因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ!   作:アマノジャック

30 / 158
昨日でラストと言いましたね、あれは本当の予定でしたが…友達から聞いた明日新馬戦に出走しますとある競走馬の情報を聞き早く投稿したおきたくなりました。

ダンスインザダーク×エアグルーヴ産駒とゼンノロブロイ×カーリーパッション(エアグルーヴの全妹)産駒の交配で生まれた競走馬『キタノグリエル』…ノーザンダンサー5×5×5、サンデーサイレンス3×3、トニービン3×3、ダイナカール3×3…ものすごいインブリードです。アオラキ(ゴルシ産駒・白毛)も出走するので結果が気になりますわ~。


第27話 怪しげな『合成因子』…それが生み出すのは…

今日もアグネスタキオンとソウジは最速の研究をしていた。

 

「さて…時間は有限だ。1秒たりとも無駄には出来ない。」

「昨日の1時間くらい駄々をこねたお前に言ってやりたいなそのセリフ。」

「今回はこれだよ!」グイッ

「ん!?」

 

ゴクン

 

アグネスタキオンによりソウジは何かを飲まされた。そして、黒鹿毛の『ウマ人』へと姿を変えた。

 

「んんん…って『合成因子』か!今回は誰と誰だ?」

「フラワー君とミホノブルボン君だよ。」

「あー、確か前に手に入ったのは全部S極だったっけか?」

「その通りだ。『スペースレトリバー』同様に同室のウマ娘を2種類合成してみたよ。」

「2種類?後1つは?」

「これだよ。アドマイヤベガ君とカレン君を合成したものなのだが…」

「溶けかけのコーヒー飴?」

 

それは茶色く、球の形状を何とか保てているモノであった。

 

「だからこれは『合成因子』だよ。」

「あぁ…前にタキオンとダイワスカーレットを合成した時のサンプルに似ているな。」

「後でよく調べてみるとアドマイヤベガ君もカレン君も同じ『因子』が25%含まれていたよ。これは…どうするべきか…」

「んなもん、実験すればいいだろ?確かに色はあれだが…『合成因子』には違いない。それに…これはこれでどうなるか気になるしな。」

「…まずは今の『合成因子』のスペックを計測しよう。名前は…『アイリスリリー』だ!15分後にいつものところへ来たまえ。」

「了解了解。」

 

こうして合成因子四十一号の『アイリスリリー』の測定を始めた。

 

………

 

「…短距離適正あり。計測終了だよモルモット君。お疲れ様。」

「久々に聞いたなその呼び方。ふぅー…んじゃ、例の『合成因子』を試すか!」ガチャ

「え?モルモット君!?何故君が持って…待ちたまえ!」

 

ゴクン

 

「ん?何か言ったか?」

「あぁ!飲んでしまっただと!まだどんな危険があるか私ですら整理が終わってないのに!?」

「え…?何時もことじゃ…」

 

計測が終わったソウジは腕輪に『アイリスリリー』の『合成因子』を回収し、アグネスタキオンの言葉を聞かぬ間に茶色の『合成因子』を飲み込んだ。そして、その体に変化が起きる。

 

「おおぉぉ…っていつもと同じ感じだぞ?」

「すぐに回収したまえ!今すぐにだ!」

「あ、あぁ…」ガチャ

 

ドロドロドロ…

 

ソウジは鹿毛(若干モコモコしている)の『ウマ人』へと変化した。しかし、アグネスタキオンの指示によりすぐに腕輪による回収を始める。すると、腕輪からは謎の液体が溢れだした。

 

「タ、タキオン!この液体、熱い!」

「くっ!回収中だが今すぐ外すべきか?だが…ソウジ!じっとしてくれたまえ!」

「タキオン!?」

「ぐぐぐ…ふんっ!」

 

バキン

 

アグネスタキオンは力ずくで腕輪を壊す。そして、その液体はターフへと落ち、煙をあげ、焦げた臭いが瞬く間に練習場へと拡がった。腕輪を外されたソウジは焼ける痛みでそのまま倒れた。

