因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ!   作:アマノジャック

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どうも、昨日のニシノデイジーの勝利により興奮が収まらず、カラオケで2時間うまぴょい伝説を叫ぶように歌った結果…喉を痛めた作者です。…馬鹿かな?

とりあえずメリークリスマス!今日は有馬記念ですね!私が勝って欲しいのは…『ディープボンド』です。しかし、大外ですからね…はい。ダイワスカーレットはそれでも勝ててましたが…はい。今年は親子制覇が多いので『イクイノックス』、『ジェラルディーナ』、『ウインマイティー』、『ジャスティンパレス』、『ポタジェ』の誰かが勝つと思ってます。とはいえ…私が今回応援するのはディープボンド!勝ってください!

勝ったのはやはりイクイノックス!
…ディープボンド、そしてこの有馬記念を走った皆様お疲れ様でした。

では、本編どうぞ!


第54話 貰ったオモチャはなかなか捨てれない、易行者の復活

「何をしてるんだ…タキオン?」

「おじいちゃん!?どうしてここに?」

 

アグネスタキオンは背中にソウジを背負ったまま祖父のチヒロへと質問する。

 

「いや、質問してるのはこっちなのだが…まぁ、いい。ラモーヌ嬢のトゥインクル時代の取材で呼ばれてこっちに来た。ついでにフラワーちゃんの顔でも見ようと思ってな。」

「私たち孫ではなくフラワー君か…」

「じいちゃん…相変わらずあの娘には甘いのね。」

「お前ら孫2人が冷たいからな…で、何をしてた?」

「模擬レースさ。詳しくは長くなるので省くが…ウマ娘から抽出した『因子』を合成し、その性質を観察しているのだよ。」

「…何を言っとるか全然分からんが…ソウジはおるか?」

「あぁ、今は4徹で寝てい…!!」

 

「はい!お呼びですか?」

 

アグネスタキオンの背中から返事が聞こえる。ソウジが反射的に目を覚まして答えたのだ…『ウマ人』の状態で。

 

「は?あんたが…ソウジ?」

「お久しぶりですチヒロトレーナー…あ、見苦しい姿ですみません。タキオン、下ろしてくれる?」

「あ、あぁ…」

 

アグネスタキオンに下ろさせ、姿勢を正したソウジはチヒロへと頭を下げる。

 

「お久しぶりですチヒロトレーナー。タキオンの宝塚記念での出遅れの件でしょうか?」

「あんた…その耳と尻尾どうした?」

「耳…あ!すみません、すぐに元に戻しますね。」

 

ガチャ

 

回収用の腕輪を付け『クリスタルディネベ』の『合成因子』を回収し、ソウジは人間へと戻る。チヒロはその様子をポカンとした顔でみていた。

 

ーーー

 

研究室にて『アナザー』となったウマ娘の『合成因子』を回収している間にチヒロとソウジ、そしてアグネスタキオンが話をしていた。

 

「なるほど…人間がその『合成因子』って物を飲み込むことでウマ娘に近い力を得れると…そんなの見つける俺の孫、マジでやべぇな。それって俺が飲んでもなるのか?」

「なるだろうけど…絶対ダメだ。」

「何故だ?」

 

ガチャ

 

「いや、じいちゃんのウマ耳や尻尾って誰得よ?」

「お姉ちゃん、今は回収中じゃ…」

「グルーヴちゃんから緊急要請があってね。ピルちゃんがまた窮屈だと逃げたらしいから…捕まえてくる。」

「ピル?…もしかして、ピルサドスキー殿下?」

「グルーヴちゃんが関わらなれけばいい娘なんだけど…シチーちゃんには連絡したからユキちゃんの方は大丈夫!」

「いや、そこの心配ではなくて…相手は王族なのにそんな調子でいいの?」

「いいのいいの。『合成因子』は後で回収して渡すから!じゃあね~」

 

