因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ!   作:アマノジャック

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第3話 『ジンソニック』の研究終了、そして…

トレセン学園内では謎のウマ娘、『ジンソニック』が噂になっていた。そして、サイレンススズカとエアグルーヴが『ジンソニック』に再戦したいと言ってきたのだ。困ったソウジ、チャンスだと考えたアグネスタキオンと対照的な反応であったが考えたことは同じである。そう、『ジンソニック』とのレースを条件に2人の『因子』を手に入れたのだ。その後、再び『ジンソニック』となったソウジは2人にレースで敗北し、また筋肉痛に苦しんだ。

 

ーーー

 

「サイレンススズカ君も私やカフェと同じ『因子』を持っているねえ…。で、私との反応は…」

 

ボカーン

 

「やはりダメか。同じ『因子』があると、反発がするようだ。それだとデジタル君が…いや、今はいい。エアグルーヴ君と私だと…」

 

ピカーン

 

「なるほど、成功だ。」

「第2号の完成か。早速試す…」

「いや、これはこれで取っておくが今回から調べたいのは別のことだ。今まで手に入れた私以外の『因子』も組み合わせみよう。またウオッカ君とエアグルーヴ君から『因子』を貰ってきてくれ。その間に私は実験を続けよう。」

「またって…その『因子』を分解したりは出来ないのか?」

「モルモット君、それが出来れば私自身の『因子』を分解しているよ。『因子』は頑丈だがとても不安定で、現状は分析が限界だ。合成する時もかなり慎重に扱っている。2つが合わさったことでようやく飲ませるレベルに安定するんだ。仮にモルモット君へ私から取り出し『因子』だけを飲むと…君の体内で私の『因子』が完全に付着して回収出来ず、一生そのままになる可能性がある。」

「タキオンとなら俺はいいのだが…」

「何を言ってるんだ!それだと、将来私との交配に支障が…」もじもじ

「将来?」

「コホン、とにかく完成した『因子』は分解が出来ない。反発した『因子』はまだ使用できるからサイレンススズカ君の分は大丈夫だ。」

「分かった、お願いしてこよう。」

「さて!カフェやデジタル君のも試していくか!」

 

マッドサイエンティストによる実験は続いていく。

 

………

 

アグネスタキオンとエアグルーヴの『合成因子』を調べつつ、他の『因子』との実験を続けて数日後…

 

「モルモット君、法則が少し掴めてきたよ。」

「法則?」

「まずは『因子』そのものについてだが…磁石みたいものだと分かった。」

「磁石?」

「私をS極だとすれば、ウオッカ君とエアグルーヴ君はN極だから合成できた。逆にカフェやサイレンススズカ君は同じS極だから反発した、と言ったところか。」

「その2つだけとは限らないだろ?エアグルーヴとウオッカ、マンハッタンカフェとサイレンススズカを組み合わせた『因子』は反発したのか?」

「反発したとも。あ!そう言えば1つだけ試していない『因子』があったね。」

「えーと…何だっけ?」

「スカーレット君の『因子』さ!貴重なサンプルとしていくつか大切に保管していたが、私の『因子』が既に入ってるスカーレット君の『因子』に私の『因子』を加えるとどうなるのか…試してみようじゃないか!」

「まぁ、少なくともS極かN極かは分かるよな。」

「実験開始さ!早速合成して…」

 

ピカーン、ドローン

 

出てきた『因子』はドス黒く、液体化していた。

 

「何だこの反応は!?」

「光った…よな?」

「『因子』ではあるね…飲んでみるかね?」

「いや!これは俺でもマズイのは分かる!」

「…私の成分が濃すぎたか?回収して調べるしかないな…」

 

その後もダイワスカーレットの『因子』の実験は続き、マンハッタンカフェ、サイレンススズカにもアグネスタキオン程ではないが同じ反応があった。結局、アグネスデジタルとの合成が上手くいったことでN極と確定した。

 

「どうやら合成出来て、かつ構成している『因子』が濃くなるとこうなるようだ…」

「『因子』が濃いと異常が起きるってペットのインブリードみたいだね…」

「…ふむ。まずはこの完成した『因子』を調べよう。」

 

ーーー

 