 

「お姉ちゃん!今すぐ来て!ソウジが…ソウジが…!」

 

………

 

数十分後、場所は変わって研究室…

 

「…はっ!」

「起きたか!ソウジ!」

「タキオン…」

「良かった!本当に良かった!」ダキッ

「苦しい…」

「ソウジトレーナー、何タキオンちゃんを泣かせてるの?って言いたいですけど…まずは鏡見てください。」

「ー!!」

 

そこに映ったのは人間でもウマ娘でも『ウマ人』でも無いナニカであった。耳は人間の位置よりも高く、ウマ娘よりも短い尻尾が生えていて、右手は包帯越しでも大きく膨れ上がっていた。

 

「君の右手を守るために無理やり腕輪を破壊した結果…『合成因子』の一部が体内に残ってしまった。右手の火傷は1ヶ月すれば完治するだろうが…」

「そうか…」

「…すまない。私があの場でハッキリと禁止と言っておけば…」

「いや、俺が勝手に飲んでしまったばっかりに…」

「溢れた『合成因子』の分析、腕輪の新調など、やるべきことは多い。後はもう一度、あの『合成因子』の作成のため…お姉ちゃん、アドマイヤベガ君とカレン君から『因子』を貰ってきてほしい。」

「分かったわ。」

「カフェはトレーナー君を見張っていてくれるかね?」

「…分かりました。」

「すまない、タキオン…」

「必ず君を元に戻そう。」

 

しかし、練習場の異臭の通報を切っ掛けに研究室の現状が学園へとバレてしまった。ソウジは病院へと運ばれ、アグネスタキオンは2週間の謹慎、及び研究室の使用禁止の処分を受けることとなった。

 

ーーー

 

病院にて…

 

「院長、あの患者は…」

「…間違いない、血液の検査から人間でありながらウマ娘としての特徴が含まれている。しかし、あの方から2週間は検査、点滴以外何もするなとのことだ…はぁ、残念だ。実に興味深い症状だというのに…」

「因みに患者は何故あのような状態に?」

「すまないがあの方からの命令で言えないな。とりあえず、指示されたことだけを行おう。」

「…」

「はぁ、君が今想像しているような後ろめたい内容ではないよ。詳しくは言えないが…そうだな…事故だね。」

「思っていたよりは普通な理由ですね…」

「そんなことよりあの患者の様子は?」

「はい、それが…」

 

………

 

病室の個室、そこでソウジは…

 

『イブニングタイアー逃げ切った!

G1初勝利!』

 

『メダグリアドーロ1着!

これで重賞2連続勝利!』

 

『1着はスパイツタウン!

ヴォルポニ、ここでは2着!』

 

「フェブラリーSでのタキオンのデータから…いや、現地で走ったデータが欲しいな…」

「…ソウジトレーナー、私はそろそろリハビリに戻らないといけないのですが?」

「すまない、だが後1戦だけ…」

「それもう2回目ですよ…失礼します。」

「待ってくれ、ジャングルポケット!この状態じゃ端末がろくに操作できないんだって!あぁ…行っちゃったか…。はぁ、足で操作出来ないかな?」

 

アメリカのダートレースをみていた。




・おまけ(アメリカの競走馬たち)
イブニングタイアー(Evening attire)…アメリカ出身で芦毛の騸馬。G1勝利は2002年のジョッキークラブゴールドカップ。

メダグリアドーロ(Medaglia d'Oro)…アメリカ出身で黒鹿毛の牡馬。G1勝利は2002年のトラヴァーズS、2003年のホイットニーH、2004年のドンH。

スパイツタウン(Speights town)…アメリカ出身で栗毛の牡馬。G1勝利は2004年のブリーダーズCスプリント。G1産駒として2019年の高松宮記念を制したモズスーパーフレア、2016年に全日本2歳優駿を制したリエノテソーロがいる。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。