因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ!   作:アマノジャック

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Q.何故今日は2話もあるのでしょうか?
A.この作品でのアグネスフライトのキャラを公式より先に出したかったから

さて…果たしてアグネスフライトはエアシャカールの育成エピソードに出てくるかどうか…出てきたらこの作品のフライト、書き直すかもしれないですね!メジロブライトやヤマニンゼファーみたいにサプライズで出てきて欲しいな…。普通に考えれば出てくるのは発表されたタニノギムレットやシンボリクリスエスだろうけど…。まぁ、出てこなかったらもう来ないと思ってます。


第30話 愛と憎悪は表裏一体

アグネスフライトはいつものようにアグネスタキオンへと抱きついていた。

 

「タキオンちゃん~、今日は何か実験とかある?」ダキッ

「お姉ちゃん…みんなの前で恥ずかしい…。宝塚記念が近いからそれまではトレーナー君との調整だよ。良かったらお姉ちゃんも一緒に…」

「んー、お姉ちゃんは2人の邪魔をしたくないからいいかな~。ただ、ケガだけはしないようにね?じゃあね♪」

「あ…あぁ…」

 

「あの2人…やはり仲がいいな。私達もあれぐらいスキンシップを取るべきだろうかブライアン?」

「いらん。それに…あれは仲がいいのか?」

「ん?アグネスタキオンも嫌がっているようには見えないが?」

「…まぁ、姉妹の形はそれぞれあるのだろう。」

「ブライアン?どういう意味だ?」

「…私の姉が姉貴で良かったという話だ。」

 

………

 

「はぁ…はぁ…」

「お疲れ様…走法は後少し戻りそうだな!今日はここまでにしておこう。」

「了解した。…クールダウン後にマッサージをお願いしたい。」

「何処かに違和感があるのか!?」

「ちょっと右の腿が…クールダウンをする分には問題ない。」

「分かった!無理はするなよ?」

「あぁ…」

 

 

その日の練習場、そこにはアグネスフライトが1人、アグネスタキオンとソウジを眺めて、ため息を出していた。

 

「はぁ…タキオンの奴。早く元の走りに直せよ、クソが!」

「おいおい…素のお前が出てるじャねェか?」

「ー!誰だ?」

「オレだよ。」

 

アグネスフライトが振り向くといたのはエアシャカールだった。

 

「何でここに…」

「さっきまでボリクリやロブロイといたンだよ。で、何かあッた…いや、何があッたンだ?猫被るのに疲れたとかか?」

「別に…最近タキオンちゃんとあまり話せてないからよ。宝塚記念に集中して欲しいからね。」

「被らなくていいって言ッただろうが…それだけか?」

「それだけよ。ただ今の私はタキオンちゃんの側にいないと生きていけないの。」

「あァ!?その台詞、ケガした直後にオレにも言って無かったか?」

「そうね…私…そういう女だから…」

「…」

「タキオンちゃんが無敗のまま皐月賞を勝ってみんなに評価されていた。でも私たちは?クラシック級でのG1レースはオペちゃんやドドウちゃんに圧倒的に差を付けられ、シニア級ではカフェちゃんやジャンポケちゃんにジャパンCや有マ記念を負けた。…最弱の世代何て呼ばれたね。…それに加えてターフを去ったタキオンちゃんがずっと評価され続けたことが耐えれなかった。」

「…お前、意外と繊細なンだな。オレによく絡んで来たくせに…」

「ケガをしていたから…というのもあったからね。だから私はシャカールに依存した。『タキオンちゃんがなれなかったダービーウマ娘になった』ってことを常に考えていないと私は私でいられなくなる…そう思ったからね。」

「…で復帰したジャパンCでタキオンに勝ててそッちに依存したと?」

「私って悪運だけは強いのよ?ケガしている間に『本格化』が終わってしまったけど、勝てなかったであろう天皇賞(秋)はタキオンちゃんのお陰で出ずに済んだ。ジャパンCで勝てたのも走行妨害覚悟で無理やり大外に出れたから…まぁ、それでもタキオンちゃんに勝てたのは本当に奇跡だと思うけどね。でも勝ちは勝ち…だから引退した。」

