因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ!   作:アマノジャック

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どうも、今日のG1レースで粗品さんを真似た買い方をしようとしたら5600円も使っていたので早々に諦めた作者です。他の馬券が56枚買えますわ。

今日はチャンピオンズカップですね。私が応援するのはハピとクラウンプライドと…粗品さんが推していたオーヴェルニュです。テーオーケインズに勝てるかどうかですね~。

勝ったのはジュンライトボルト…クラウンプライドは2着でハピは3着!お疲れ様でした。


第51話 とあるウマ娘たちの日曜日 後編

数時間後にソウジらは病院へと着き、中に入る。

 

「あぁ、ソウジトレーナー。今回はどうしましたか?複雑骨折ですか?靭帯損傷ですか?」

「いえ、サンデーサイレンスの友人が訪ねてきたのでちょっとお見舞いに…彼女の病室って今入れますか?」

「今日の検査は終わっていますのでいいですが…騒いだりはしないでくださいね?」

「分かってますよ。タキオンがいないのでそれは大丈夫です。」

「挨拶のすぐ後がケガの名前って…」

「それだけコイツはお世話になってるんだよ。」

「お前はずっとなっているようだがな。」

「…チッ。」

 

そして、そのままサンデーサイレンスの病室へと入る。そこにはボブカットで青鹿毛のウマ娘が眠っていた。

 

「サンちゃん…相変わらず綺麗な顔ね。」

「傷だらけだが…皮肉かゴア?」

「違うわよ、素直な感想よ。…で、どうするの?」

「…確証はねぇ。だが…俺の体というなら…!!」ガクッ

 

マンハッタンカフェの体が倒れ、慌ててソウジが支える。それと同時にサンデーサイレンスの目が開きそのまま起き上がった。

 

「やっぱり出来たか…痛ててて!!!」

 

起きたと同時に苦しみだした。慌ててソウジはナースコールボタンを押す。

 

『どうかしましたかソウジトレーナー?また顔が大きく膨らんだのですか?それとも腕が1本増えましたか?』

「違います、サンデーサイレンスが目を覚ましたんです!」

『えぇ!?お父さん、変態!じゃなくて大変!!』

「サンちゃん…良かったよ…」

「んなこといいから、この痛みを何とかしてくれ!痛ててて!!」

 

こうしてサンデーサイレンスは10年ぶり目を覚ましたのだ。そして、医師による診断が始まる。

 

ーーー

 

「は?リハビリに1年以上だ?」

「状態にもよりますよ。しかし、それくらいは必要かと…」

「…」ガリガリ

「たづなさんからはいつでも待っていますよ、とのことだ。」

「…」

「サンちゃん…」

「ふんっ、治る見込みはあるなら俺から言えることはねぇ!寝るから帰れ!」

「あの…」

 

起きたマンハッタンカフェが声をかける。

 

「何だカフェ?」

「名前を呼ばれるとは…やっぱりあなたが……『お友だち』ですか?」

「…さぁな?霊感あるからか俺に気付いていたのはお前だけだったが…俺じゃない奴に反応してただけかもしれないぜ?」

「…あなたはコーヒーは好きですか?」

「よく飲んでたが…好きってほどではない。」

「また来ます…今度は美味しいコーヒーを…持ってきます…」

「…好きにしろ。今度こそ俺は寝る。じゃあな!」

 

ゴロン

 

「痛ててて!!!」

「だから急に動かすとそうなるって言われたばかりでしょ!」

「うるせぇな!今までそんな動きしてこなかったのに出来るか!」

「2日後にリハビリを始めます。それまではゆっくり休んでください。」

「体は10年間ずっと休んでいたのだが?」

「いいから、休みなさいよ。」

「…分かったよ、今は寝る。」

「では、俺たちも帰ります。この娘をよろしくお願いします。」

「えぇ、ソウジトレーナーもケガしないように気を付けてください。」

「はい。…あ、ジャングルポケットは…」

「今はニヘイトレーナーが面会中ですね。トーセンジョーダンさんも一緒ですが会っていかれますか?」

「いえ、また今度にします。」

 

こうして、ソウジたちは病院を後にしたのだが…

 

「おい人間、退屈だ。何か歌え。」ゲシッ

「座席を蹴るな!…何でまたマンハッタンカフェの体にいるのかな…サンデーサイレンス?」

「サンちゃん!?」

「ゴア、何か歌え。」

「無茶言うんじゃないわよ!あんたこそ病院で大人しくしてなさいよ!」

「暇なんだからしょうがねぇだろ!」ゲシッ

「おい、大人しくしろ!事故るだろ!?」

「うるせ…」

「フライト呼ぶぞ?」

「ひぃ!…帰る。」ガクッ

「サンちゃん…」

 

現状が大きく変わることは無かった。

 

ーーー

 

一方のアグネスタキオンたちはというと…

 

「はぁ…はぁ…嘘だろう?」

「タキオン?調子悪い?」

「…」

 

順調とは言えなかった。

 

………

 

少し、時を戻そう。アグネスタキオンはアグネスワールドと共にウォーミングアップを行い、トレーニングへと励んでいた。

 

「はあぁぁぁ!!」ダッダッダ

「ふんっ!」ダッダッダ

 

