因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ!   作:アマノジャック

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どうも、昨日間違えて32話をあげてた作者です…ごめんなさい。気づいてすぐに消しました。

さて、今日は札幌記念ですね。私の本命はソダシです。後はウインマリリンやジャックドールも気になるところ…。エアグルーヴ以降連覇している競走馬がいないのでソダシに達成して欲しいですね。

勝ったのはジャックドール…お疲れ様でした。

今回の話は…ハルウララの回です。フェブラリーSに向けてアグネスタキオンと併走した後に彼女はどうなったかを書きました。…どうぞ。


第31話 とある星の話をしよう

『未勝利の星』ハルウララ、彼女がそう呼ばれたのは3ヶ月前までのことだった…ついに彼女は勝ったのだ。地方の高知レース場にて83回目の挑戦…1週間越しの連闘…そこで彼女は勝利の味を知ることとなる。

 

『ハ…ハルウララ1着!

つ、ついに初勝利!』

 

ワアァァー!

 

「ウララちゃんおめでとう!」

「凄いぞ!!」

 

周りは未勝利戦とは思えないほどの大盛上がり。ハルウララも大きく喜んだ。

 

「や…やったー!!」

 

パチパチパチパチ

 

彼女の勝利にたくさんの拍手が送られた。

 

………

 

さらに1週間後の高知レース場…ハルウララは再び出走していた。勝とうとも彼女のハイペースなローテーションは変わらない…3連闘である。観客は更に増えている。レースの結果はというと…

 

『ハルウララだ!

ハルウララ、連闘でありながらも…連続1着ゴールイン!』

 

「勝った!勝ったーー!!」ピョン

 

ざわざわざわざわ

 

「勝った…の?」

「連続で…嘘だろ?」

 

「みんな、応援ありがとう!!」

 

『………』

 

目の前のことが信じられない観客たち、だがハルウララの一声でこれが現実であると理解する。

 

ワアァァー!

 

「おめでとう!」

「これからも頑張ってくれー!」

 

その後もハルウララはハイペースなローテーションで出走を続けついに重賞をも勝ち取った。そして…週末、彼女は中央へとやってくる。

 

ーーー

 

「わぁ!タキオンちゃん、やっぱり速いね!」

「ウララ君こそ随分と速くなったじゃないか。…これは遅めの『本格化』かな?」

 

調子を取り戻したアグネスタキオンはハルウララとダートコースを併走していた。そして、ハルウララの成長に驚きを隠せないでいる。

 

「えへへ…何かね、体にギュンって力があふれてきて、ドンッ、って感じで前に行けるんだ♪そしたら、1着を取れて、みんなが喜んで…何だか凄く気持ちいいんだ~♪」

「ギュンでドンッ、か…実に興味深い。」

「今度ね、ちゅーおーのじゅーしょーにも出るんだ♪」

「中央の重賞?えーと、近いダートだと『エルムS』のことかな?」

「違うよ…えーと『プロメテウスS』って名前だったような…」

「…『プロキオンS』のことかい?」

「そう、それそれ!とれーなーも今ならいい勝負ができるかもって、言ってた!」

「今週末じゃないか!君は2週間前にレース出たばかりだろ?」

「大丈夫!ちゃんと走るから見にき…あ!タキオンちゃんは『宝塚記念』が近いから来れないか。でもお互い頑張ろうね♪」

「それは勿論だが…ケガだけはしないでくれるね?」

「大丈夫!私はケガしないがんじょーな体だもん!とれーなーもそれが私の武器だって言ってた!」

 

………

 

一方、ソウジはハルウララの担当トレーナーである"コハル"の話を聞いていた。

 

「ハルウララが勝てたのはタキオンのお陰だ?アイツは特別なことはしていないぞ?」

「ではなくて、『フェブラリーS』に向けたアグネスタキオンさんがウララと並走したことでいい刺激になったからだと思うんですよ。」

「にしても勝った後もあんなに激しいローテーションって…俺なら怖くてできないわ。」

「…これでも抑えれてる方なのですよ。あの娘…毎日走りたいとか言ってきて…私も毎回ケガしないかハラハラしてみています。」

「まぁ、現にケガしたとか聞いたことないが…中央で88戦とか考えられないな。とはいえ、ついに花が開いたって感じか?」

「えぇ…私、初めてトレーナーやってて良かったと思えました。…勝てたのは私のお陰ではないのですが。」

「いや、お前の成果だよ。俺からすればタキオンの並走してくれただけでもありがたい話だ。タキオンもタキオンでハルウララからの刺激で『フェブラリーS』を勝てたんだ。お互い様だろ?」

