因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ! 作:アマノジャック
まぁ、今日も今日でウルトラマンとゼンカイジャーの映画を見るので楽しみなのですが…ついでに応援馬券も買っておきましょう。
さて、本編の話ですが…あのウマ娘が出てきます。馬の方は大きく、大人しく従順だったとのことでした。なので発表を聞くまでは、私の中ではボソッと一言だけ喋るキャラでいこうと予定してましたが…こうなりました。では、どうぞ!
タキオンメモ:『合成因子第二十五号ロイアルコンシエルについて』
11月30日
・誕生
→メジロドーベルの『因子』とエアシャカールの『因子』を合成したことで完成した第二十五号の『合成因子』に『ロイアルコンシエル』と名付ける。
・身体能力
→計測結果より『ロイアルコンシエル』の適性距離は中距離~長距離。ただし、マイルも適性ではないものの可能と判断。
・脚質
→メジロドーベル、アグネスフライトとの併走により追い込み=差し>>>先行=逃げ、と記録。
12月1日
・レース実行
→アグネスフライト、メジロマックイーン、メジロライアン、メジロパーマー、メジロアルダン、メジロブライトとの特別レースに出走。追い込みにより最後の直線でアグネスフライト、メジロブライトをかわすもメジロマックイーンを差しきれず2着。
・『因子』入手
→メジロマックイーンを始め、レース参加者全員の『因子』を入手した。
→後日分析するも全員S極の『因子』であった。
→メジロブライト、メジロドーベルにメジロライアンの『因子』が50%含まれていた。
→また、以前入手していたゴールドシップの『因子』からメジロマックイーンの『因子』も25%含まれていることも分かった。
余談
・ウマ娘への『合成因子』注入
→おね…アグネスフライトへ『合成因子』を注入。私の『因子』であれば、姉の体に馴染み易いと判断したため『合成因子第二号クイーンフォノン』を使用した。
→アグネスフライトの『因子』を抜く際は新型の腕輪を使用。これには疲労を軽減するため開発した新薬の治験も兼ねておりそれも服用した。
→アグネスフライトは問題なく『クイーンフォノン』へと姿を変えた。ただし、副作用が後からくる可能性もあるため観察は続ける。
→人間であれば『ウマ人』だが、区別のため、ウマ娘がなるこの姿を『アナザー』と呼ぶこととする。
・『因子』回収
→今回使用した『ロイアルコンシエル』と『クイーンフォノン』を回収。
→『クイーンフォノン』の回収後にアグネスフライトは倒れた。原因は一気に疲れが襲ってきたとのこと。今回の新薬は体に来る疲労を一時的に抑えていただけの効果であったようだ。改良後にまた、治験を行う。どさくさに紛れトレーナー君に抱きつくなんて姉……いや、何でもない。とりあえず、ロイヤルビタージュース(超濃縮版)を飲ませた。
以上が『ロイアルコンシエル』の実験レポートである。次回は有マ記念のスケジュールに合わせ行っていく予定だ。
ーーー
「……ふぅ。」
とある練習場、1人のウマ娘が夜遅くまで自主練習に励んでいた。そして、エアシャカールはそのウマ娘に近づいた。
「よォ、ボリクリ。」
「…シャカールか?何用だ?」
「何、ただの偵察…って言いたかッたンだがなァ…」
「歯切れが悪いな…君らしくない。だが、話なら少し待ってくれ。後、5周したら付き合おう。」
「…いいぜ。その間、てめェの走りを見といてやるよ。」
「あぁ、好きにするといい。」
そのウマ娘の名はボリクリこと『シンボリクリスエス』。現在はクラシック級にいるウマ娘で青葉賞、神戸新聞杯、と重賞を勝ち取っている。またG1レースだと、日本ダービーでは『タニノギムレット』、天皇賞(秋)ではアグネスタキオン、ジャパンカップではアグネスフライトに敗れたものの何れも好成績を残している猛者でもある。そして、次はエアシャカールと同じ有マ記念へと出走予定…つまり、次走の競争相手にエアシャカールは接触してきたのだ。
………
「待たせた…」
「ほれ、スポドリ!」シュッ
「ありがとう。」パシッ
自主練習が終わり、シンボリクリスエスは一息つく。そして、本題を聞いてきた。
「で何用だ?」
「…ボリクリ、てめェはタキオンに勝ちてェか?」
「当然だ。私に与えられた使命は勝利…それだけだ。君も…いや、全員が思ってることだろ?何を今更…」
「オレの計算が正しければ…今回も奴がぶッちぎりで勝つと出ていた。」
「君の理論は信頼できるがレースは計算だけで…ん?出ていた?」
「オレは惨敗、てめェは2着か3着…そうなるはずだった。だがなァ、『クイーンフォノン』と『ロイアルコンシエル』…タキオンが行ってるレースで得たデータからオレかてめェかが優勝出来る可能性が出てきた。」
「ん?あの特別レースを見ただけで君とアグネスタキオンのデータが分かるのか?」
「…そこも含め詳細は後だ。結論から言うとオレは2%、てめェは25%で1着になる。オレよりボリクリの方が圧倒的に高ェのが悔しいが…そういうことだ。」
「何故それを私に教えた?」
「…悪あがきだよ。オレにとっては最後のレースだ。出来ることは全てしてェ…ボリクリ、まだ走れるな?」
「…そういうことか。いいだろう、有マまでだが…好きなだけ付き合おう。ちょうど私の闘走心も上がっきたところだ。」
「ケガしねェ範囲で、だ。本番では敵同士だということを忘れるなよ?」
「私がそんな奴に見えるか?」
「見えねェが念のためにな。…オレたちは勝つために互いを利用しあう、それだけだ。明日、オレの計算データだけを渡す…後はてめェが考えろ。」
有マ記念に向けて限定的ではあるものの強力な同盟が組まれることとなった。