因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ!   作:アマノジャック

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今日は重賞が2つ…京成杯は『ミスニューヨーク』を、セントウルSは『メイケイエール』を応援します。

『ソングライン』?応援馬券は買いますが…勝つのはメイケイエールかと。ゴールドシップの15の法則です…去年の阪神カップから15着→1着→5着→1着と来てるので今回は5着と予想します。そんな法則、破ってくれるに越したことはないのですが…

セントウルSはやっぱり『メイケイエール』…レコード勝ち!おめでとう!
『ソングライン』は5着…これは次は1着になりそうですわ。てか、何でこんな予想が当たってしまうかな…。

京成杯…1着は『ファルコニア』。『ミスニューヨーク』、お疲れ様でした。

あなたたちの馬券は取っておきましょう。秋のレース、楽しみにしています。


第37話 風に揺られる小さな茉莉花、サイボーグは飛行機へ状況を語る

アグネスフライトが逃走し3日が経ったが彼女の行方はまだ誰も掴めていない。学園は彼女の保護を優先とし、捜索を続けていた。そんな彼女は現在…げっそりとした状態で学内の花壇の入口に座っていた。そして、水やりに来たニシノフラワーは偶然にも発見したのだ。

 

「…」

「ーーーフライトさん!?ここで何を…」

「あぁ…フラワーちゃんか。うん、花を見てたんだ。茉莉花を…」

「え?えーと…」

「私が小学生の時にこの花の歌を聞いて知って…白くて小さくて…タキオンちゃんみたいだって思ったの。それで覚えてた。」

「わ、私もその授業は覚えてます。中国語での意味は今でも全然分かってないですが…」

「それは私もだよ。ところで茉莉花の花言葉って知ってる?」

「えーと、『清純無垢』…でしたよね?」

「うん正解。まさにタキオンちゃんにピッタリの花だよ…ケガするまではね。」

「え?」

「いや…アイツが担当になった時から…!」

「フライトさん?」

「で、フラワーちゃん。白色だと別の花言葉もあるの…知ってる?」

「すみません、それしか知らないです。」

「『好色』だよ。」

「こうしょく?」

「…小学生に何言ってるだろ私。まぁ、確信したのはジャパンCの後だけど、アイツは…アイツは…!」

「フ、フライトさん?」

「あー、ごめんごめん。人を呼んでもいいよ。今の私はただの殺人犯だから…」

「…」

「…心の整理をしてたんだ。私は私よりも優秀なタキオンが嫌い。それを奪ったアイツはもっと嫌い。でも…でも…」

 

バタン

 

「フライトさん!」

 

キュルルルル~

 

アグネスフライトが倒れると同時にそんな音が響いた。

 

………

 

『うるせぇよ…クソ野郎共。』

『!!』

『消えろよ~。アグネスでもねぇ奴がここに来るなよ…目障りだよ~!』

『お前…言わせておけば…』

『まだ消えてなかったの?面倒くさ…』

『!!』

 

バチッ、バチッ

 

『…』

『った…!』

『はぁ…一人は完全にもっていけないか。もっと出力上げないとな…』

『お前…こんなことして…お父様が黙って…』

『好きにすれば?告げ口しか出来ないクソ野郎さん。はい…"今の"最大出力っと!』

『ー!?』

 

バチッ

 

 

『フライト…その、昨日ってどこで何をしていたの?』

『昨日?部屋で寮のみんなと年明けのパーティ(オンライン)してたけど…』

『本家の館には行ってないのね?』

『うん?ずっと部屋にいたけど…ってか行ってたなら聞くまでないでしょ?』

『ならいいの。何でもないから…それじゃあ、私は仕事に行くから。顔を見せてくれてありがとねフライト。』

『うん、またね母さん!タキオンちゃんに伝えたいこととかある?』

『…次にケガしたら絶対に引退しなさい、とだけ言っておいて。』

『はいはい。』

『…フライトもレースから引退したからって、ケガしないようね。』

『心配してくれてありがとう。じゃあ、いってきます!』

『今からいってくるのは私なのだけど…いってらっしゃい。』

 

