因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ!   作:アマノジャック

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やぁ、私だ!昨日も投稿したが、ぶっちゃけ1話にまとめていても良かった気がしてるぜ!ハハハ…どうぞ!


第60話 異次元より現れし密林 後編

アグネスタキオン、ソウジ、ジャングルポケット()は研究室へと戻り、紅茶をすすっていた。

 

「ん…こっちのお前はそんなに砂糖を入れないのな。」

「…俺が管理した結果だよ。」

「でないとご飯を作ってくれないとか言うからね…酷い話さ。私はたくさん入れたいのに。…さてと、これからどうするかね?」

「まぁ、俺はレースさえあれば別に…」

「しかし、このままだと公式大会には出れないぞ?」

「困ったな。それじゃあ"最強"になれない…」

「ならば私のモルモット6号になる、というのはどうかね?」

「ならねえよ…てか、もう5人もいるのかよ!」

 

そんな他愛もない会話をしていた3人だったが…

 

「タキオンいる?」

 

ジャングルポケットが訪ねてきたのだ。

 

『ー!』

 

「や、やぁ!元気そうだね。今日、退院だったのかな?」

「そうだよ。でもギプスはしばらく取れなくな…ん?その娘…」

「えーと、何の用だい?」

「あぁ、いい作品が出来たから君にプレゼントしたくてね。リンカ、鞄取って!」

「はいは~い!」

「えーと…あった!あった!これだよ!」

 

ジャングルポケットが取り出したのはアグネスタキオンのぱかプチ…を折り紙で再現したものだった。

 

「ハイヒールまで再現してるとは…」

「可愛いな…パンツはピンクか…」

「いやトレーナー君!?どこを見てるんだい!」

「タキオンの脳内を再現した。」

「失礼だな!」

「だが、今日はライトグリーンだぞ?」

「トレーナー君?何で君がそれを知っているんだ?」

「そのバージョンもありますよ。」

「何であるの!?」

「フライトさんが君のパンツのローテーションを教えてくれたからね。」

「あのムッツリめ…」

「最初は着脱可能なのを作ろうとしたよ?でも実際に作ると履き替える時に足が胴体と離れてしまうから…数でカバーした。」

 

次々とアグネスタキオンのぱかプチ(折り紙)を鞄から出すジャングルポケット。その中に1つだけアグネスタキオンじゃないものもあった。

 

「これは…トーセンジョーダンか?そういえばよく一緒にいたな。仲がいいのか?」

「まぁね♪あの娘、結構抜けてて可愛いんだ♪」

「…ジョーダンだ?お前…」

「あー、これはこれは!かなりエグいのを履かせているようだが?」

「似合うだろ?実際に履いてるかは知らんけど!」

「へー、どんな…痛っ!」ペチッ

「君は見るな!私のだけを見ろ!」

「確かにこれは脳内ピンクだな…納得。」

「でしょ?で、君は…」

「こ、こんなにも研究室には置けないよ!」

「大丈夫だよタキオン。ここに置くのはピンクだけだから。後はフライトさんの分だから明日には無くなってるはずだよ。」

「私のぱかプチをパンツで種類分けするのは止めてくれないか!………お姉ちゃんの分?」

「にしてもお前…凄いな!手先が器用なんだな!」

「えーと、君は…」

「用事は以上かね?」

「あ、あぁ…」

 

強引に話を遮ろうとアグネスタキオンはするがジャングルポケット()はそれを許さず大声を出す。

 

「俺、ジャングルポケットって言います!」

「ー!」キーン

「え?ええ?」キーン

 

衝撃の内容がジャングルポケットへと伝わった。

 

………

 

「"平行世界"ね…」

「お前が、こっちの世界の俺か。G1レースに勝ったんだよな?」

「まぁね。…詳しく知りたいかい?」

「いや、いい。最強への目標に何か影響が出そうだからな。」

「…」

「…」

 

「おい、タキオン。今度は何をした?」

「私が聞きたいくらいだよ…突然ターフに現れたらしくてね。」

「…"平行世界"…もしかして…あの娘がいる世界も…」

「アヤベさん?」

「…何でもない。」

 

