因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ! 作:アマノジャック
A.エアシャカールが実装されたから。
前回のあらすじ(?)
ソウジ「タキオンのXXX♪気持ち良すぎだっろ♪XXX気持ち良すぎだろ♪タキオ…」
アグネスタキオン「やめないか!」
タキオンメモ:『合成因子第四十ニ号カプリティコーン及び第四十三号アルタイスについて』
4月XX日
・誕生
→アドマイヤベガとカレンチャンの『因子』を合成し第四十二号の『合成因子』が完成した。しかし、それの色は茶色く、完全な球体ではなかった。調べるとアドマイヤベガとカレンチャンに25%同じ『因子』が含まれていたことが判明。不明なことが多いためこのまま保留…の予定だった。
・事件
→被験者Sが第四十一号『アイリスリリー』に引き続き、測定を行おうと持ち出しておりそのまま『ウマ人』となった。すぐに回収させたものの、腕輪内で『合成因子』が形を保てず液状化し、被験者Sの右手に溢れた。熱を持っており右手損失の危険があると判断し、回収中だったが腕輪を破壊。結果、被験者Sの体内に『合成因子』が残ることとなった。溢れた『合成因子』は不純物が付着したものの何とか回収した。
・特徴
→鹿毛でモコモコした体毛が現れた。触っていないため本当にモコモコしているかは不明。
5月XX日
・『合成因子』を作成
→再びアドマイヤベガとカレンチャンの『因子』から第四十三号の『合成因子』を作成。色が少し濁っていたものの形は球体となっていた。
5月XX日
・研究1
→再び私とダイワスカーレットの『因子』を合成。出来た直後の『合成因子』の熱を測定し、暗中模索で液状の『合成因子』の回収方法を探る。
→偶然にも垂れた合成因子がビーカーを貫通し前に作成した私とダイワスカーレットの『合成因子』に結合。同じ組み合わせなら引っ付く性質を確認。貫通したことを詳しく調べるとこの時、一瞬原子レベルで分解し結合していたことが判明。
・余談
→第四十三号の『合成因子』を紛失した。しかし研究室内にあると判断し、『合成因子』の新たな特性の調査を優先する。
5月XX日
・研究2
→液状化している私とダイワスカーレットの『合成因子』を固体にするため無理やり凝縮してみたが…固体にはならなかった。
5月XX日
・研究3
→作成時に熱が出ないように冷却しながら私とダイワスカーレットの『合成因子』を作成した。すると、色はどす黒いものの球の形をした物が完成。新しい腕輪にこの機能を追加する。
5月XX日
・研究4
→『合成因子』同士が引かれ合う特性を生かすため、『合成因子』をさらに詳しく調査。分解と結合時の波長を捉えた。
・余談2
→紛失していたと思われた第四十三号の『合成因子』を発見。そばにあったUSBのデータからアグネスフライトが『アナザー』になり、メジロブライトとセイウンスカイの協力の元、調査したことが判明。四十三号の『アナザー』の姿、測定時の映像などが記録されていた。お姉ちゃん…本当に危険なことを…だが、今はありがたく使わせてもらう。
5月XX日
・研究5
→波長より他の物に付着することが出来るかを実験。波長を出す物質を作成し、試しに私の毛髪へ『合成因子』を付着させることが成功した。また、付着している『合成因子』に近づけると優先して毛髪から離れていくことも確認した。
5月XX日
・新薬作成
→被験者Sの生体サンプル(*本人非公認)より痛みなく採取が可能な○液との融合を目標として、新薬を作成。波長を出す成分Aをカプセルに閉じ込め、胃液で溶けた後に体中を周り、『合成因子』を回収しつつ○臓へと経由し、そこで○液と合流する成分だ。
余談3
→エアシャカールの協力により、腕輪の製作を彼女へとお願いした。
5月XX日
・新薬及び新型の腕輪、完成
→新薬も新型の腕輪もシミュレーションのみで1発勝負である。
→第四十三号の『合成因子』に『アルタイス』と命名する。
・実行
→前準備として新薬の即効性を高めるためにアグネスフライトへ被験者Sに○○○を飲ませるよう依頼。
→『アルタイス』の『アナザー』になり、夜中の被験者Sの病室にて実行。新薬を飲ませ、被験者S体内の四十ニ号の『合成因子』を○液と融合させた後に○○させ、私の体内へと移動させた。打ち止めになったところで新型の腕輪で四十二号と『アルタイス』の『合成因子』をまとめて回収。その後、私自身へ『アグネスタキオン』の『因子』を再注入した。
→被験者Sの耳と尻尾の状態を確認。首に謎の歯形があったものの人間へと戻ったと判断し、私はマンハッタンカフェに運ばれて病室を後にした。
5月XX日
・余談4
→被験者Sが第四十二号に『カプリティコーン』と命名。
以上が『カプリティコーン』及び『アルタイス』についての報告である。
ーーー
アグネスタキオンとソウジは『宝塚記念』に向けてトレーニングをしていた。
「タキオン、歩幅がまた広くなっている。それだとケガのリスクも上がるし、最後まで足が溜めれないぞ。」
「あぁ…すまない。では、もう1本見てもらえるかい?」
「別に明日にしてもいいんだぞ?」
「早く普通の練習が出来るようにしたいんだ。」
「分かった、だがやり過ぎてケガをすれば本末転倒だ。次でラストな。」
「あぁ…」
「焦らなくていい、まだ4週間はあるからな?」
「…」
アグネスタキオンは『アルタイス』の『アナザー』になったことにより、普段の走法に支障が出てしまったのだ。アグネスタキオンは前回『ブレジーケン』の『アナザー』なっていたが、その時は走法が似ていたため特に問題は起きなかった。しかし、『アルタイス』は追い込みを得意とする『合成因子』だったためアグネスタキオンの脚質とは合わず、回収後に影響が出ている状況だ。
………
「はぁ…はぁ…」
「ほれ、スポドリ。じっとしてろ。」
「ん…んん!!ゴホッ、これロイヤルビタージュースじゃないか!」ゴクゴク
「時間が惜しいんだろ?ほら、カップケーキだ。あーん!」
「あーん…全く、私の機嫌が毎回これで取れるとは思わないことだね。」モグモグ
「この後はレースの展開とスケジュールの再確認を兼ねたミーティングだ。」
「結論は変わらないというのに…分かったよ。それで今日も…」
「はいはい…足は消耗品だからな…」ダキッ
「ゆっくり運んでくれたまえ。出来るだけ長く君とくっついていたいからねえ。」
「さっき時間が、とか言ってたのに…本当に可愛いなタキオンは…」
その日もトレーナーとお姫様抱っこでいちゃつくマッドサイエンティストが目撃された。