因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ!   作:アマノジャック

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本日、グラスワンダー号が多臓器不全により亡くなりました。30歳…長生きなのは分かってますが、それでも悲しいです。これからもモーリスやジャックドールらがあなたの血を繋げてくれることを願います…


第EX話 グランプリ不死鳥 + グランプリ創成記 = 灰なる不死鳥

「グラスお前…ゴルシちゃんが来るまでは待っておけって言ったろ!」

「…」

「いや、こうなる日が来ると思ってなかった訳じゃねぇよ。けどよ…けどよ!いざ来たらよ……悲しんだよ!」

「…」

「…タキオンが例のレースを開くと思う。アタシが最高のメンバー用意してやっから…首を洗って待っておけ!いいな!」

 

「…ゴルシさん。」

 

───

 

トレセン学園にて、今日もアグネスタキオンによる特別レースが行われようとしていた。

 

「えー、今回もゲストを迎えた特別レースを行っていくよ!」

 

パチパチパチパチ

 

「拍手をありがとう。と言ってもメンバーはもう決まっているので今回はレース条件を伝えるのみになるがね。条件は芝2200の右回り、バ場はやや重、天気は曇…以上だ。では、レースと行こうじゃないか!!」

 

………

 

「ピスピース!お前ら久しぶりー!今年はグレイウィークってのがあったらしいぞ!もう3ヶ月は経っちまってるけどな!焼きそばを担当してたゴルシちゃんだぜ!」

「ピスピース、今回は実況を担当しますメジロマックイーンですわ…じゃなくて!ゴルシさん!何で貴方がここにいますの!今回は貴方も出走するのでしょうが!!」

「…グラスの回なんだ。アタシの思うようにやらせてくれ。」

「………はぁ、分かりましたわよ。それで貴方はいつまでもここにいるつもりで?」

「12人目の紹介が終わったらダッシュでゲートに向かうから後は任せる!」

「レース前にダッシュって…まぁ、貴方のスタミナなら影響無いのかもしれないのですけど…」

 

「1番、メジロパーマー!」

「逃げのパーマーが最内とは…良い枠ですわね!単騎の逃げになると予想されますわ。」

 

「2番、テイエムオペラオー!」

「前のポジション争いでどうなるか見所ですわね。」

 

「3番、ディープインパクト!」

「後ろから伸びてくると思われますが…同じくポジション争いでどうなるかですわね。」

 

「4人目、グラスワンダー!今日の主役だな!」

「主役…」

「…あぁ、主役だ。」

 

「5人目、スピードシンボリ!」

「レジェンドウマ娘…共に走れる皆さんが羨ましいですわ。」

 

「6人目、マヤノトップガン!」

「どのポジションで来るか…ハナを取らなかった場合は完全にパーマー単騎の逃げになりますわ。」

 

「7人目、ドリームジャーニー!」

「後方に体格のあるウマ娘がいるため最後の直線で走りやすいポジションに入れるかですわね…」

 

「8人目、『アシュフェニックス』!」

「今回のゲストですわね。誰と誰の組み合わせで?」

「グラスとクロノだな。」

「なるほどなるほど。」

 

「9人目、アグネスタキオン!」

「あら?タキオンさんの名前は事前のリストには無かったような…」

「この作品ではグランプリウマ娘だったからな。」

「この作品?」

「…何でもねぇ。」

 

「10人目、イナリワン!」

「後方で走るイメージがありますが…この条件では前の方で勝っているのでどのポジションでくるのかに注目です。」

 

「11人目、クロノジェネシス!」

「このメンバーの中では新米になりますわね…」

「発表されたのも半年前だからな!」

「…発表?コホン、同条件を連覇という確かな実績がありますわね。」

 

「12人目、オルフェーヴル!んじゃ、ゴルシちゃんはいくわ!」

「はいはい、お気をつけて。オルフェーヴルさんはやはりディープインパクトさんとの3冠対決に目が奪われそうですわ…」

 

「最後はゴールドシップ…もうゲート近くにいますわね。彼女も連覇という実績があります。今回はスタート直後で変なことをしないでくださいね?さて…以上が出走メンバーになりますわ。みなさん、準備はよろしいでしょうか?」

 

各ウマ娘たちがゲートへと収まる。レースが始まった。

 

………

 