「あんたのことは…ジャンポケ、でいいかい?」

「では、私はポッケ、と呼ぶよ。」

「ジャンポケ、俺の走り…見てくれないか?」

「いや、見るだけではなくて一緒に走ろうか!」

「ん?あんた…どうみても走れるような状態には見えないのだが…」

「心配ないよポッケ…体を借りるから!」

「は?何言ってんだ?」

 

「…またか。」

「ちゃんと整備済みさ!!」

 

アグネスタキオンはジャングルポケットとエアグルーヴに『中身を入れ替える首輪』を渡す。そして、首輪を付けたエアグルーヴに案内されジャングルポケット()はターフへと向かった。

 

ーーー

 

練習場ではウイニングチケットとアドマイヤドンが走っていた。

 

「…後、8セットだ。」

「ほらアヤド!ペースが落ちてるよ!もっと足を動かしていこー!」

「ひーん!助けてベガ姉…」

「…ほぉ、口を動かせる余裕はあるようだな…アヤド?」ボソッ

「ー!」ダッ

「おぉ!何か復活したぁ!」

「チケゾー、無駄口を叩くな。今のペースで黙って走れ。」

「はい!」ダッ

 

ひたすらに芝コースを周回するウイニングチケットとアドマイヤドン。ニヘイが常に目を光らせており、気を抜ける隙もなく、ウイニングチケットが元気に走る後ろでアドマイヤドンが泣きながら走ってる。それを見た周りのトレーナーやウマ娘たちはニヘイの厳しさに身震いした。

 

「トレーナー。」

「あ、ベ…エアグルーヴか。どうした?」

「少し模擬レースをしたくてな…1回で終わる。変わってもらってもいいか?」

「…分かった。チケゾー、アヤド…少し休憩だ!」

『はい!』ピタッ

「ところでその首輪って…」

「まだスイッチは入れていない…そろそろ押すぞ。」

 

そして…スイッチが入り、エアグルーヴとジャングルポケットの中身が入れ替わる。そして、ニヘイの目にジャングルポケットとジャングルポケット()が入ってきたため2人を交互に見ていた。

 

「…ジャンポケが2人?」

「え?トレーナーさん、ジャンポケならリンカの隣にいるよ?」

「…あぁ。しかし…」

「あんたは俺のことが分かるようだな…だが、俺はあんたが知ってる俺じゃねえ。」

「…頭がこんがらがりそうだ。」

「まっ、トレーナーはあんまり深く考えないでいいですから。模擬レースでこの娘と走るだけですから。」

「エア…じゃなかった。ジャンポケさん~、感謝です~」

「アヤド…中断となったからまた最初からな?」

「ひ、ひーん…」

「良かったじゃんアヤド!まだまだ練習出来るじゃん!」

「チケゾーさんのポジティブさが怖い…」

「休憩の間に足裏のツボを押すから2人とも裸足になってそこに座れ。」

 

直後、2つの絶叫が辺りに響いた。

 

………

 

ジャングルポケットとジャングルポケット()はアップを始めていた。

 

「ルールは2400mを1本、でいいかな?」

「あぁ!いつでもいいぜっ!」

 

2人がゲートへと収まる。

 

ガコン

 

『ー!』ダッ

 

ゲートが開かれ、飛び出す。同じ名前、同じ脚質、異なるのは体と経験…そんな2人が行うレースはずっと互いが並ぶ展開となっていた。そして…最後のコーナー…内を取ったジャングルポケット()が有利なのかやや前へと抜けてくる。

 

「しゃっ!このまま…押し切るぜ!!」

 

ダンッ

 

後続を離すべく、ここでジャングルポケット()が仕掛ける。

 

「…」

 

ダンッ

 

しかし、ジャングルポケットもここで仕掛けてくる。末脚勝負となった最後の直線…

 

「おらおらおらっ…なっ!」

「…甘いね。」

 

ジャングルポケットが差しきり、ゴールした。ジャングルポケット()は悔しさから数回、地団駄を踏んだ後にジャングルポケットへと顔を向ける。

 

