因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ!   作:アマノジャック

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どうも、牝馬大好き作者です。昨日は『ソダシ』が出走していた府中牝馬Sでソダシ、『アカイイト』、『ローザノワール』を応援してました。…ローザノワール、いい逃げだと思ったのですがね。ソダシは最後に差されました…惜しかった!
そして今日は秋華賞!応援するのは『アートハウス』と『ウォーターナビレラ』!ウォーターナビレラは距離がキツい気もしますが…気にしない!G1ですのでキズナ産駒『エグランタイン』も応援したい!後はキタちゃん産駒の『ブライドオンベイス』!菊花賞の『ヒシミラクル』みたいに勝ってくれないかな~。

勝ったのは『スタニングローズ』…くぅ!
お疲れ様でした、あなたたちの馬券は取っておきましょう。また、エリザベス女王杯での活躍を期待します。

本編ではタキオンとソウジがアメリカへと行き…とあるウマ娘と再会します。どうぞ!


第43話 『ヘアリーブラッド』の研究終了、アメリカにてモルモットは吹雪と再会する

タキオン&ソウジメモ:『合成因子第五十五号ヘアリーブラッドについて』

 

??月??日

・誕生

→ダイワスカーレットから採取した『因子』の性質を見るためにアグネスタキオンの『因子』と合成したところ固体ではなく、どす黒い液状化した『合成因子』が完成した。原因は私の成分が濃すぎたためと思われるが…サンプルとして取っておく。

 

 

5月XX日

・再調査

→『カプリティコーン』の因子回収を失敗した被験者Sを助けるべく再調査。強制凝縮、新規作成などの実験の末、作成時の発熱による液体化と合流時に起こる物体のすり抜けなど『合成因子』の新たな特性を発見。回収時に冷却機能を追加した液体化しない腕輪が開発し、スカーレット君と私の『合成因子』が合計5人分が作成された。

 

 

7月XX日

・事件

アグネスフライトによる暴走により、俺こと被験者Sは5人分の『合成因子』を一気に飲み込んだ。結果、髪が地面に付くくらいまで伸び、体内に収まらなかった分は血として体外へと排出された。前回、アグネスタキオンにより作成された腕輪で回収出来ているため問題はなかったが…体が重い。そしてショッキングなことを間近で見ていたアグネスタキオンの精神が壊れた。

 

7月XX日

・事件2

→体が重い。部屋で5つの腕輪を付けて、アグネスタキオン、ダイワスカーレットと共にいるとアグネスフライトが襲撃してきた。ウマ娘相手に真っ正面から立ち向かい、右手のスタンガンを叩き落とすものの隠された左手のスタンガンにより敗北。大量の電撃を浴びた。

 

・特別レース出走

→体が急に軽くなってきた。電撃により旧型でも回収が速くなるようだ。付けていた腕輪を全て外して『ヘアリーブラッド』と名乗り、アグネスタキオン、アグネスフライト、エアシャカール、キタサンブラック、セイウンスカイ、ダイワメジャー、ナリタブライアン、ヒシアマゾン、フジキセキ、マーベラスサンデー、マヤノトップガン、マンハッタンカフェ、メジロブライトが走る特別レースへ出走。終始良い位置で走り続け、最後の直線でトップになったもののエアシャカールとアグネスフライトに差され敗北。…手を抜いただ?レースにおいてそんな失礼なことはしない。…ただ、急に力は抜けたのは事実だ。

 

・適正チェック

→芝が走りやすく、マイルと中距離のタイムが良かった。…タキオン?何でそんな水餃子みたいな顔をしてるんだ?

 

・余談1

→新たにヒシアマゾン、ファインモーション、フジキセキ、マーベラスサンデーの『因子』を入手した。

 

・余談2

→マンハッタンカフェに誰かが取り憑いているようだ。ホイットニーH後にまた会ってくれるらしいが…

 

 

7月XX日

・回収

→測定後に旧型の腕輪にて『ヘアリーブラッド』の『合成因子』を回収。芝2000mの最速タイムが1分55.5秒…日本でこの記録はなく、世界記録に近いタイムだ。バ場が違ってこの記録…色々と怖いのでこの『合成因子』の使用は禁ずる。今の私が触れていいものじゃない。その時が来るまでは私しか番号を知らない金庫へと封じておく。また、余った4人分の『合成因子』も燃えるゴミとして処分する。

 

 

以上が『ヘアリーブラッド』の記録である…ホイットニーH後に大量に出来た『合成因子』の実験を行おう。

 

ーーー

 

場所はアメリカの何処かの空港…アグネスタキオンたちはホイットニーHへの出走を前にしていた。

 

「しかし…アメリカに君の知り合いがいたとはねえ。君はかなり交友関係が広いようだ。」

「いや、今日会う相手は…」

 

ソウジが言い切る前にこちらへと走ってきたウマ娘がソウジへと抱きついてきた!

