因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ!   作:アマノジャック

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どうも、鬱の休職届は受け取られず、有休全部使っての退職となった作者です…一生怨んでやる…。
大阪からも出ていき地元へと帰ります…。

今日は天皇賞(秋)ですね、私が応援するのは『イクイノックス』と『アブレイズ』です。頑張って欲しいですね。

勝ったはイクイノックス!!やりました!!


第45話 ホイットニーHより"超光速の貴公子"VS"金メダル"VS"ベテラン狐"、レース後にモルモットは眠る

トレセン学園合宿所ではホイットニーHに出走するアグネスタキオンを今か今かと生徒たちが待っていた。

 

「ローズちゃん…もうすぐタキオンちゃんが走るんだよね…Zzz」

「起きなさい!寝るんじゃないわよ!」

 

その生徒の1人、ハルウララは睡魔に負けそうになっていた。時間は明け方…夕方には眠り、30分程前に起きたハルウララだったがその瞼は眠そうだ。

 

「寝てるウララちゃん可愛いな…キング、このまま寝かせてあげない?」

「何言ってるの!ウララさんが言い出したことでしょ!タキオンさんのレースをみたいから何としても起きる、って!」

「だから起こして、とは言われてないのに…流石キング。」

「…」コクン、コクン…

「ライスさんも起きてください!ウララさんと一緒にレースをみるのでしょ?」

「…はっ!ライス、寝てないよ…ほら!髪の下では起きてるから…」

「嘘仰い!…紅茶を入れたわ。少しは目が覚めるわよ。ウララさんとローズさんも…」

『ありがとう~』ゴクゴク

 

眠気と戦うグループがいる一方で…

 

………

 

「ふむふむ…ここでこの色に変えて…腕を回す…あ!」スポッ

「ちょちょちょ、アリュールさん!?動きはもう少しゆっくりでいいですからね!」

「ん?デジタルはもっと速いだろ?」

「あれは慣れと言いますか…じゃなくて!サイリウムが飛ぶと普通に危ないですから!今回はゆっくりでいいですから!」

「…そうだな。すまない、続きを教えてくれ。次のファル子のライブで出来るようになっておきたい。」

「えぇ、お任せください!」

 

「アリュールさん…何してるのだろ?」

「サイリウムのラッキーカラーは緑よ!」

 

謎の動きの練習をするグループもいて…

 

………

 

「あの…エアグルーヴ?」

「何だ?」

「何でお前は俺の膝の上に乗ってるんだ?熱いし…周りの視線が痛いのだが?」

「…嫌か?」

「嫌とかそういうのじゃなくて…」

「安心しろ。今の私をエアグルーヴと思う奴はいない。満足するまで座らせろ。」

「いやどう見てもエアグルーヴだろ。まさか、その為だけに髪を染め…あー、イメチェンしたのか?」

「染めてはいないぞ。普段の私がいいなら今すぐ戻すが?それに金髪以外にも変えれるぞ。貴様の好みは芦毛か?栗毛か?」

「すぐに戻せる?変えれる?…さらに混乱しそうだからこのままでいてくれ。」

「あぁ。」

 

レースそっちのけな(エア)グルーヴもいた。

 

ーーー

 

ウォーミングアップが終わった各ウマ娘たちがゲートへと収まっていく。そして…ゲートが開かれ、『ホイットニーH』が始まった。

 

『スタートしたぜ!

8人全員が前へと進む…ヴォルポニがやや出遅れか、ハナを取ったのはアイルランドのノーザンロック!

続いて2番に我らがアメリカのクラウドシチズン!

3番手争いにメダグリアドーロとジャパンのアグネスタキオン!

ダート王のヴォルポニは6番手からのスタートとなった!』

 

「よっしゃ、いいスタートだタキオン!」

「頑張るね!」

 

『さぁ、最初のコーナーを曲がっている!

先頭はノーザンロック!

その内にハナを狙ってクラウドシチズン!

1バ身差を保ったまま3番手メダグリアドーロ、その外にアグネスタキオン!

すぐ後ろにヴォルポニ、その外にはサザーランド!

4バ身以上離れ、イブニングタイアとパズルメントが控えている!』

 

「『いけ!メダグリアドーロ!さっさと先頭に立っちまえ!』」

「『ヴォルポニ、絶対にチャンスが来る!それまでがまんだ!』」

 

『先頭はノーザンロックのままだ!

ここでメダグリアドーロ少しペースを上げてきたか、クラウドシチズンをかわして2番手になる!

このまま、ノーザンロックを捉えにかかるか?

しかし、そのままの展開が続いていく!

サラトガの長い直線、各ウマ娘たちは足を溜めているようだ!

さぁさぁ、全ては最終コーナーで…と、ここでノーザンロックがさらにペースを上げたか!

引き離しにいった!

クラウドシチズンは後退気味!』

 

「『でしゃばるなノーザンロック!ペースを下げろ!』」

「『バテろ!そのまま下がってアグネスタキオンとぶつかれ!』」

 

『きたぜ最終コーナーカーブ!

先頭はノーザンロックが何とかハナを取っているが…!

ここでメダグリアドーロが捉えた!

先頭はメダグリアドーロ!』

 

「はあぁぁぁ!」

「『くっ…うおぉぉ!!』」

「勝つんだ!G1を何としても!!」

 

「『私も忘れるなよ?』」

 

『さらにここで外からヴォルポニ!

外からヴォルポニ!

