジンソニック』との併走により計測すると、適正バ場は芝のみ。また、適正距離は中距離のみと判断する。
・適正脚質
→身体能力同様の方法で計測した結果、先行>差し>>>>>逃げ=追い込みと判断する。
XX月XX日
・レース実行
→クラシック、ティアラ3冠ウマ娘たちとの特別レースに出走。最後の直線からミックスエレメンツ、シンボリルドルフらを内からまとめてかわして1着でゴール。ただし、ソウジが限界を超えた走りを行った結果であるため…データとしては不適切である。後日、別の方法でデータ収集を行う。
以上が『バイフィンレー』の記録である。
・おまけ
第XX号『バイフィンレー』
合成元:ミックスエレメンツ&リバティアイランド
毛色:栗毛
適正バ場:芝A、ダートG
適正距離:短距離G、マイルC、中距離A、長距離B
脚質:逃げG、先行A、差しB、追い込みG
能力:スピードC、スタミナC、パワーC、根性B、賢さA
3冠同士を合わせた合成ウマ娘。ソウジ自身の血も入っていることからかコントロールは非常にしやすい。リミッターを外して限界以上を引き出すことが出来る。