 

「ハローソウジ!ロングタイムノーシーね!」ダキッ

 

「ぐぇっ!…久しぶりだなブリザード。」

「イエース!」

 

タイキブリザード…ソウジが担当していた黒鹿毛のウマ娘。ナリタブライアンと同世代であり、重賞を入着はするものの勝ちきれないレースが続いていた。しかし、挑戦を続けて3回目の安田記念を勝利しG1ウマ娘となった実力者だ。現在はトレセン学園を卒業し、故郷のアメリカへと戻っている。

 

「…大きい体だね。」

「オゥ!アナタが今ソウジが担当ウマ娘のアグネスタキオン?フライトそっそりね!」

「お姉ちゃんを知ってるの?」

「イエス!フライトは私の可愛い妹ね!」

「…妹?」

「ブリザード…混乱するようなことを言うな。てか普通、本物の妹に言うか?」

「ということで…アナタも妹ね!」ダキッ

「うわっ!離したまえ!」ジタバタ

「おい!ブリザード!」

「フフフ…グッドスメ…?ソウジの匂いもするね?ホワイ?」

「いや…その…」

「そういう関係だからだよ。」

「ー!」

 

タイキブリザードが固まった。

 

「…ソウジ?本当?」

「…あぁ。」

「…のに。」

「ブリザード?」

「私、ソウジが大好きね!またソウジに会うため日本に戻ろう思ってたのに!こんな…こんな…」

「ブリザード…」

「…会って早々に何て話だ。いや、私が原因なの…か?」

「私もソウジの匂いにするね!」ダキッ

「ブリザード!?」

 

タイキブリザードがソウジに抱きつき頭を擦る。負けじとアグネスタキオンもソウジへと頭を擦り始めた。

 

「やめろ!やめろ!!」

「トレ~ナ~君~!」ゴシゴシ

「ソ~ウ~ジ~!」ゴシゴシ

 

この状況が10分程続いた。

 

………

 

「ソーリー、熱くなったね。」

「私もだ。」

「俺は物理的に熱いけどな…」

 

今は夏…冷房がある程度効いているとはいえ当然暑い。そして、周りの視線による羞恥の熱でも熱かった。

 

「タキオンは妹…妹の幸せを奪う訳にはいかないね。でも…でも…」

「私は既にお姉ちゃんがいるからね?君の妹ではないからね?」

「それよりブリザード、日本に戻るというのは?」

「私のホームで育ててるコーン…日本のベタベタ環境でも育ちやすいのに改良したね。だから…日本でソウジと一緒に…うぅ…」

「ブリザード…」

「君はトレーナー君にアピールしなかったのか?」

「したね!ハグしたり、ほっぺにチュゥしたり…頑張って勇気出したのに…ソウジはただの挨拶と思ってたね!ありえないね!」

「…すまない。だが、担当をそういう目では…」

「じゃあ!なんで!今の担当とそうなるね!」

「ぐっ…」

「卒業したから…また会えばソウジも親身に受け入れてくれると…思ったね。ソウジからこっちに来ると、連絡来たから…私…楽しみに…」

 

とうとうタイキブリザードは泣きだしてしまった。

 

「やれやれだ、これはトレーナー君が悪い。」

「うっ!」

「しかし、ブリザード君。これは私の魅力が君より凄かったということだよ。」

「むぅ…タキオンはソウジのどこに惚れたね?」

「え?私は…その…」もじもじ

「私はソウジの優しさね。勝ちきれずクラシックレースに出れなかった私に変に気を使う訳でもなく、出来るだけいつも通りに接しようとして…でも、結局は自分の責任だと裏では泣いていて…」

「え?何で知ってるの?」

「レース後の練習時は目が真っ赤だったし、涙の匂いが隠せてなかったね。…それに私の我が儘を全部聞いてくれたね。」

「我が儘?」

「映画館、海、カラオケ、ゲームセンター、遊園地…行きたいところでいっぱいデートしたね。」

「…」

「一番嬉しかったのは…安田記念に勝てた時…温泉に連れていってくれてご飯をあーんしてくれたことね。我が儘で弱い私をソウジはずっと優しくしてくれた…だから私はソウジが好き…」

「ブリザード、お前は弱くなんかない!だが…その…」

 

