因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ!   作:アマノジャック

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連日投稿中…明日まで続きます。


第41話 レース終了、私がここにいる意味とは?

各ウマ娘がゲートへと収まり、そして…開かれた!

 

「スタートしたな!全員綺麗なスタート、先頭は…お?いきなりアグネスタキオンだな。…これ、もうスパートきってないか?」

「どうやらレース展開まで学べてないところまで退行していたようだね。最初から最後まで全力で走り続ければ勝てる…私も思っていた時期があったよ。」

 

「まぁ、あんたなら実際に出来ても驚かないけどな!んで、5バ身以上離れてセイウンスカイとキタサンブラックが2番手争い。その後ろに内からダイワメジャー、『ヘアリーブラッド』、フジキセキに…ヒシアマゾンとマンハッタンカフェもいるな。今回は前の方!そして第1コーナーをカーブした!」

「その後ろの集団は…マーベラスサンデー、ナリタブライアン、メジロブライト。最後方にはエアシャカール、マヤノトップガン…アグネスフライト。そろそろ第2コーナー、マンハッタンカフェが4番手を上げてきた。」

 

「アイツ、あんなにコーナー上手かったっけ?とりあえず、長めの直線に入ったな!先頭は10バ身以上の差を広げたアグネスタキオンだが…バテ始めてるな。」

「ケガをしないか心配だね。…あ、外に出て寝転んだ。見たところは大丈夫そうだ…こうしてみるとやっぱり子供という感じだね。」

「アグネスタキオン、リタイア!代わって先頭にはデビュー前のキタサンブラック、その後ろにセイウンスカイ!先行集団の先頭にマンハッタンカフェだ!」

「ダイワメジャー、『ヘアリーブラッド』、フジキセキ、ヒシアマゾンが続くが…ヒシアマゾンが下がり始めたね。」

「後ろの集団はマーベラスサンデーとメジロブライトがペースを上げてヒシアマゾンをかわした!おっと、ナリタブライアンも下がり始めたか?逆にマヤノトップガンがペースを上げてナリタブライアンをかわす!」

「東京レース場だとそろそろ大ケヤキの位置かな?エアシャカール、アグネスフライトが最後方。…脚を溜めているようだ。」

 

「さぁ!最終コーナー!各ウマ娘たちが横に並んでいるが…先頭に立っているのは…何とマンハッタンカフェだ!2番目に『ヘアリーブラッド』!デビュー前のキタサンブラックとダイワメジャーはここまでか。…あれ?フジキセキとマーベラスサンデーのペースも急激に落ちたか?」

「確かに不自然な減速だが…後方集団のウマ娘も仕掛けてきたよ。後ろから伸びてくるのは…ナリタブライアンとヒシアマゾン。最後の直線、坂へと入る。」

「先頭、マンハッタンカフェ!坂を上がるが…伸びが厳しいか!『ヘアリーブラッド』が抜け出し先頭へと代わる!さらに外からナリタブライアン!ナリタブライアン!この2人の一気討ちか!?」

「大外からエアシャカールと…アグネスフライト。ここで2人が伸びてきているよ。」

「本当だ…何て伸びだ!エアシャカールとアグネスフライトが互角の速さで上がってくる!ナリタブライアン、エアシャカール、アグネスフライトが『ヘアリーブラッド』との差を詰めていく!」

「残るは200m、先頭『ヘアリーブラッド』。ナリタブライアンがそれに続くが、それらを捉えようと大外エアシャカール、すぐ後ろにアグネスフライト…一体どうなる?」

「さぁ…『ヘアリーブラッド』が逃げる!逃げているが…!ここでエアシャカールだ!エアシャカールが差しきった!2着にアグネスフライト!『ヘアリーブラッド』は3着!」

 

ーーー

 

レースが終わり、アグネスフライトは暗い顔で立ち止まる。そんなアグネスフライトへエアシャカールが声をかける。

 

「ハァハァ…オレの勝ちだなァ、フライト?」

「…うん、私の負け。強かったね…タキオンちゃん。」

「お前、本当は分かってンだろ?」

「…何を?」

「最後のコーナーで『ヘアリーブラッド』が走るのを急に緩めた瞬間、狙いをオレに変えたよな?で、オレを追ってた動き…完全にダービーと同じじゃねェかよ。オレって分かってンだろ?くだらねェ芝居を何時までもしてンじャねェよ!」

「…」

「何か言ったらどうだ?あァ!?」

「待ってよシャカールさん!…フライトさん、1つ教えて。あなたはタキオンさんとどうしたいの?」

 