アグネスフライトは研究室を後にした。

 

「面白いと思ったのだがな…」

「おじいちゃん、私が止めたのは違う理由だよ。」

「違う理由?」

「今でこそトレーナー君は瞬時に『ウマ人』へ変化、そして回収も可能だ。しかし、最初に飲み込んだ時は変化に時間もかかり身体にも大きな負担があった。トレーナー君以外の人間だと…おそらく死ぬ。」

「はぁ!?」

「…お前、ソウジにそんなことをさせてたのか!?」

「当たり前じゃないか!トレーナー君は私のモルモットだ!彼以外にこんなことはしないさ!」

「タキオン…」

「いやソウジ?ここは怒るところだからな?死ぬかもしれなかったんだぞ?」

 

アグネスタキオンの力説に顔がうるっ、となったソウジだったがチヒロがそれにツッコミを入れる。さらにアグネスタキオンは力説を続けた。

 

「おじいちゃんはトレーナー君の耐久力を知らないんだ!トレーナー君はお姉ちゃんから何回スタンガンを当てられても数分後にはケロっと立ち上がれるんだよ!」

「その前にフライトのスタンガンって何?」

「ん?お姉ちゃんが暴走して学園中のウマ娘たちをノッキングした事件を知らないの?」

「初耳だわ!…俺の孫たち、本当にやべぇな。」

「えーと…チヒロトレーナーは何故『ウマ人』になりたいのでしょうか?」

「いや~、レディと尻尾ハグってのをしてみたくてな~。最近流行ってんだろ?アイツ、今でも俺の足に尻尾を巻き付けてくるからさ~」

「…年下の叔父か叔母が出来ないことを祈ろう。」

 

………

 

『アナザー』となったウマ娘たちの『合成因子』回収、アグネスフライトによるピルサドスキーの捕獲、などがありつつも数時間が経過した。そして…1人のウマ娘がトレーナーと共にソウジたちの元へ来た。

 

「あの…お待たせしまし…た!?」

「フラワーちいゃぁぁんん!!」ダキッ

「きゃっ!お、お久しぶりです…チヒロトレーナー…」

「元気にしてたか?ご飯はちゃんと食べてるか?ケガとかしてないか?ホウカとは上手くやれてるか?」

「おじいちゃん、フラワー君が混乱しているよ。」

「い、いえ。チヒロトレーナーも元気そうでなによりです…」

「あ、これ!プリファイの新しいオモチャ!結構大きいから遊ぶ時以外はタキオンの研究室にでも入れといてくれ!」

「これってこの前出てきた剣…ありがとうございます!」

 

そこには久々に孫に会えてテンションがフォルティシモとなったチヒロ(おじいちゃん)がいた。いや、ニシノフラワーは本当の孫じゃないし、本当の孫(アグネスタキオン)の扱いはかなり雑だった。

 

「フラワー君、迷惑ならそう言っていいからね?」

「いえいえ。とても嬉しいです!」

「そうだろ!そうだろ!で、ホウカ…フラワーちゃんをちゃんと指導出来ているのか?」

「はい…お陰で彼女以外の担当出来ないくらいでして…」

 

ニシノフラワーの担当トレーナーであるホウカは目を泳がせながら答える。しかし、その答えにチヒロは満足した顔をみせる。

 

「それだけ彼女に全力で指導しているってことか…素晴らしい!」

「アハハ…チヒロトレーナーの期待が重いです…」

「そんなに固くなるなって…よし!俺はもう帰ろう。」

「あれ?もう行くのですか?」

「引退した奴がずっといても困るだろ?フラワーちゃんに渡したいものは渡したし…」

「あの!クッキーを焼いてきたのですが…食べていただけますか?」

「本当か?嬉しいけど時間が無いから1枚…頂こう。」

 

パクッ

 