「…ハハハ!流石はジャンポケ()だ!強ぇな!」

ポッケ()もとっても速かったよ。これでデビュー前とか信じられないよ。」

「…ならタキオンにも勝てるか?」

「無理だね。」

「即答かよ!…おぉ!?何か体が透けてる?」

「元の世界に帰れるんじゃないか?」

「それ以外考えたくねぇよ!…ありがとうな俺!」

「あぁ。また会おう…私!最後にプレゼントだ!そっちでも仲良くしてやってほしいね!」

「…っとと。」

 

ジャングルポケットから投げられた何かを掴むと同時にジャングルポケット()はターフから消えた。

 

………

 

「…帰れたみたいだなタキオン。」

「"平行世界"のデータを取りたかったのだが…残念だよ。」

「理事長に報告しないとな…ジャングルポケット!首輪を取ったら一緒に来てもらってもいいか?」

 

「…分かりました。」

 

ーーー

 

「失礼します。先ほど報告しました2人のジャングルポケットの件ですが…」

「ん?疑問?2人のジャングルポケットとは?」

「え?"平行世界"のジャングルポケットの保護のために部屋を用意するって…」

「んん?」

「あのー、ソウジトレーナー?先ほど貴方が報告したのはメダグリアドーロさんが近い内にトレセン学園に来る、とのことでしたが?」

「え?」

「既にイージーゴアさんから話を聞いていたので、準備は進めているとお答えしましたよ?」

「…そうでしたか。」

「困惑!働き過ぎか?体調管理は大丈夫か?」

「い、いえ!問題ありません、失礼しました!」

 

理事長室へと入ったソウジたちだったが、誰も2人目のジャングルポケットについては覚えていなかった。そして…気がつけばソウジとアグネスタキオンもそのことを忘れていた。

 

ーーー

 

「しゃっ!俺の勝ちだ!!…ん?」

 

「…ポッケさん…戻ってきましたね。」

「あぁ!実験は成功だよ!ポッケ君、お帰り!」

「はぁ?お前は何言ってんだ?…おい、いつの間に着替えた。」

「いや、本当に良かったよ!…このまま帰ってこないと思ったからねえ!」

「…お帰りなさい。」

「…ん?さっきから何の話だ。てか、真っ暗だな!」

「…ポッケさん、ゴールしたのと同時に……あなたは姿を消しました。」

「…え?」

「いやー、この『ウマソウル強化マシン』を君が消えたところから使用し続けて良かったよ!」

「…痕跡が残ってる場所を教えたのは…私です。あなたの魂と…繋がって…良かったです…」

 

マンハッタンカフェの話を聞きジャングルポケット()の顔が青くなる。

 

「痕跡…魂…まさか…そういうこと?うわあぁぁぁ!!俺、生きてるよな?生きてるよな?」ガクガク

「えぇ、…生きていますから。…おや、何か持ってますね?」

「ん…ジョーダンのぱかプチか?…折り紙で出来てる?」

「…すごい出来ですね。…誰が作ったのでしょうか?」

「そうだ!ポッケ君、消えた時の記憶とかあるかね?」

「あん?ンなもん…あれ?何か誰かとレースをしたような…」

「ほほぉ…興味深い。後で詳しく教えて欲しいね…他には何かあるかね?」

「んー、後はお前の脳内がピンクだとか…」

「どんな記憶!というか私が出てきたのかい!?…あぁ、興味と不安が入り雑じり聞くのが怖くなってきた。」

「…私は…興味が出てきました。」

「あー、走ったら思い出しそうだ!タキオン、カフェ、走ろうぜ!」

「…いえ、早く帰らないと…消灯時間が…」

「マジか!フジさんに迷惑かけちまう…今日は帰るわ!じゃあな!」ダッ

「では…私も…!!」ガシッ

「カフェ…この装置を運ぶの手伝ってくれよ~。手伝ってくれよ~」

「…知りません。」プイッ

「そんな~、これ運ぶの大変だったんだよ!協力してくれよ…カフェ?カフェ!!カフェ~!!!」

 

無事に栗東寮に戻ったジャングルポケットだったが…ぱかプチのスカートの中を見てしまい発狂…寮全体に響くほどの絶叫、からのトーセンジョーダンにスカート捲りを実行。結果、フジキセキから拳骨と1時間の説教を受け、トーセンジョーダンからドン引きされることに…なお、そのトーセンジョーダンのぱかプチは自室の机の上へと置かれた。

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