話しているうちにタイキブリザードの涙が止まっていた。ソウジは顔を赤くして伏せている。

 

「ふーん、トレーナー君と何度もデートをねえ…私はあまり連れていってもらえたことがないのだが?」

「お前は実験ばっかりしてるからだろ。俺との実験道具の買い出しかフライトに連れられる以外で出るところを見たことないぞ。」

「…ごもっとも。」

「決めたね。」

「ブリザード?」

「私、日本でソウジの愛人になるね!タキオンが別れれば正妻ね!」

「いやいやいや!何言ってるの?そもそも俺がお前を受け入れるとは…」

「ソウジは私のこと嫌い?」

「嫌いじゃないが…」

「なら決まりね!タキオンもいいよね?」

「ククク…面白そうだ。」

「タキオン!?」

「いいじゃないか。お姉ちゃんも君のことが好きみたいだし…」

「…フライトが?何で?」

「フライトも?ワォ…ソウジはモテモテね!ハーレム王ね!」

「やめなさい!俺はタキオン一筋だ!」

「とりあえず家に来るね。近くの練習場とかも教えるから。後はパピーとマミーを紹介するね!私の今後も伝えるね!」

「タキオン…俺生きて帰れるかな…」

「何を言ってるんだ?君ならトラックに轢かれても生きていただろ?」

「あの時は10分くらい死んでたからね…」

 

ーーー

 

その後、ソウジはタイキブリザードの父親よりピストルを向けられるハプニングもあったが…タイキブリザードがソウジらの帰国と共に日本にくることで話がまとまった。

 

「『ふぅ…死ぬかと思った。』」

「『ソウジ!大丈夫?』」

「『何、次にブリザードを泣かせたら本当にショットガンで頭と心臓撃ってやるから。』」

「『殺す気ですか!?と言いますかピストルで向けた時点でダメですからね!本当に死ぬと思ったんですよ!』」

「『でもパピーに反撃しないソウジもカッコいいね!』」

「『そうだバカ野郎!銃の撃ち合いなんで日常茶飯事だろうが!何故反撃してこない?銃を持ってないのか!』」

「『いや、日本じゃ持てないですから。』」

「『持ってなくても殴りこいよ!死ぬかもしれないぞ?』」

「『死ぬわけにはいきませんが…俺はあなたを殴りたくありません!よってこの四肢を失おうとも何もしません!最悪再生するので!』」

「『日本人は我慢強いと聞くが何て覚悟だ…分かった、俺の負けだ。試すようなことをして悪かったな。』」

「『パピー?』」

「『…ブリザードとずっといろとは言わねえ。だが…ブリザードが頼ってきたら助けやってくれ。その時はお礼に俺がお前の望むことを何だってやってやる…頼む。』」

「『契約が終わっても…俺とブリザードの繋がりは失くなっていませんよ。会いたいといえば会いにいきますし、行きたいところがあれば連れていきます。ですから…安心してください。』」

「『…約束だ。もし破ろうものなら…お前を殺す。』」

「『その時は黙って殺されますよ。そして生き返り、あなたが納得するまで殺されます。』」

「『…ガハハハ!気に入ったよ!とりあえず今はじゃんじゃん食ってくれ!コーンブレッドもいいがナチョスも旨いぞ!』」

「『ありがとうございます…美味しいです!』」バクバク

「『ビールも飲め飲め!』」

「『はい!』」ゴクゴク

「『さすがソウジ!いい飲みっぷりね!』」

「『ガハハハ!樽ごと一気とは俺にも出来ねぇな!』」

「『ぷはー!最高です!あ、これは日本のお酒ですが飲みますか?』」

「『おう!今度は俺が…!!』」ゴクゴク

 

オロロロ…

 

「『あれ?』」

「『パピー!?』」

「『ハァ…ハァ…あんた…普段からこんなの飲んでるのかよ…』」

「『すみません…責任もって俺が飲みますね。』」ゴクゴク

「『おい!死ぬぞ!』」

「『ソウジ…お酒強かったのね…』」

「『ぷはー!』」

 

「私は完全に蚊帳の外だねえ…『すまないが、お代わりをもらえるかね?』」モグモグ

「『よく食べる子だ…いいよ!たーんとお食べ!』」

 

その後、普通に歓迎されていた。




芝2000mの参考記録
日本レコード:トーセンジョーダン タイム1:56.1(2011年 天皇賞(秋))
世界レコード:クリスタルハウス タイム1:55.4(1999年 ナシオナル・リカルド・リオン賞)

追記
日本&世界レコード;イクイノックス タイム 1:55.2(2023年 天皇賞(秋))
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