「どう…でしょうか?」

「うまい!また腕を上げたな。」なでなで

「本当ですか?えへへ…ありがとうございます!」

「こっちこそありがとう…今度こそ本当に行こう。」

「はい!また何時でも来てください!」

『え…』

「その反応は何だよ…本当にフラワーちゃん以外冷たいな!…帰る!」

 

そう言いチヒロは合宿所を後にした。

 

ーーー

 

同時刻、イージーゴアとマンハッタンカフェ(inサンデーサイレンス)はアグネスタキオンの研究室にいた。

 

「…こんなことしていいのサンちゃん?」

「あん?タキオンは俺の願いを叶えると言った…なら、勝手にしてもいいってことだろ?」

「タキオンが来るまで待っていた方が…ってかやり方分かるの?」

「ん?適当にすれば何とか…」

「はい、アウト…フライト!」

「はいはい~」

「は?」

 

研究室の設備を使い、イージーゴアでとある実験を行おうとしていたサンデーサイレンスだが、目の前にアグネスフライトが表れスコープのようなものを覗きこんだ。

 

「お、お前…」

「どれどれ…あ、サンデーサイレンスさんが憑いてますね。ちょっと"お話"しませんか?」

「く、来るな!クソッ!こうなれば逃げ…」

「フクちゃんから貰った怪しい手袋で…よしっ!」

 

ガシッ

 

アグネスフライトがサンデーサイレンスの腕を掴む。

 

「おい!離せ!これはカフェの体で…は?」

 

サンデーサイレンスの目が丸くなる。目の前に自身が憑依していたはずのマンハッタンカフェの体があったからだ。

 

「カフェちゃん!?…フライト、カフェちゃんはどうなっているの?」

「サンデーサイレンスさんが…いない…?」

「サンデーサイレンスさんを引っこ抜いただけですよ。あ、これ…タキオンちゃんが開発した生霊が見える装置です。名前は"デサイレンスコープ"らしいのですが…とりあえず私の右手辺りをみてください。」

「どれどれ…あ、サンちゃんが暴れてる。」

「えぇ。しかしフライトさん…全く動じませんね…」

「これからサンデーサイレンスさんを私の体の中に引きずりこんで"お話"しますので!」

「んんん?ちょっと何を言ってるか分からないわ。」

「すぐに終わりますよ…"お話"してるところを見られたくないので少し席を外してもらえますか?」

「えーと、分かったわ…フライトって凄いね。メダグのお嬢といい勝負じゃない?」

「友達のために大組織を相手にしようとする彼女の方が凄いですよ~。では…!?ゴア!行くな!俺を助け…!!あー、すみません。生霊を取り込むとちょっと表に出てくるみたいですね~。大人しくさせてますので少しお待ちください。」

「サンデーサイレンスさん…フライトさんと完全に重なりました…」

「ヒィィ!!」ダッ

 

イージーゴアはマンハッタンカフェを抱え、逃げるように研究室を出る。そして、そのままドアの前で待機した。数分後、アグネスフライトが部屋から出てくる。

 

「サンデーサイレンスさんだけど…夏合宿が終わるまではカフェちゃんには憑依しないって。でもお見舞いには来て欲しい、って言ってたよ。」

「そう…ですか…。イージーゴアさん…貴方が行く時は……私も一緒に…」

「ウン、ソウダネ。」

「後はタキオンちゃんを待つだけね…あ!そろそろシャカールたちとの練習の時間だ!それじゃ、私は失礼しますね!」

 

アグネスフライトはイージーゴアたちにサンデーサイレンスのことを伝えその場を去った。それと同時にイージーゴアが座り込む。

 

「ふぅ…カフェちゃん。彼女って何者?」

「タキオンさんの姉…ですね…」

「…うん、もういいよ。何か知らない方がいい気がしてきた。」

 

さらに数分後、アグネスタキオンが到着し…イージーゴアの『因子』を抜く実験が行われた。




水曜日のホープフルSに今年最後の投稿をします。よろしくお願いします。
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