因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ! 作:アマノジャック
『知ってるスカーレット?妹のことを考える姉って最強になれるの。』
「メジャー姉ぇ……夢?」ガバッ
「ふわぁ…朝か…スカーレット、どうかしたか?」
「夢にメジャー姉が出てきて…って何でもないわよ!」
「メジャー先輩?あぁ、今日の特別レースの主役だろ?確かお前も出走だったよな…だから出てきたんじゃねえか?」
「そんなわけ……あるかもしれないわね。」
「…大丈夫か?その…俺が全力で応援してやるから…ダサい走りすんなよ?」
「分かってるわよ!」
………
「ピスピース、実況担当のゴルシちゃんだぞ!今回は招集シーンはカットして、もうレースだぞ!」
「招集?カット?まぁ、ゴールドシップさんの発言はスルーしまして…解説のメジロマックイーンですわ。」
「今回のテーマは…姉妹の絆だ!…あれ?マックイーンは参加しなくていいのか?姉ちゃんがG1ウマ娘だったろ?」
「確かにタキオンさんからお誘いを受けましたが…デュレン姉様の都合が合わず、お断りすることになりましたわ。」
「声はかかってたのか…よし、今回の条件を説明するぜ!芝2500の右回り…まぁ、有マ記念と同じだな。ちょうどチャンミと被ってるな!」
「…チャンミ?」
「メンバー紹介いくぜ!」
「1人目!アドマイヤドン!」
「ダートを得意とする彼女ですが、全クラシックレースに出走した実績があります。姉のアヤベさんと夢の対決ですわね。」
「2人目!ヴィルシーナ!」
「逃げを得意とする彼女が内の枠を取れたのは大きいですわね。」
「3人目!ドリームジャーニー!」
「後方から伸びに注目ですわね。有マ記念を勝ったグランプリウマ娘の実力…見せてくださいまし!」
「4人目!ナリタブライアン!」
「3冠ウマ娘で有マ記念を勝った実績がありますわ。このメンバーでも優勝候補の1人ですわね。」
「5人目!シュヴァルグラン!」
「長距離を得意とする彼女にはよい条件でしょう。よいポジションにつければ有利になるかと。」
「6人目!ダイワスカーレット!」
「ヴィルシーナさんとの先頭争いが予想されますわね。フフフ…最後まで1番でいれますでしょうか?」
「7人目!『アイアンブラッド』!」
「…『ウマ人』の存在を忘れていましたわ。血のような毛色に名前に"ブラッド"ってことは…」
「あぁ!スカーレットとメジャーの『合成因子』だな!」
「はぁ…心臓悪いですわね。色んな意味で。」
「8人目!アグネスタキオン!」
「タキオンさんも参戦ですか!?これはどうなるか…」
「9人目!アグネスフライト!」
「ですわよね…そうなりますわよね…。何も起こらないといいのですけど。」
「フラグ立てるなって。」
「10人目!アドマイヤベガ!」
「紹介されてるアヤベさんよりもアヤドさんの方が喜んでませんか?」
「そりゃ、さっきマックイーンが言ってた通り夢の対決だからだろ。アヤドは
「また訳の分からないことを…」
「11人目!ヴィブロス!」
「彼女にはちょっと距離が長い気がしますわ…無理はしないで欲しく思います。」
「おいおいおい!マイナスなこと言うなよ!ちゃんと解説しろ!」
「す、すみません。スタミナをどう保たせるかが勝負の鍵になってくるかと思われます。」
「12人目!オグリローマン!」
「ヴィブロスさん以上に心配ですわ!?いえ、完走は問題ないと思いますけど…」
「13人目!ダイワメジャー!」
「本日の主役…でしたわよね?何故でしょうか?」
「そりゃあ…な?察してくれ。」
「私には無理です…」
「早く本家にも来て欲しいよな~」
「14人目!ビワハヤヒデ!」
「これもブライアンさんとの夢の対決ですわね。脚質的に近くなるので互いがどの位置につくかが気になるところです。」
「15人目!オグリキャップ!」
「はい…ローマンさんがいる時点で察していましたわ。」
「シングレが終わってしまって寂しさを感じるよな…てことでゴルシちゃん主役のマンガも描いて欲しいんだぜ!」
「貴方のは既にあるでしょうが!…あれ?何であることを私は知っていて…?」
「マックイーンもだんだんこっち側に来てるよな…」
「ラスト!オルフェーヴル!」
「この方も3冠ウマ娘ですわね。後方脚質のウマ娘が多いのでこちらも位置取り勝負が予想されますわ。」
「よし、紹介終わり!全員ゲートインよろしくな!」
各ウマ娘たちがゲートへと入り…レースが始まった。
───
『さぁ、誰が前に行くのか…やはり、ヴィルシーナとダイワスカーレットの先頭争い!それを追いかけるダイワメジャー!4番争いには…オグリローマンとアグネスタキオン!最初のコーナーに入った!』
