因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ! 作:アマノジャック
実験を始めたアグネスタキオンたちだったが………結果から言おう。3回爆発した。
「ケホッ!ケホッ!まさか…『例外』が3回も起こるとは…」
「タキオンちゃん!大丈夫?」
「そんな!…アタシとキタサンじゃ合成出来ないってこと!?」
「本当に『合成因子』なんて出来るの?」
こうなった経緯を語っていこう。
………
30分前…アグネスタキオンとソウジは合成準備に取りかかっていた。
「まずは『因子』について説明しよう。私たちウマ娘の力は体に2つの『因子』が入ることで人間以上の力が出せていることを私は発見した。」
「え?何かその発見の時点で普通に凄くない?」
「体と2つの『因子』?」
「そこで私は"ウマ娘となっている"『因子』を取り出せる腕輪を開発した。そして、今から行うのは君たちの『因子』の分析だよ。今まで調べた『因子』のデータと一致する部分が無いかを調べるんだ。」
「あのー、タキオンちゃん?お姉ちゃんはもう全然話についてこれてないのだけど…」
「まぁ、ここは大して重要ではないからねえ。」
「いや!普通に凄いからね?」
アグネスタキオンは装置にスイープトウショウの『因子』が入った腕輪を設置した。
「大きい装置…!」
「今から行うのは『因子』の分析さ。そして、ここで出てくるのは、君たちの数値の書かれたデータだけだよ。」
「俺も1度見たが…何が何やら全然分からなかったな。」
「分析完了。詳細は後で確認するとして…さて、次がいよいよ本番だよ。」
アグネスタキオンは別の装置にまで腕輪を持っていった。そして、再び説明を始める。
「今度はこの装置に腕輪を2つ設置して『因子』の性質をみる。」
「性質?」
「この『因子』はね…磁石みたいなものなのだよ。そしてその『因子』のもつ性質なのだが…S極とN極に別れている。」
「ってことは…同極同士だと離れて、異極だとくっつくってこと?」
「その通り!で、そのくっついたものを『合成因子』と呼んでいる。」
「『合成因子』!?」
「基本的に最初に採取した『因子』は私と合成することでS極かN極かを判断しているんだ。そして、N極であれば合成され『合成因子』が完成する。しかし、中には『例外』があるんだ。」
「例外?」
「ウマ娘の力を引き出せるのは2つの『因子』が宿ってるからだ、という話はさっきしたね?」
「えぇ…」
「中にはその2つの内、同じものが混ざった場合…溶けた『因子』が出てくる。…これがその時のサンプルだよ。」
アグネスタキオンは自身とダイワスカーレットを混ぜた時の『合成因子』のサンプルを取り出した。何度みても全ての絵の具を混ぜたようなグチャグチャした何かで不気味である。
「うわぁ…ヤバい色ね!」
「もう1つは…爆発だ。」
「爆発!?」
「そうだ、特定の『因子』の合成は爆発が起きるようだ。そして、『合成因子』も何処かへ飛んで消えてしまい回収も出来ない。なのでこれも『例外』とした。」
「まぁ、それはN極だと証明にはなるのだけどね。」
「私たちはN極の『因子』を求めるんだ。お姉ちゃんの勘が正しければ、君たちがN極だとのこと…始めていくよモルモット君。」
「はいよ!」
ソウジはスイープトウショウの『因子』が入った腕輪とアグネスタキオンの『因子』が入った腕輪を2つセットして…
ピカーン、ドーン、ビューン
爆発に巻き込まれた。
「のぉぉ!?」
「えーと…これは『例外』だね。」
「タキオン、大丈夫なの?」
「むむむ…大丈夫だ、装置は無事だとも。」
「そっちじゃない!ソウジトレーナー!思いっきり巻き込まれてた!」
「あぁ、よくあることだから問題ないよ。…はぁ。しかし、これで反省文確定か。」
ソウジ、一時リタイア。
………
何事も無かったかのようにアグネスタキオンは次の腕輪を設置した。
「では、次はメジロドーベル君と私を合成していこう。」
ピカーン、ドーン、ビューン
再び爆発が起きた。
「きゃっ!」
「タキオンちゃん!?」
