因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ!   作:アマノジャック

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本日、ハルウララ号が疝痛により亡くなりました。私は彼女と生年月日が同じこともあり…大好きでした。ゆえに彼女の引退時のゴタゴタを知り、1人で腹を立てることもありました。…ハルウララ、余生は幸せに過ごせましたか?少なくとも私はアナタを知れて幸せでしたよ。天国でゆっくり休んでください。


第EX話 未勝利の星 + 漆黒の刺客 = 最後の身支度

トレセン学園にて、今日もアグネスタキオンによる特別レースが行われようとしていた。

 

「えー、今回もゲストを迎えた特別レースを行っていくよ!」

 

パチパチパチパチ

 

「今回の条件だがダート1200の左回り、バ場は良、天気は晴れ…だね。では、参加希望のウマ娘は挙手を。」

 

「…学園外のウマ娘だけど…参加していい?」

 

1人目、ヴォルポニ。

 

「はーい♪ファル子も走りまーす♪」

 

2人目、スマートファルコン。

 

「初登場だけど…ウチも参加するよん!」

 

3人目、トランセンド。

 

その後も多くの手が上がったものの…枠がオーバーしたため、何とか16人に搾られた。

 

………

 

「ピスピース!毎度おなじみ、実況担当のゴルシちゃんだそ!」

「ピスピース、今回の解説を担当しますグラスワンダーです~」

「…グラスゥ!?お前、先月の8日にあっちの世界に行ったんじゃ…」

「49日を過ぎるまではこちらにいますよ。」

「そういえばネイチャも同じこと言ってたな…」

「しかし…まさかウララちゃんもこうなってしまうとは。」

「いや、お前よりは1年若いけど十分に長生きしてるからな?」

「ふふふ…では、出走ウマ娘の紹介です!」

 

「1番、『ベールダウン』!」

「…いきなりゲストですか?これってウララちゃんとライス先輩の『合成因子』でしたよね?」

「おう!タキオン曰く、適正範囲がダートの短距離だから使える機会がなかなか無かった『合成因子』らしいわ。本編にも出てきて無いしな。」

「アメリカ編でBCスプリント組の模擬レースに使えたのでは?」

「その時には『ダイナマイト』があったからな…」

「そうでしたね。」

 

「2番、エスポワールシチー!」

「今日から育成出来るウマ娘ですね…すっごくいい子だと思います。」

「それはみんな思ってる。」

「そういえば、ダートAかつ短距離Aはウララちゃん以来みたいです。」

「マジか!?というかその2人しかいねぇじゃねぇか!?」

 

「3番、アドマイヤドン!」

「デビュー戦は1400mと短距離でしたが…果たして戦えるでしょうか?」

 

「4番、メダグリアドーロ!」

「彼女もデビュー戦と未勝利戦は短距離でしたね。」

「んー、ジュニア級だと短距離から入る場合が多いんだよな…」

「『本格化』により伸びる時期でもありますからね。」

 

「5番、オルフェーヴル!……オルフェーヴルッ!?」

「2回言わなくても分かりますよ。」

「いやいやいや!芝の長距離勝ってる奴が何でダートの短距離を走るんだよ!?おかしいだろ!」

「ウララちゃんのためと考えれば?」

「…おかしくねぇな。」

 

「6番、ゴールドアリュール!」

「短距離を走ったことがありませんが…」

「エスポワールシチーたちが活躍してるし…いけんだろ?」

 

「7番、ヴォルポニ!」

「芝ダート両刀のウマ娘ですが…短距離は大丈夫でしょうか?」

「まぁそもそもの話、日本のダートとアメリカのダートは全然違うしな。」

 

「8番、スマートファルコン!」

「逃げの印象がありますが…今回は逃げのウマ娘も多いですね。ハナを取れるかに注目です。」

 

「9番、フリオーソ!」

「船橋からの参戦ですね…ダート本場のアメリカのウマ娘と走れるからかテンションがやや高めです。」

 

「10番、トランセンド!」

「短距離の経験はありまんが…自信はありそうですね。」

「ありゃ、ワクワクしてる顔だな。そんなに短距離が楽しみなのか?」

 

「11番、ウォーエンブレム!」

「ひぇ…!」

「安心しろ…奴はゴールドアリュールやエスポワールシチーらに夢中だ。」

「何を安心しろと!?いえ、ここまで来ないって意味だと思いますけど!?」

 