エアシャカールがアグネスフライトの胸ぐらを掴む。しかし、それをマヤノトップガンが慌てて止める。アグネスフライトは黙ったままでいたが…少しずつ言葉を溢し始めた。

 

「私は…私よりも優秀なタキオンが憎い。でも大好き!ずっと一緒にいたい!アイツだけじゃなくて私だけの側にいて欲しい!早くレースから引退してもらって…また昔みたいに…一緒に遊んで…アイツも一緒に…」

「…フライトさんは本当にシスコン何だね。じゃあ、マヤといるのは嫌?」

「嫌じゃないよ!マヤノちゃんは明るくて、元気で、元気過ぎて手がかかるくらいで…でも!それで私も元気をもらって…あ!」

 

アグネスフライトは自分がマヤノトップガンの名前を出したことに気付き慌てて口を塞ぐ。…しかし、遅かった。

 

「やっぱり、私たちのこと分かってたんだね。」

「…」

「マーベラス☆フライトさん、フライトさん!また、一緒にレースしてよ!今回のフライトさんの走り、とってもマーベラスだったよ!」

「マベちゃん…うっ、ううぅ…でも、タキオンちゃんよりも優秀じゃない、私が、ここにいる意味何て…」

「…今のアイツに絶対勝てるウマ娘、学内にどれだけいると思ってる?走る距離を中距離と考えてシンボリルドルフくらいだろがッ!その理論なら学園にいられないウマ娘が何人出てくるよ?そんなタキオンに唯一勝ってるのはフライト!…お前だけだぞ?」

「…私たちはそんなこと関係なくフライトさんといたいよ。これは理由にならない?」

「ぐすっ…でも、でも…!」

 

アグネスフライトはその場で項垂れ…涙を流した。

 

ーーー

 

一方、『ヘアリーブラッド』の『ウマ人』ことソウジはターフの端で寝転んでいるアグネスタキオンの元へと走っていた。

 

「タキオン!」

「Zzz…」

「…寝てるのか?」

 

ソウジ以外にもアグネスタキオンへ近づく者がいた。

 

「ったく、マイペースな奴だな。」

「マンハッタンカフェ?」

「ん?あぁ、そうだな。さっさと戻してやるから。」

「は?」

 

マンハッタンカフェはアグネスタキオンの頭を掴み…

 

「おらっ!起きやがれ!」

「はぁ!?」

 

そのまま空中でアグネスタキオンをブンブンと振り回し始めた!

 

「おい!タキオンに何てことするんだ!」

「うるせぇな!こういうのは物理的にショックを与えれば何とかなるんだよ!おらおらおら!」

「お前は本当にマンハッタンカフェなのか?…てか、やめろ!」

 

ソウジがマンハッタンカフェを羽交い締めにするが効果はない。

 

「ふんっ!」

「なっ!?」

「痛っ!」ゴキッ

 

最後にそのままアグネスタキオンの頭を地面に叩きつけた。その衝撃でアグネスタキオンの目が覚める。

 

「…何だい?頭が痛いねえ。」

「タ、タキオン!?大丈夫か?」

「…ソウジ!起きてくれたのか!?」

「いや!それ!俺の台詞!」

「やっと起きたな。お前、次はBCクラシックか?」

「いや、ホイットニーHだが…カフェ?」

「チッ、アイツが勝ったレースかよ。まぁ、お前なら楽勝だろうが…頑張ってくれよ。じゃあな。」

「待ってくれ!君はカフェなのか?」

「あん?どうみても違うだろうが。そうだな…ホイットニーHが終わったらまた会ってやるよ。」

「いや、待っ…」

「後、お前…最後に手を抜いただろ?」

「は?いや、何でそんなこと…」

「やっぱりな。まぁ、別に理由は何でもいい…それより、何で一番間近だったお前に俺の威圧が効かないんだ?今はタキオンの力を持ってるのだろ?」

「いや、知らないけど…」

「俺を抜いた後にペースを落とすし…お前、面白い奴だな。じゃあな!」ドサッ

 

マンハッタンカフェがその場で倒れ、あわててソウジが抱える。

 

「…」

「…寝てるようだな。何だったんだ?」

「それも気になるがソウジ、…これはどういう状況だ?お姉ちゃんがマヤノ君の胸で泣いてるし、何があったんだ?」

「…あぁ。まずはフライトことだが…」

 

ソウジは全てを話し始めた。

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