「ゲートオープン!スピードシンボリがやや出遅れ。1人出遅れましたが…全員ほぼ良きスタート。さて、注目の先頭争いですが…やはりメジロパーマーが前にいく。何と『アシュフェニックス』も外から並びにきています!この2人の先頭争い!」

 

「3番手に入ったのは…ゴールドシップ!?まさかの前のポジションに入っております!4番争いにアグネスタキオンとテイエムオペラオー、それにクロノジェネシスとグラスワンダーが続きます。そして、一バ身程開いてマヤノトップガンとスピードシンボリまでが前の集団。」

 

「5バ身後ろにオルフェーヴル、ディープインパクト、ドリームジャーニー、イナリワンの追い込み勢…ここから先頭との差は10バ身程。それほど離れてはおりません。向こう正面に入り先頭はメジロパーマー。『アシュフェニックス』は一バ身差をキープしつつの2番手。ここでゴールドシップが一気にペースを上げてきました!ここで仕掛けてきたのでしょうか!?『アシュフェニックス』をかわして2番手に上がってきましたわ!」

 

「こ、後続もウマ娘も次々とペースを上げてきております。グラスワンダーがアグネスタキオンの外へ回り、マヤノトップガンはさらにその外へと並ぶ!追い込み勢からはやはりオルフェーヴルとディープインパクトの2人!勢いあるままに各ウマ娘たちが最終コーナーへと入ります!」

 

「最後の直線!先頭に立っているのゴールドシップ!『アシュフェニックス』が盛り返そうと伸びてくるが…これは苦しそう。外からはマヤノトップガン!大外からディープインパクト!ディープインパクトが凄い伸び!ディープインパクトが内の2人をかわし…いや!『アシュフェニックス』が再び末脚を伸ばす!残り100m!」

 

「ゴールドシップ粘る!後ろからは『アシュフェニックス』とディープインパクトの2人!ゴールドシップ、差を縮ませながらも粘る粘る!後ろの2人は届きません!ゴールドシップ!ゴールドシップが今、1着でゴールイン!2着にディープインパクト、3着に『アシュフェニックス』!ゴールドシップが前を走るレースとなりました…おや?ゴールしたゴールドシップが後ろへと戻ってますわね…グラスワンダーを担いで…ウイニングランを始めましたわね。では、私はこの辺りで…ここまではメジロマックイーンがお送りしましたわ。さようなら。」

 

………

 

「…グラス、アタシの走り…ちゃんと見てくれたか?」

「えぇ…貴方は本当に楽しい方ですね。」

「本当は先頭に立って逃げたかったんだよな…激戦地の名を持ったアイツのような。」

「フフフ…それでも勝ってしまうなんて悔しいですね。私も手を抜いたりはしてなかったのですが…」

「まっ、アタシが本気を出せばこんなもんよ!………なぁ、もう1周走ってもいいか?」

「いくらでも構いません。ゴルシさんが満足するまでどうぞ。」

「…アタシはまだそっちに行くつもりはねぇ。だからよ…ゆっくり休んで待っててくれ。」

「それだと今までと変わりませんよ?」

「それでいいんだ…グラス、お疲れさん。」

「何時までもお待ちしていますよ…ゴルシさん。」

 

───

 

タキオンメモ:『番外編合成因子アシュフェニックスについて』

 

XX月XX日

・誕生

→グラスワンダー君とクロノジェネシス君の『因子』を合成し、完成した『合成因子』に『アシュフェニックス』と名付けた。

 

XX月XX日

・身体能力

→セイウンスカイ君との併走により計測すると、適正バ場は芝のみ。また、適正距離は中距離~長距離と判断する。

 

・適正脚質

→身体能力同様の方法で計測した結果、逃げ>先行>>>>>差し=追い込みと判断する。

 

XX月XX日

・レース実行

→アグネスタキオン、イナリワン、オルフェーヴル、グラスワンダー、クロノジェネシス、ゴールドシップ、スピードシンボリ、ディープインパクト、テイエムオペラオー、ドリームジャーニー、マヤノトップガン、メジロパーマーとの特別レースに出走。2番手で逃げるも捲ってきたゴールドシップとゴール前でディープインパクトに差されて3着に敗北。

 

 

以上が『アシュフェニックス』の記録である。

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