「…ケホ。お姉ちゃん、凄いね。2つとも…いや、フラワー君を入れると3つか。よくN極だと分かったね。」
「タキオンちゃんが好きそうな女の子を選んだだけだよ♪」
「ブー!私は同性愛者じゃない!普通に異性が好きだから!」
「え?お姉ちゃんは嫌い?」
「そういう話じゃ…あぁ!もういい!」
「ねぇ…タキオン。タキオン以外なら爆発しないのよね?」
「その通りだが…」
「えーと、その…キタサンの『因子』って持ってる?」もじもじ
「キタサンブラック君のことかい?ならあるよ。彼女はS極だったから君と合成出来るとも!」
「なら、私とキタサンを合成しなさい!」
「あぁ、いいとも。では、もう一度スイープ君の『因子』をもらおうか。」
スイープトウショウから『因子』を貰ったアグネスタキオンはキタサンブラックの『因子』も腕輪に入れて装置へと設置した。
ピカーン、ドーン、ビューン
3回目の爆発が起きた。そして、冒頭へと戻る。
ーーー
スイープトウショウは怒って帰ってしまった。残っているのはアグネスタキオン、ソウジ、アグネスフライト、メジロドーベルの4人。
「で、私の『因子』は誰と合成するの?」
「そうだね…サイレンススズカ君何てどうだい?」
「じゃあ、それで…」
「…しまった。この前の『ハナアヤメ』に使ってしまっていたよ。」
「別に誰でもいいわよ。」
「そうかそうか…あ!そういえば彼女の『因子』はまだ使っていなかったねえ…」
メジロドーベルに言われ、アグネスタキオンはとあるウマ娘の『因子』とメジロドーベルの『因子』を合成した。
ピカーン
「このビー玉みたいなのが…『合成因子』?タキオンちゃん、すごーい!」
「で、これをどうするの?」
「こうするのだよ!」グイッ
「がっ!」
「ソウジトレーナー!?」
ゴクン
「あ、あぁぁ…ふぅー…タキオン!不意打ちに飲ませるなっていつも言ってるだろ!」ガバッ
ソウジの体は黒鹿毛の『ウマ人』へと姿が変わる。その変化を初めてみたメジロドーベルとアグネスフライトは…固まっていた。
………
「えーと?今までタキオンちゃんが開いていた特別レースを走っていたのはソウジトレーナーで…、タキオンちゃんはそのデータを取っていたと?」
「その通り!これが今までのレポートだよ!」
「『ジンソニック』に『エンプレススズカ』、『ブレジーケン』、『ローズゼラニウム』…特別レースに出走していたゲストだ。あれ?『ブレジーケン』って確か…」
「あぁ、私だよ。」
「この『アグネスタキオン内の『アグネスタキオン』という『因子』を全て抜き、『ブレジーケン』を注入』って何を…フライト先輩!?」
「タキオンちゃん!何、危ないことしてるの!?」ガシッ
突然アグネスフライトがアグネスタキオンへと掴みかかる。その顔は怒りで真っ赤に染まっていた。
「お、お姉ちゃん?」
「理屈は分からないよ。でも要するに瀉血しながら輸血してるようなものでしょ!もし、タキオンちゃんの体に何かあってレースに出れなくなったらどうするの!無事だったから良かったものの…レースで勝つための研究で、レースに出れなくなったら本末転倒じゃない!」
「………ごめんなさい。」
「ソウジトレーナーも何やってるのですか!タキオンちゃんの意思を尊重したのでしょうけど、タキオンちゃんのことを思うなら止めるべきだったでしょう!」
「アグネスフライト…止めれなくて申し訳ない。」
「違う!トレーナー君は止める気だった!けど、私がそうさせなかっただけだよ、お姉ちゃん!」
「…私がなってあげるから。」
「え?」
アグネスフライトの表情が今度は悲しみへと変わる。
「引退した私なら好きに『合成因子』を注入してもいいから…お願い。タキオンちゃん自身の体でそんな危険なことしないで!」
「お姉ちゃん…」
涙を流す
どうも、GW10日目の作者です。ゴールドシップで鬼ゴルシモードをクリア出来ました!その後はひたすらゴールドシップを育成しているものの、納得の出来るゴールドシップになりません…。なぜ切れ者が付き、さらに芝と追い込みがSになれた時に限って、お守りと回復アイテムが来ず、寝不足と太り気味と片頭痛が発症し、3%で練習を失敗を2回も引くんだ…orz(Sランクで終了)