前の3人を捉えにかかる!』

 

「ここだ!はあぁぁぁ!」

 

ダンッ

 

『ここでアグネスタキオンが仕掛けてた!

メダグリアドーロを捉えるか?

かなりの混戦!

先頭はメダグリアドーロ、その内にアグネスタキオン、外からヴォルポニ!

しかし、ジャパンのアグネスタキオン速い!

内からメダグリアドーロをかわした!』

 

「タキオン!」

「そのまま行くね!!」

 

「はあぁぁぁ!!!」

 

『アグネスタキオンがやや抜け出し…そのままゴールイン!

勝ったのはジャパンのアグネスタキオン!

このバ場でもスピードを武器にした!

2着にメダグリアドーロ、3着にはヴォルポニ!!』

 

ざわざわざわざわ

 

「『おいおい…』」

「『ジャパンのウマ娘が勝った?』」

「『嘘だろ?』」

「『ふざけんな!ドーピングだろ!』」

「『降着だ!降着にしろ!』」

 

ゴール後に聞こえたのは歓声や拍手では無くブーイング。それでもアグネスタキオンは笑顔で観客へと手を振り…コースを後にした。

 

ーーー

 

日本のトレセン合宿所では…

 

『アグネスタキオンやりました!

アメリカにて日本ウマ娘初のダートG1勝利です!』

 

わあぁぁぁぁ!

 

「タキオンちゃん勝ったね♪凄いね♪」

「凄い何てものじゃないわよ!…凄く凄いのよ!」

「キング、トプロ先輩みたいになってるよ。…でも本当に凄いしか言葉が出てこないよ。」

「海外の、それもG1勝利だからね。でも…」

「えぇ、現地のファンからしたら悔しいわよね。だからと言ってブーイングを出すのは間違いよ。」

「…」ブルブル

「ライスちゃん、大丈夫?」

「…うん。ライスは平気だよ。」

「あれ?何か静かになってきた?」

「本当だ…え!?誰かが暴れてる?喧嘩かな?」

 

ーーー

 

「『ふざけんな!真剣に走った奴らにバテろとかドーピングとか抜かしてんじゃねぇよ!おらぁ!』」

「『がっ!』」バキッ

「『おい、ウォーエンブレム!お前は悔しくないのかよ?メダグリアドーロやヴォルポニが負けたんだぞ!ジャパンとか訳の分からん国に…』」

「『私が走るレース以外にそんなのあるか!それより、戯れ言抜かした奴を全員ブン殴ってやるよ!おらっ!』」

「『ーっ!』」バキッ

 

レース場の観客席はブーイングが突然に止まり騒然とし始めた。1人のウマ娘…ウォーエンブレムがブーイングを飛ばした観客を殴りだしたのだ。逃げる者、止めようとする者、一緒に殴りだす者、辺りは地獄化とした。

 

「ったく…ブリザード、俺が止めてくる!」

「ホワッツ!?ソウジが?ダメね、ベリーデンジャーね!」

「俺にはこれがある…」

 

ゴクン

 

ソウジは『合成因子』を飲み込んだ。そして『デビルジュピター』の『ウマ人』へと姿を変えた。

 

「ソウ…ジッ!?」ガクッ

「『何だこれは?』」ガクッ

「『体が…重い?』」ガクッ

 

タイキブリザードを含め、周りの観客に重圧がかかる。そんな中、ウォーエンブレムだけはケロっとした顔でソウジを見る。

 

「『…何故止めようとする?君の担当ウマ娘を貶した奴らだぞ?』」

「『タキオンが望まないからだ。やめてくれ、ウォーエンブレム。』」

「『…私にも私の意地がある。そんなに止めたきゃ…力ずくで来い!』」

「『…分かったよ、最強の力で抑えてやるよ。』」ガチャ

 

ゴクン

 

ソウジは腕輪を付けて『デビルジュピター』の『合成因子』を回収し、別の『合成因子』を飲み込んだ。普通の鹿毛からピンクの鹿毛の『ウマ人』へと姿が変わる。

 

「『ずいぶんと可愛い髪色じゃないか…じゃあ、さっさと寝んねしな!おらっ!』」

「『…』」バコッ

「『ー??おら!おらぁ!おらぁ!』」

「『…』」バコッ

「『効いてないだと!?』」

 

ソウジが飲み込んだのは『シュンミンアカツキ』…アグネスタキオンとハルウララによる『合成因子』。その特徴は規格外のパワー…ウマ娘1人の力で対応出来る術はない。ウォーエンブレムはパンチを繰り返すがノーダメージなソウジに怯む。その隙を付き、ソウジはウォーエンブレムを取り抑えた。

 

「『しまっ…離せ!』」

「…」

「『…私の負けだ、もう誰も殴ったりはしない。だから離してくれ。』」

「…」

「『??おい!聞いているのか?』」

「Zzz…」コクン

「『寝てるだと…!起きろ!待てよ、このまま力ずくで…ダメか!クソッ!何てパワーだ!』」ギチギチ

「Zzz…」

「タ、タキオン呼んでくるね!」

 

ウォーエンブレムを取り押さえたままソウジは眠る。重圧から解放されタイキブリザードがアグネスタキオンの所へと向かった。それと同時に…

 

「ぐおぉぉぉ!ぐおぉぉぉ~!」

「『喧しいイビキだな!離せ!起きろ!いやあぁぁぁ!!』」

 

『シュンミンアカツキ』による大きなイビキが響く。タイキブリザードがアグネスタキオンを引き連れ戻った時にはウォーエンブレムも気絶していた。

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