『先頭は…まだヴィルシーナとダイワスカーレットが争っていますわ!そこからダイワメジャー、オグリローマン、アグネスタキオンが続き…2バ身ほど距離が大きく空いてアドマイヤドン。そのすぐ後ろにビワハヤヒデとナリタブライアン。続くシュヴァルグランも仕掛けるタイミングを見つつ現在の位置をキープし向こう正面に入ります。ここまでが前団のグループですわね。1000mのタイムは61秒…ややスローペース。』
『後方グループは…『アイアンブラッド』にオグリキャップとヴィブロスがマークしつつスリップストリーム!さらに大きく間が空いて、ドリームジャーニーとアグネスフライトが並び、そのすぐ後方にオルフェーヴル。最後方はアドマイヤベガ。先頭から最後方までは20バ身ほどの縦長な展開だ!』
『最終コーナーへと入り、先頭はダイワスカーレット。このまま粘るつもりのようです。ヴィルシーナはここで後退…ダイワメジャーが2番手へと変わりました。後続も次々と仕掛けているようですが…あら?外へと周り減速するウマ娘が……いえ、『ウマ人』が1人。『アイアンブラッド』が競走中止。『アイアンブラッド』が競走中止です。故障でしょうか…最後の直前に入りましたわ。先頭はダイワスカーレット。ダイワメジャー、オグリローマン、アグネスタキオン……さらにビワハヤヒデとナリタブライアンが広がって横一線。』
『後方からオルフェーヴルも伸びてるけど…これは厳しいか!先頭はダイワスカーレット!並びにかかるダイワメジャー!オグリローマンは伸びない。しかし、大外からアグネスタキオンが伸びてくる!アグネスタキオンが伸びてきた!残り200!先頭はダイワスカーレット!粘るがダイワメジャーが並びにかかる!だがこの1番は譲れない!ダイワスカーレットゴールイン!勝ったのはダイワスカーレット!』
『2着にダイワメジャー…3着にアグネスタキオン。前残りのレースとなりましたわね。競走中止となった『アイアンブラッド』さんが気になりますが…特別レースはここまでといたしましょう。ここまでは解説メジロマックイーンと…』
『実況担当のゴルシちゃんでしたー!じゃあな!…メジャー、早く公式にも来てくれよ?』
………
「はぁ…はぁ…ふぅ。メジャー姉に…メジャー姉に…勝てた!」
「はぁ…はぁ…凄いわねスカーレット。」
「当然!アタシは1番なんだから!」
「本当にアナタにはティアラが似合うわね。」
「メジャー姉…」
「よし!私が奢るから…今度、一緒にご飯に行こうか。来て欲しいならママも呼ぶ?」
「アタシが呼ぶわ!…メジャー姉。」
「どうしたの?」
「妹のことを考える姉だけじゃなくて…姉のことを考える妹だって最強でしょ?」
「何それ。でもスカーレットが楽しめるなら私は何だってするからね。まぁ、レースに関しては話が別だけど。」
「…今回勝ったのはアタシなのだけど?」
「分かってるわよ!だから次は私が勝つってことよ!」
「ふんっ!何度だってアタシが勝ってやるんだから!」
───
タキオンメモ:『番外編合成因子アイアンブラッドについて』
XX月XX日
・誕生
→ダイワスカーレット君とダイワメジャーの『因子』を合成し、完成した『合成因子』へ『アイアンブラッド』と名付けた。
・身体能力
→ソウジに『ウマ人』になってもらい、ウオッカ君との併走で計測。バ場は芝、距離はマイル~中距離に適正あり。
・適正脚質
→身体能力同様の方法で計測した結果、先行または差しに適正あり。
・レース実行
→アグネスタキオン、アグネスフライト、アドマイヤドン、アドマイヤベガ、ヴィブロス、ヴィルシーナ、オグリキャップ、オグリローマン、オルフェーヴル、シュヴァルグラン、ダイワスカーレット、ダイワメジャー、ドリームジャーニーナリタブライアン、ビワハヤヒデとの特別レースに出走。10番手辺りを走るも途中で競走中止。
余談(その他の特徴)
・姉妹の配合のため『合成因子』の色がどす黒い
・『ヘアリーブラット』みたいな毛色だが血を吸っておらず、単なるそういう色の栗毛
・手と足の爪がマニキュアをしたかのように血に染まっている
以上が『アイアンブラッド』の記録である。
番外合成因子『アイアンブラッド』
合成元:ダイワスカーレット&ダイワメジャー
毛色:栗毛
適正バ場:芝A、ダートG
適正距離:短距離G、マイルA、中距離A、長距離B
脚質:逃げG、先行A、差しA、追い込みG
能力:スピードC、スタミナD、パワーD、根性C、賢さC
爪に痛みが走り、他の『合成因子』と比べ、スタミナとパワーが十分に発揮できない。とくに不良馬場となればキツい走りとなった。