ガチャ

 

『やっぱり、あのクソ野郎共…私を無礼てるな?はぁ…面倒くさ…今度から会ったら何で"お話"しようかな。』

 

ーーー

 

「ー!」

 

アグネスフライトの目が開く。

 

「覚醒確認。」

「…ブルボンちゃん?」

「ボロボロになった服は現在洗濯中、よって私の服を着せています。では、そのままでいてください。…フラワーさん、フライトさんが目を覚ました。」

 

「本当ですか!?すぐにそちらに向かいますね。」

 

目を覚ましたアグネスフライト、それをニシノフラワーへとミホノブルボンが報告したことで、ニシノフラワーがご飯の乗ったお盆を持って現れた。

 

「この3日間は何も食べれてないのですよね?どうぞ!」

「…どうして?今の私はただの殺人逃亡犯だよ?」

「フライトさん…えーと…」

「つべこべ言わずに早く食べなさい!」

「ブルボンちゃんってそんなキャラだっけ?」

「…マスターの真似です。体温上昇を確認、恥ずかしいので早く食べてください。」

「いただきます…おいしい。」

「本当ですか?」

 

にこにこと笑顔になったニシノフラワーと無表情だがほんのりと頬が赤いミホノブルボンに見つめられながらアグネスフライトは食事を始めた。

 

………

 

「ごちそうさまでした。」

「では、片付けますね!」

「…うん、ありがとう。」

 

数分後、アグネスフライトは全て食べ終わり、ニシノフラワーはそのお盆を持って部屋を後にした。それと同時にミホノブルボンの目が少し鋭くなった。

 

「フライトさん、あなたは今の状況をどのくらい知っているのでしょうか?」

「全然知らないわ。…タキオンとアイツを…んん!タキオンちゃんのトレーナーにどす黒く大量の『合成因子』という劇薬を飲ませた。で、アイツは血の海を作って倒れた。…これくらいよ。」

「把握しました。では、その後の話をしましょう。ソウジトレーナーはその後すぐに自力で起き上がりました。」

「…は?嘘だろ?ウマ娘すら気絶させるスタンガンを何回も打ち込んだのだぞ!」

「…そんなことまでしていたのですね。だからこれを持っていたと…話を戻します。そのまま、血の海が出来たダートコースの掃除を始めようとしていましたが…バンブーメモリーさんによって保健室まで運ばれたそうです。」

「何なんだよアイツの体…」

「…現在ソウジトレーナーは、タキオンさんの開発していた旧型の腕輪により体内の『合成因子』の回収中。後、1週間程で終了するそうです。」

「…そうなんだ。でも私が殺人未遂をしたことには変わらないけど…」

「本人はそのように思っていませんでしたが…」ボソッ

「ん?今何言った?」

「それより問題はここからです。タキオンさんが壊れました。」

「…え?」

 

ーーー

 

一方のアグネスタキオンとソウジは研究室にした。

 

「お姉ちゃん…ご飯…」

「タキオン、それはジャングルポケットがくれたハイヒールだ。」

「お姉ちゃん…?お姉ちゃんだ!」ダキッ

「グエッ!俺はお姉ちゃんじゃない!」

「…お姉ちゃん?何でそんな冷たいこと言うの?」

「いや、その…ダイワスカーレット、早く戻ってきてくれよ…」

「そんなことよりね、お姉ちゃん!私、今日はね、また速くなったんだ!お姉ちゃんと一緒に走れる日が今から楽しみだよ!…だから、トレセンに行っても私のこと忘れないでね?」

 

「大丈夫…ちゃんとまた会えるから…もう少しだけ待っててくれ。俺が探して連れてくるから…」

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