因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ!   作:アマノジャック

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ハルウララ、27歳の誕生日おめでとう!
今年も元気で過ごしてください!私も27歳…新しい職場が不安だな…。


昨日のドバイのレースをみましたか?

最初のレースで応援していた『バスラットレオン』が見事に勝利!『ソングライン』はまさかの10着。ついにゴルシの15法則がくずれましたね…勝手に私が呼んでるだけでしたが。

2つ目の長距離は『エヒト』を応援してましたが…『シルヴァーソニック』が勝利!日本馬が2勝!

3つ目は阪神レース場で私の推し馬(バリアントバイオ)に勝ち、そのままG1を勝利した『デルマソトガケ』を応援。…3着でした。

4つ目は福永騎手の『リメイク』によるラストラン…3着。お疲れ様でした。後、柴田騎手がいましておっ?珍しい?、って調べてみると12年ぶりの海外だったようで『リュウノユキナ』での6着…お疲れ様でした!

最後はメインもメイン!世界最高峰のダートG1『サウジカップ』!私は『クラウンプライド』を応援していたのですが5着…まさか初ダートの『パンサラッサ』が逃げ勝つというとんでもない結果に!…これで13億を手に入れたため獲得賞金がキタサンブラックを追い抜き、アーモンドアイに次ぐ2位という…賞金もえげつないレースでした。


…では、ハルウララの後編をどうぞ。


第58話 とある星の話をしよう2 後編

『元・未勝利の星』ハルウララ。彼女は先々月、高知の重賞レースである『建依別賞』をナムラコクオーとの接戦に勝利。夏合宿の間にも高知の通常レースを2連勝した。そして、今日…

 

………

 

『さぁ、札幌レース場で始まります今日のメインレース『エルムステークス』!

快晴、バ場状態も良い状態です。

今回はどんなレースとなるのでしょうか?』

『休養明けのアドマイヤドン、芝ダート両刀のイーグルカフェ、去年の勝者プリエミリンス、高知からの挑戦者ハルウララなどと豪華なメンバーです。』

『各ウマ娘たちがパドックへと入っていきま…す?』

 

ザワザワザワザワ

 

『エルムS』に出走するウマ娘たちが地下バ道から現れた。そして…観客の目線は1人のウマ娘へと集中する。

 

「ハルウララ…ケガでもしたのか?」

「おぉ!カッコいいなアレ!」

「何なんだ一体…」

 

「…」

 

そのウマ娘はハルウララ。彼女は何時もの勝負服に…左目を隠すような赤い布を巻いていたのだ。

 

ーーー

 

時は数時間前、ハルウララとコハルは最後のミーティングをしていた。

 

「いい、ウララ。105秒… 初めてのコースだけど…そのタイムでゴールしたらいいから。」

「うん!頭で数えながらその時間にゴールするように走る…だったよね?」

「そう。他の娘のペースに惑われないように。」

「オッケー!チューオーのジューショーレース勝ってくるね…コクオーちゃんの想いを背負って!」

「…それだけウララの中で印象に残ったのね。」

 

コハルより笑顔で送られたハルウララは部屋を出て、地下バ道へと向かった。

 

………

 

一方、アドマイヤドンとニヘイも最後のミーティングをしていた。

 

「トレーナーさん!7ヶ月ぶりのレースですが何かありますか?」

「何もない。今回、お前が負けることはあり得ない。むしろ、どれくらいの圧勝を見せるか期待しているくらいだ。」

「本当ですか!?…じゃあ、じゃあ!10バ身以上の大差で勝てたら有マ記念に出走してもいいですか?」

「有…!?お前な…!」

「…ダメでしょうか?」

「いいだろう…ただし、口に出した以上は達成してこい。出来なければ地獄を見せる。それでもやるのか?」

「やりますよ!…ベガ姉とまた走るために!」

 

「…ドン。」

 

「でアヤド、お前は今日はどう走るつもりだ?」

「大差をつけるために…最終コーナーで一気にスパートをかけて後続を突き離します!」

「…そうか。」

「それだけですか?」

「…今回はお前の復帰戦だ。それで負けないと言うなら俺からは何もない。」

「はい!では行ってきます!ベガ姉、見ててね!」

「…」

 

頭を抱えたニヘイを余所にアドマイヤドンも地下バ道へと向かう。そんなニヘイにアドマイヤベガがお茶を渡した。

 

「…ありがとうアヤベ。」ゴクゴク

「…別に。それでドンの話は本気?」

「あぁ、あれだけの大口を叩ける実力はある…本当に出来たなら有マへ申請する気は満々だ。」

「…そう。じゃあ、失敗したら本当に地獄を見せるの?」

「あぁ、本気だ。…リンカの枠を取ろうとしているからな。」

「…」

「安心しろ。アイツが泣こうが喚こうが…さらに強いウマ娘にはするさ。まぁ、お前はドーンと構えて応援してろ…少なくともアイツが今回負けることはない。」

「…分かった。もしもの話だけど…あの娘に手加減出来る?」

「聞くまでもないことだが答えてやる…無理だな。そんな俺を止めるか?」

「…しない。こればかりはあの娘の自業自得。」

「ならばよし!んじゃ、さっさと俺らも移動するか。」

 

ーーー

 

「…え?ウララちゃん?その前掛けは…」

「あっ!ドンちゃんだ!今日はよろしくね~♪」

「うん、よろしく♪それで…その左目を隠してるのって何?」

「これはね、コクオーちゃんがしていたのを真似したの!そしたらコクオーちゃんが後押ししてくれて、さらにパワーアップしたよ!」

「プラシーボか。でも…だからといって手加減はしないよ?」

「もちろん!」

「…圧倒的に勝って、今年こそ有マに出るんだ!…よし、先に向かうね!」パンッ

 

アドマイヤドンは自身の頬を軽く叩き、地下バ道を通り抜けた。

 

「有マ記念か…タキオンちゃんも出るんだろな…私もタキオンちゃんと一緒に走りたいな…よし!」

 

ーーー

 

場所は戻って札幌レース場のパドック。

 

『え…?えーと、2番人気のハルウララはどうしてあのような状態に?』

『あれはハルウララ陣営より出されました勝負服変更についての申請が承認されたからですね。

前々回と前回はあの状態で出走していましたよ。』

『前々回!?

