因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ!   作:アマノジャック

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サトノダイヤモンドで全冠取れました!次はハルウララかキングヘイローかキタサンブラックかセイウンスカイか…スイープトウショウもいいかもしれない!アグネスタキオン?まぁ…上記の5人が終わってからかな?

タグに史実改変、アグネスフライト、ジャングルポケットを追加しました。


第24話 ファン感謝祭にて貴公子は大規模なレースを行う

「撮影会?いいとも、参加しよう。」

「ありがとうございます。では、詳しくはまた後日に…!」

 

アグネスタキオンはファン感謝祭にて実行委員より撮影会の依頼をされ、受けることになった。

 

「ほぉ…意外だな。断ると思っていたのだが。」

「クックック、実験したいことがあってねえ。」

「…まさかとは思うが『合成因子』か?」

「違うよ、流石の私でもモルモット以外でその実験をするつもりは無いよ。」

「じゃあ…あれか?ファンの応援による身体への活性化の研究的な?」

「それも間違いというわけではないが…あったあった。これだよ!」

 

アグネスタキオンが取り出したのはウマ娘のミミが付いたカチューシャだ。

 

「あぁ、この前の麻雀でアグネスフライトを芦毛にしたカチューシャか。スイッチ1つで体毛の色を変えるってどんな仕組みだ?」

「体毛といっても髪だけで色を変えているんじゃない。変わってるように見えてるだけさ。そもそも色というものは光が反射することで見えているものだ。なので特殊な電磁波と超音波を頭の周りに発生させている仕組みだ。言い忘れていたが…勿論、体への害も無い。」

「ちょっと何言ってるか分からないが…で、これをどう実験に使うんだ?」

「撮影時に交流するファンたちに付けてもらい、どの色が人気かをみる。」

「見るも何もタキオンの栗毛以外あり得ないだろ?というか栗毛にしなかった奴がいたら追い出すぞ?」

「それは普通に辞めたまえ。…そして、その時の表情や心拍数、脳波などのデータを取り、特別レース後に結果をみる。」

「特別レースだと?」

「あぁ!東京レース場を借りた超大規模なレースさ!」

「俺、その話1つも知らないんだけど!?てか、まだ改修工事中だろ!」

「何、『東京レース場リニューアル記念』の前に試しに走って欲しいとの依頼が学園に来たらしく、それを生徒会長より手伝ってくれと頼まれただけさ。」

 

ーーー

 

そして、感謝祭当日を迎えて、アグネスタキオンは多くのファンに囲まれていた。

 

「『天皇賞(秋)』からの復帰を聞いてまたファンになりました!『有マ記念』と『平安ステークス』、『フェブラリーステークス』も現地で見させいただきました!カッコ良かったです!」

「ありがとう。」

「すみません、こっちにも目線ください!」

「あぁ!」

 

カシャカシャカシャ

 

「これを作成しながらレースで1着取ってるのですか?」

「研究が趣味でねえ…あ、右端から栗毛、鹿毛、黒鹿毛、青鹿毛、芦毛となっているよ。」

「では、栗毛を…おぉ!本当に変わった!一緒に写っていただいても?」

「あぁ、いいとも。」

「あれ?カチューシャはこれで終わりですか?」

「すまないがこれだけだよ。うまく交代して使ってくれ。あぁ、この後だが東京レース場にて私主催の特別レースを開催予定だ。良かったら見に来てくれたまえ。」

「え?改修工事中じゃ…行ってもいいのですか?」

「あぁ、この後に案内があるとも。ただし、人数が制限される可能性もある。あまりこの話は広げないでくれたまえ。」

 

カチューシャは30個しか用意が出来なかったもののファンとの交流をアグネスタキオンは楽しんだ。

 

………

 

そして、場所は東京レース場。アグネスタキオンはステージに立っていた。

 

「さて、では実験を兼ねた特別レースを行おうとも。その名も…『ダービーウマ娘チャンピオンカップ』だ!」

 

ザワザワザワザワ

 

「ダービーウマ娘チャンピオンカップ?」

「ダービーウマ娘ってことは…」

「シンボリルドルフ様!」

「いや、ナリタブライアンだ!」

「ミホノブルボンだろ!」

 

レース名を聞き、観客は騒ぎだす。しかし、アグネスタキオンは気にもせずにマイクで進行する。

 

「今日走ってもらうのはレース名の通り、『東京優駿』を制したウマ娘たち13人でのレースとなる。条件も『東京優駿』と同じで…バ場は良、天気は晴れだね。では、紹介を頼むよ…ゴールドシップ君、メジロマックイーン君。」

 

『ピスピース!毎度お馴染み、実況担当のゴルシちゃんだぞ!』

『解説担当のメジロマックイーンですわ。』

 

紹介を任されたゴールドシップとメジロマックイーンの声が会場へと響く。

 

『んじゃ、時間も無いから出走ウマ娘たちをさっさと紹介していくぜ!1番、ミスターシービーだ!』

 

ワアァァァーー!

 

「いきなり3冠ウマ娘かよ!」

「堂々としているな…」

 

『2番、シンボリルドルフ!』

 

ワアァァァーー!

 

「シンボリルドルフ様!」

「おぉ!走ってくれるのか!?」

 

ゴールドシップは次々と出走ウマ娘の紹介を進めていった。1人が紹介される度に会場は大きく盛り上がる!そして…

 

『12番、アグネスフライト!』

 

ワアァァァーー!