「つまり、お前は『タキオンに勝ったウマ娘』で自分の価値を守りたいッてことか…けッ!オレから言えばくだらねェなァ。タキオンが憎いのに無理やり自分を抑え、可愛がる意味が分からねェ!」

「タキオンちゃんが勝つ度に私の価値が上がるのよ?そのためなら私は何だってするつもり。心臓くれって言われればあげるし、短距離だろうがダートだろうがどんなレースだって出ろと言われれば参加する。…言わないだろうけど。」

「結局、お前って何がしたいんだ?自分をみて欲しいのか?タキオンに勝って欲しいのか?」

「さてね…もう私にも分かんない。だから、タキオンちゃんが負けるまでは今まで通りタキオンちゃんを支えるつもりよ。負けるか負けずに引退したら…シャカールと一緒にファインちゃんやクリスエスちゃん、ロブロイちゃんを手伝う予定。」

「いらねェし、どれだけ先の話だと…」

「遅くても今年のジャパンC辺りかな~」

「は?」

「そこでタキオンちゃんの『本格化』が完全に終わるからね。お母さんもオークスの後にケガで引退してるし、そもそもの話…私の家の血統、シニア級で走れるのが奇跡だから。」

 

ーーー

 

別の日、ソウジはアグネスフライトの姿が見えたので声をかけることにした!

 

「おーい、フライト!今、何をしているんだ?」

「風紀委員の今日の活動が終わったので、ちょっとタキオンちゃんの練習をみていただけですよ~」

「せっかくだからタキオンと走ってみないか?」

「すみません、今は走るタキオンちゃんをみたい気分ですので…また今度で!」

「分かった。もし、気が変わったら教えてくれ…タキオンが一緒に走りたそうにしてたからな~」

 

「変わる訳ねぇだろ…また、噛みつくぞ。」ボソッ

 

アグネスフライトはそう小さく呟くとアグネスタキオンとソウジの練習が終わりまでずっと見続けた。

 

ーーー

 

安田記念にて…

 

『抜け出してきたのはローエングリン!

残り200m!

アドマイヤマックスが2番手に来る!

ここで大外からアグネスデジタル!

アグネスデジタルだ!

そのまま差しきってゴールイン!

タイムは…何とレコード記録です!

アグネスデジタル、これでG1レース6勝目!』

 

アグネスデジタルがレコードタイムで勝利した。そしてインタビューを受けていた。

 

『おめでとうございますアグネスデジタルさん。』

「ありがとうございます。」

『ずばり、勝てた理由は何だと思いますか?』

「やはり、経験と…スタミナ、勝負根性…何よりウマ娘ちゃんたちへの愛です!」

『オグリキャップさんのレコードタイム更新及び、G1レースで6勝目…すごいですね!後1勝すればシンボリルドルフさんやエイエムオペラオーさんと並びます。次のレースはどのレースを出走予定ですか?マイルCSですか?それともダートのG1レースですか?』

「はい、宝塚記念です。」

『…はい?』

「いやー、どうやら私を追いかけているウマ娘ちゃんがいるらしくて…ちょっと、ここで迎え撃つのもいいかな~、と思いまして!」

『その相手はまさか…』

「はい、アグネスタキオンさんです!ということでよろしくお願いしますね。」

『はいぃぃ!?』

 

アグネスデジタルの発言は大きく世間を騒がせた。それは同じくテレビをみていたアグネスタキオンも同じだった。




昨日、キタノグリエルが走っていたけど…勝てなかったな。連闘もあるのかな?でも…最下位じゃなかったからよし!後は…キタちゃんとダイヤちゃんの産駒を応援しました!そのうちキタサンブラック産駒のラヴェルが勝利!これからに期待したいですね~。
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