「12番、コパノリッキー!」

「ウォーエンブレムさんホイホイがまた1人…」

「栗毛多いよな…まぁ、ゴールドアリュールの影響だけど。」

 

「13番、マイネルセレクト!」

「華麗なる一族の1人ですね…寡黙なイメージを持たせてますが、実際はボロを出さないためだとか。」

「マイネル冠は公式ではまだたからな…でも解禁されたらアタシらと絡めるウマ娘がいっぱい出てくるかもしれないぜ。」

「夢がありますね~」

「マイネル冠のXXX!G1レース勝ってウマ娘になってくれよな!」

 

「14番、ナムラコクオー!」

「芝ダート両刀で眼帯見たく巻かれた布が特徴のウマ娘ですね~。」

「まぁ、名前の由来が由来だからな。本編ではウララが影響されて目に布を巻いてたな。」

 

「15番、イージーゴア!」

「短距離のイメージはありませんが…」

「デビュー戦は短距離だったぞ!ハナ差で負けちまってるけどな…まぁ、ウォーエンブレムの暴走した時の抑制係だな。」

「大変ですね…」

 

「ラスト、ハルウララ!」

「…ウララちゃん、アナタはいつも通りに楽しんで走って欲しいですね。」

「全員の紹介が終わったな!ゲートに向かってくれ!」

 

各ウマ娘たちがゲートへと収まる。レースが始まった。

 

………

 

「ゲートオープン!さぁ、注目の先行争い……おぉ!?凄いポジション争いになった!好スタートを切ったヴォルポニだったが、負けじとコパノリッキーが前へと伸びる!スマートファルコン、ウォーエンブレム、メダグリアドーロも前に…あぁ!すげぇごちゃごちゃしてて全員把握しきれねぇ!しかもペースがすげぇ速ぇ!」

 

「先行集団をみていきます…イージーゴア、トランセンド、フリオーソ、エスポワールシチー、ゴールドアリュール、ナムラコクオーとが固まっています。さらに間が1バ身ほど開いて、アドマイヤドン、ハルウララ、『ベールダウン』。」

 

「マイネルセレクトはハルウララをマークしているようだ!最後方にオルフェーヴル!!だが先頭はもう最終コーナー!」

 

「先頭は…僅かにコパノリッキー!ですが、後方の集団との差も無くなってきています!というかヘロヘロですね…ここでハルウララが大外へとポジションを取りにきました。」

 

「逆に『ベールダウン』はインを突いて…一気に先頭を狙う!さらにはマイネルセレクトも仕掛けてきた!オルフェーヴルは…まだ最後方!」

 

「先頭は…エスポワールシチー!集団から抜け出しました!内から『ベールダウン』、外からはハルウララとマイネルセレクト!完全にこの4人の勝負です!」

 

「粘るエスポワールシチー!しかし、ここでハルウララが捉えた!ハルウララ、そのまま1着でゴールイン!2着に『ベールダウン』、3着にエスポワールシチー!ハイペースで前が潰れたのもあるが…最後は適性がものをいうレースだったな!んじゃ、今回のレースはここまでだ!またな~!」

 

「さようなら~」

 

───

 

タキオンメモ:『合成因子第四十号ベールダウンについて』

 

XX月XX日

・誕生

→ハルウララ君とライスシャワー君の『因子』を合成し、完成した『合成因子』に『ベールダウン』と名付けた。

 

XX月XX日

・身体能力

→ハルウララ君との併走により計測すると、適正バ場はダートのみ。また、適正距離は短距離のみと判断する。

 

・適正脚質

→身体能力同様の方法で計測した結果、差し>>先行>>>>逃げ=追い込みと判断する。

 

 

XX月XX日

・レース実行

→アドマイヤドン、イージーゴア、ウォーエンブレム、ヴォルポニ、エスポワールシチー、オルフェーヴル、ゴールドアリュール、コパノリッキー、スマートファルコン、トランセンド、ナムラコクオー、ハルウララ、フリオーソ、マイネルセレクト、メダグリアドーロとの特別レースに出走。

 

後方で待機しつつ、最後の直線で内から仕掛けるもハルウララを捉えきれず2着に敗北。やはり、もう少しパワーが欲しく感じた。

 

 

以上が『ベールダウン』の記録である。

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