「いいタイムよ!じゃあ、最後は思いきった走りで!」

 

『あぁ(はい)!!』

 

アグネスフライトの指示により、スパートをかける。しかし…

 

「ー!」

「ふんっ!!」ダッダッダ

 

アグネスタキオンはアグネスワールドに大きく離されたのだ。その後、何度か繰り返したもののアグネスタキオンがアグネスワールドと並ぶことは無かった。

 

………

 

「体の調子は悪くないはずだ…しかし、ここまで思うようにいかないとは…」

「フライトさん。普段のタキオン。もっと速い?」

「ホイットニーH見てたでしょ?慣れないダートコースというのもあるかもだけど…それにしても酷いわね。…タキオンちゃん、次は私と走りなさい。ワールドちゃんはタイム測ってくれる?」

「お姉ちゃんがダートコース?」

「はい。」

 

こうして、アグネスフライトが併走相手となったのだが…

 

「ーーーそんな!?」

「…」ダッダッダ

 

最後のスパートでアグネスタキオンは伸びが出ずアグネスフライトにも差を広げられ敗北したのだ。

 

…………

 

「はぁ…はぁ…」

「…今日はもう併走トレーニングは無理ね。ごめんねワールドちゃん。」

「謝罪不要。いい練習になった。そろそろお昼。戻って何か食べ…」

 

ぐるるる~

 

「…」かあっ

「今の音…タキオンちゃん?」

「そうだとも…うぅ…」

「可愛い音ね~♪」

「もう!しかし…帰るまで我慢するしかないね。ここに食材何て…」

「お腹。少しだけ満たす。ちょっと待ってて。」

 

15分後…猪を引きずり戻ってきたアグネスワールド。もう片方の手には鍋と中に大量の山菜が入っていた。

 

「ちょっと…それ狩ってきたの?…そもそもワールドちゃんって免許は…」

「大丈夫。これただの毛皮。去年貰った。加工した。中に色々入れてる。」

「ややこしいわね!」

「スーツケース風。お気に入り。後、山菜。少し採ってきた。」

 

そういい、アグネスワールドは猪(?)の中からコンロや紙皿、割り箸などを取り出し、準備を始める。

 

「ワールドちゃん、私たちも何か出来ることある?」

「フライトさん。マダケとフキ。アク抜いて。タキオン。コンロと机。風避け設置。お願い出来る?」

『分かったわ(了解した)。』

 

その後、山菜の天ぷらを食したアグネスタキオンたちは山を後にした。

 

ーーー

 

夕方になり、アグネスタキオンはソウジと合流し…足を揉まれていた。それ同時にソウジは今日のアグネスワールドとの併走映像も見ていく。

 

「…」もみもみ

「それでこれがタキオンのタイムか…ありがとうなフライト。」

「いえいえ、これくらい大したことでは…できれば私と尻尾ハグを…」もじもじ

「次に『ウマ人』になったらな~。」

「はーい♡」

 

ガブッ

 

「おいフライト…俺の首を噛むな。血が出てきただろ…これで何度目だ?お前はネコ科の猛獣か?もしくは吸血コウモリか?」

「…あ、ごめんなさい。つい…」ペロペロ

「まぁいい。それでこれがタキオンのタイムか…」

「…」もみもみ

「タキオン。」

「…何かねトレーナー君?」もみもみ

「明日からしばらく、俺は指導をしない。」

「…え?」もみもみ

「ソウジトレーナー?」

「俺で実験したいことがあるなら前日に言ってくれ。それに予定を合わせよう。」

「え…その…」もみもみ

「そうだ!何も思い付かなかったら生霊を可視化出来る装置でも作ってくれないか?」

「…」もみもみ

「ソウジトレーナー、タキオンちゃんに喋らせなさいよ。」

「悪い悪い。で、どうだ?」

「私は君の判断を信じるだけだよ。…しばらくは走ることから離れろと言いたいんだね。」もみもみ

「違う。」

「は?」

「え?」もみもみ

「俺から練習の指示をしないだけでタキオンは好きにしていい。ただ…17時にはここでミーティングだ。俺が知らないことはその時に口頭で教えてくれ。それで次の日をどうするか決める。」

「…」もみもみ

「ソウジトレーナー、タキオンちゃんの現状分かっていますか?『本格化』の終わりが近く、心も体も不安定なのですよ?こんな大事な時に…」

「大事な時だからだ!…明日は1日タキオンのために空けておく。好きに過ご…せ!」グイッ

「了解し…ふにゃ~!!」もみもみ

 

ソウジより出された指示をアグネスタキオンは返事をする…腑抜けたままの顔で。




サンデーサイレンス(Sunday Silence)…アメリカ出身の青鹿毛の牡馬。現役を14戦9勝(内G1レースを6勝)かつ連対率100%で終え、日本で種牡馬となる。そしてフジキセキ、スペシャルウィーク、アグネスタキオンなどウマ娘になった競走馬以外にもステイゴールド、ハーツクライ、ディープインパクトなど45頭のG1馬を排出し、トニービン、ブライアンズタイムらをも超える大種牡馬となった。また父ヘイロー譲りのかなりの気性難持ちだがメジロマックイーンの側では大人しくなったという逸話もある。容姿はマンハッタンカフェに似ているとのこと。
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