「ソウジさん、我が儘を1ついいですか?」

「何だ?」

「週末の『プロキオンS』にウララが出走します…アグネスタキオンと共に見にきてくれませんか?」

「タキオンのいい刺激になりそうだな…いいよ。観客席から応援するよ。」

「ありがとうございます。」

 

ーーー

 

そして週末の阪神レース場…『プロキオンS』の日だ。パドックでハルウララはいつものように笑顔で振る舞い、いつものようにゲートへ収まり…レースが始まった!

 

………

 

『先頭はスターリングローズ!

ツルマルファイターが追い込むがこれはセーフティリード!

スターリングローズが今ゴールイン!

2着ツルマルファイター、3着インタータイヨウ!

ハルウララは…4着!

何という好走!』

 

ワアァァー!

 

「流石スターリングローズだ!」

「連覇したな!」

「これからも勝ってくれよ!」

 

観客たちは優勝ウマ娘『スターリングローズ』を褒める一方で…

 

「ウララちゃん、お疲れ様!」

「掲示板に乗るなんて凄いぞハルウララ!」

「あの地方からの娘…凄いな…」

「次のまたこっちで走ってくれよ~!」

 

ハルウララを掲示板入りにも盛り上がっていた。

 

「…何あれ?アイドルか何か…ローズ?」

「ハルウララ…やっぱり、本物は超可愛い~!!抱きしめたい~!」ダキッ

「ローズ!?もう抱きしめてるよ!」

「可愛い!可愛い!可愛い!」すりすりすり

「わっ!ローズちゃん…いきなりはビックリするよ!ハグしたいの?じゃあ、ウララもギュッ、ってしてあげるね♪」ダキッ

「あ…!柔らかい…最高…」フニャ…

「ローズちゃん!?大丈夫?」

「はぁ…何やってるのよローズ…」

 

そして、今1人、ハルウララのファンが表れた。

 

ーーー

 

アグネスタキオンとソウジはハルウララのレースを見ていた。

 

「…」

「…」

「タキオン、来週お前はここを走る…イメージ出来るか? 」

「そんなことは既に想定済みさ。それよりウララ君の成長が気になるところだよ。」

「確信があるのか知らないが…レースに絶対はない。ジャパンCでの敗北を忘れたとは言わせないぞ。」

「…だから私はもう負けないのだよ。ところでトレーナー君が注意するべきと思うウマ娘は誰だ?」

「金鯱賞を勝ったタップダンスシチー、それに凄い末脚で迫った『ツルマルボーイ』。後は…有マ以降走ってないシンボリクリスエスだな。」

「ミラクル君は?」

「意識してない訳じゃないが…さっき言ったタップダンスシチーとシンボリクリスエスにネオユニヴァース、アグネスデジタルの次くらいかな。結局はどうなるかわからないが。」

「私が注目しているのはツルマルボーイ君だよ。毎回みれる追い込みによる上りの加速力…実に興味深い。」

「脚質もあるが…上りはタキオンよりも速いからな…とはいえ、圧倒的に差を広げれれば怖くはない。」

「さて、長々と話したが…私に負けはない。結論はそれだけだよ。」

「レースに絶対は無いが…俺も同意見だ。」

「ちょっと走りたくなってきたよ…付き合ってくれるね?」

「ハルウララに刺激されたようだな…いいよ。」

 

学園へと戻り、アグネスタキオンは『エンプレススズカ』の『ウマ人』となったソウジと併走をし…ソウジは左足を骨折した。




・おまけ

スターリングローズ…アグネスタキオンの1つ上の世代の競走馬。主なG1勝利はJBCスプリント(2002)。青葉賞までは体質や気性が安定せず短距離ダートへと路線を変更する。その結果安定した成績を出し続けダート32戦中27回(内6回は重賞勝利)入着した。主な産駒はG2アルゼンチン共和国杯を勝ち取ったアスカクリチャン。当然だが…ハルウララとの絡みは特にない。


次回はスプリンターズステークスで更新予定です。ここまで読んでいただきありがとうございました。
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