まさか…前の重賞から2回も出走していたのですか!?』

『えぇ、中央ですと考えられないローテーションですが…それでも問題のない頑丈な身体がハルウララの強みでもあるかと。』

『そうでしたか、失礼しました。

今回のゲス…ンン!

地方より参戦してきたハルウララ…どんな走りを見せてくれるか注目です!

しかし…アレは走れるのでしょうか?』

『あえて片目にすることで前への集中力を高める効果はありますね。

ライスシャワー、タニノギムレットなど活躍したウマ娘がいるのも事実です。

ですが視界を狭めるわけですから…当然デメリットでもありますね。』

『…なるほど。

では他のウマ娘もそろそろ…1番人気のアドマイヤドンはどうでしょうか?』

『いつもよりもややテンションが高くみえますね。

しかし、レースの走りに影響はないと思われます。

前走と比べて体の仕上がりも非常に良く、人気通りの期待を持てるかと。』

『つまりはかなり好印象だということですね。

では、続いてはイーグルカフェについて…』

 

放送席での解説がしばらく続き…ついに出走の時刻となった。

 

ーーー

 

各ウマ娘たちがゲートへ向かっていく。そして…

 

『14人のウマ娘全員がゲートに収まりスタートしました!

バラついたスタートですが…スマートボーイ、シルバーサーベル、外からタニノゴードンらの先頭争い!

そして、その集団の後ろにプリエミネンス、並んで外側にハルウララ!

中段にアドマイヤドン、そのすぐ後ろにイーグルカフェが続いて第1コーナーをカーブする!』

 

ハルウララは見事なスタートを切り、先行集団の大外へとついていた。

 

『向こう正面に入り、ここでの先頭スマートボーイ…とここでハルウララ!?

ハルウララがいきなり先頭へと並んできた!』

 

「ハルウララ落ち着いて!最後まで持たないよ!」

「まだ距離はかなりあるよ!!」

 

そしてカーブと同時にペースを大きく上げて先頭へと入る。

 

『3番手にタニノゴードンがあがってきており、プリエネミンスが外へと回る。

そしてトシザボスとアドマイヤドンが外からじっくりと上がってきています!

イーグルカフェは後方3番手!

いよいよ第4コーナーに入ります!

先頭は…まだハルウララだ!

その差は5バ身ほど!

このまま行くのか残り400!』

 

「これ…もしかして…」

「行けっ!ハルウララ!」

「まだだ!差しきれアドマイヤドン!!」

 

そして、そのままハルウララだけが先に直線へと入る。

 

『先頭はハルウララ!

少し苦しそうだが、垂れる気配は無い!

このまま行くのか!

ここで、後続も直線へと入る!

イーグルカフェはまだ集団の後ろ!

トシザボス、タニノゴードン…そしてアドマイヤドン!

アドマイヤドンが一気にハルウララへと迫る!

そして、一気にかわしアドマイヤドン先頭に変わり残り100!

ハルウララ、負けじと粘るが差が広がっていく!

5バ身差が広がりアドマイヤドン1着ゴールイン!

ハルウララは2着!

3番争いはトシザボスかタニノゴードンか!』

 

パチパチパチパチ

 

「見事だアドマイヤドン!!」

「ウララちゃん!2着おめでとう!」

 

序盤から仕掛けたハルウララだったが…結果は2着であった。そして掲示板をみたアドマイヤドンの顔が青くなり、それをニヘイが圧のある笑顔でみていた。

 

ーーー

 

ウイニングライブが終わったハルウララにコハルが慌てて駆け寄ってくる。

 

「ウララ!足は大丈夫?違和感あるところはない?」

「トレーナー?大丈夫だよ!それに私の体ってとぉてもガンジョーだし…時間通りに走れていたでしょ?」

「…まさか、前で走るとは思ってなかったから…2着おめでとう!」

「ありがとう!…ねぇ、トレーナー。ウララね、走りたいレースが出来たの!」

「何々?盛岡のマイルCS?大井のJBCスプリント?」

「ドンちゃんも言ってた有マ記念!そこでタキオンちゃんと走りたいの!」

「あ、あああ有マ記念!?ウララ…本気?」

「うん!チューオーのジューショー勝てたら考えて欲しいな♪」

「えっと…その…うん…」

「トレーナー?」

「ウ、ウララ…2着になれたし、好きなの食べてもいいよ。どこか行きたいところある?今から行こうか。」

「本当!?じゃあ、じゃあ…にんじんハンバーグが食べたい!」

「うん、1番凄いのを食べに行こうか。」

「わーい♪トレーナー大好き♪」ダキッ

「その後は検査だよ、それじゃあ待ってるから着替えてらっしゃい。」

「はーい!にんじん♪ハンバーグ♪にんじん♪ハンバーグ♪」

 

「…ウララ。」

 

嬉しそうに控え室に戻るハルウララを余所にコハルは頭を抱えた。その後、ハルウララと共ににんじんハンバーグを食べ、検査を行ったところ異常は無く、新たなレースプランを練ることになった。

 

現在のハルウララの成績

総合:94戦10勝(10-5-4-75)

今期:15戦10勝(10-1-0-4)




明日から連日で投稿します。
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