 

「あのアグネスタキオンの姉にして唯一黒星をつけたウマ娘…」

「去年のジャパンカップの末脚…まだ覚えているよ!」

「フライト先輩、足はもう大丈夫?」

 

『13番…って書かれてないぞタキオン!』

 

ザワザワザワザワ

 

「13人目って誰だ?…これまでの順番から考えるとタニノギムレットか?」

「いや、オレはここにいるぞ?誘われたんだが、今はちょっと柵蹴ってケガしちまってな…」

「え?じゃあ誰なんだ?」

「まさかアグネスタキオンがこの中に入るとか?」

 

紹介されない13人目に会場が騒ぎだす。

 

「あぁ、12人の紹介ありがとうゴールドシップ君。では、最後の13人目を私が紹介しよう…ジャングルポケット君だ!」

「…」

 

ザワザワザワザワ

 

「ジャングルポケットって…去年の有マで大ケガした…」

「絶対にまだ治ってないだろ!」

「もう治らないって聞いたけど…」

「いや!あれは…別のウマ娘だ!」

 

ジャングルポケットの勝負服を着て、アグネスタキオンの隣にきたウマ娘を見て会場はざわめき始めた。それもそのはずだ。数ヶ月前に大ケガをしたウマ娘が出走するのだと言うのだ。

 

「実験を兼ねたと最初に言っただろ?私は最速を求め、常に実験をしている。その過程で出来た発明品の1つがこの首輪だ。この首輪は…理論の説明は省くが、体の中身を入れ替えることが出来るんだ。」

 

「何その発明…」

「いや、私たちが今借りてる髪色を変えるカチューシャもすごいけど…」

「…もう下手な秘密道具よりも凄いんじゃない?」

 

周りの反応も困惑が多い。そんな中、ジャングルポケットはマイクを受け取り喋った。

 

「皆さん、こんにちは。声が違いますがジャングルポケットです。私は…もうレースで走ることは出来ません。ですので…タキオンの発明により別のウマ娘の体を借りて出走しています。これが私のラストランとして…皆さんの心に残って欲しいと思います。…よろしくお願いします!」

 

ワアァァァーー!

 

「もう、偽者でも何でもいい!応援するぞジャングルポケット!」

「また、お前の走りが見れるだけでも嬉しいぞ!」

 

ジャングルポケットの気持ちが伝わったのか会場は再び盛り上がる。そして、ジャングルポケットはターフへと向かっていった。

 

「ありがとうエアグルーヴ…君の体を借りるよ。」ボソッ

 

………

 

『じゃあ、最後の1人が来るまで…少し時間があるな!』

『…今更ですが圧巻のメンバーですわね。』

『ゴルシちゃんもデビューしたらダービーウマ娘になりたいんだぜ!』

『なりたい、だけでなれるものじゃありませんわよ。…私は出走すら出来なかったのですから。』

『それは残念だったな。んで、マックイーンは誰に注目している?』

『そうですわね…シンボリルドルフさん、トウカイテイオー、サクラチヨノオーさんですわね。』

『ほほう。その理由は?』

『ズバリ、脚質です。今回は"差し"や"追い込み"のウマ娘が多くスパートでの激しいポジション争いが予想される中、アイネスフウジンさんとミホノブルボンさんという"逃げ"も2人いるため先頭を無理に取る必要もありません。ですので、"先行"を得意とする3人が有利かと思いましたわ。あなたは誰に注目していますの?』

『私?私は…ミスターシービーだな!何か同じ波長を感じるというか…やっぱり、"追い込み"で全員抜くって気持ちいいし!…と、ジャングルポケットが合流したな!んじゃ、ゲートに入ってくれ!』

 

各ウマ娘たちがゲート入っていく。そしてG1レースのファンファーレ…の音声がスピーカーから鳴り響きゲートが開かれた。

 

ーーー

 

同時刻、レース場となるコースとなる円の中央にソウジとトーセンジョーダン、エアグルーヴがいた。

 

「ご協力感謝するよエアグルーヴ。」

「ありがとう、エアグルーヴさん。ジャンポケ先輩…あたしらの練習見てる時に表には出さないけどずっと悔しそうな顔してたからさ…」

「ジョーダン、いつもお前にはゴールドシップの確保に世話になっている。…このくらいなんてことはない。」

「タキオンが言うには君の『因子』がもっともジャングルポケットの『因子』に近かったらしい。」

「とりあえず、私はジャングルポケットをみて、走るイメージをすればいいのか?」

「あぁ!後はその信号を受信したジャングルポケットの本能がレースを走りきるだろう。…だがジャングルポケットからの発信は遮断してるとはいえ万が一もある。お前の…いやジャングルポケットの体はこの椅子に固定させてもらうよ。」

「分かった。」

「…あたしから言っておいて何だけどぉ…上手くいくかな?下手すればエアグルーヴさんの体が…」

「その時はその時だ。何、私は既に引退済みだ。デビュー前のウマ娘がそんなことを気にする必要などない。」

「…最悪何かあればタキオンが何とかする。エアグルーヴ、万が一が起こった時の君の体の治療は保障する。だから…タキオンの技術力を…いや、ジャングルポケットを信じてやってくれ。」

「…レースがそろそろ始まるぞ。」




ジャングルポケットが入れ替わる対象ですが、最初はフジキセキかトーセンジョーダンにしようと思ってました。しかし、エアグルーヴがジャングルポケットと同じくトニービン産駒でかつ、母がノーザンダンサーの直径の孫なので選ばさせていただきました。仮にジャングルポケットとエアグルーヴが交配していれば生まれる競走馬はトニービン2×2、ノーザンダンサー4×4のインブリードになったのかな?
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