アグネスタキオンはダイワスカーレットとアグネスデジタルの『合成因子』を調べまとめた。

 

「よし、この『因子』のデータはこんなところだろう。」

「そういえばタキオン、『ジンソニック』の時みたいに俺は『因子』を飲まなくていいのか?」

「…そうだね。次に合成する本命の『因子』で試して貰おうか。」

「本命?」

「S極とN極の話はしただろう?だから、このウマ娘とこのウマ娘を…クククッ…」

 

ピカーン

 

「さて、飲ませる前に…」

「はい、はい…大人しく拘束されますよ。」

 

前回の反省からアグネスタキオンはソウジが『因子』を飲み、理性を取り戻すまでの間は暴れないよう抑えることにした。

 

そして、マッドサイエンティストはモルモットを椅子に座らせて拘束し…『因子』をその口の中へと入れた。

 

ーーー

タキオンメモ:『合成因子について』

 

XX月7日

・誕生

→アグネスタキオンの『因子』とウオッカの『因子』を合成したことで完成した第一号の『合成因子』に『ジンソニック』と名付ける。

 

 

XX月8日

・分析後に人間の男性、被験者Sに合成因子『ジンソニック』を飲ませた

→被験者は激しく暴れたのち、体が変化。髪の色が栗毛へと変わる。ウマ娘と区別するためにここでは『ウマ人』と呼ぶ。

*この時点で被験者Sは人間離れした力を持っていた。

 

・ウマ人はウマ娘同様に耳と尻尾有り

→ウマ娘と異なる点はその性別。男の生殖器が残っていた。

 

・ウマ人の人間時の記憶に変化無し

→ただし、『因子』を飲んだ直後の暴れていた記憶は無し。

 

・身体能力

→1200mと1600mを測定。1600mが走りやすかったと発言。短距離は無く、マイルは適性あり。

 

 

XX月9日

・関係者に被験者Sと分かるよう白衣を着せておく

 

・身体能力2

→2000mと2400mと3000mを測定。2400m以上はキツいと発言。よって『ジンソニック』の適性距離はマイル~中距離とする。

 

→ダートの1600mを測定。全く思うように動けなかったとの発言からダート適性は無しと判断する。

 

・脚質

→アグネスデジタルとの併走で、逃げ・先行・差し・追い込みを確認。タイムにより先行=差し>追い込み>>>逃げ、と記録。

 

 

XX月10日

・レース実行

→アグネスデジタル、ダイワスカーレット、スペシャルウィーク、サイレンススズカ、エアグルーヴとの特別レースに出走。レース中に先行→差しと脚質を変え、2着となる。

 

→見た目の割に(ウマ娘基準で)パワーは弱く、バ群で耐えきれるかは不明。

 

・『ジンソニック』回収

→レース終了後にウマ人はひ鍼と回収用腕輪を装着。3時間後に髪色が戻り、12時間後にはほぼ被験者Sの姿と戻った。回収率は12時間で60%。

 

 

XX月11日

・『ジンソニック』回収2

→回収ペースが落ちていった。その日の回収率は60→90%に変化したのみ。現状は被験者Sに副反応はなし。

 

XX月12日

・『ジンソニック』回収3

→被験者Sの体から『因子』が全て回収されたのを確認。直後、被験者Sが体の痛みを訴える。調べたところ全身の筋肉に激しい炎症を確認。回収による副反応とウマ娘レベルの筋力を使った反動と思われる。ロイヤルビタージュースと大量の湿布で対処を行った。

 

 

XX月13日

・被験者Sの容体

→一般人レベルの筋肉痛まで回復を確認。バイタル40を飲ませた。

 

 

XX月14日

・被験者Sの容体2

→ニンジンハンバーグDXを完食出来なかったものの完全な回復を確認。

 

 

以上が『ジンソニック』の実験レポートである。問題点の改善後にまた、新たな『合成因子』での実験を行う。




おまけ(合成因子の2号と3号の名前及び特徴)

エアグルーヴ + アグネスタキオン = クイーンフォノン
適性 バ場・芝、距離・マイル~中距離、脚質・先行&差し

ダイワスカーレット + アグネスデジタル = アカキユウシャ
適性 バ場・芝&ダート、距離・マイル~長距離、脚質・先行
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